北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
ATX 3.0 and ATX 12VO in the same PSU? Yep, from Enermax at Computex 2023(TweakTown)

Computex 2023でEnermaxはATX 3.0とATX12VOに対応する新型電源―Plentimax Gemini 1200Wを展示した。最大の特徴はATX 3.0とATX12VOの2種類のATX規格に対応することである。
またその他の特徴として600WのPCIe 12VHPWRコネクタを搭載すること、2%ロード時においても75%の効率性を有することなどが挙げられている。


寸法は150×150×86mmで、一般的な電源のサイズであり、1200W電源としては扱いやすい寸法である。最大の特徴はATX 3.0とATX12VOの両対応であるが、自作PCにおいてはATX12VO対応マザーボードが非常に少ないため、短期的に見るとメリットになりにくいように思える。

ただATX12VOであれば、ごん太いATX 24-pinケーブルから解放されるというメリットがあり、特に小型PCではこのメリットは大きいものになるだろう。
今後このような電源製品が増えてくればATX12VOマザーも市場に出てくるかもしれない・・・が、現状ATX12VOがどこまで自作PC市場で広まるかは読みづらい。
Phison Unveils PS5031-E31T SSD Platform For Lower-Power Mainstream PCIe 5 SSDs(AnandTech)
Phison's PS5031-E31T SSD controller promises PCIe 5.0 performance for low-power cost-effective SSDs(OC3D)

Computex 2023でPhisonはメインストリームPCIe 5.0 SSD向けとなる低価格なSSDコントローラ―Phison PS5031-E31Tを明らかにした。Phison PS5031-E31TはQuald-channelでDRAMレスのコントローラである。Sequential Read/Writeは最大10.8GB/s、容量は最大8TBとなる。

Phisonはハイエンド向けのPCI-Express 5.0 SSD用のコントローラとしてPS5026-E26を有しているが、PS5031-E31Tはその低価格版である。ベースとなるのはCortex R5であり、Phisonはこれにアクセラレータを組み合わせたCoXProcessor packageにしてコントローラが構成される。Phison PS5031-E31Tは第7世代のLDPC engineを搭載し、RAID ECC、4K code wordに対応、NANDは3D TLCおよび3D QLCに対応する。またセキュリティ機能としてAES-256, TCG Opal/Pyriteをサポートする。
First GeForce RTX 4060 non-Ti graphics card has been spotted in the wild(VideoCardz)
MSI Shows Off GeForce RTX 4060 Gaming X and Ventus 2X Graphics Cards(TechPowerUp)

MSIはComputex 2023でGeForce RTX 4060 (non-Ti) を搭載するGeForce RTX 4060 Gaming Xを展示した。GeForce RTX 4060 Gaming XはGaming X Twin Frozr 9と呼ばれる冷却機構と、TorX Fan 5.0と呼ばれるファンを搭載する。

また同じくGeForce RTX 4060を搭載するカードとしてGeForce RTX 4060 Ventus 2Xも明らかにされた。こちらはアルミニウム製モノブロックヒートシンクと、2基のTorX 4.0ファンを搭載する。
Production & Announcing DGX GH200 AI Supercomputer(AnandTech)
NVIDIA Announces DGX GH200 AI Supercomputer(TechPowerUp)
Nvidia Unveils DGX GH200 Supercomputer, Grace Hopper Superchips in Production(Tom's Hardware)
NVIDIA Grace Hopper superchip enters full production(VideoCardz)
NVIDIA、1EFLOPSの性能で生成AI/LLM処理を加速する「DGX GH200」(Impress PC Watch)
Computex 2023開幕を飾るNVIDIA基調講演を見てきた! 4年ぶりの本格的な現地開催に沸く会場 (マイナビニュース)

NVIDIAは“Grace Hopper”の名前で呼ばれてきた“GH200 Grace Hopper Superchip”(以下GH200)が量産体制に入ったことを明らかにした。GH200はArm Neoverse V2アーキテクチャのCPUである“Grace”とHypper H100 GPUを組み合わせたものである。そしてCPUとGPUは900GB/secのNVLink 4によって強固に結びついている。

AnandTechにGH200 Grace Hopper Superchipの概要がまとめられている。
午後8:22 · 2023年5月21日(@harukaze5719)

リーク情報ではおなじみのharukaze5719氏がGeForce RTX 4050 Ti / RTX 4050の価格とVRAM容量についてツイートしている。

以下の通りとなるようだ。
AMD Launches Radeon RX 7600 Graphics Card(TechPowerUp)
Radeon RX 7600 review - Introduction(Guru3D)
AMD announces $269 Radeon RX 7600 RDNA3 graphics card(VideoCardz)
AMD Introduces AMD Radeon RX 7600 Graphics Card for Superb, Next-Gen 1080p Gaming(AMD)

AMDは5月24日、Radeon RX 7600 graphics cardを発表した。
Radeon RX 7600は最新のRDNA 3アーキテクチャを採用しており、再設計されたCompute unitに加え、RaytracingやAI accelerator、第2世代のInfinity Cacheなどの特徴を備えている。Radeon RX 7600は1080p環境でのゲーミングにおいて優れた性能を発揮するよう設計されており、これらのゲーマーにおいて優れたアップグレードパスを提供する。


スペックは以下の通りである。
新世代のミドルレンジ「GeForce RTX 4060 Ti」が発売、メモリ8GB版は67,800円から(AKIBA PC Hotline!)

5月24日22時00分にGeForce RTX 4060 Ti 8GBの販売が解禁された。同時刻に合わせ、秋葉原の一部のショップでは夜間販売も行われた。

夜間販売を行ったショップはそれほど多くはないため、多くは明日開店時からの販売解禁となる。
搭載カードは各社から複数モデルがラインナップされており、価格は67800~79800円の間に分布している。

スペックは以下の通り。
Here's What A Ryzen 7 7800X3D Looks Like With An Infrared Camera(Tom's Hardware)
With and without AMDs 3D V-Cache(Fritzchens Fritz@FritzchensFritz)

半導体チップの写真を多数撮影しているFritzchensFritz氏がRyzen 5 7600とRyzen 7 7800X3Dの赤外線写真を掲載している。画像ではRyzen 5 7600とRyzen 7 7800X3Dの内部の様子が写し出されている。
画像上部のダイがIOD、そして右下のやや小さなダイがCore Complex Die (CCD) である。CCDの内部の様子も観察でき、両サイドに位置する合計8つの小さな四角形の領域が“Zen 4”のコア、中央に位置する領域がCPU cacheであり、L1, L2, L3 ccheが配置されている。特にL3 cacheは2つの16MB cacheが合計32MBの1つのクラスタを形成している。
◇Radeon RX 7600の最終スペック
AMD Radeon RX 7600 final specifications leaked, 165W TDP & 2625 MHz boost clock(VideoCardz)
AMD Radeon RX 7600 Final Specs and Power Figures Leaked, Uses 6 nm(TechPowerUp)
ASUS and ASRock will use old cooling designs for the Radeon RX 7600(HD Technologia)

HD TechnolgiaがRadeon RX 7600の公式スペックをリークしている。
まずRadeon RX 7600のTotal Board Powerであるが、現行のRadeon RX 6600 (TBP132W) より高くなり165Wとなる。また推奨される電源ユニットの容量も450Wから550Wに引き上げられる。


先週にはRadeon RX 7600のGPU-Zの画像から、そのスペックが明らかにされている。今回は最後の1つ―Total Board Powerが明らかになった。その数字はRadeon RX 6600 (TBP132W) よりもRadeon RX 6600 XT (160W) に近い。