Reports claim Intel is accelerating 14-nm Atom plans(The Tech Report)
Intel to launch new tablet platforms, smartphone SoC(DigiTimes)
Intelは9月10~12日にサンフランシスコでIntel Developer Forum (IDF) を開催する。このIDFで22nmプロセスのAtom系コアである“Silvermont”を搭載したデバイスが登場すると見込まれている。そして複数の情報によると、Intelは14nmプロセスのAtomの計画を加速させているという。
今年前半にIntelが“Silvermont”のアーキテクチャの詳細を明らかにした際、IntelはAtom系processorにも“tick-tock”の開発リズムを導入すると話していた。そして“Silvermont”は1年毎にリフレッシュされることになるAtom系processorの最初のファミリーであるという。これに続くのがシュリンク版の“Airmont”で、おそらくは2014年のどこかでリリースされることになるだろう。そしてその次のアーキテクチャのリフレッシュ世代はまだ名は出ていないが、“Airmont”と同じ14nmプロセスを用い、“Airmont”の1年後に登場することになるだろう。
Intel to launch new tablet platforms, smartphone SoC(DigiTimes)
Intelは9月10~12日にサンフランシスコでIntel Developer Forum (IDF) を開催する。このIDFで22nmプロセスのAtom系コアである“Silvermont”を搭載したデバイスが登場すると見込まれている。そして複数の情報によると、Intelは14nmプロセスのAtomの計画を加速させているという。
今年前半にIntelが“Silvermont”のアーキテクチャの詳細を明らかにした際、IntelはAtom系processorにも“tick-tock”の開発リズムを導入すると話していた。そして“Silvermont”は1年毎にリフレッシュされることになるAtom系processorの最初のファミリーであるという。これに続くのがシュリンク版の“Airmont”で、おそらくは2014年のどこかでリリースされることになるだろう。そしてその次のアーキテクチャのリフレッシュ世代はまだ名は出ていないが、“Airmont”と同じ14nmプロセスを用い、“Airmont”の1年後に登場することになるだろう。
台湾のメーカー筋の情報としてDigiTimesが紹介した記事にはIntelが14nmプロセスの“Cherry Trail”と呼ばれるAtom processorを2014年第3四半期に登場させると書かれており、この時期は先ほど紹介したスケジュールと合致する。さらに興味深いのはこの“Cherry Trail”はデバイスメーカーへのサンプリングが今年末までに開始されることだ。Intelはこの“Cherry Trail”を来年6月初旬に開催されるComputex 2014で登場させるのではないかとも伝えられている。
さらにDigiTimesでは第2世代の14nmプロセスAtomが2014年中に登場するとも述べている。この第2世代の14nmプロセスAtomは“Willow Trail”で、ベースとなるアーキテクチャは“Goldmont”である。“Goldmont”は“Airmont”の後継でアーキテクチャ刷新の世代である。“Tock”世代ともなる“Goldmont”は2015年・・・ではなく、2014年第4四半期だとDigiTimesは述べている。
別の記事になるが、業界向けのWebサイトとなるBarron's citesではIntelに詳しい人物の話として、Intelが14nmプロセスのAtomの計画を加速させているとし、関連するアナウンスがIDFで行われるという。Intelは当初、14nmプロセスのAtomを14nm Core i processorである“Broadwell”の1年後に予定していたという。“Broadwell”の1年後となってしまうと、Intelが“Silvermont”発表時に述べた1年毎のリフレッシュという話と矛盾する。Barronによれば、Intelは“Broadwell”登場から14nm Atom登場までの感覚を1年から6ヶ月に短縮したという。DigiTimesの話と合わせると、Barronでいう14nm Atomは“Airmont”というより“Goldmont”のようにも思えるがはっきりしない。
IntelのCEOであるBrian Krizanich氏は低消費電力のチップが以前よりも重要な位置を占めていると述べており、14nmプロセスのAtomの計画を前倒しするのは不思議ではない。来月のIDFでは何かしらのアナウンスがあるはずで、随時お伝えする予定だ。
上記はThe Tech Reportの内容ですが、DigiTimesは以下のように述べています。
Intelは新型のタブレットプラットフォームプラットフォームを予定しており、2014年第3四半期に14nmプロセスの“Cherry Trail”を、2014年第4四半期に同じく14nmプロセスの“Willow Trail”をローンチする。スマートフォン向けのSoCは2013年末に22nmプロセスの“Merrifield”を登場させ、2014年上半期に14nmプロセスの“Moorefield”を、そして2015年第1四半期に14nmプロセスの“Morganfield”が登場する。
このうち“Merrifield”は現行の“CloverTrail+”と比較し性能は50%強化され、一方でより長いバッテリ駆動時間を実現する。
Intelは22nmの“Silvermont”アーキテクチャとこのアーキテクチャをベースとした“BayTrail”を既に明らかにしているが、9月10~12日のIDFではタブレット向けの“BayTrail-T”がリリースされる。“BayTrail-T”はWindows 8.1とAndroid 4.2をサポートするという。
“BayTrail-T”は“Silvermont”アーキテクチャを採用し、バッテリ駆動時間は8時間以上で、Idle状態であれば1週間となる。周波数は1.80GHzまたは2.40GHz、iGPUとして第7世代のGPUを搭載するという。
“BayTrail”の次の世代となる“Cherry Trail”は2013年末にサンプルがパートナーに渡され、プラットフォームは2014年6月のComputex 2014で明らかにされる。そしてCPUは2014年第3四半期に登場する。“Cherry Trail”は14nmプロセスの“Airmont”アーキテクチャをベースとし、周波数は2.70GHz、iGPUは第8世代となる。
さらにその次の“Willow Trail”とその派生製品は14nmプロセスの“Goldmont”アーキテクチャを採用し、iGPUは第9世代となる。これらもまたWindowsとAndroidをサポートする。
2014年第3四半期に“Airmont”ベースの“Cherry Trail”が登場し、同じ年の第4四半期に“Goldmont”ベースの“Willow Trail”が登場するというのは随分と間隔がつまっており、どこかしらに情報の伝達に齟齬があるのではないか(例えば“Cherry Trail”搭載デバイスが2014年第3四半期登場、“Willow Trail”のサンプル開始が2014年第4四半期など)と思えますが、大まかな流れをつかむことはできます。
つまりアーキテクチャとしては22nm Silvermont→14nm Airmont→14nm Goldmontと進み、14nm Airmontは“Tick”に当たる新プロセス導入・シュリンク世代、14nm Goldmontは“Tock”に当たる新アーキテクチャ導入世代となります。これに対応するタブレット向けSoCのコードネームが“BayTrail (22nm Silvermont)”→“Cherry Trail (14nm Airmont)”→“Willow Trail (14nm Goldmont)”となり、スマートフォン向けが“Merrifield (22nm Silvermont)”→“Moorefield (14nm Airmont)”→“Morganfield (14nm Goldmont)”となります。

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