北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Vega architecture will bring multiple cards(Fudzilla)

Fudzillaで得た情報によると、まもなく登場する“Vega”アーキテクチャの製品はトップツーボトムで登場するという。つまりAMDのグラフィックカードの全SKUを担う模様である。

HBM 2を搭載する“Vega”はNVIDIAのハイエンドグラフィックカードへの対抗製品となる。しかし、“Vega”のメモリインターフェースはHBM 2だけの対応だけでなく、GDDR5を搭載した“Vega”も見られることになるだろう。なおGDDR5Xについては情報がないが、搭載したとしても驚くことではない。
[RUMOR] Even Intel is studying a new x86 uArch(Bits and Chips)

Bits and Chipsで得た情報によると、Intelは現行のデスクトップおよびエンタープライズ向けx86マイクロアーキテクチャを置き換えるための新しいx86マイクロアーキテクチャを研究しているという。

2019年の“Tigerlake”が“SandyBridge”から続いてきたCore世代の最後の進化系となる。そして新しいIntelのマイクロアーキテクチャはAMDが“Zen”で使用したものと似たアプローチとなり、物理的な面積を節約し、一方で性能消費電力比を引き上げる。
Plextor to Demo Mainstream M8Se NVMe and 3D NAND-Based SSDs at CES(AnandTech)
Plextor flies to the CES with 3D-NAND and new PCIe-SSD(ComputerBase.de)

Plextorは来年1月上旬に開催されるCESで来年に計画されている新製品のうちいくつかのデモを行うとした。その中で特記すべきは、メインストリーム向けのSSD製品となるM8Seで、3D NANDを搭載したSSDとなる。
French Magazine posts engineering sample AMD Ryzen Processor benchmarks(Guru3D)
First AMD Ryzen Review Leaked – Aggregate Performance 46% Faster Than FX-8370 with 93 Watt Power Consumption(WCCF Tech)

フランスの雑誌であるCanardPCでAMDのRyazen CPUのEngineering Sampleを用いた各種ベンチマークテストが掲載された。使用されたのは8-coreでBase 3.15GHz/Boost all core 3.30GHz /Boost 1-core 3.50GHzのEngineering Sampleである。しかし、ベンチマーク実施時はBoostの周波数が3.40GHzより上がることはなかった。
GALAX Unveils a Single-slot GeForce GTX 1070 Graphics Card(techPowerUp!)
GALAX To Release a Single-slot GeForce GTX 1070 - DDR4 Memory and M2 SSD(Guru3D)
Galax unveils a single slot GeForce GTX 1070 graphics card(HEXUS)

GALAXはGEC 2016を開催し、その中でグラフィックカードの新製品をいくつか明らかにした。そしてその中に興味深い製品として1スロット仕様のGeForce GTX 1070搭載カードがあった。

登場は2017年が予定されています。現時点では1スロット仕様であること以外のスペックは不明です。

・・・以前にも似たような1スロット仕様のカードをGALAXは投入しており(当時はGALAXYというブランドだったが)、これが初めてというわけではありません(むしろお家芸な位)。
AMD "Polaris 12" Surfaces in Linux Drivers(techPowerUp!)
AMD Polaris 12 spotted in Linux patches(VideoCaredz)

AMDは3番目の“Polaris”アーキテクチャのGPUとして“Polaris 12”を開発しているのは確かなようだ。そしてこの“Polaris 12”がAMD GPU DRM kernel driverのコードに見つかった。しかし、現時点ではこの“Polaris 12”のスペックはわかっていない。
偽物だった模様です。
コメント欄でご指摘いただき、またおよびWCCF Techのコメントも確認しましたが、どうやらこれはXeon E5-2660(SandyBridge-EP, 8-core/16-thread, 2.20GHz/TB 3.00GHz)で計測してでっち上げた代物の模様です。ご迷惑をおかけしました。



AMD RYZEN ZEN 8 Core / 16 Thread CPU Cinebench R15 and Fritz Chess Benchmarks Leaked – Compared Against i7-7700K and i7-6900K(WCCF Tech)
AMD Ryzen: Cinebench R15 gegen Core i7-7700K und i7-6900K(PCGH)

先日、“New Horizon”と呼ばれるイベントで2017年第1四半期に予定されているハイエンドデスクトップ向けCPU―“Summit Ridge”の製品名がRYZENになること、“Summit Ridge”に採用される新アーキテクチャ―“Zen”のいくつかの新機能について明らかにされました。このイベントでは直接的にベンチマークのスコアが示されることはありませんでしたが、“New Horizon”が開催されて日の浅い12月19日、早速ベンチマークスコアがリークした模様です。

どこからリークしてきたのかは不明ですが、スクリーンショットを見るとおそらくは中国語圏のどこかだろうということは推測されます。以下にそのスコアをまとめます。
AMD confirms Naples Zen server for Q2(Fudzilla)
AMD RYZEN ZEN 8 Core / 16 Thread CPU Benchmarked – On Par With Intel’s Core i7-6900K, Clocked at 3.4 GHz+ at 95W, Stellar IPC Gains(WCCF Tech)

AMDはデスクトップ向けの“Summit Ridge”と同じ“Zen”アーキテクチャを採用したサーバー向けCPU―“Naples”を予定している。“Naples”は16-coreから32-coreが用意され、AMD Tech Summit 2016でいくつかの搭載ラックが展示されていた。そしてこの“Naples”は2017年第2四半期にサーバー市場に投入される。

ノートPC向けのAPUとしては“Raven Ridge”が予定されており、こちらは2017年下半期の予定である。“Raven Ridge”ではCPUアーキテクチャが“Zen”に切り替わることによるCPU性能向上に加え、GPU性能の向上も期待される。
(初出:2016年12月13日22時42分)
RYZEN(VideoCardz)
AMD Zen “RYZEN” CPUs Detailed – 8 Cores, 3.4Ghz+ & Auto Overclocking With “XFR”(WCCF Tech)
Massive Leak: AMD RYZEN CPUs(Guru3D)

“Summit Ridge”の名で呼ばれてきたデスクトップ向けの8-core “Zen” CPUですがどうやら“RYZEN”と呼ばれているようです。VideoCardzにそのスライドが掲載されています。

1枚目のスライドに“RYZEN Q1 2017”と大きく書かれており、左側には“RYZEN”のロゴが入ったCPUが描かれています。そして下側には“RYZEN”のスペックが書かれています。そのスペックは以下の通りです。
AMD "Vega" Handles Doom 4K Ultra HD at Over 60 FPS(techPowerUp!)
AMD VEGA: Doom 4K/Ultra gaming performance demo & possible specs(VideoCardz)

AMDの次世代ハイエンドGPUコアである“Vega”がSonoma CAで開催されたイベントで披露された。このイベントでディープラーニング向けacceleratorであるRadeon Instinct MI25が明らかにされたほか、“Vega”を搭載したグラフィックカードの試作品でDoom(2016)を4K Ultra HDで動作させ、“Vulkan” APIを有効にした状態で68fpsで動作させた。

先日のRadeon Instinct MI25の発表に伴い“Vega”の演算性能はFP16 25TFlops /FP32 12.5TFlopsであることが明らかにされました。数字の上ではNVIDIA Titan XのFP32 11TFlopsを上回る数字となります(Titan XはGP102のため、FP16がFP32の倍速になることはない。GP100の場合はFP16がFP32の倍速となる。“Vega”・・・というかRadeon Instinct MI25が意識しているのはおそらくGP100の方だろう)。
AMD's RX 460 Unlocked - BIOS Update Liberates 8 TMUs, 128 Stream Processors(techPowerUp!)
AMD RX 460 Unlocked with BIOS Update - Offers 1024 instead of 896 shaders(Guru3D)
AMD Radeon RX 460 Unlocking from 896 to 1024 Stream Processors(Overclocking.guide)

Radeon RX 460は“Polaris 11”を使用した製品で、StreamProcessorが896基、Compute Unitが14基で構成されています。しかし“Polaris 11”のコアそのものには1024基のStreamProcessorと16基のCompute Unitが搭載されており、Radeon RX 460ではこのうち2基のCompute Unit=128基のStyreamProcessorが無効化された状態となっています。

この無効化されたユニットを有効化できたという報告が上がっています。この有効化により、“Polaris 11”のフルスペック仕様とすることができた模様です(有効化前:14 CU/896 sp/56 TMU→有効化後:16 CU/1024sp/64 TMU)。
AMD announces first VEGA accelerator: RADEON INSTINCT MI25 for deep-learning(VideoCardz)
AMD's VEGA Alive and Well - Announced MI25 VEGA as Deep Learning Accelerator(techPowerUp!)

NVIDIAの“Pascal”世代に対抗するdeep-learning向けアクセラレータ製品としてAMDはINSTINCT MI25を発表した。

VideoCardzに掲載された資料には“Accelerators | Radeon INSTINCT”と記されており、MI6, MI8, MI25 Vega with NCUという3種類の製品が掲載されています。以下がその資料を抜粋したものです。
TSMC announces 5nm, 3nm fab plan(bit-tech.net)
TSMC to Build New $15.7 Billion Fab in Taiwan, for 3 nm and 5 nm Chips(techPowerUp!)

TSMCは12月7日、5nmおよび3nmチップの開発において157億ドルの設備投資を行うことを発表した。

現在のTSMCの最先端プロセスは16nmで、近いうちに10nmが登場し、その次に7nmが投入されます。今回はそのさらに先の話となります。TSMCのco-CEOであるMark Liu氏がこれらのプロセスの現況について説明しています。まず5nmは動作するチップが製造できる段階に入っており、3nmは開発作業が発足した段階、そしてさらにその次の2nmは300人の技術者による研究が行われている段階としています。そして5nmと3nmを製造するプラントを建設できると、TSMCのスポークスマンは述べています。

ただtechPowerUp!ではEUV lithographyの遅れを懸念事項としてあげており、EUVの遅れにより今後のプロセスノードの進化は鈍化するのではないかと述べています。
AMD Zen 16 Core CPU Pictured, Ready For Prime Time(WCCF Tech)
AMD Naples (16 cores)(reddit.com)

12月13日にAMDは“Zen”に関するイベント―“New Horizon”を開催する。そしてこの“New Horizon”ではハイエンドデスクトップ向けの“Summit Ridge”に関する情報がもたらされるだろう。
一方、サーバー向けの“Neples”であるがreddit.comに16-core/32-threadの“Neples”のものだという写真が掲載された。
Skylake-X will be launched at Gamescom 2017(Guru3D)

メインストリームデスクトップ向けの“KabyLake-S”は来月ローンチされる。そしてハイエンドデスクトップ向けの“Skylake-X”と“KabyLake-X”は2017年第3四半期―具体的には8月下旬に開催されるGamescom 2017で発表される模様である。“Skylake-X”では新チップセットであるX299を搭載したマザーボードが必要となり、Socketも新しいLGA2066となる。
Intel Could License AMD Radeon iGPU Tech for Future Processors(techPowerUp!)
Will Intel license AMD Radeon technology for its iGPUs?(HEXUS)

IntelとAMDはクロスライセンスを結んでいるが、これが将来的にはより公平的なものになるかもしれない。そしてIntelがAMDのRadeon GPUの技術のライセンスを取得し、同社のiGPUに導入するかもしれないという話が出ている。

どうもこの噂は春ごろからたっていたようですが、無論のことIntelやAMDからは12月7日現在なんの発表もありません。

IntelはAtom系列のProcessorにおいて32nmの“CedarTrail”でPowerVRを、28nmの“SoFIA”でARMのMaliをiGPUとして採用したことがあります(PowerVRについては45nm世代でも採用実績があったはずが、もうあまりよく覚えていない)。なのでIntelが他社のGPUライセンスを取得して採用するということ自体は初めてのことではありません。AMDが自社のAPUにRadeon GPUを留めるよりもIntel CPUに採用した方が利益が出ると判断すればこれもありえない話ではなさそうですが、今のところまだ噂の範疇を出ないように思えます(Intel+NVIDIAよりは可能性が高そうな感じはするが)。
AMD Polaris 10 XT2 and Polaris 12 spotted in macOS drivers(VideoCardz)
AMD GCN Polaris 12, Polaris 10 XT2 and Vega 10 GPUs Leaked – Spotted Inside Latest MacOS Drivers, Aiming Both High-End and Mainstream Markets(WCCF Tech)
macOS Sierra PB: Need testers for new AMD Radeon drivers!(TonyMac)

MacOS Sierra driverに未発表のGPUの名が記載されていたという。その未発表のGPUの名は“Polaris 10 XT2”、“Polaris 12”そして“Vega 10”の3種類である。

“Vega 10”については今まで通り来年第1四半期登場予定のハイエンドGPUと考えられているようです。この名は今まで何度も出てきており、様々な噂話が飛び交っています。
AMD Radeon Pro 490 benchmarks leak online, edges out GTX 1070(VR-Zone)

まずこちらですがRadeon RX 490(ないしはRadeon Pro 490)とされる3DMark Fire Strikeのベンチマークです。GeForce GTX 1070と比較する形で掲載されており、これをやや上回るものとなっています。
NVIDIA to Release GTX 1060 Variants Based on GP104 Silicon(techPowerUp!)
NVIDIA preparing GP104-based GTX 1060(VideoCardz)

NVIDIAがGP104の派生コアであるGP104-140と呼ばれるコアを用い、GeForce GTX 1060 3GBを投入しようとしている。

このGP104-140ですがコアこそGP104ですが、決してGeForce GTX 1060 Tiに相当するようなGeForce GTX 1060の上位製品として投入されるわけではありません(3GBという時点でお察しだろうが)。

GP104版のGeForce GTX 1060 3GBのスペックは以下のように伝えられています。
AMD's ZEN-Supporting X370 Motherboards to be Shown at "New Horizon" Event(techPowerUp!)
AM4/X370 Zen motherboards to be shown at AMD’s New Horizon event(KitGuru)

AMDは12月13日(日本時間12月14日午前6時)に“New Horizon”と呼ばれるイベントを行い、“Zen”に関する情報を明らかにする。
そして最近の報道によると、いくつかのマザーボードメーカーがこのイベントに招かれており、X370チップセットを搭載したSocketAM4マザーを明らかにするという。X370は“Zen”に対応するチップセットとしては最上位に位置するもので、オーバークロック機能を備えるとともに、Multi-GPU用にPCI-Express 3.0 x16レーンを備える。またUSB 3.1 Gen.2へも対応する。
Overclocking Intel’s Core i7-7700K: Kaby Lake Hits The Desktop!(Tom's Hardware)
Intel Kaby Lake Core i7-7700K Sample Tested(Guru3D)
Pre-Release Intel "Kaby Lake" Core i7-7700K Sample Tested(techPowerUp!)

Tom's Hardwareで複数のベンチマークソフトを用いて“KabyLake-S”世代のCore i7 7700Kと現行CPUコアの“Skylake-S”であるCore i7 6700Kを用いた比較が行われています。

Core i7 7700Kとi7 6700Kのスペックは以下となります。

  i7 7700K 4-core/8-thread 4.20GHz/TB 4.50GHz L3=8MB TDP95W※
  i7 6700K 4-core/8-thread 4.00GHz/TB 4.20GHz L3=8MB TDP91W
 ※91Wという情報もありまだ揺れがある。
Intel, Nvidia ready to unveil new platforms for CES 2017(DigiTimes)

記事の本題はIntelとAMDがCES 2017で新プラットフォームを発表するというもので、Intelの新プラットフォームは“KabyLake-H”と“KabyLake-S”、およびその対応チップセットであるIntel 200 seriesとなります。これに関しては既報の通りです。

そしてその流れでNVIDIAが新製品をCES 2017で発表するとあり、そのCES 2017で発表されるのがエントリー向けのMobile GPU―GeForce GTX 1050となります。
AMD schedules New Horizon Zen event for enthusiasts(bit-tech.net)
AMD "New Horizon" Event to Preview ZEN Processor Mid-December(techPowerUp!)
AMD will explore New Horizons and Zen CPUs on December 13(The Tech Report)
AMD to Host New Horizon ZEN Processor Event Mid December(Guru3D)
AMD to provide Zen CPU preview at New Horizon event(HEXUS)
AMD、新プロセッサ「Zen」に関するストリーミングイベントを12月14日に開催(Impress PC Watch)
New Horizon(AMD)

AMDは次世代Processorである“Zen”のプレビューイベントを12月13日(日本時間では12月14日午前6時)に開催すると発表した。
このイベントは“New Horizon”と呼ばれ、2017年第1四半期にローンチが予定されているProcessorの“独占的で先進的なプレビュー”と銘打たれている。