北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
AMD’s 40nm Hondo almost ready(Fudzilla)

IDF 2012の前後でAMDが興味深いprocesssorの話をすることになりそうだ。
IDF 2012は9月11日より開催されるが、AMDは“Trinity”のデスクトップ向けや次世代FX seriesとなる“Vishera”を一部のジャーナリストにお披露目することを計画している。そして40nmプロセスの新型APUである“Hondo”もこの時にお披露目され、おそらくこれが最も興味深いものとなるだろうという。


“Hondo”は今年2月にロードマップに登場したもので、40nmプロセスで製造され、TDPは4.5Wとなり、1-coreまたは2-coreとなる。

“Hondo”はWindows 8を軽快に動作させられるものとなり、安価なシステムを構築することが出来る。そしてWindows RTを搭載する同様の製品への対抗馬となる。“Hondo”は超低消費電力APUの第1世代の製品となる。これに続く第2世代が“Tamesh”で、2013年に28nmプロセスで予定されている。

“Hondo”はタブレットなどに搭載されることを見込んだAPUとなり、“Zacate / Onatrio”と同系列の40nmプロセス“Bobcat”系のコアとなります。

Ivy Bridge E supports PCIe Gen 3(Fudzilla)

“IvyBridge-E”は2013年第3四半期予定で、大まかに今から1年後である。

“IvyBridge”は第3世代のHigh-K+MetalGateを用いた22nmプロセスで製造される。“IvyBridge-E”ではCPU性能の向上が実現され、TurboBoost technology 2.0とHyperThreading technologyが搭載される。また倍率ロックが解除されたモデルももちろん登場する。対応SocketはLGA2011でTDPは130Wである。

“IvyBridge-E”はX79チップセットで対応できる。PCI-Express 3.0を40レーン搭載し、3枚以上のグラフィックカードを搭載できる。メモリは4ch DDR3-1866に対応する。

“IvyBridge-E”までは1年ほど間があるが、その前にCore i7 3970Xの後継として周波数を上げた“SandyBridge-E”が2013年第1四半期に登場するかもしれない。もしこれが登場すれば周波数は3.50GHz/TB 4.00GHz以上となるだろうか。

特に目新しい情報ではないですが、“IvyBridge-E”のスペックとしてPCI-Express 3.0を40レーン搭載すること、メモリは4ch DDR3-1866に対応することは抑えておきたいでしょう。

Nvidia GK110 going to Geforce and consumer markets(SweClockers.com)
NVIDIA GeForce GTX 780 Will Utilize GK110 GPU(Videocardz)
NVIDIA Possibly Preparing GK110 based GTX 780 GeForce GPU for Consumer Market(WCCF Tech)
Rumor: Flagship GK110-Based GeForce GTX 780 Due This Year!(Legit Reviews)

6月のGPU Technology ConferenceでNVIDIAは“Kepler”の最上位コアとなるGK110を紹介した。そしてこのGK110はTesla K20だけでなく、コンシューマ向けのGeForceにも用いられるという。そしてGK110搭載のGeForceはGeForce GTX 780になるという。

GK110のトランジスタ数は71億でGK104の約2倍、SMXは15基が搭載され、CUDA core数は2880となる。メモリインターフェースは384-bitとなる。

登場時期は2013年前半で3月頃になるのではないかと言われています。
GK110はNVIDIAのハイエンドGPUらしい重厚な構成となっています。

Is Nvidia's GeForce GTX 660 (Ti) at the door?(ComputerBase.de)
NVIDIA GeForce GTX 660′s Kepler GK106 GPU Pictured(Videocardz)
NVIDIA’s GeForce GTX 660 Has 960 CUDA Cores, MSI Power Edition Pictured(Videocardz)
NVIDIA GeForce GTX 660 and GTX 650 Specifications and Performance Numbers Unveiled – GK106 Die Pictured(WCCF Tech)

今月初め頃に一部でNVIDIAはGeForce 600世代では2種類のGPU―GK104とGK107しか投入しないのではないかという噂が囁かれたことがあった。しかしそれは杞憂である。今回ArabPCがGK106のものだという興味深い写真を掲載した。
GK106はGK104より小さく、またGK104が正方形をしているのに対し、GK106は長方形となっている。
AMD Southern Islands GPU Die Shots Released(AnandTech)

今週開催されたHot Chips conferenceでAMDの“Southern Islands”世代のGPU―“Tahiti”、“Pitcairn”、“Cape Verde”のダイ写真が公開された。この数年間、AMDはダイ写真を明らかにしてこなかった。その理由の1つとしてAMDがNVIDIAよりも数ヶ月早くGPUをリリースするため、NVIDIAに必要以上にGPUの詳細を公開するのを避けたという背景がある。結果として、AMDの最近のGPUの物理レイアウトに関して知る機会を失っていたが、今回はそれを知ることが出来るようになった。
「こいつらが本命なのか?」(8/28)---某ショップ店員談(hermitage akihabara)
NVIDIA GeForce GTX 660 and GTX 650 Coming Next Week(Videocardz)

hermitage akihabaraがGeForce 600 seriesのミドルレンジ向け新GPUのリリース日をリークした。

hermitage akihabaraによるとGeForce GTX 660とGeForce GTX 650が9月6日にリリースされるという。どちらも“Kepler”アーキテクチャのGPUとなり、GeForce GTX 660はGK104をベースとし、GeForce GTX 650はGK107を使用したものとなる。先日、GeForce GTX 660 OEMのスペックがNVIDIAの公式Webサイトに掲載されたが、おそらくはリテール向けに登場するのもこれと同じものと思われる。
AMD's Steamroller Detailed: 3rd Generation Bulldozer Core(AnandTech)
AMD CTO reveals first Steamroller details
Bulldozer's getting some sweet new treads
(The Tech Report)
AMD Unveils Steamroller Improvements(PC Perspective)
AMD details Steamroller design changes(bit-tech.net)
AMD Shows Steamroller Architecture Details & Talks About Surround Computing(Legit Reviews)
AMD's "Steamroller" architecture and the small swing back(ComputerBase.de / ドイツ語)
AMD Unveils First Details About Steamroller: Third-Gen Bulldozer Incoming.(X-bit labs)

8月28日にHot Chips conferenceが開催され、AMDの新CTOであるMark Papermaster氏が同社の次世代x86 CPUコアとなる“Steamroller”について明らかにした。

“Steamroller”は“Bulldozer”系のコアとしては第3世代に当たるコアである。“Bulldozer”は2011年に登場し、AMDはこのコアを1年毎に改良していくことを明らかにしている。今年2012年の第2世代のコアが“Piledriver”で、“Piledriver”を使用したAPUとしては“Trinity”があり、また“Piledriver”系の単体CPUは今年末までに登場する見込みである。
AMD's "Jaguar": Sharp claws and teeth to 3.1 mm2(ComputerBase.de)
Another Nugget On AMD’s Jaguar(SemiAccurate)

Hot ChipsでAMDは“Bobcat”の後継となる“Jaguar”について明らかにした。“Jaguar”は28nmプロセスで製造される。“Bobcat”を継承する部分も多いが、最適化や拡張も施されており、結果として大幅な性能向上を実現するという。

“Jaguar”は“Bobcat”と比較し、IPCで15%以上、周波数で10%以上の性能向上を実現するという。“Jaguar”のコア事態は比較的“Bobcat”との違いは大きくはないが、その特徴としてSSE4.1, SSE4.2, AES, AVXといった新命令の追加や“Llano”から受け継いだハードウェア除算機の搭載、Out-of-order設計の改良がなされている。コアのサイズは28nmプロセスで3.1mm2に収まるという。
◇デスクトップ向け“Haswell”の第1弾の価格は$184から
Haswell starts from $184(Fudzilla)

“Haswell”は第4世代のCoreとして2013年第2四半期に現在の“IvyBridge”を置き換える形で登場する。そして“Haswell”第1弾の価格はトレイ$184、BOX $195からとなる。

最も低価格な“Haswell”はCore i5 3470(4-core/4-thread, 3.20GHz/TB 3.60GHz, TDP77W)の置き換えである。正確な数字は分からないがスペックはCore i5 3470よりも良いものとなり、高速なものとなるだろう。

デスクトップ向け“Haswell”の第1弾は4-coreのみとなる模様で、4-coreのCore i5以上は置き換えられるが、2-coreのCore i3は最初のローンチ時には置き換えられない見込みである。

“Haswell”については9月11日より開催されるIDF 2012でより詳しいことが明らかになるだろう。

・・・ようするに“SandyBridge”や“IvyBridge”と同じような展開となるようです。“SandyBridge / IvyBridge”もまず4-coreのCore i5, i7から投入され、その後2-coreのCore i3が出てきましたが、“Haswell”でも同じように展開される模様です。
Details of ValleyView Atom CPUs(CPU World)
Intel 22-nm atom with four cores end before 2013(ComputerBase.de / ドイツ語)
AMD's Initial Lineup of FX-Series "Vishera" Chips to Consist of Three Models.(X-bit labs)

来年、IntelはAtomを22nmプロセスの新アーキテクチャである“Silvermont”に切り替える。この新型Atomは組込み向け、エントリーレベルのMobileおよびデスクトップ向けに投入し、45nmプロセス世代の“Bonnel”や32nmプロセス世代の“Saltwell”を置き換えられる。この“Silvermont”世代のAtomに関する資料が明らかになった。
No NVIDIA GeForce GTX 780 before March 2013, Maxwell Only in 2014?(VR-Zone)
Nvidia GK110 comes to desktop PCs not before March 2013?(ComputerBase.de / ドイツ語)
Nvidia's GPU Roadmap Slips by One Year Due to Manufacturing Nodes - Report.(X-bit labs)

“Kepler”は最初の予定では2011年に予定されており、続く“Maxwell”は2013年予定であった。しかし“Maxwell”は20nmプロセスの開発と強く結びついており、20nmプロセスの時期がずれれば“Maxwell”の時期がずれてのは何ら驚く話ではないだろう。

「製造プロセスの戦いはまだ続いている」
数週前にVR-Zoneに情報を提供してくれた筋の話を一言でまとめるとこうなる。現在の製造ファウンドリはどこも平坦な道を進むことはできず、Intelですらも22nm Lowe Power nodeを2013年に遅らせたほどだ。
"Ivy Bridge-EN/EP/EX" with up to 12 cores at 130 Watt TDP(ComputerBase.de)

この数日の間に“IvyBridge-EN / IvyBridge-EP / IvyBridge-EX”の詳細が少しずつではあるが明らかになりつつある。そして今回またその“IvyBridge-EN / IvyBridge-EP / IvyBridge-EX”の情報が明かされた。これら“IvyBridge”世代のサーバー向けCPUは最大12のコアを有するという。
AMD courts servers with new FirePro cards(The Tech Report)
AMD Announces FirePro S Series: S9000 and S7000 For Servers(AnandTech)
AMD Introduces Industry's Most Powerful Server Graphics Processors(techPowerUp!)
AMD adds a server GPU lineup to the mix(SemiAccurate)

今月初めAMDはワークステーション向けに新型のFirePro W seriesを追加した。このFirePro W seriesはいずれも28nmプロセスの“Graphics Core Next”アーキテクチャを採用している。そして今度はサーバー向けにほぼ同様のチップを使用した新型のFirePro製品がリリースされた。それがFirePro S7000とFirePro S9000である。

サーバーに置いて馬力のあるGPUが必要となる理由は何だろうか? その1つは仮想化だ。FirePro S9000とS7000はRemoteFX GPU virtualizationに対応し、複数のクライアントで1枚のGPUのリソースを共有することが出来る。VMwareやCitierix softwareもこのFireProの仮想化を利用することが出来るが、1クライアント当たり1基のGPUのみのPass-through modeのみに限定される。もちろん、より多くのFireProを搭載すればより多くのクライアントをサポートできる。
NVIDIA's Upcoming GK110 GPU With Hyper-Q To More Than Double HPC Performance(Legit Reviews)

NVIDIAは“Kepler”アーキテクチャのGK110で“Hyper-Q”と呼ばれる新機能により、High Performance Computing(HPC)性能を2倍以上に高めようとしている。

“Fermi”アーキテクチャのGF110ではHPC性能は限られたものであった。その理由が高度に並列化されたGPUではCPUからのデータ供給が満足に得られないためで、順序化されたワークブロックの間の独立性が誤っていること(False dependencies)がボトルネックとなっていた。結果として低速化を引き起こしていた。
GK110で導入される“Hyper-Q”はこのボトルネックを解消するものだとNVIDIAは説明している。
Next-Generation Ethernet to Support 1Tb/s Speeds by 2015.(X-bit labs)

IEEEは“IEEE 802.3 industry connections higher speed Ethernet consensus group”の結成を発表した。このグループの結成により、次世代の転送速度を有するEthernetの開発を行う。IEEEは2015年までにEthernetの標準が1Tb/sとなり、2020年には10Tb/sになると見込んでいる。

IEEEの調査によると、複数アプリケーション空間の帯域の要求は指数関数的に高まっているという。この傾向が今後も続くとネットワークは2015年に1Tb/s、2020年の10Tb/sを要求されるようになるという。

具体的にどうこうという話ではまだなく、ネットワークに対する帯域の要求が指数関数的に高まっており、それに対応すべくIEEEが高速転送を実現する次世代Ethernetの開発を行うグループを立ち上げたという内容です。
今回の1Tb/sのEthernetも一般的なPCにどうこうというものではなくサーバーやデータセンター、HPCや金融市場、ネットワークベンダーが扱うものでしょう。

Terabyte Toshiba hybrid drive has 8GB of NAND cache(The Tech Report)
Toshiba Demos New 1TB Hybrid Drive with 80MB/s Transfer Speeds – FMS 2012 Update(SSD Review)

フラッシュメモリと磁気円盤を組み合わせたいわゆるHybrid HDD製品は現在Seagateのみが“Momentus XT”として展開している。
しかしFlash Memory Summitで東芝がHybrid HDD製品をお披露目した。東芝のHybrid HDD製品はノートPC向けで、1TBの容量を有し、使用されるNANDは8GBとなる。
Haswell Xeon(s) - Too Much Of Heaven?(VR-Zone)

ハイエンドサーバー向けCPUの新世代の移行がやや遅くなっているのに対し、メインストリーム向けCPUを使用するエントリーレベルのサーバー・ワークステーション向け製品はより早い新世代への移行が計画されている。
“IvyBridge”世代のXeon E5 v2(“IvyBridge-EP / IvyBridge-EN”)は来年の前半から中盤の予定となっており、メインストリーム向けに“IvyBridge”がもたらされから約1年のブランクがある。“Haswell”世代のXeon E5 v3(“Haswell-EP / Haswell-EN”)はさらにその1年後だ。
ところがXeon E3 seriesは、ほぼメインストリーム向けのチップをそのままXeonとして投入していることもあり、ここまで間が空くことはない。例えば“IvyBridge”ベースのXeon E3-1200 v2はデスクトップ向けの“IvyBridge”が登場してすぐに登場した。
(過去の関連エントリー)
AMD APUに関するブロガー向け勉強会を8月1日に開催(2012年8月3日)

とある暑い夏の日、「APUに関するブロガー向け勉強会」でAMDの中の人は言った。

「僕と契約してAPU使いになってよ!」
「僕は君たちが望むAPUをあげよう。その代わり、このAPUの使い方を考えて、Intelと戦って欲しいんだ!」

・・・あまりやりすぎるとボテクリこかされそうなので悪ノリはここまでとしよう。
AMD to drop prices, launch FX-4130 CPU on August 27(CPU World)
AMD to Slash CPU Prices Across the Board, Introduce FX-4130 Quad-Core CPU(techPowerUp!)

AMDは8月24日、FX series, A series, Phenom II seriesの価格表を更新し、これらのほぼ全ラインナップにおいて値下げを行った。改訂後の価格は8月27日より適応されるとしており、値下げ幅は1~23%となる。
A seriesの平均値下げ幅は15.9%、FX seriesは11.9%である。このような大規模な値下げが行われるのはたいてい新しくてより良い製品がリリースされる前触れである。この場合であれば“Llano”は“Trinity”に1~2ヶ月いないに置き換えられ、FX seriesにも“Vishera”が第4四半期中に投入される。
Intel Brickland & Grantley Platforms Revealed: Ivy Bridge-EX, Haswell-EX(VR-Zone)
Intel: On "Westmere-EX" followed by "Ivy Bridge-EX"(ComputerBase.de)
Intel Brickland and Grantley Platforms Detailed – Spans Three CPU Generations: Ivy Bridge-EX, Haswell-EX, Broadwell-EX(WCCF Tech)

現行のXeon E7 seriesに使用されている“Boxboro-EX”プラットフォームは登場して数年を迎えている。一方Xeon E5 seriesに使用されている“Romley”は何度かの遅れに苦しんだ。Intelは現在、盤石なプラットフォームとした“Brickland”と“Grantley”の開発に全力を注いでいる。“Brickland”と“Grantley-EP”プラットフォームはIntelにとっては非常に重要なプラットフォームとなり、2013年から2016年にかけて同社のワークステーション・サーバープラットフォームを支えるものとなる。
AMD Piledriver (FX-Vishera) Core Frequencies Confirmed – Flagship FX-8350 Throttles upto 4.2GHz(WCCF Tech)
AMD "Vishera" FX-Series CPU Specifications Confirmed(techPowerUp!)
AMD FX-Series Vishera CPUs confirmed(Fudzilla)

AMDのコンシューマプラットフォームガイドがリークし、その中で“Vishera”コアのFX seriesの周波数が明らかになった。注目すべきは最上位のFX-8350で定格周波数が4.00GHz、Turbo時周波数が4.20GHzとなる。
New video and graphics features of Haswell CPUs(CPU World)

2013年に予定されている“Haswell”では様々な拡張や新機能の追加が行われる。CPU Worldでは今週初めに“Haswell”のダイとパッケージの関係について紹介した。その中でも特記すべきなのは“Haswell”にはCPUと“Lynx Point”チップセットを1つのパッケージにまとめたものがあると言うことである。
そして“Haswell”に関してもう1つ特記すべき事項は新命令・新機能の搭載で、新命令としてはAVX 2.0やAES命令の拡張が挙がる。またOC機能の改良やValtage Regulatorのオンチップ化、ULT processorでの新たな低消費電力ステートの追加、DDR3Lのサポートの追加がある。
そして忘れてはいけないのがGPU周りの拡張で、今回はそのGPU周りの新機能・拡張についてお話ししたい。
AMD business-class "Trinity" APUs are in the works(CPU World)
AMD preps business class Trinity parts(Fudzilla)

今となっては懐かしき良きK10 processorの時代、AMDはAthlonやPhenomで多くのSKUを備えていた。具体的にはメインストリームのチップに加え、電力対性能に優れたモデル、省電力性を重視しモデルや、そしてビジネスクラスと呼ばれるものもあった。このビジネスクラスのモデルは一般向けのそれよりも長い保証期間が提供されるものであった。
現行の“Llano”やFX seriesではビジネスクラスも含めたこのような多種のSKUは展開されていなかったが、10月にローンチが予定されている(デスクトップ向け)“Trinity”ではこの状況が変わるという。
(初出:2012年8月23日21時19分)
(追記:2012年8月24日23時25分)

AMD May Release First Opteron "Abu Dhabi" Server Chips Next Month.(X-bit labs)
AMD Abu Dhabi server parts could launch next month(Fudzilla)

“Piledriver”を使用したMulti-core CPU製品は来月に登場するという。“Piledriver”を使用したサーバー向け製品はコア数は最大16となり、高性能サーバー向けとして投入される。なお、コア数が多い分周波数はやや低めとなる。

サーバー向けの“Abu Dhabi / Seuol”と同様に“Piledriver”を使用したHigh performance multi-core CPUとしてハイエンドデスクトップ向けに“Vishera”というものが予定されているが、これよりも先にまずサーバー向けの“Abu Dhabi”が投入されるという。
GIGABYTE AMD & Intel Motherboards Now Windows 8 Ready(Legit Reviews)
GIGABYTE Motherboards Ready for Windows 8(Gigabyte)

Gigabyteは8月21日、現行のマザーボード製品におけるWindows 8対応製品のリストを明らかにした。これらはBIOSやドライバの対応も含まれ、Windows 8へのスムースな移行が可能であるとしている。

詳細はGigabyteのWebサイトをご覧下さい。
Intel系マザーボードではX79を含むIntel 7 seriesやC606、H61対応マザーボードが挙げられており、AMD系マザーボードではAMD 9 seriesマザーボードが名を連ねています。

Radeon HD 7990 Spotted on PowerColor Website(Videocardz)
AMD Radeon HD 7990 will be the reference card design(DonanimHaber.com)

PowerColorのWebサイトのグラフィックカード製品のシリーズにRadeon HD 7990の項目が追加された。なお8月22日時点ではまだRadeon HD 7990の項目に該当する製品はない。

以前の噂ではRadeon HD 7990は8月中にリリースされるのではないかと言われていた。VideocardzではRadeon HD 7990はケルンで開催されるGamesCom(8月21~25日)で発表されるかもしれないと考えていた。しかし、今になってもAMDからは何のアナウンスもない。ひょっとするとAMDはRadeon HD 7990をリリースしない、あるいはもはや存在しないことになっているんではないかと思われ始めた中、PowerColorのグラフィックカード製品にRadeon HD 7990の項目が追加されるという出来事が起きた。
MSI Z77IA-E53 Mini-ITX Motherboard Launched(techPowerUp!)

MSIはIntel Z77チップセットを搭載するMini-ITXマザーボード―“Z77IA-E53”を正式発表した。“Z77IA-E53”は7月にその写真がリークしていた。

MSIはLGA1155対応のMini-ITXマザーボードとして“B75IA-E33”を先日ローンチしたが、今回の“Z77IA-E53”は“B75IA-E33”とは異なる基板を使用している。またチップセットもより機能が豊富なZ77となっている。そして電源回路も7-phase CPU VRMが搭載され、より高いオーバークロック性能を実現している。電源コネクタは24-pin ATXと8-pin EPSが備えられている。OCに関与する機能としてOC Genie II, one-touch OCが備えられている。BIOSはClickBIOS UEFIとなる。

SocketはLGA1155、メモリは2ch DDR3対応スロットが2本で、最大16GBまで搭載できる。拡張スロットはPCI-Express 3.0 x16が1本、mPCI-Express 2.0が1本である。ストレージはS-ATA 6.0Gbps×2, S-ATA 3.0Gbps×2, eS-ATAを備える。
USB 3.0はZ77から4ポートで、うち2ポートは背面に、2ポートは内部ピンヘッダとして提供される。ディスプレイ出力はD-sub, HDMIを搭載する。この他の機能としては6ch HD Audio, GigabitEthernet, IEEE802.11b/g/n, Bluetoothを備える。


以下にスペックをまとめます。
Package options of desktop and mobile Haswell processors(CPU World)
CPU World details Haswell package configurations(The Tech Report)

CPU Worldでは7月に“Haswell”のローンチスケジュールについて取り上げた。その際、“Haswell”には3種類のGPU―GT1, GT2, GT3があり、この中で最も高い性能を有するものがGT3であるという話をした。
薄々気づいている方もいるかもしれないが、IntelはGT3のダイのみをつくって、これを無効化してGT2やGT1の製品をつくると言うわけではない。“IvyBridge”にGT2とGT1のダイがそれぞれあるように、“Haswell”にもGPUの違いから分けると2種類のダイが存在するようになる。2種類の“Haswell”のうち1種類はGT3を搭載し、もう1種類はGT2を搭載する。そしてそれぞれに2-coreと4-coreのものがあり、コア数の違いによっても別のダイが用意される。さらに多くの“Haswell”はDual-channelメモリコントローラを搭載するが、一部はSingle-channelメモリコントローラを搭載するものがあり、これについても専用のダイが使われる。つまり“Haswell”ではGPU・コア数・メモリコントローラの違いにより異なるダイが用意されるのである。
NVIDIA Launches GeForce GTX 660 For OEMs, Features 1152 CUDA Cores(Videocardz)
NVIDIA,OEM向け「GeForce GTX 660」の情報を公開。GK104ベース?(4Gamer.net)
NVIDIA GeForce GTX 660 (OEM)(NVIDIA)

NVIDIAは8月20日、同社の公式WebサイトにOEM向け製品となるGeForce GTX 660(以下GeForce GTX 660 OEM)を新たなラインナップとして掲載した。このGeForce GTX 660を名乗るGPUを搭載したPCは現在AcerやAlienwareから登場しているが、これらはおそらくこのGeForce GTX 660 OEMを搭載したものと思われる。
そして今回NVIDIAの公式WebサイトにGeForce GTX 660 OEMが掲載されたことにより、そのスペックの一部も明らかになった。


以下にスペックをまとめます。