12 Core Core i9-7920X CPU-Z Screenshot Surfaces and Shows Specs(Guru3D)
先週に更新されたIntelの価格表から未発表の12-core CPU製品であるCore i9 7920Xの周波数が2.90GHzであることがわかった。
そして今回、CPU-Zのスクリーのショットがリークし、そのスクリーンショットからCore i9 7920XのBoost時最大周波数が4.40GHzらしいことが明らかになった。
先週に更新されたIntelの価格表から未発表の12-core CPU製品であるCore i9 7920Xの周波数が2.90GHzであることがわかった。
そして今回、CPU-Zのスクリーのショットがリークし、そのスクリーンショットからCore i9 7920XのBoost時最大周波数が4.40GHzらしいことが明らかになった。
リークしたCPU-ZのスクリーンショットにはCore i9 7920Xの製品名と“Skylake-X”のコードネームを確認できます。そして周波数を見ると倍率29倍の2.90GHzで動作しています。倍率の項目には×29(12 - 44)とあり、12倍から44倍―つまりは1.20GHzから4.40GHzまで倍率が変動することがわかります。この最大値である4.40GHzがCore i9 7920XのBoost時最大周波数であると推測されます。“Skylake-X”のTurboBoost technologyはTurboBoost 2.0とTurboBoost 3.0でそれぞれ異なる周波数が規定されており、4.40GHzの数字はより周波数の高いTurboBoost 3.0で規定される数字と思われます。より細かいTurboBoostの挙動を知るには実際に製品が出るまで待つ必要があるでしょう(TurboBoostが優秀に働けば、定格周波数で不利になりがちなCore Xの多コア上位モデルでも、可動コア数が少ない場合は下位モデルに負けない性能を発揮できそうであるが・・・)。
Core i9 7900X/i7 7800X series(14nm / Skylake-X / LGA2066) | ||||||
MN | コア数 スレッド数 | 定格周波数 Turbo時周波数 | キャッシュ | TDP | 対応メモリ PCIe 3.0 | |
Core i9 7980XE | 18-core 36-thread | *.**GHz TB *.**GHz | L2=1MB x18 L3=24.75MB? | ***W | 4ch DDR4 44 lanes | '17/10 $1999 |
Core i9 7960X | 16-core 32-thread | 2.50GHz TB *.**GHz | L2=1MB x16 L3=22MB | ***W | 4ch DDR4 44 lanes | '17/10 $1699 |
Core i9 7940X | 14-core 28-thread | *.**GHz TB *.**GHz | L2=1MB x14 L3=19.25MB? | ***W | 4ch DDR4 44 lanes | '17/10 $1399 |
Core i9 7920X | 12-core 24-thread | 2.90GHz TB 4.40GHz | L2=1MB x12 L3=16.5MB | 140W | 4ch DDR4 -2666 44 lanes | '17/8 $1199 |
Core i9 7900X | 10-core 20-thread | 3.30GHz TB 2.0: 4.30GHz TB 3.0: 4.50GHz | L2=1MB x10 L3=13.75MB | 140W | 4ch DDR4 -2666 44 lanes | '17/6/26 $999 |
Core i7 7820X | 8-core 16-thread | 3.60GHz TB 2.0: 4.30GHz TB 3.0: 4.50GHz | L2=1MB x8 L3=11MB | 140W | 4ch DDR4 -2666 28 lanes | '17/6/26 $599 |
Core i7 7800X | 6-core 12-thread | 3.50GHz TB 2.0: 4.00GHz | L2=1MB x6 L3=8.25MB | 140W | 4ch DDR4 -2400 28 lanes | '17/6/26 $389 |
キャッシュ構成もこのCPU-ZのSSで知ることができ、L1 data=32KB, L1 instruction=32KB, L2=1MB×16, L3=16.5MBであることを確認できます。
Max TDPの項目はしばしば実際とは乖離した数字が出てくることがあるので注意が必要ですが、このSSでは140Wと表示されています。この通りであれば、Core X seriesのTDPが上位も含めて140Wで抑られる可能性が高まりそうです(“XE”だけ165Wという可能性はあるかもしれないが)。
(過去の関連エントリー)
16-coreのCore i9 7960XがGeekBench Databaseに掲載される(2017年7月25日)
12-coreのCore i9 7920XがIntelの価格表に追加される―周波数は2.90GHz(2017年7月19日)

この記事へのコメント
TDP範囲内であればギリギリだろうが、7900Xと同じ香りしかしない
2017/07/27(Thu) 06:11 | URL | LGA774 #-[ 編集]
4.4GHzはたぶん2コアですね。
でもバックグラウンドプロセスでCPUがフル稼働状態だと2コアをだけ選んで
動作周波数を上げることはできないから、負荷がかかった状態では矢張りもっさりしそう。
TB3.0は単なる仕組みのひとつに過ぎなくて、TB3.0を前提として
ソフトウェア側が対応してくれない限りどうにもならない気がする。
でもバックグラウンドプロセスでCPUがフル稼働状態だと2コアをだけ選んで
動作周波数を上げることはできないから、負荷がかかった状態では矢張りもっさりしそう。
TB3.0は単なる仕組みのひとつに過ぎなくて、TB3.0を前提として
ソフトウェア側が対応してくれない限りどうにもならない気がする。
2017/07/27(Thu) 22:48 | URL | LGA774 #-[ 編集]
まあTB高めなのは予想してた
実際にどういう挙動するか知らんが下位モデル(或いは旧モデル)に並列処理が効かないベンチでも負けないようにしたいんだろう
だが全コア稼動時との差がひど過ぎて歪であることは否めないな
下手にマルチスレッド最適化しない方が速いやんけ というのだけはやめて欲しいもんだ
実際にどういう挙動するか知らんが下位モデル(或いは旧モデル)に並列処理が効かないベンチでも負けないようにしたいんだろう
だが全コア稼動時との差がひど過ぎて歪であることは否めないな
下手にマルチスレッド最適化しない方が速いやんけ というのだけはやめて欲しいもんだ
2017/07/28(Fri) 02:04 | URL | LGA774 #-[ 編集]
既出のi9はグリスバーガーでヒートスプレッダとの温度差がとんでもないことになってたけど、これらはソルダリングなのかな。
2017/07/28(Fri) 03:02 | URL | LGA774 #-[ 編集]
これは、最上位に近づくにつれて、シングルスレッドパフォーマンス低下する・・・
最上位はもしかして、シングルもマルチもスリッパと大差ない事に・・・
最上位はもしかして、シングルもマルチもスリッパと大差ない事に・・・
2017/07/28(Fri) 15:27 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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