北森瓦版

　
さらに新しいDirectXとOpenGL APIECEについても語られる。プレゼンテーションは2時間あるため、ここで多くのリアルタイムデモが行われるのではないかと予想される。DirectX 12や新しいOpenGLはAMDの“Mantle”に真っ向からぶつかるものとなる。そして新しいドライバは性能において大幅な違いを見せるものとなる。

Jen-Hsun Huang氏のプレゼンテーションがこれで終わるとは思えず、おそらくは何か新しいものがありそうである。そしてGeForce GTX 790をお披露目するにはまたとないタイミングである。

GTC 2014で行われるJen-Husn Huang氏のキーノートは110分で、内容としては以下のような事項が箇条書きで掲載されています。

• Unified Virtual memoryと20nmプロセスのハイエンド“Maxwell”GPUアーキテクチャ（GM10x/GeForce 8xx）のプレビュー
• Amazing real-time graphics demos
• DirectX 12のさらなる利点
• OpenGLの利点
• リリース予定のCPUに最適化したGeForceドライバのデモ
• GameWorks demos
• Exciting announcements

GeForce GTX 790云々は最後の“Exciting announcement”から出てきた話でしょうか。確かにここで何か発表されてもおかしくはないでしょう。20nmプロセス版“Maxwell”についてはUnified Virtual memoryとセットになっており、20nm版“Maxwell”がUnified Virtual memoryに対応するという今までの説が補強されるものとなっています。
VideoCardzの記事の冒頭で『本当に20nm版“Maxwell”について語られるかは現時点では「そうかもしれない」程度で、公式は何も言ってないよ』とか書かれているのが一抹の不安を覚えますが、まあすぐわかることでしょう。

NVIDIA Talks DX12, DX11 Efficiency Improvements（PC Perspective）
Nvidia’s Upcoming DX 11 Driver Fares better than Mantle API – Benchmark Slides Show Surprising Results（WCCF Tech）

関連する話題としてドライバの改良の話も出てきています。
今後リリースされるNVIDIAのDirectX 11ドライバはAMDのMantleよりも優れた性能を実現するというもので、Star SwarmとThiefの性能比較を示したスライドが掲載されています。このスライドではMantleを使用したRadeon R9 290Xの性能と、R331ドライバ、R334ドライバ、新ドライバを使用したときのGeForce GTX 780 Tiの性能が示されています。R331→R334→新ドライバで着実な性能向上を示している様子と、新ドライバでMantleを使用したRadeon R9 290Xの性能を超えている様子がこのグラフからわかります。

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