世の中にはあまり知られることなくひっそりと登場し、そしてひっそりと消えていく不遇マイナーなPCパーツがある。今回は比較的最近登場したAMDの2製品を紹介したい。
出だしから怪しかった新9号機であったが、マザーボード交換後は無事安定し、とりあえずの測定を行うことができた。
先々代のCore i9 10900や先代のCore i9 11900同様、初期状態とPL2 = Maxiumum Turbo Power (MTP) を調整した後での比較も行う。
今まではPL2 = 81Wに調整していたが、Core i9 12900ではコアが増えたこともあり、PL2 = 104Wに調整した。ちょうどPL1 (65W) の1.6倍の数字である。
先々代のCore i9 10900や先代のCore i9 11900同様、初期状態とPL2 = Maxiumum Turbo Power (MTP) を調整した後での比較も行う。
今まではPL2 = 81Wに調整していたが、Core i9 12900ではコアが増えたこともあり、PL2 = 104Wに調整した。ちょうどPL1 (65W) の1.6倍の数字である。
22回目はCore i9 12900をテーマにしたいと思う。
・・・まもなく“Raptor Lake-S”が出るこの時期に“Alder Lake-S”なCore i9 12900のレビューなんぞもはや需要などないだろうが、これが蝋燭レビューたるゆえんなのでしかたない。
しかし今回組んだPCは無意味にトラブルを抱えてしまったPCでもあり、ここまで遅れたのは、ひとえに一連のトラブルが原因である・・・多分。
・・・まもなく“Raptor Lake-S”が出るこの時期に“Alder Lake-S”なCore i9 12900のレビューなんぞもはや需要などないだろうが、これが蝋燭レビューたるゆえんなのでしかたない。
しかし今回組んだPCは無意味にトラブルを抱えてしまったPCでもあり、ここまで遅れたのは、ひとえに一連のトラブルが原因である・・・多分。
21回目はIntelの“10nm”プロセスのCPUを使ってPCを組んだ記録をお届けしたい。
「10nm? “Alder Lake-S”なら珍しくもなんともないじゃないか」
そう思われた方も多いだろう。だが“Alder Lake-S”のプロセスについてはIntelはきっとこう言うだろう。
「“Alder Lake”の製造プロセスは“Intel 7”だ」
だが、そんなIntelでも“10nm”であると認めざるを得ないCPU達がいる。
「“Alder Lake”以前の10nm世代はMobile向けだけじゃないか。自作なんてできるの?」
できるのである。
これを用いれば。
「10nm? “Alder Lake-S”なら珍しくもなんともないじゃないか」
そう思われた方も多いだろう。だが“Alder Lake-S”のプロセスについてはIntelはきっとこう言うだろう。
「“Alder Lake”の製造プロセスは“Intel 7”だ」
だが、そんなIntelでも“10nm”であると認めざるを得ないCPU達がいる。
「“Alder Lake”以前の10nm世代はMobile向けだけじゃないか。自作なんてできるの?」
できるのである。
これを用いれば。
グラフィックカードの話題が出る度にやれ熱いだのやれ消費電力が高いだのやれデカいだの重いだの嘆いているが、私だってただ嘆いてばかりではない。
良さそうな製品があればすぐに確保するようにしている。
そして75Wの枠内でPCI-Express電源コネクタレスという条件を満たす、おそらく2022年7月17日現在で最高のグラフィックカードはこれだろう。
良さそうな製品があればすぐに確保するようにしている。
そして75Wの枠内でPCI-Express電源コネクタレスという条件を満たす、おそらく2022年7月17日現在で最高のグラフィックカードはこれだろう。
昔、提灯レビューと呼ばれるものがあった。どちらかの製品に肩入れした公平でないレビューであり、いわゆる「提灯持ち」をすることからこう呼ばれるようになったのだろう。
だが提灯レビューといえど、レビュー記事としての見てくれはそれなりに整えている。しかし北森瓦版のレビューはその見てくれすらも届かないので提灯より下、つまりは蝋燭なわけだ(旬を逃して時期が遅いからLow速でも可)。
そして第19回として1月10日に予告したとあるAMD CPUのレビューをお届けしたい・・・と言いたいところなのだが、これまでにもまして穴だらけで雑なので正直レビューと呼べる代物ではない。なのであくまでも個人の記録として軽く流していただければ幸いだ。
だが提灯レビューといえど、レビュー記事としての見てくれはそれなりに整えている。しかし北森瓦版のレビューはその見てくれすらも届かないので提灯より下、つまりは蝋燭なわけだ(旬を逃して時期が遅いからLow速でも可)。
そして第19回として1月10日に予告したとあるAMD CPUのレビューをお届けしたい・・・と言いたいところなのだが、これまでにもまして穴だらけで雑なので正直レビューと呼べる代物ではない。なのであくまでも個人の記録として軽く流していただければ幸いだ。
後半では実際に動作させる。
熱いと評されることの多い“Rocket Lake-S”であるが、その多くは“K”モデルを用いたレビューであり、TDP65Wの無印モデルを使ったレビューは多くはない。
まずは構成の比較である。
熱いと評されることの多い“Rocket Lake-S”であるが、その多くは“K”モデルを用いたレビューであり、TDP65Wの無印モデルを使ったレビューは多くはない。
まずは構成の比較である。
“Rocket Lake-S”―Intelの14nmプロセス最後のCPUであり、そして新しいアーキテクチャである“Cypress Cove”を採用した期待のCPUである。
そして今回、そのTDP65WモデルであるCore i9 11900を購入したのでそのレビューをお届けしたい(決して不遇CPUの匂いをかぎつけて購入したわけではない)。
構成は以下の通りとなる。
そして今回、そのTDP65WモデルであるCore i9 11900を購入したのでそのレビューをお届けしたい
構成は以下の通りとなる。
第9回でPC全台測定を行ったが、それから2年余の時が流れ、当時からだいぶPCの構成も変わったので記録もかねて2020年第4四半期に2回目の全台測定を行った。
“Renoir”―Ryzen 4000 series APUと呼ばれるそれはまずMobile市場に投入され、その強力な性能を見せつけた。
そして遅れてデスクトップ向けにも“Renoir”が登場したものの・・・2020年11月13日現在、リテール版は未だ出回っていない。代わりにRyzen Pro seriesがバルク版で出回るという異例の事態となっている。
前置きはここまでにして、いよいよこれのショボいレビューをする時が来た。
そして遅れてデスクトップ向けにも“Renoir”が登場したものの・・・2020年11月13日現在、リテール版は未だ出回っていない。代わりにRyzen Pro seriesがバルク版で出回るという異例の事態となっている。
前置きはここまでにして、いよいよこれのショボいレビューをする時が来た。
後半はいよいよ動作させるわけであるが、実のところ劇的な性能向上は期待していない。これの前世代がCore i9 9900であり、アップグレードの幅としては決して大きいものではない。
では何故Core i9 10900を買ったか。
熱いと言われる“Comet Lake-S”を調教して立派な引き出しPCにするためである。
交換前の構成と交換後の構成を比較できるようにしたのがこちらである。
では何故Core i9 10900を買ったか。
熱いと言われる“Comet Lake-S”を調教して立派な引き出しPCにするためである。
交換前の構成と交換後の構成を比較できるようにしたのがこちらである。
Core i9 10900は“Comet Lake-S”をベースとした10-core/20-thread, 2.80GHz/Boost Max 5.20GHzのモデルである。TDPは65Wとされ、本来なら小型PCにも向くモデルのはずであるが、“Comet Lake-S”のBoost時の消費電力が大きいという問題が上位モデルを中心に指摘されている。
では、実際にCore i9 10900を小型PCに納めたらどうなるだろうか? というのが今回の内容だ(毎回小型PCにパーツ詰め込んでんなとか言わないように)。
では、実際にCore i9 10900を小型PCに納めたらどうなるだろうか? というのが今回の内容だ
Intelの10nmプロセスが過去に類を見ない難産であることはもはや周知の事実であるが、2019年にようやく実質的な最初の製品である“Ice Lake-U”が登場した。
そして搭載製品も多数ではないものの登場している。
代表的なものがMicrosoftのSurface Laptop 3 (13.5インチモデル)とSurface Pro 7だろう。
私事であるが、6年使い続けていた“IvyBridge”―Core i7 3612QM搭載ノート―VAIO Z21がとうとう起動不能となった。長きの酷使に耐え続け、またOSもWindows 7とサポート打ち切り直前であったこともあって、“Ice Lake-U”が登場したこのタイミングでノートPCを新調することにした。
そして搭載製品も多数ではないものの登場している。
代表的なものがMicrosoftのSurface Laptop 3 (13.5インチモデル)とSurface Pro 7だろう。
私事であるが、6年使い続けていた“IvyBridge”―Core i7 3612QM搭載ノート―VAIO Z21がとうとう起動不能となった。長きの酷使に耐え続け、またOSもWindows 7とサポート打ち切り直前であったこともあって、“Ice Lake-U”が登場したこのタイミングでノートPCを新調することにした。
“Coffee Lake-S Refresh”―Core i 9000 seriesは第1弾となるKモデルこそ昨年晩秋に登場した。そして今年4月にKモデル以外の無印モデルやTモデルが発表されはしたものの、14nmプロセスの製造容量逼迫もあってかなかなか自作PC市場に製品が流通しなかった。
最近になり、ようやくTDP65Wの無印モデルが出回るようになった。
今回取り上げるのはCore i 9000 seriesでTDP65Wの無印モデルの最上位となるCore i9 9900である。先代のTDP65Wの無印モデルの最上位となるCore i7 8700と比較する形で簡単なレビューをお届けしたい。
最近になり、ようやくTDP65Wの無印モデルが出回るようになった。
今回取り上げるのはCore i 9000 seriesでTDP65Wの無印モデルの最上位となるCore i9 9900である。先代のTDP65Wの無印モデルの最上位となるCore i7 8700と比較する形で簡単なレビューをお届けしたい。
Supermicroマザーはサーバー向けであるがゆえ、オンボードでグラフィックチップが搭載されていることが多い。X11DAi-Nも例外ではなく、Aspeed AST2500 BMC が搭載されている。
しかしこれが時折面倒を引き起こし、別途搭載したグラフィックカードから画面が出力されないという事態が少なからず起こる。
第12.1回ではその対処法を紹介したい。
初期設定はオンボードグラフィックを用いて行うため、D-subからどうにかして画面を出力する必要がある。D-sub対応ディスプレイがあればそれをそのまま用いればよいが、既にD-sub入力が出来るディスプレイを持っていない方はD-sub出力→HDMI入力の変換アダプタを使うといいかもしれない。
しかしこれが時折面倒を引き起こし、別途搭載したグラフィックカードから画面が出力されないという事態が少なからず起こる。
第12.1回ではその対処法を紹介したい。
初期設定はオンボードグラフィックを用いて行うため、D-subからどうにかして画面を出力する必要がある。D-sub対応ディスプレイがあればそれをそのまま用いればよいが、既にD-sub入力が出来るディスプレイを持っていない方はD-sub出力→HDMI入力の変換アダプタを使うといいかもしれない。
LGA3647 CPUで自作PCを組んでみよう!
と言っても組み立て手順自体は他のSocketのCPUとそれほど変わらない。CPUの取り付け、メモリの取り付け、マザーボードの組み付け、グラボの取り付け、各種配線等々。
なので今まで何回か自作PCを組んでいればそれほど戸惑うことはないはずだ、1つの段階を除けば。
戸惑う可能性がある“1つの段階”こそがCPUの取り付けである。LGA3647 CPUの取り付けは今までのCPUとは大分異なり、独特のものである。
逆にここさえクリアすれば後は普通の自作PCを組むのと何ら変わらない。
今回はLGA3647 CPUで自作PCを組むならではの独特の手順―LGA3647 CPUの取り付け方法を解説したい。
と言っても組み立て手順自体は他のSocketのCPUとそれほど変わらない。CPUの取り付け、メモリの取り付け、マザーボードの組み付け、グラボの取り付け、各種配線等々。
なので今まで何回か自作PCを組んでいればそれほど戸惑うことはないはずだ、1つの段階を除けば。
戸惑う可能性がある“1つの段階”こそがCPUの取り付けである。LGA3647 CPUの取り付けは今までのCPUとは大分異なり、独特のものである。
逆にここさえクリアすれば後は普通の自作PCを組むのと何ら変わらない。
今回はLGA3647 CPUで自作PCを組むならではの独特の手順―LGA3647 CPUの取り付け方法を解説したい。
◇その1:“Crimson Canyon”その後
もう忘れられてると思うが、“Crimson Canyon”というNUCがあった。
Core i3 8121UというCPUを搭載したNUCである。Core i3 8121Uのスペックは以下の通り。
もう忘れられてると思うが、“Crimson Canyon”というNUCがあった。
Core i3 8121UというCPUを搭載したNUCである。Core i3 8121Uのスペックは以下の通り。
CineBench R20(MAXON)
長らく使われてきたCineBench R15の後継となるCineBench R20が公開された。なお、R20からはMicrosoft Store経由の入手となる。
早速ダウンロードし回してみた。PCが多少古いのはご容赦いただきたい。
長らく使われてきたCineBench R15の後継となるCineBench R20が公開された。なお、R20からはMicrosoft Store経由の入手となる。
早速ダウンロードし回してみた。PCが多少古いのはご容赦いただきたい。
Cannon Lake + Radeon 540搭載のIntel NUC「CRIMSON CANYON」が発売(AKIBA PC Holtine!)
12月6日、秋葉原でIntel NUCの新モデルが発売された。型番は“NUC8i3CYSM”、コードネームは“Crimson Canyon”である。
搭載するCPUはCore i3 8121U、つまりは第8世代のCore i3のU processorであり、コア・スレッド数は2-core/4-threadである。
しかし、この“NUC8i3CYSM”、ローエンドの割にはdGPUとしてRadeon 540を搭載している。何かがおかしい、と思われるだろう。
勘の良い方なら“Cimson Canyon”のコードネームないしはCPUの型番でお気づきだろうが、この“NUC8i3CYSM”―Intel初の10nmプロセスCPUである“Cannon Lake-U”を搭載したNUCなのである。
12月6日、秋葉原でIntel NUCの新モデルが発売された。型番は“NUC8i3CYSM”、コードネームは“Crimson Canyon”である。
搭載するCPUはCore i3 8121U、つまりは第8世代のCore i3のU processorであり、コア・スレッド数は2-core/4-threadである。
しかし、この“NUC8i3CYSM”、ローエンドの割にはdGPUとしてRadeon 540を搭載している。何かがおかしい、と思われるだろう。
勘の良い方なら“Cimson Canyon”のコードネームないしはCPUの型番でお気づきだろうが、この“NUC8i3CYSM”―Intel初の10nmプロセスCPUである“Cannon Lake-U”を搭載したNUCなのである。
1Uケースにも増設できるM.2 - PCIe変換カードがSilverStoneから、高さは32mm(AKIBA PC Hotline!)
11月6日にSilverStone ECM25(SST-ECM25)が発売された。価格は1706円と手頃な製品である。
このSST-ECM25、PCI-ExpressスロットにM.2 SSDを増設するための変換カードなのだが、特記すべきはその小ささである。カード長は100mm、高さに至っては32mmで、ロープロファイルどころか拡張ブラケットの空きすら必要としないものである。
11月6日にSilverStone ECM25(SST-ECM25)が発売された。価格は1706円と手頃な製品である。
このSST-ECM25、PCI-ExpressスロットにM.2 SSDを増設するための変換カードなのだが、特記すべきはその小ささである。カード長は100mm、高さに至っては32mmで、ロープロファイルどころか拡張ブラケットの空きすら必要としないものである。