北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
「こちらも売れそうです」(10/29) ・・・某ショップ店員談(hermitage akiahbara)
Nvidia Geforce GTX 980 8GB GDDR5 Allegedly Inbound – Landing in November(WCCF Tech)

hermitage akihabaraによると、GDDR5を8GB搭載するGeForce GTX 980/GTX 970が11~12月に登場する見込みであるという。

Single-GPUにおいて通常のGeForce GTX 980/GTX 970が搭載する4GBというメモリ容量はほとんどのゲームにおいては十分な量である。しかし、4K解像度の領域になるとメモリの容量と帯域がさらに求められるようになる。AMDのRadeon R9 290Xは512-bitの幅広いメモリインターフェースを有しており、256-bitのGPUに比べると自ずと優位性を有することになる。NVIDIAはソフトウェアに技巧をこらし、また色圧縮などの技術を用いて比較的狭い帯域でも問題が起きないようにしている。しかし、ここでVRAMを8GBに増量する製品の話が出ると言うことは、大容量のVRAMが効く場面を見越しているのだろう。

昨日はRadeon R9 290Xの8GB版の話が出ましたが、今日はGeForce GTX 980/GTX 970の8GB版の話が出てきています。どちらも4K解像度での使用を見越したものでしょうか。
More Radeon R9 290X cards with 8GB RAM in november(VideoCardz)
AMD Introduces Radeon R9 290X with 8 GB of video memory in November(SweClockers.com)

AMDは8GBのGDDR5を搭載するRardeon R9 290Xを11月に予定しているようである。

GDDR5 8GBを搭載するRadeon R9 290XはPowerColor, Sapphire, Club3Dのみから登場することになる。このうち、Sapphireは既にRadeon R9 290X 8GBを既に2モデルリリースしている。このうちVapor-Xはまだ見つけやすいが、R9 290X Toxicは非常に量が限られており、実質的に見つけられるのは1モデルとなっている。

8GB版Radeon R9 290XはGeForce GTX 980へのカウンターと考えられる。GeForce GTX 980はより高い性能をより低い消費電力で実現する。4K+市場ではまだAMDのリードがあるが、多くのゲーマーは1080p解像度にとどまっている。

8GB版Radeon R9 290Xは4GB版より10%程高くなる見込みである。またAMDはNever Settle bundleの更新をこのカードのローンチに合わせて行うかもしれないという。
Radeon R9 290X 8GBの新たなカードは11月6日に登場する見込みである。


Radeon R9 290Xのメモリを4GBから8GBに増量したカードが11月6日に登場するようです。既にSapphireからはリリースされているようですが、PowerColorとClub3Dも加わる形となります(Sapphireからも新たなモデルがある・・・かも?)。
Intel adds Atom Z3570 to Moorefield lineup(CPU World)

現在、Intelはタブレットやスマートフォン向けのSoCとして“Mooresfield”をラインナップしている。この“Mooresfield”は今年初めに発表されたもので、第2四半期にローンチされた。“Mooresfield”は4-coreの“Silvermont”CPUを搭載し、iGPUにはPowerVRを搭載、さらにVideo, Image signal processor, Crypto engineを備え、eMMCやUSB 3.0等のインターフェースを統合する。“Mooresfield”はAtom Z3530, Z3560, Z3580で構成されていたが、今回新たにAtom Z3570が加わった。
ARM announces a trio of new Mali technologies(HEXUS)
ARM announces new 4K-ready Mali chips(bit-tech.net)
ARM Announces Mali 800 Series GPUs - T860, T830, & T820(AnandTech)
ARM Announces Mali-V550 Video Processor & Mali-DP550 Display Processor(AnandTech)

ARMは10月28日3種類のMali graphics processorを発表した。これらは将来のMobileデバイスにおける超高解像度時代の到来を見据えたものである。

発表されたのはMali-T820, Mali-T830, Mali-T860である。Mali-T820がエントリー向け、Mali-T830がミドルレンジ向け、Mali-T860がハイエンド向けとなる。これらはいずれもvideo acceleratorであるMali-V550とdisplay processorであるMali-DP550と組み合わされてmedia-sentric SoCを形成する。
Transcend Announces Latest Server-Grade DDR4 Memory(techPowerUp!)
Transcend Announces Latest Server-Grade DDR4 Memory(Transcend)

Transcendは10月17日、サーバー向けのDDR4メモリを3製品リリースした。リリースしたのはDDR4-2133MHzのRegistred DIMMの8GBモジュールと16GBモジュール、16GB DDR4 Very Low Profile (VLP) RDIMMである。いずれも最新のXeon E5-2600 v3に対応する。TranscendのDDR4メモリ製品は大容量と高い性能を有し、さらに駆動電圧1.2Vで省電力性にも優れる。そして信頼性を増し、クラウドコンピューティングや仮想化、HPC用途に適したものとなっている。

製品ナンバーは以下の通りです。

 TS1GHR72V1Z   8GB  DDR4 2133 Registered DIMM 1R×4
 TS2GHR72V1Z  16GB DDR4 2133 Registered DIMM 2R×4
 TS2GHR72V1PL 16GB DDR4 2133 Registered DIMM VLP 2R×4
6 TB WD Purple Now Shipping(Guru3D)
WD Purple Now Shipping in 6 TB Capacities(techPowerUp!)

WesrtenDigitalは10月28日、監視カメラ向けの3.5インチHDD製品であるWD Purpleに容量6TBのモデルをリリースした。監視カメラは大きなデータ容量を必要とする市場であり、これからのIoTシステムにも大きく関わっていくことになる。WD Purpleは家庭や小規模ビジネスセキュリティシステムに強みを有し、最大8台のHDDおよび最大32基のHDカメラの仕様を想定している。
現在WD Purpleは1TBから6TBまでがラインナップされている。


WD Purpleの機能として動画のフレームロースを軽減するAllFrameと、システムのワークロードに応じてシーク速度を制御するIntelliSeek technologyが挙げられています。
WD Purple 6TB(WD60PURX)のMRSPは$329.99となるようです。

・・・あえてこれを自作PCで用いる場面は少ないでしょうか。
AMD ‘Tonga XT’ R9 M295X Benchmark Surfaces – Impressive Results(WCCF Tech)
iMac Rectin 5Kディスプレイモデル(Apple)

Radeon R9 M295Xはまだ雲を持つかむような存在で、まだローンチされたわけではない。しかし、このRadeon R9 M295XはAppleのiMac 5Kでオプションで選択することができる。つまり、これ以上待たずともこのGPUのベンチマークを取ることができるということである。
このRadeon R9 M295Xは“Tonga”アーキテクチャを元としたものであり、“Tonga XT”あるいは“Amethyst XT”と呼ばれるコアのどちらかである。


ベンチマークが掲載されてはいるものの、計測されているのはCineBenchのOpenGLのスコアのみです。以下にそれを掲載します。

  ・GeForce GTX 770:98.78 fps
  ・GeForce GTX 780M:92.59 fps
  ・Radeon R9 M295X:105.63 fps

確かにこのベンチマークではRadeon R9 M295Xのスコアは良好ですが、より興味のもたれるであろうゲームでの性能を推し量るのは難しそうです。またRadeon R9 M295Xそのもののスペックも今回の情報では明らかにされていません。

(過去の関連エントリー)
“Tonga”を搭載するRadeon R9 M295X―Compute unit数は32(2014年6月4日)
Intel updates server processor plan; to release Haswell-EX/EP4S in 2Q15(DigiTimes)

Xeon E7 v3 seriesとなる“Haswell-EX”およびXeon E5-4600 v3 seriesとなる“Haswell-EP 4S”は2015年第2四半期に予定されている。つまり、新プラットフォーム移行までより長い時間がかかるようになる。

エントリーレベルのワークステーション・サーバー向けは“Skylake”をベースとするXeon E3-1200 v5 series(Xeon E3-1280 v5を含む)が2015年第3四半期に予定されている。またLGA1150に対応し、“Broadwell”をベースとするXeon E3-1200 v4 seriesも同じ時期に登場する。
GeForce 344.48 driver enables DSR on Kepler, Fermi GPUs(The Tech Report)
NVIDIA 344.48 WHQL Drivers Available; DSR Added To Fermi & Kepler(AnandTech)
Nvidia adds DSR to latest GeForce GTX drivers(bit-tech.net)
GeForce Game Ready Driver(NVIDIA)

NVIDIAはGeForceグラフィックカード向けのドライバとなるGeForce 344.48 driverをリリースした。このドライバはWHQL認証を受けたものとなり、Load of the FallenやCivilization: Beyond Earth, Elite; Dangerousなどのいくつかのゲームタイトルへの最適化が含まれている。

しかし最も大きいのはデスクトップ向けの“Kepler”と“Fermi”でDynamic Syper Resolution (DSR) のサポートが追加されたことである。言い換えるとGeForce GTX 400, GTX 500, GTX 600, GTX 700 seriesでDSRが使用できるようになる(ただし、ローエンドのGeForce GTX 400, GTX 500 seriesの一部は例外的にサポート対象外となる)。
Apple Air 2 Impresses Users with Three Core A8X Processor(Legit Reviews)
iPad Air 2 teardown confirms 2 GB RAM, smaller battery, lousy repairability(VR-Zone)
iPad Air 2 Benchmark Reveals Tri-Core SoC with 2GB RAM – Tops the Multi-Core Performance(WCCF Tech)

iPad Air 2が発表されてからまだ間もないが、そのiPad Air 2に搭載される最新processor―A8Xは前世代のA7と比較して大幅な性能向上を成し遂げている。A8XはARMをベースとする1.50GHz駆動の3-coreである。iPad Air 2にはこのA8Xと2GBのRAMが搭載されている。

WCCF Techに掲載されているGeekBench 3の結果は以下の通りです。
Some features of Intel Xeon E3-1200 v4/v5 processors(CPU World)

現在、IntelはSinlge-socketのサーバー・ワークステーションには第3世代のXeon E3-1200 series―Xeon E3-1200 v3を投入している。Xeon E3-1200 v3は昨年ローンチされており、既に16ヶ月間市場を担い続けている。Intelは今後、2世代のXeon E3-1200 seriesを用意しておりXeon E3-1200 v4およびXeon E3-1200 v5として登場する予定である。Xeon E3-1200 v4は“Broadwell”を、Xeon E3-1200 v5は“Skylake”をベースとする。これらはCPUの効率が向上するとともにGPUが改良される。そしてXeon E3-1200 v5についてはより大容量のメモリのサポートとDDR4メモリの対応が成される。
AMD cuts A-series desktop processor prices(The Tech Report)
AMD slashes APU prices(Fudzilla)

AMDシステムを構築するならば、今年の年末シーズンは財布への負担がより軽くなるかもしれない。AMDはデスクトップ向けのA series APUの比較的大幅な値下げを行う。価格改定の対象となるのは現行の“Kaveri”世代のAPUに加え、前世代の“Richland”や“Trinity”の一部も含まれる。

以下に“Kaveri”世代のAPUの価格の推移を示します。
Intel fixera il bug TSX per Broadwell, mentre per Haswell tutto tace Intel fixera bug TSX for Broadwell, while Haswell all is silent(bits'n chips)
Intel TSX Bug Will Be Fixed By Broadwell-K – Impossible to Fix in Haswell(WCCF Tech)
Intel(R) Core(TM) M Processor Family Specification Update(Intel / PDF files)

Intelは先月、Intel(R) Core(TM) M Processor Family Specification Updateと題したドキュメントを掲載し、その中でTSX命令のエラッタを“Broadwell”世代で修正することを明らかにした。このTSX命令は主にサーバーやワークステーションで用いられる命令である。
Gigabyte Mini-ITX GTX 970 Graphics Card(Guru3D)
Gigabyte GTX 970 Mini-ITX (GV-N970IXOC-4GD)(VideoCardz)

Gigabyteは10月21日、Mini-ITXに対応するGeForce GTX 970搭載グラフィックカードを発表した。まもなくSKU code“GV-N970IXOC-4GD”で見つかるようになるだろう。コアの周波数はBase 1076MHz / Boost 1216MHzに設定されており、リファレンス(Base 1051MHz / Boost 1178MHz)よりも若干高められている。PCI-Express電源コネクタは8-pin×1となる。
Still very far from the road, Intel Broadwell-E will be mass production in the first quarter of 2016(VR-Zone Chinese / 繁体中文)
Details and launch date of Broadwell-E CPUs(CPU World)
Intel Core i7 "Broadwell-E" HEDT Chips Arrive in 2016(techPowerUp!)

“Broadwell-E”はMobileやデスクトップ向けの“Broadwell”と同様に14nmプロセスで製造される。しかし、“Broadwell-E”は2015年に登場することはない。

“Broadwell-E”は引き続きLGA2011 v3をサポートし、Intel X99チップセットに対応する。使用するメモリはDDR4である。そのため、現行のX99マザーボードは“Broadwell-E”に対応でき、現行のLGA2011 v3プラットフォームのCPUを“Broadwell-E”に置き換えることもできる。
NEC PA322UHD 4k Display offers 120Hz Support at Lower Resolution(Guru3D)

32" UHD color accurate desktop monitor w/ SpectraViewII MODEL: PA322UHD-BK-SV(NEC Display)

NECの31.5インチディスプレイ―“PA322UHD-BK-SV”は4K解像度である3840×2160で最大リフレッシュレート60Hzに対応する。そして、Professionalユーザー向けのスペック・機能を搭載する。使用する液晶パネルはSHARPのIGZO IPS typeパネルである。

G2G response timeは10ms、コントラスト比は1000:1、輝度は350cd/m2となる。視野角は176°/176°である。LEDバックライトを搭載する。色域はAdobe RGBの99.2%をカバーする。
14mn Skylake-S began sending samples, Greenlow platform to determine debut in the second quarter of 2015(VR-Zone Chinese / 繁体中文)

Intelは2015年第2四半期に“Skylake-S”を投入する予定であり、現在パートナーにテストサンプルを送付しているという。

LGA1151に対応する“Skylake-S”は現在サンプルが送付されているが、現段階では2種類のOC非対応のProcessorのみが用意されているという。
HP offers desktop PCs with AMD FX-770K "Kaveri" processor(CPU World)

先月、AMDはSocketFM2+向けの“Kaveri”をベースとしながらもGPUを無効化したAthlon X4 860Kをローンチした。Athlon X4 860Kは4-core/2-moduleの“Steamroller”を搭載するが、オンダイのGPUは無効化されている。GPU以外のスペックはA10-7850Kに準じている。
そして今回、GPUを無効化した製品として新たにFX-770Kなるものがあることが明らかになった。FX-770KはHP Pavilion 500-422nlデスクトップPCで採用されており、欧州で販売されている。FX-770KはA10-7800 APUに類似したスペックを有しているが、何度も言うようにiGPUは無効化されている。さらに、倍率ロックは解除されている。
AMD’s Lisa Su: high-end ‘Zen’ x86 cores set to be available in 2016(KitGuru)
AMD’s Next Generation x86 Zen Architecture To Debut In 2016 – Dense Server Market To Be A Top Priority(WCCF Tech)

AMDの新CEOであるLisa Su氏は新たな構成のx86 micro-architectureをベースとしたサーバー向けProcessor製品がこの数年以内に登場することを改めて強調した。

「現在、我々のサーバー向け
x86製品はもう数年たっている。我々はこの数年以内にこの状況をアップデートする」
Lisa Su氏は投資家向けカンファレンスコールでこのように語った。
Google Nexus 9 Powered by NVIDIA Tegra K1, Denver 64-bit SoC(PC Perspective)
Google Announces the Nexus 6 and Nexus 9 Running Android Lollipop(AnandTech)
Google unveils HTC-made Nexus 9 tablet plus Android Lollipop(HEXUS)
Google unleashes Android 5.0 Lollipop, new Nexus devices(The Tech Report)
Android 5.0搭載Nexus 6と9発表。日本でも近日発売(Impress PC Watch)
次期Androidのバージョンは5.0、コードネームはLollipop(Impress PC Watch)

GoogleはNexus 6 phoneと同時に、新型タブレットとなるNexus 9を発表した。Nexus 9はディスプレイに8.9インチで解像度2048×1536のIPS液晶を採用し、バッテリ容量は6700mAh、OSに最新のAndroid Lolipopを搭載する。そして最も興味深いのは搭載されるSoCがNVIDIAのTegra K1 SoCであることである。さらにこのTegra K1 SoCは64-bitに対応するDenver Dual-coreを使用するもので、Denver Dual-core版Tegra K1搭載製品としてはこのNexus 9が最初に出荷・発表された製品となる。
More details on Skylake GT1, GT2 and GT3e graphics(CPU World)

6月にCPU Worldでは“Skylake”の内蔵GPUの詳細を紹介した。“Skylake”にはGT2, GT3e, GT4eのいずれかが搭載され、これらは第9世代のGraphics architectureを採用するものになる。そして“e”のつくiGPUには最大128MBのeDRAMが搭載され、性能の底上げが図られる。

GT4eは最上位の製品となり、4-coreのLGA1151 CPU (S series) 向けには64MBのeDRAMが、BGAのH seriesには128MBのeDRAMが搭載される。GT4eのExecution unit数は72で、“Broadwell”の最上位GPUであるGT3eの48 からExecution unitが50%増やされる。その結果、GT4eを搭載するモデルはゲームや3D graphicsアプリケーションで“Broadwell”よりも優れた性能を有することになるだろう。
Futuremark、定番3Dベンチマークソフト「3DMark」の最新版v1.4.775を公開(窓の杜)
3DMark Version 1.4.775(4Gamer.net)
Futuremark announces Fire Strike Ultra, first 4K benchmark(VideoCardz)
Futuremark 3DMark (2013) v1.4.775(techPowerUp!)

Futuremarkは10月13日、3Dベンチマークソフトである3DMarkの最新版となるversion1.4.775を公開した。

version1.4.775では4K解像度(3840×2160pixel)モニター向けのプリセットである“FireStrike Ultra”が新たに追加されのが大きな目玉となる。なお、“FireStrike Ultra”はAdvanced EditionまたはProfessional Editionでのみ利用可能である。

今までもカスタム設定で4K環境でベンチマークを回すことは可能でしたが、今回プリセットとしてUltraが登場したことにより4K解像度でも共通の基準でスコアが比較できるようになりました。
FireStrike Ultraの実行自体には4Kモニタは必要ではありませんが、VRAMは3GB以上が必要とされています。
SSDs with series SanForce SF3000 controller delayed(Guru3D)

SandForceはLSIに買収され、その後Seagateの傘下になったが、大きな問題に直面している。SandForce SF3000 seriesコントローラは2013年にアナウンスされたが、登場時期はさらに遅れ、現在は2015年上半期の予定であるという。
Asustek, AMD said to strengthen partnership(DigiTimes)

台湾の上流サプライチェーンの情報によると、AMDとASUSのパートナーシップは今後強化されていくという。また、AMDは2016年までに“Zen”と呼ばれるデスクトップ向けの次世代APUプラットフォームを投入予定であり、AMDとASUSの協力関係はデスクトップにも及ぶという。ただし、ASUSとAMDはこの報道に関して何のコメントもしていない。
AMD CEO Lisa Su explains company's goals(Fudzilla)

Lisa Su氏はK11, K12あるいは“Seattle”、20nm Radeon GPU他今後数四半期のうちに明らかなる製品群に携わる必要がある。

先日AMDの新たなCEOにLisa Su氏が就任することが発表されましたが、早速そのインタビュー記事がFudzillaに掲載されています。その3段落目の後半に上の一文があります。
文章の流れとしてはAMDは製品を作ってきた企業であり、今後もそれは変わらない。AMDの持つ最先端技術や優れたIP、システムソフトウェア、顧客関係を生かし、今後もより良い製品を提供する。その上で近いところでは上記の製品群を手がけていくことになる。というもので、その直近の製品群の例としてK11, K12, “Seattle”, 20nm Radeon GPUが挙げられています。これらがどうなるという踏み込んだ話では決してないのですが、「20nm Radeon GPU」がAMDの中でまだ存在しているというのは興味深い点ではあります。

後半では2015年の製品として“Carrizo big core”と“Nolan 20nm low power part”という文字が見られます。これらは今まで示されたロードマップの流れ通りでしょう。
Preliminary Skylake mobile SKU lineup(CPU World)

6月にCPU WorldではMobile向け“Skylake”についてお伝えした。“Haswell”や“Broadwell”と同じように、“Skylake”でもパフォーマンス向けの“H series”、Ultrabookや薄型軽量ノートPC向けのULV製品である“U series”、超低消費電力でファンレスMobile機器向けの“Y series”から構成される。それぞれのカテゴリにおいて、Intelは4から15のSKUを計画しており、これらはコア数や周波数、キャッシュ容量、iGPUの種類、vProのサポートの有無、TDPにより区分される。
AMD R9 price drops are only temporary - part of promotion(Guru3D)
AMD not cutting price of Radeon R9 290 and R9 290X GPUs(HEXUS)

先日Radeon R9 290X, R9 290, R9 280X, R9 285が値下げされたという情報があった。特にRadeon R9 290Xの値下げ幅は大きいものであった。しかしAMDからGuru3Dに連絡が入り、これらの値下げは実際に公式に価格改定が行われたものではなく、チャネルパートナーが独自に行ったもので、期間限定のものであるという。
Intel expands Atom E3800 embedded family(CPU World)

今月、Intelは組み込み向けのSoC製品となるAtom E3805をローンチした。Atom E3800 seriesは“BayTrail-I”をベースとするもので、今まではAtom E3815, E3825, E3826, E3827, E3845から構成されていた。いずれも製造プロセスは22nmとなり、コア数は1~4となる。GPUは第7世代のHD graphicsである。メモリはDDR3メモリに対応、さらにチップセット機能を統合する。これら組み込み向けAtomは低消費電力を実現しており、5Wから10Wとなる。今回のAtom E3805はこのAtom E3800 seriesに新たに追加されたSKUとなり、Atom E3825に似たスペックを有するが、同じCPU性能レベルでより低いTDPを実現している。