北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
VIA Eden Processor Adopted by Fujitsu FUTRO S100(Expreview.com)
VIA Eden One Watt Processor Brings Power-Efficiency to Fujitsu Thin Clients(techPowerUp!)
VIA Eden(TM) and Eden(TM) ULV Processors (90nm)(VIA)

VIAは6月18日、Eden processorがFujitsuのシンクライアント“FUTRO”に採用されたと発表された。

搭載されたのは500MHzのEden ULV processorで、VIA CoolStream Architectureをベースとしている。ピーク時の消費電力は1WでIdle時の消費電力は0.1Wである。

“FUTRO S100”はこの500MHzのEdenとVX800 media system processor、1GBのDDR2メモリが搭載されている。グラフィックコアはChrome 9 HC3で、DirectX 9.0に対応し、MPEG-2 / 4, WMV9, VC1形式に対応する動画再生支援機構であるChromotionを搭載する。

最近VIAの話題が少なかったので。
さすがに個人ユースでシンクライアントを使うことはないか・・・。

Rana triple Athlon 45nm comes in September(Fudzilla)

AMDは3-coreの“Heka”ことPhenom II X3を販売している。このPhenom II X3は4-core化の話が出てきてから、よく売れるようになった。

新型の3-core CPUとなるAthlon II X3 400シリーズは9月に登場する。キャッシュ構成はL2=512kB x3でL3キャッシュは持たない。ローンチ時の最高周波数は2.80GHzになる見込みである。

Athlon II X3はAthlon II X4(“Propus”)とX2(“Regor”)に挟まれる形でラインナップを形成するものとも思われ、価格もそれに応じたものになるでしょう。ややスキマな印象を受けるCPUですが、3-coreというもの自体はなかなか面白いものです。

Intel Reportedly Enables Resolution of 1366×768 Pixels(Expreview.com)
Intel放Netbook屏幕解析度 10.1吋1366 x 768解析度將成主流(HKEPC)

Intelはネットブックメーカーにいくつかの制限を課しており、その1つが10.1インチのネットブックの解像度は1024 x 576を超えてはいけないというものだった。しかしHKEPCによると、Intelはこれよりも解像度の高い1366 x 768を使用することを許可したようだ。

これにより、SONYはより高解像度のVAIO W-seriesを登場させることができるようになり、HPも1366 x 768を採用したMini 110をローンチしている。液晶のサイズは(10.1インチで)代わらないものの、最大解像度が上がり、より使いやすくなっている。

ネットブックが上位のノートPCを食うのを防ぐために様々な制約を課しているのでしょうが、ユーザーにとってはそれがしばしば不利益になることがあります。解像度が1024 x 576以下に制限されていたのもその1つですが、今回はそれが緩和され1366 x 768まで可能になったようです。
最近はネットの情報量も多くなっており、快適なネットサーフィンを楽しむにはある程度以上の解像度は必要になってきています。少なくとも一昔前の800 x 600では必ず不満が出てくるでしょう。

AMD SB810 Southbridge delayed(Fudzilla)

AMDはパートナーにSB810チップセットの遅れを告知している。SB810は2010年下半期の登場となるようだ。なお、当初の計画では2010年上半期登場予定だった。

SB810の遅れは、バリュー~メインストリーム向けプラットフォームである“Pisces”が2010年下半期まで続くことを意味している。そしてAMD 785GやAMD 760GはしばらくSB710チップセットと組み合わされることになる。

一方、上位版のSB850の予定は変わらず2010年早期となっており、おそらくは第1四半期の早期に登場すると見られる。

RD890やRS880DではおそらくSB850が採用されるので、こちらを待っている人にとってはあまり関係ないでしょう。
AMD 785GでSB8x0系の機能を使いたいと思っていた人にとっては、残念な情報です。

◇“Propus”
AMD quad Propus to arrive in September(Fudzilla)

“Propus”は“Deneb”のL3を省略したコアで、9月にローンチされる。
“Propus”はその性能が“Deneb”に極めて近いが、逆にそれが問題となっている。小さい4-core CPUとしては確かに良いことなのだが、AMDの4-core CPUの価格は現時点で十分低く、これ以上新しいCPUが入る余地がないのである。


“Propus”の登場時期については8月という情報もありました。とりあえずは第3四半期中にリリースされるのでしょうか。
この情報では“Propus”の性能は“Deneb”に極めて近いとあり、それが“Deneb”との差別化をしにくくAMDにとって問題になるという旨の記述がありますが、買う側にとっては贅沢な悩みが増えることになります。また、“Deneb”は性能に焦点を置き、“Propus”は省電力性に焦点を置けば差別化も可能になるのではないでしょうか。実際、Athlon II X4 630がTDP65Wという情報が出始めています。
RV8xx, Evergreen family name still pending(NordicHardware)

RV870や系統のミドルレンジ~エントリーのGPUを含むRV8xx系こと“Evergreen”ファミリーだが、ローンチが近づいている。RV8xx系はRadeonとしては第8世代となり、GPUの用途を大きく広げるものとなる。RV8xx系のアーキテクチャは柔軟性がより高まり、GPGPUアプリケーションでより良い性能を発揮する他、UVDもアップデートされる。

しかし、RV8xx系GPUの正式名称はまだ決まっておらず、HD 5000になるともいえないという。

PCI-Express対応のDirectX9世代ではRadeon X700XTやX1950Proという名称でした。DirectX 10.1世代になるとRadeon HD 3850やHD 4670とHD+数字4桁という命名法になっています(DirectX 10対応のRadeon HD 2600XTなどは過渡期にあたるだろうか)。ただ、これらの場合はいずれも“Radeon”のブランドは残されています。
さて次のRV8xx系ではDirectX 11対応となりますが、“Radeon”のブランドは残るのでしょうか? 仮に“Radeon”の名は残ったとしてその後のナンバー付けはどのようになるのでしょうか。4000番台の次の5000番台が使われるのかどうかに関しても注目されます。

Intel Lynnfield launch rumored being set for September 7th(TechConnect Magazine)
Intel Lynnfield rumoured for September launch(The Inquirer)
Intel updates CPU launch schedule(DigiTimes)

“Lynnfield”はこの2009年第3四半期中に登場する。もっと具体的に言うと、9月7日にローンチされる。

9月のローンチ時点では“Lynnfield”は3モデルが登場する。周波数は上から2.93GHz, 2.80GHz, 2.66GHzである。いずれも45nmプロセスで対応SocketはLGA1156、Dual-channel対応DDR3メモリコントローラを搭載、L3キャッシュ容量は8MBとなる。TDPは95Wである。また、上位2モデルにはHyperThreading technologyが搭載される。価格は上から$562、$284、$196である。

“Lynnfield”と同時期にP55チップセットが9月8~11日の時期に登場する。
AMD expands its six-core Opteron line-up(TechConnect Magazine)
AMD Unveils New Six-Core Opteron Processors(Expreview.com)
AMD launches five new 6-core processors(TG Daily)

AMDは7月12日、5種類の“Istanbul”こと6-core Opteronをアナウンスした。うち3種類が2P向けの2400番台、2種類が4P / 8P向けの8400番台となる。
今回アナウンスされた6-core Opteronでは、性能を重視したSE版と低消費電力に重きを置いたHE版が用意された。さらに、AMDはACPが45WのEE版も用意する予定としている。
AMD will launch AMD 785G on 4 August 2009(ocworkbench.com)

SocketAM3向けの最新IGPとなるAMD 785Gは2009年8月4日にローンチされるようだ。

AMD 785GはSocketAM2 / AM2+ / AM3 CPUをサポートし、最高転送速度5.2GT/sのHyperTransport 3.0バスを有する。メモリはマザーボードによってDDR2またはDDR3をサポートする。

AMD 785Gと組み合わされるサウスブリッジはSB710でSB750の機能削減版である。
内蔵されるグラフィックコアはRB620ベースのコアでDirectX 10.1とShader Model 4.1に対応する。当然Windwos Vista Aeroに対応するほか、最高解像度は2560 x 1600である(DAC frequencyは400MHz、Refresh rateは最高85MHz)。


対応する出力はD-sub, DVI-D, HDMIで、マルチディスプレイにも対応できる。また32~256MBのフレームバッファを搭載する。

HD動画周りの機能としてはUVD 2が搭載される。

AMD 785Gの製造プロセスは55nmとなり、これにより低消費電力化も図られるようです。またRadeon HD 3450とのHybrid CrossFireにも対応します。
3DMark 06のスコアは1500以上となっていますが、これがどのような環境で測定されたものかは明らかでありません。一部でGeForce6800以上の性能とも言われているようですが詳細は不明です。

Asus reveals its first Xtreme Design series motherboard(TechConnect Magazine)

公式発表の類は何もないが、ASUSは“Xtreme Design”のマザーボードを投入するようだ。“Xtreme Design”のマザーボードは最高の性能と安定性を提供するとされている。“Xtreme Design”のマザーボードの最初の製品が“P6TD Deluxe”である。“P6TD Deluxe”はX58を搭載しており、電源回路は16+3 phaseである。また冷却機構は“Wind-Flow”と呼ばれるヒートパイプを使用したものを搭載している。
さらに“Stack Cool3+”と呼ばれるPCB layerを有しており、これはGigabyteの2oz copper PCBの新バージョンである。


“P6TD Deluxe”はLGA1366 CPUに対応し、メモリは6枚のDDR3-2000を搭載可能、拡張スロットはPCI-Express x16が3本(x16 / x16 / x1またはx16 / x8 / x8)で、CrossFireとSLIに対応する。また、S-ATA(3,0Gbps)は6ポート搭載する。

型番からは“Xtreme Desigun”のマザーボードとそうでないマザーボードを見分けるのは難しそうです。

AMD to Speed Up Phenom II X4, Release Athlon II X4 in August.(X-bit labs)
(参考)
790GX-G65 CPU Support(MSI)

AMDは新型4-core CPUを8月に投入する計画である。目玉はPhenom II X4 965 Black Editionの投入で、デスクトップCPUの最上位モデルとなる。また、初のAthlonブランドの4-core CPUとしてAthlon II X4 630がメインストリーム向けに投入される。
(参考)
「Intel in AKIBA 2009」開催、LGA1156マザーが実動デモ(AKIBA PC Hotline!)
インテル天野氏がSSDとLynnfieldを語る、34nm版SSDもまもなく?(AKIBA PC Hotline!)

秋葉原の“ベルサール秋葉原”で開催された“Intel in AKIBA 2009 Summer”に行ってきました。その簡単なレポートをお届けします。
LGA 775 to last at least until 2011(Fudzilla)

LGA775は非常に長命なプラットフォームとなりそうだ。Intelは今後2年間、つまり2011年までLGA775チップセットと搭載マザーボードを買えるようにするという。

P45, G45, G43, G41チップセットはリフレッシュされ、メインストリーム帯からバリュー帯にかけてを担うことになる。リフレッシュのキーポイントはDDR3メモリのサポートととなる。

なので(2009年後半から)2011年はデスクトップ向けでLGA775とLGA1366, LGA1156という3つのSocketが並列することになる。さらにデスクトップ向けAtomを数に入れると4種類となる。

Intel 4 seriesの一部(P45などは)は元々DDR3メモリに対応しています。
それはさておき、LGA775プラットフォームはもう2年間現役であり続けるようです。
LGA775が登場したのは2004年で、その時のCPUはいわずと知れたあの“Prescott”でした。この時LGA775がこれほどまで長命になると予測できた人は少なかったのではないでしょうか。少なくともLGA775で4-core CPUが載ることになるとはほとんど誰も予想し得なかったでしょう。Core2 Duo(“Conroe”)がLGA775で登場したのがLGA775の命運を分けたといえそうです。まあ今では自作PC界に激震を走らせたその“Conroe”も過去のCPUになりつつありますが・・・。

そういえばうちの“Conroe”も“Yorkfield”に置き換えられてニート状態に・・・。

MD Athlon II X4 620 und 630 kommen(Hardware-Infos)
Rumor: Quad-core Athlon IIs to have tight thermal envelopes(The Tech Report)

MSIの“790GX-G65”のCPUサポートリストを見ると、既にAthlon II X4シリーズが掲載されている。掲載されているAthlon II X4は600eと605eの他に620と630がある。

下がAthlon II X4シリーズのラインナップである。

◇Athlon II X4(Propus / 45nm / 4-core / SocketAM3)
  630 2.80GHz HT 3.0 L2=512kB x4 TDP65W
  620 2.60GHz HT 3.0 L2=512kB x4 TDP65W
  605e 2.30GHz HT 3.0 L2=512kB x4 TDP45W
  600e 2.20GHz HT 3.0 L2=512kB x4 TDP45W
Intel will embark on 16nm process in 2013(INPAI.com.cn)

現在、Intelは45nmのP1266プロセスへの移行を完了しつつある。そして、32nmのP1268プロセスは2009年中盤のリリースが計画されている。

Intelの戦略ではこの後、22nmのP1270が2011年に登場する。そして、22nmに続く16nmのP1272が2013年に登場するという。

CPUの製造プロセスは文字通り日進月歩で、ついこの前まで130nmや90nmのCPUが主流だったのが、いつの間にか45nm全盛期になっていたりします。
Intelの場合、2年ごとにプロセス更新を行ってきましたが、このペースは少なくとも2013年の16nmまで維持される予定のようです。
16nmなどとなってくると、そろそろプロセスシュリンクも限界に近いのではないかと思えてきます。

AMD: ATI Radeon HD 4770 X2 Is Great Concept Idea.(X-bit labs)

AMD-ATiはRadeon HD 4770(RV740)ベースとしたベンダー独自のOC製品の投入を許可していない。そもそもRadeon HD 4770は生産上の問題で十分な数を供給できていない。
しかし、AMDはRadeon HD 4770のDual-GPUカードは良いアイデアだと主張している。
GeForce GT 220(NVIDIA)
GeForce G 210(NVIDIA)
40nm desktop GeForces appear on Nvidia website(The Tech Report)
Nvidia Details Desktop DirectX 10.1 GeForce Chips at Its Web-Site.(X-bit labs)

昨日、台湾発の情報でNVIDIAのデスクトップ向け40nm GPUが9月にローンチされるという話があった。しかし、この情報は誤りで、噂されたGPUはNVIDIAのWebサイトに掲載されていた。

NVIDIAはGeForce GT 220とG 210のスペックと写真を掲載した。ただし、これらのカードはどちらもOEM向けとなっている。
Intel Core i5定於9月第二週發佈 Clarsfield處理器提早第四季初上市(HKEPC)

既出の通り“Lynnfield”はCore i7とCore i5という2つのブランド名を冠することになります。しかしその違いはかなりはっきりしており、Core i7版“Lynnfield”はHyperThreading technology(以下HTT)に対応し、4-core / 8-threadを動作させることができるようになります。一方でCore i5版“Lynnfeild”はHTT非搭載で、この場合は4-core / 4-threadとなります。
“Lynnfield”のMobile向けが“Clarksfield”でこちらは全て4-core / 8-threadのCore i7となります。

◇Core i7(Lynnfield / 45nm / 4-core・8-thread / LGA1156 / DDR3-1333 2ch)
  2.93GHz(3.60GHz) L2=256kB x4 / L3=8MB TDP95W 2009/9/8~9/11
  2.80GHz(3.46GHz) L2=256kB x4 / L3=8MB TDP95W 2009/9/8~9/11

◇Core i5(Lynnfield / 45nm / 4-core・4-thread / LGA1156 / DDR3-1333 2ch)
  2.66GHz(3.20GHz) L2=256kB x4 / L3=8MB TDP95W 2009/9/8~9/11

◇Core i7 Extreme(Clarksfield / 45nm / 4-core・8-thread / PGA G1 / DDR3-1333 2ch)
  2.00GHz(3.20GHz) L2=256kB x4 / L3=8MB TDP55W 2009/9/28~10/23

◇Core i7(Clarksfield / 45nm / 4-core・8-thread / PGA G1 / DDR3-1333 2ch)
  1.73GHz(3.06GHz) L2=256kB x4 / L3=8MB TDP45W 2009/9/28~10/23
  1.66GHz(2.93GHz) L2=256kB x4 / L3=6MB TDP45W 2009/9/28~10/23

メインストリーム向け“Nehalem”となる“Lynnfield”ですが、先の情報にもあったとおりCore i7とCore i5という2つのブランドで展開されるようです。両者の違いはHyperThreading tehnolocyのサポートの有無とTXTの有無となるようです。Core i7版“Lynnfield”(と“Clarksfield”)はどちらも備えることになります。
登場時期は“Lynnfield”が9月8日~9月11日で、P55とともにリリースされます。“Clarksfield”は少し遅れて9月28日~10月23日にリリースされます。
NVIDIA About to Launch G210 and GT 220 at GTC?(Expreview.com)

いくつかの情報筋によると、NVIDIAは40nmプロセスではハイエンド帯に先駆けてエントリーレベルの製品を投入するようだ。この背景にはTSMCの40nmプロセスがまだ成熟し切れていないということがある。

NVIDIAはGeForce G210とGT220を2009年9月30日から10月2日の間にSan Joseで開催されるGTC(GPU technology conference)でローンチするのではないかといわれている。

個人的には私は現行のGeForce9600GT / 9800GTの後継となるようなモデル―補助電源6-pin 1個ですむいわゆるメインストリームの少し上(パフォーマンス帯とでも呼ぶべきだろうか)のGT200系GPUを待っています。。

もしこのような製品が出てきた場合は製品名はGeForce GTS 2xxとでもなるのでしょうか?

Intel’s Sandy Bridge CPU Architecture Unveiled(Expreview.com)
Intel SandyBridge Mainstream Quad-Core CPU Architecture Surfaces(techPowerUp!)
Intel Sandy Bridge samples(Xtreview.com)
32nm ‘Sandy Bridge’ mainstream die taped out(Fudzilla)

Intelは“tich-tock”モデルに基づいてCPUコア・プロセスの開発を行っている。つまり1つのプロセスに2つのアーキテクチャが存在することになる。32nmでは“Nehalem”アーキテクチャをシュリンクした“Westmere”と新アーキテクチャとなる“SandyBridge”が予定されている。
Next-gen superdesktops: Nehalem-EX or EP(The Inquirer)

“Nehalem-EX”は8つのコアと24MBのキャッシュ、そして4-channel対応のメモリコントローラを1ダイに備えたCPUである。INQではSkulltarilや同様のMulti-CPU搭載ハイエンドデスクトップ向けに“Nehalem-EX”が使われる可能性を説明したが、Intel自身はこのような製品を出すとは全く言っておらず、あくまでも可能性のみの話である。
久々の「ゲタ」発売、Socket 478 CPUをLGA775で利用(AKIBA PC Hotline!)
CPU変換アダプター GETA-478TO775(MTG)

Socket478 CPUをLGA775に変換する“GETA-478TO775”が発売された。価格は約2500円。

“GETA-478TO775”はSocket478 CPUをLGA775マザーボードに装着できるようにする変換アダプタ(いわゆるゲタ)。対応CPUはNorthwoodコアとPrescottコアのCPUとされているが、具体的なCPUモデル名やマザーボード名は挙げられていない。

同梱されているマニュアルにあるサポートするマザーボードの種類の項目を見る限り、Northwoodが対応できるのは865系に限られそうで、Prescottが対応できるのは865系、915系、945系とSiS, VIA, NVIDIAの一部チップセット(Socket478マザー対応だったもの)になりそうです。
Socket478をLGA775に変換して生じるメリットはDDR2メモリやPCI-Expressが使えることでしょうが、Northwoodが865限定となるとあまり魅力はなさそうです。

965系以降で動いたら素晴らしいのですが・・・。

ちなみに我が家のNorthwood 3.0GHzはSocket478対応915Pマザーと一緒に保存してあります。

Intel add virtualization in low end processor(Xtreview.com)

今までIntel CPUではVirtualization technologyのサポートはある程度高い価格帯のみに限られていた。しかし、Windows 7の登場により、仮想化技術が重要なものとなってきた。Windows 7では仮想化技術を使うことにより、Windows XP互換のソフトを動かせるためである。

IntelはVirtualization technologyのサポートをより下位のモデルにも行うことを決定した。R0 steppingへの移行により、Virtualization technologyがEnableにされることになる。

以下に対象となるモデルとVT対応化後のs-Specを掲載します。

現行モデルのs-SpecVT対応モデルのs-Spec
Core2 Quad Q8300SLB5WSLGUR
Core2 Duo E7500SLB9ZSLGTE
Core2 Duo E7400SLB9YSLGW3
Pentium D.C. E5400SLB9VSLGTK
Pentium D.C. E5300SLB9USLGTL


VT対応化によるモデルナンバーの変更(E7400→E7410など)があるかについては不明です。

【やじうまPC Watch】隙間なく美少女キャラを印刷した「アートキーボード」(Impress PC Watch)
“アートキーボード”2 機種、予約受付開始(e・ジュネックス)

e・ジュネックスより美少女キャラクターを印刷したキーボード―“アートキーボード”2種の予約が始まっている。予約受付機関は7月2日~8月3日でインターネットでのみの受付となる。発送は8月末。価格は10000円。

イラストはTONY氏とCARNELIAN氏。
スペックは以下の通り。

◇アートキーボード
  ・タイプ:89キー、フラットタイプ
  ・キーピッチ:19mm
  ・インターフェース:USB / PS2※
  ※変換プラグでの対応

実用面ではテンキーがないのが微妙か・・・。
ちなみに、このキーボードのイラストは特殊印刷ではがれにくいとアピールされていますが、「ソフトタッチでお願いします」という一文も見られます。

・・・誰ですかね、Yを連打しようと考えてるのは。
DDR3 to Capture 30% of the Market by Year End - DRAMeXchange.(X-bit labs)

◇価格
7月中にDDR3にコントラクト価格は5~10%ほど上がる。原因としてはCULVプラットフォームでの大量採用などがあるとしている。
ちなみに5月のスポット価格はDDR3 1Gbが$1.5、DDR2 1Gbチップが$1.7であった。

◇メーカーごとのシェア
DDR3メモリのシェアは90%をSamusung, Hynix, Elpidaが占め、残る10%未満をNanyaやInoteraなどのメーカーが占める。

◇製造プロセス
現在のDDR3メモリの生産のうち約50%が50nmプロセス、この他にElpidaの65nmやQuimondaの70nmなどといった例がある。

製造プロセスに関しては今後50nm台が主流になるでしょう。シェアも着実に伸びているようで、2010年には名実ともにDDR3がPCで使われるメモリの標準となっているかもしれません。

PHENOM II X4 965 BLACK EDITION ANNOUNCEMENT DATE(Xtreview.com)

多くのAMD関係筋がPhenom II X4 965 Black Editionのアナウンスについて書いている。ASRockに至ってはCPUサポートリストにPhenom II X4 965を掲載している。

既に第3四半期となったが、プライスリストに変更はない。そもそもPhenom II X4 965 Black Editionそのものが最新のロードマップに掲載されていないという。Phenom II X4 965は数週以内―つまりは7月中にアナウンスされるという。

Phenom II X4 965の名は最近よく見かけるようになってきており、AMD CPUの最高周波数を更新する3.40GHzという周波数が印象的なCPUです。
登場時期に関しては、近いうちにサンプルが登場といわれていましたが、この情報によると7月中に製品版が出てきそうな雰囲気です。

(過去の関連エントリー)
Phenom II X4 965(2009年6月28日)

Quad-Core AMD Opteron Processor Codenamed “Suzuka”(AMD at Work)
AMD talks up 'Suzuka' Opterons(TechConnect Magazine)
AMD Readying Low Cost ''Suzuka'' Opteron Processors(techPowerUp!)

1ヶ月前、AMDは“Istanbul”のコードネームで呼ばれる6-coreのOpteronをローンチした。
さらに新しい情報によると、6月に登場したもう1つのサーバー向け製品として4-coreの“Suzuka”があるという。


“Suzuka”は1-way向けのOpteron 1000シリーズとして登場する。製造プロセスは45nmである。“Suzuka”を既存のマザーボードで使用できるが、その場合はBIOSのアップデートが必要となる。
AMD preps RS880 integrated graphics

RS880はグラフィックコアとしてRadeon HD 4200を統合する。Radeon HD 4200は現在流通しているどのIGPよりも15%高速であるとしている。RS880に統合されるRadeon HD 4200はDirectX 10.1対応で、8月最終週に登場すると言われている。

RS880のグラフィックコアはRadeon HD 4200と4000番台を名乗っていますが、以前の情報ではコアそのものはRV620(Radeon HD 3400系)と同じものと言われています。現行のAMD 780G, 790GXと比較するとDirectX 10.1への対応が大きな違い(AMD 780G, 790GXのグラフィックコアはRV610で、DirectX 10対応)となりますが、RV620という話が本当ならば、GPUのアーキテクチャ自体は先代の小改良程度のものになります。この記事では15%程高速という記述が見られますが、AMD 780Gと比較すると周波数が向上しているのかもしれません。

ところで、製品名はどうなるのでしょうか?
以前の情報ではAMD 785Gとなっていましたが・・・?

Ion 2 to Have More Than Twice Ion’s Shaders?(Expreview.com)
ION 2 has 2X+ more shaders(Fudzilla)

IONの成功に引き続き、今年末にはION 2が登場するといわれている。ION 2は40nmプロセスで製造される。初代IONのStream processor数は16であったが新IONでは32となる。

“ION”はAtom向けのNVIDIA IGPを指しているような印象をときに受けますが、最近の情報ではNVIDIAはION(≒GeForce9400Mや9300Mなど)だけのものではなく、CULVなどでも使われうるとしています。
“ION 2”のStream Processor数は32以上になるといわれ、現行の“ION”(16 sp)の2倍以上となります。Stream Processor数が32というとGeForce 9500GT / 8600GTが該当し、IGPとしてはなかなかのグラフィック性能になりそうです。
Dual-Core CULV processorとION 2を組み合わせた小型ノートPCが欲しくなりますね。

AMD won't let Nvidia's Cuda run on its GPUs(The Inquirer)
AMD Won’t Let NVIDIA’s CUDA Run on Its GPUs(Expreview.com)

NVIDIAのCTOであるBill Dally氏の発言によると現在、どのプラットフォームでもCUDAが動作できるように開発を進めているという。おそらく多くの人がNVIDIA以外のプラットフォームとしてAMD GPUを思い浮かべただろう。しかし、NVIDIAはおうやらAMDではなくもっと他のメーカーに重きを置いているようだ。

GPGPUというものを細かく見ていくと、OpenCL、MicrosoftのDirectX Compute、NVIDIAのCUDAやATiのATi Streamなどといったものがあることになる。
仮にAMD GPUでCUDAが動くようにあったとしても、NVIDIAはAMDのサポートを全く必要としていない。つまり、NVIDIAはAMD GPUのための最適化などは決して行わない。


「ひょっとしたらAMD GPUでCUDAが動くかもしれないけど、AMD GPUでのCUDA性能向上のような(AMD GPUのための)チューニングは全く行わないよ」というのがNVIDIAのCTOであるBill Dally氏の考えのようです。
NVIDIAがCUDA性能のナンバーワンはNVIDIA GPUでなければならないと考えるのはごく自然なことでしょう。