北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
◇Radeon RX Vega(Device ID : 678F:C1)の3DMark 11スコア
AMD Radeon RX Vega 3DMark11 Performance(VideoCardz)
AMD RX Vega Reportedly Beats GTX 1080; 5% Performance Improvement per Month(techPowerUp!)
Another RX Vega benchmark goes online(Fudzilla)

Radeon RX VegaのEngineering Sampleを使用した3DMark 11スコアが掲載されている。Device IDは678F:C1と認識されているもので、スコアはGeForce GTX 1080を上回るものとなっている。Radeon RX Vega 678F:C1のスコアは31873である。これは最新のスコアであるが、初出時には27890というスコアで、周波数はそのままにもかかわらずベンチマークのスコアが向上しており、ドライバないしはファームウェアのレベルで性能が向上したものと考えられる。
New Intel "Kaby Lake" processors spotted(CPU World)
New Core i3-7130U and Pentium 4415Y mobile CPUs are available(CPU World)

“KabyLake”世代の2-core/4-threadの製品がいくつか追加される模様です。

まずCore i3 7130U(2-core/4-thread, 2.40GHz, L3=3MB, HD 620 graphics(300/1000MHz), TDP15W)とPentium 4415Y(2-core/4-thread, 1.60GHz, L3=2MB, HD 600 series graphics)が6月末付けで追加されています。

そして今後追加されるモデルとしてデスクトップ向けのCore i3とノートPC向けのU series CPUが複数種類、Xeon E3-1285 v6がIntelの“specification update for 7th generation processors”と呼ばれる資料に掲載された模様です。

以下が資料に掲載された未発表モデルとなります。
Energy doubled! AMD 8 APU exposure: Zen Vega, expensive(mydrivers.com)

“Zen”アーキテクチャはデスクトップ向けのRyzenに始まり、サーバー向けのEPYC、HEDT向けのThreadripperと続く。そしてその次はAPUとなり“RavenRidge”が第8世代APUとして登場する。

海外メディアの情報によると、“RavenRidge”は今年末が予定されている(デスクトップ向けが最初となる)。しかし、“Vega”を搭載するGraphics Card製品が登場していないこと、生産キャパシティが限られていることから、本当に今年中に登場するかどうかは不確定要素がある。
List of Intel Xeon micropcoressor(WikiPedia)

英語版WikiPediaに“Skylake-SP”のラインナップが掲載されています。情報元は不明ですが、“Haswell-EP”の時にも同様のことがあり、比較的正確であったことから、ひょっとしたらこれに近いラインナップで出る可能性はあります。以下がそのラインナップとなります。
AMD to launch Radeon RX 560D with 896 Stream Processors(VideoCardz)

AMDはRadeon RX 460をまもなくRadeon RX 560Dに置き換える。Radeon RX 560DはRX 460と同じくStreamProcessor数が896となる。
MyDriversによると、Radeon RX 560Dの消費電力はRX 560の50%であるようだが、多分に誇張が入っていると考えられる。


末尾に“D”がつくモデルとしては前例としてRadeon RX 470Dというものがあり、これはRadeon RX 470(2048sp)からさらにStreamProcessorを削って1792spとしたものでした。今回も同様で、Radeon RX 560では1024基のStreamProcessorがRadeon RX 560Dでは896基となっています。

Radeon RX 470Dは主に中国市場むけでしたが、今回のRadeon RX 560Dも同様の模様です。国内の自作PC市場向けにはほとんど出回らないものと推定されます。
NVIDIA Adds DirectX 12 Support to GeForce "Fermi" Architecture(techPowerUp!)
Nvidia finally lets Fermi GPU owners enjoy DirectX 12(The Tech Report)

GeForce 384 seried graphics driverにおいてNVIDIAは“Fermi”世代のGPUにDirectX 12 APIのサポートを追加した。“Fermi”世代のGPUとしてはGeForce 400 seriesや500 seriesが挙げられる。サポートレベルはDirect3D feature-level 12_0で、Windows 10 Creatos Update (version 1703) 上でWDDM 2.2 complianceを満たす。

“Fermi”世代最初の製品はGeForce GTX 480となりますが、何時出たものだろうと調べたら2010年3月27日という日付が出てきました。既に7年前のGPUとなります。自作PC市場ではおそらくはこの世代の大半が退役しているのではないかと思いますが、今回はNVIDIAのサポートの長さに驚かされる形となりました(うちでもGeForce GTX 550 Tiが押し入れで長い眠りについていたりする。同世代のRadeon HD 5770やHD 6850、その次の世代のGeForce GTX 660やRadeon HD 7850も退役して眠りについているので、我が家のGTX 550 Tiが再び現役に返り咲くという可能性はかなり低いだろう)。

Nvidia evaluating multi chip module GPU designs(HEXUS)
Nvidia looking at Multi-Chip-Module GPUs(Fudzilla)

アリゾナ州立大学、NVIDIA、テキサス大学そしてバルセロナスーパーコンピュータセンターの研究者がMulti-chip-module(MCM)を用いたGPU性能の向上に関する論文を発表した。研究チームはMCMを用いたGPUがムーアの法則の減速やモノリシックなGPUの性能向上の鈍化を避ける1つの方法であると考えている。
Intel Job Listing reveals Next Generation Core Architecture plans(OC3D)

IntelのJob Listingにより同社が将来のCPUとなる全く新しい次世代CPUアーキテクチャを計画していることが明らかになった。つまり、この数年のうちに“SandyBridge”以来続いてきた現在のCPUアーキテクチャが置き換えられることを意味している。

Job ListingではCore IP Design Engineerを募集しており、オレゴン州のヒルズボロにある次世代CPU設計チーム加わって仕事をすることになる。オレゴンチームは今後十年のIntel microprocessorの基盤となる新しいコアアーキテクチャを開発することになる。
AMD’s Raja Koduri Confirms Vega 10 Die Size At 484mm² – RX Vega To Be Faster In Gaming Than Frontier Edition(WCCF Tech)
Radeon Vega Frontier Edition GPU and PCB Exposed(PC Perspective)

PC Perspectiveが“Vega 10”を搭載したRadeon Vega Frontier Editionの冷却機構を外し、基板とコアを露出させた状態の写真を掲載しています。

その中で“Vega 10”及びパッケージのサイズの計測が行われています。“Vega 10”そのものサイズは25.9×19.8mm=512.82mm2、パッケージは47.3×47.3mm=2237mm2と記されています。

この512mm2というダイサイズに関してPC Perspectiveの記事を書いた編集者がTwitterでも「AMDの“Vega” GPUのダイサイズは512mm2」とつぶやいています。