北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Rumor: AMD Epyc2 processors could get 64 cores over 8+1 dies(Guru3D)
Processor rumors: AMD Epyc 2 "Rome" is reportedly a 9-die chip(CompterBase.de)

AMDの第2世代EPYCとなる“Rome”に関する噂がここ2~3ヶ月の間流れており、その1つに“Rome”はCCXの規模を拡大したものではなく、よりMulti-chip moduleのアプローチを推し進めたものになるというものがある。この噂通りであれば、1つのCPUダイにより多くのコアを搭載する必要はないが、Fabricの働きがよりいっそう重要となる。
German Editor Confirms Radeon RX 590 as 12nm Polaris 30 (Guru3D)
AMD Radeon RX 590 confirmed to feature 12nm FinFET node(VideoCardz)

Andreas Schillingと呼ばれる人物が2枚の写真をTwitterに投稿した。その写真はRadeon RX 590のもので、その特徴を記した項目に12nm FinFETプロセスの記載があった。
Updated: Apple touts upcoming Radeon Pro Vega option for MacBook Pros(The Tech Report)
AMD Radeon(TM) Vega Mobile Graphics(AMD)

Appleはまさに現在進行形で新型のMacBook AirやMac Mini、iPad Proを発表しているところであるが、さらに興味深い存在としてRadeon Pro Vega grahics processorを搭載したMacBook Proが来月に予定されている。
Intel to Outsource Entry-level CPU and Chipset Fabrication to TSMC(techPowerUp!)
Intel to outsource entry-level processor, chipset production(DigiTimes)

IntelのProcessor需要の逼迫に伴い、同社がエントリーレベルのAtom processorといくつかのチップセットを外注するのではないかと言われ始めている。なお、XeonやCore processorについては引き続き自社で製造を続ける模様だ。

情報筋によると、外注先となるファウンダリとしてTSMCが挙げられている。
Z390 AORUS ULTRA (rev. 1.0)(Gigabyte)
Z390 AORUS ULTRA (rev. 1.0) CPU suppot list(Gigabyte)
X299-WU8 (rev. 1.0)(Gigabyte)

まずCore i(“Coffee Lake-S Refresh”)から。

現時点ではCore i9 9900K, i7 9700K, i5 9600Kの3製品がラインナップされており、Core i9 9900K, i7 9700Kが8-core、i5 9600Kが6-coreとなる。i9/i7とi5でコア数が異なるものの、SteppingはどちらもP0 steppingとなっている。
Dell Inc. Precision 7920 Tower (GeekBench)
Dell Inc. Precision 7920 Tower (GeekBench)

GeekBenchにXeon Gold 6252なる未発表のXeon Goldが掲載されている。
百の位が“2”となっており、“1”の“Skylake-SP”に続くコア―“Cascade Lake-SP”と推測されるが、どちらもCodenameの項目には“Skylake-E/EP”と表示されている。
◇Radeon RX 590はローンチ予定日は11月15日
AMD Radeon RX 590 Rumored To Launch on 15th November – Pricing Expected To Be Around $300 US(WCCF Tech)
AMD RX 590 graphics card was released on November 15th: the price is expected to be 2099 yuan(MyDrivers.com)

Radeon RX 590は前々より12nmプロセスの“Polaris 30”を使用したカードとして噂されていた。そして最新の情報では、このRadeon RX 590が11月15日にローンチされると述べている。価格は$300前後であるとされている。
◇Gigabyte GeForce GTX 1060 G1 Gaming D5X 6G
Gigabyte GTX 1060 6 GB with GDDR5X RAM breaks cover(The Tech Report)
Gigabyte Launches GeForce GTX 1060 G1 Gaming D5X 6G (w/ GDDR5X)(Guru3D)
Gigabyte launches GeForce GTX 1060 G1 Gaming with GDDR5X memory(VideoCardz)

1週間ほど前よりNVIDIAがGDDR5Xを搭載したGeForce GTX 1060をリリースするという噂が出ていた。そして今回、そのGDDR5X搭載GeForce GTX 1060としてGigabyteから“GeForce GTX 1060 G1 Gaming D5X 6G”が明らかにされた。
AMD Quietly Releases New A8-7680 Carrizo APU For Socket FM2+(techPowerUp!)

AMDがひっそりとSocketFM2+向けにA8-7680 APUをリリースした。OPNは“AD7680ACABBOX”である。

A8-7680はA8-7600同様28nmプロセスで製造されるが、A8-7600が“Kaveri”コアでCPUが“Steamroller”系であったのに対し、A8-7680は“Carrizo”コアでCPUは“Excavator”系となる。コア数は4-core/2-moduleである。
AMD Radeon RX 590 Final Fantasy XV benchmarks results emerge(VideoCardz)
AMD Vega 20 Possible Performance Spotted in Final Fantasy XV Benchmark(techPowerUp!)

Final Fantasy XV Benchmark結果の一覧に“Vega 20”と思われるグラフィックカードとRadeon RX 590が掲載された。

“Vega 20”は“66AF:C1”というDevice IDで登録されている。GeForce GTX 1080とGeForce GTX 1070 Tiの中間に位置しており、“Radeon RX Vega”と表記されたものと比較すると5~10%程上のスコアを記録している。

一方、Radeon RX 590は“Radeon RX 590 series”とわかりやすい名前で記載されており、GeForce GTX 1060 6GBの上に位置している。従来のRadeon RX 590と比較すると10%程度、RX 480と比較すると15~20%程度のスコアが改善している。
Intel Corporation Kaby Lake Client Intel Corporation Ice Lake Client Platform(Geekbench)

Geekbenchに“Ice Lake-U”のものとされるスコアが掲載されている・・・これ自体は少し前から散発的に見られたものである。

今回も以前の例に漏れず、“Ice Lake-U”とされる“Processor Name : Intel 0000”を“Ice Lake Client Platform”で動作させたもののようである。メモリはDDR4 SO DIMM 16GBとなっており、先ほどのDDR5の話題に関連づけるならば、“Ice Lake”世代は少なくともDDR4への対応は維持されると言うことだろうか。

CPUコア・スレッド数は2-core/4-thread、周波数は2.60GHzである。

・・・ここまでであればそれほど大きく騒ぐほどでもない。注目したいのはその先のキャッシュ構成である。
Candence and Micron DDR5 Update - 1.36x more performance at the same speeds(OC3D)
DDR5 Is on Our Doorstep(Cadence / Breakfast Bytes Blogs)

DDR5はDDR4の次の世代のメモリ規格で、DRAM周波数の向上とともに、消費電力の削減や容量の増加、クロックスピードにおける全体の底上げが図られる

DDR5での最大の変更点が16Gbit以上のチップをモノリシックな設計でサポートすることだ。これにより1枚のモジュールあたりの容量を、ダイの積層等の技術を用いずとも増量させることができるようになる。
Intel News @intelnews(Twitter)
Intel refutes claims that the company "pulled the plug" on 10nm(OC3D)

Intelが10nmプロセスの開発を打ち切ったというメディアの報道は真実ではない。Intelは10nmプロセスを良好に進めている。最新の決算報告で、イールドの着実な向上を報告するとともに、このタイムラインでも共有する。

(一部修正)
AMD has 7nm Navi GPU up and running in its lab(Fudzilla)
AMD's Next-Generation Navi GPUs are reportedly running in their labs(Guru3D)

Fudzillaで得た情報によると、AMDは7nmプロセスのGPUである“Navi”をベースとしたグラフィックカードを既に動作させており、そしてこの“Navi”は良いものであるという。
Intel may have killed off their 10nm process(OC3D)

Intelの10nmプロセスはこの数年にわたって懸案事項となっている。現時点では10nmプロセスのローンチは2019年後半となっているが、結果として14nmプロセスが数世代にもわたって続く事態となっている。
The Intel 9th Gen Review: Core i9-9900K, Core i7-9700K and Core i5-9600K Tested(AnandTech)
Intel's Core i9-9900K CPU reviewed(The Tech Report)
Review: Intel Core i9-9900K(HEXUS)
Core i9-9900K(4Gamer.net)
世界最高のゲーム用プロセッサ、「Core i9-9900K」をテスト(Impress PC Watch)

10月19日にCore i9 9900K, i7 9700K, i5 9600Kのレビューが解禁された。Core i5 9600Kについては秋葉原での販売も開始され、価格は35000円程度となっている。Core i9 9900Kとi7 9700Kは10月27日の発売となる模様で、価格は現時点で提示されているショップでは66000円程度と51500円程度となっている。
NVIDIA Rushes in GTX 1060 with GDDR5X to Counter AMD Radeon RX 590 Threat(techPowerUp!)
GIGABYTE working on GeForce GTX 1060 with GDDR5X memory(VideoCardz)
GeForce GTX 1060 Graphics Cards(NVIDIA)

AMDがRadeon RX 590を投入するという話が出ている。Radeon RX 590は効率性を高めた“Polaris”の新たなシリコンを使用するとも言われている。Radeon RX 590はNVIDIAのGeForce GTX 1070とGTX 1060のちょうど中間に位置するため、NVIDIAは対抗としてより高速なメモリであるGDDR5Xを搭載したGeForce GTX 1060を投入する模様である。
ASUS preparing Radeon RX 590 ROG STRIX graphics card(VideoCardz)

VideoCardzで得た情報によると、ASUSはROG StrixのブランドをRadeon RXに再びもたらすとともに、同ブランドでRadeon RX 590を搭載したグラフィックカードを投入する。ASUSのRadeon RX 590搭載カードは8GBのメモリを搭載する。

Radeon RX 590は“Polaris”アーキテクチャのリフレッシュ版となり、メモリの周波数は2000MHz/8Gbpsとなる見込みだ。
AMD Zen 2 Offers a 13% IPC Gain over Zen+, 16% over Zen 1(techPowerUp!)

AMDは“Zen 2”でIPCの向上だけでなく、コアの増加を図る。
Bits and Chipsによると、“Zen 2”のIPCの向上は“Zen+”比で13%だという。“Zen+”は元々の“Zen”比で2~5%のIPC向上を果たしており、“Zen 2”と“Zen”を比較するとおおよそ16%程度のIPC向上となる見込みである。


情報元はBits and Chipsの英語Twitterアカウント
The NVIDIA GeForce RTX 2070 Founders Edition Review: Mid-Range Turing, High-End Price(AnandTech)
Nvidia GeForce RTX 2070 Founders Edition Review: Replacing GeForce GTX 1080 (Tom's Hardware)
Nvidia hard-launches its GeForce RTX 2070 graphics card(The Tech Report)

GeForce RTX 2070は1ヶ月前にGeForce RTX 2080 Ti, RTX 2080とともに明らかにされた製品で、“Turing”をベースとするGPUコアとしては3番目となる“TU106”を用いるコアである。

驚くことではないが、GeForce RTX 2070はGeForce GTX 1080よりも高い性能を示し、TU106を搭載したこのカードは1080p, 1440p, 4Kいずれの条件においても全てのゲームで上回るとNVIDIAは説明している。

10月17日をもってそのGeForce RTX 2070のレビューが解禁された模様である。
AMD Could Cut Prices of 2nd Gen Ryzen "Pinnacle Ridge" Processors(techPowerUp!)

“Coffee Lake-S Refresh”―第9世代Core i seriesに対するAMDの最初の動きは第2世代Ryzen―“Pinnacle Ridge”の5~10%の値下げとなるかもしれない。この値下げによりRyzen 7 2700Xは$295となり、$300を下回る。この値下げの話はAMDからでなく、リテールショップからも明らかにされている。

価格の推移は以下の通り。
AMD Launches Radeon RX 580 with Reduced Number of Stream Processors(AnandTech)
AMD Adds Radeon RX 580 with 2048 SP In Asia (Guru3D)
AMD Updates Radeon Software Adrenalin 18.10.1 with New Regional SKU Support(techPowerUp!)
Radeon RX 580(AMD (China))

AMDは10月15日、ひっそりとStreamProcessorの数を減らしたRadeon RX 580をローンチした。このRadeon RX 580はRadeon RX 580 2048spと呼称されており、従来のRadeon RX 580が2304基のStreamProcessorを搭載していたのに対し、Radseon RX 580 2048spはその呼称が示すとおりStreamProcessorが2048基に減じられている。現時点ではRadeon RX 580 2048spは中国のみで販売される模様だが、今後他の国に波及するかどうかは不明瞭である。
AMD "Zen" Does Support FMA4, Just Not Exposed(techPowerUp!)

“Zen” CPUマイクロアーキテクチャにおいてAMDは書類上はFMA4のサポートを打ち切っている(FMA3をサポートしている)。しかし、Level1Techsによると、“Zen”のハードウェアそのものはFMA4命令に対応しており、OSからは命令が見えないようにされているという。FMA(Fused Multiply Add)は積和算を効率的に演算するためのセットである。またSSE3, SSE4とはことなりFMA3とFMA4の“3”と“4”は世代を表すものではなく、命令あたりのオペランド数を示すものである。AMDは2012年の“Bulldozer”でFMA4を実装し、Intelは2013年に“Haswell”でFMA3を実装した。
AMD Radeon RX 590 spotted at 3DMark database(VideoCardz)

Radeon RX 590とは何か、本当のところは誰もわからないが、ここ2~3ヶ月の間、新たなRadeonが近いうちに登場するという噂がまことしやかに囁かれている。

この新たなRadeonが本物だとしても、“Radeon RX 590”は“Polaris”アーキテクチャを用いたものである。ただし、製造プロセスは12nmとなる。新たなRadeonは性能と電力効率の向上が図られるが、NVIDIAの“Turing”へのカウンターとしてはほど遠い。
NVIDIA GeForce RTX 20-series Mobility mGPU Lineup Revealed(techPowerUp!)
Exclusive: NVIDIA RTX Mobility Graphics Cards Lineup Leaked(WCCF Tech)

NVIDIAは“Turing”をベースとしたMobile GPU製品を計画しており、2019年第1四半期よりローンチされる。ハイエンド製品より展開され、最初にGeForce RTX 2080 Mobility Max-Qがローンチする。続いて、2070 Mobility Max-Q, 2060 Ti Mobility, 2060 Mobility, 2050 Ti Mobility, 2050 Mobilityと続く。興味深いのはNVIDIAがMax-Qを上位のRTX 2080 MobilityとRTX 2070 Mobilityに限定していることだ。
TSMC 7 nm Second-Generation EUV Chips Taped Out, 5 nm Risk Production in April 2019(techPowerUp!)

TSMCは10月10日、Extreme Ultraviolet Lithography (EUV) を用いる第2世代の7nmプロセス―“N7+”を用いた最初のチップがテープアウトしたことを明らかにした。

新たな製造プロセスは6~12%の消費電力低減と20%の密度向上を実現し、電力や発熱に制約の強いチップでは特に重要となる。“N7+”は自動運転の分野もターゲットとしており、このリリースはよりゆっくりしたものとなることから、おそらく“N7+”は長期にわたって使用されるプロセスとなるだろう。
Intel Also Launches HEDT Core X Processors - 8 to 18 Cores on LGA 2066/X299(techPowerUp!)
Intel、18コアで最大4.5GHzの「Core i9-9980XE」(Impress PC Watch)

Intelは10月8日、メインストリームのデスクトップ向けの新製品となるCore i9 9900K, i7 9700K, i5 9600Kに加えHEDT向けのCore X 9000 seriesを発表した。

スペックは以下の通り。
Intel Announces Xeon W-3175X: 28-Core Processor for Extreme Workstations(AnandTech)

Intelは10月8日、28-core/56-threadの超高性能ワークステーション用CPUとなるXeon W 3175Xを発表した。Xeon W 3175Xの周波数は3.10GHz / Boost 4.30GHzで、倍率ロックは解除仕様となる。