北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Kaby Lake Pentium processors get Hyper-Threading(Guru3D)
Pentium G4620, G4600, G4600T, G4560, G4560T(Intel ARK)
Intelの最新CPU「Kaby Lake-S」が遂に登場、最上位のCore i7-7700Kは実売46,800円(AKIBA PC Hotline!)

先週1月4日“KabyLake”のデスクトップ向けとノートPC向けの追加モデルが発表され、その翌々日の1月6日よりリテール製品の店頭販売が開始されました。1月4日の時点で発表されていたデスクトップ向けの“KabyLake”はCore i7, i5, i3でしたが、1月6日の発売時にはこれらにくわえ、PentiumやCeleronも加わりました。現時点ではデータベースであるIntel ARKにも掲載されています。

以下が“KabyLake-S”のPentium, Celeronのラインナップになります。
 
Pentium, Celeron(KabyLake-S / 14nm+ / LGA1151)
コア数
スレッド数
定格周波数
TB時周波数
キャッシュTDP対応メモリ
GPU
EU数GPU周波数
Pentium
G4620
2-core
4-thread
3.70GHz
TB ―
L2=256kB x2
L3=3MB
51W2ch
DDR4-2400
DDR3L-1600
'17/1/4
$86-93
HD graphics 630
24Max 1100MHz
Pentium
G4600
2-core
4-thread
3.60GHz
TB ―
L2=256kB x2
L3=3MB
51W2ch
DDR4-2400
DDR3L-1600
'17/1/4
$75-82
HD graphics 630
24Max 1100MHz
Pentium
G4600T
2-core
4-thread
3.00GHz
TB ―
L2=256kB x2
L3=3MB
35W2ch
DDR4-2400
DDR3L-1600
'17/1/4
$75
HD graphics 630
24Max 1050MHz
Pentium
G4560
2-core
4-thread
3.50GHz
TB ―
L2=256kB x2
L3=3MB
54W2ch
DDR4-2400
DDR3L-1600
'17/1/4
$64
HD graphics 610
12?Max 1050MHz
Pentium
G4560T
2-core
4-thread
2.90GHz
TB ―
L2=256kB x2
L3=3MB
35W2ch
DDR4-2400
DDR3L-1600
'17/1/4
$64
HD graphics 610
12?Max 1050MHz
Celeron
G3950
2-core
2-thread
3.00GHz
TB ―
L2=256kB x2
L3=2MB
51W2ch
DDR4-2400
DDR3L-1600
'17/1/4
$52
HD graphics 610
12?Max 1050MHz
Celeron
G3930
2-core
2-thread
2.90GHz
TB ―
L2=256kB x2
L3=2MB
51W2ch
DDR4-2400
DDR3L-1600
'17/1/4
$42
HD graphics 610
12?Max 1050MHz
Celeron
G3930T
2-core
2-thread
2.70GHz
TB ―
L2=256kB x2
L3=2MB
35W2ch
DDR4-2400
DDR3L-1600
'17/1/4
$42
HD graphics 610
12?Max 1000MHz


デスクトップ向けとなる“KabyLake-S”のiGPUのBase周波数は全て350MHzとなるようです。

注目すべきはPentiumで全モデルともHyperThreading technologyが有効化され、2-core/4-threadとなっています。また上位のPentium G4600 seriesではiGPUがCore i seriesと同じHD graphics 630となっています。Pentium G4600 seriesの上に位置するのはCore i3 7100 seriesとなりますが、これとの違いはAVX 2.0への対応の有無となります。しかしながらこの価格帯を選ぶ時にAVX 2.0が重要視される場面はそれほど多くないと思われ、2-coreの低価格帯においてPentium G4600 seriesは非常に良い選択肢となりそうです。

Pentiumは前世代の“Skylake”で上位のPentium G4520, G4500, G4500TにCore i seriesと同じHD graphics 530が搭載されるようになり、スペックの底上げが図られましたが、“KabyLake”世代では全モデルでHyperThreading technology有効化という大盤振る舞いがされ、Pentium series全体が底上げされた形となります。その分Core i3との差が縮まり、Celeronとの差は開いたことになります(これは“Coffee Lake”でCore i series全体の底上げが来る前兆か??)。

なお、デスクトップ向けのPentiumで4-threadの製品は65nmプロセスの“Presler”世代の製品となるPentium XE 965以来となります。

(過去の関連エントリー)
“KabyLake”のデスクトップ向けとノートPC向け追加モデルが発表される(2017年1月4日)

パソコン工房のお得なキャンペーン



コメント
この記事へのコメント
154670 
PentiumG4600とPentiumG4620のスペック同じじゃねえかwと思ったらPentiumG4600は3.6GHzなのね

修正頼みます
2017/01/11(Wed) 02:28 | URL | LGA774 #-[ 編集]
154673 
g4600の周波数間違ってますね
2017/01/11(Wed) 12:52 | URL | LGA774 #-[ 編集]
154675 
表を見るとPentium G4600が3.70GHzになっていますが、intel ARKには3.60GHzと記載されています。
2017/01/11(Wed) 17:06 | URL | LGA774 #-[ 編集]
154677 
Intelとしては対抗メーカーが久しぶりに
対抗クラスになるとよんでいるのかな?
2017/01/11(Wed) 18:03 | URL | LGA774 #-[ 編集]
154679 
天井側が止まっちゃったんで、皺寄せをi3に回したわけか。
長続きするともさせるとも思えないし、これはメインストリーム6コアは出す出す詐欺じゃなくなるかもな
2017/01/11(Wed) 22:03 | URL | LGA774 #-[ 編集]
154680 
G4600は3.60GHzかと。Intel公式のサイトにはそうでてる。
2017/01/11(Wed) 22:09 | URL | LGA774 #-[ 編集]
154682 
4620と4600の違いがワカラン
2017/01/11(Wed) 22:33 | URL | LGA774 #-[ 編集]
154683 
むしろcore i3廃止の前兆のような…
2017/01/11(Wed) 23:20 | URL | LGA774 #-[ 編集]
154685 
まさかの次i3は3コア-3スレッドか!?…なわけないよね

Pentiumが2コア-4スレッドになっちゃうんだから、気前よくi3=4コア-4スレッドになって欲しい所だけど、現実的にはキャッシュがPentiumより多くて、TBが付加されるって所だろうか
2017/01/11(Wed) 23:57 | URL | LGA774 #-[ 編集]
154700 
そもそも出す意味が有るのか甚だ疑問
。大阪日本橋某店の社長がFBで言っていたがPC業界が騒ぎ過ぎなだけでワクワク感が無いって話に同意。ブレイクスルーが昔と違って早々出ないってのも有るけど。
2017/01/14(Sat) 12:22 | URL | LGA774 #Tf9aLMeg[ 編集]
154715 
AMD対策なのかな?
「うちはPentiumでもこれだけの性能が出てますよ?」
みたいな。
2017/01/15(Sun) 19:09 | URL | LGA774 #-[ 編集]
154724 
i3 → 4C4T
i5 → 4C8T
ここまでは良いとしてじゃあi7はどうするかって事だね
スレッド数が少ない6C6Tって訳にもいかないだろうし
2017/01/18(Wed) 17:02 | URL | LGA774 #-[ 編集]
154730 
Pentium「いいのかい?俺はi3だってかまわず喰っちまうCPUなんだぜ?」
2017/01/20(Fri) 01:13 | URL |   #XaFeZ25U[ 編集]
コメントを投稿する(投稿されたコメントは承認後表示されます)
トラックバック
この記事のトラックバックURL
https://northwood.blog.fc2.com/tb.php/8803-664beb65
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック