北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
AMD、Ryzen 9 3900の単体販売を10月より開始(Impress PC Watch)
TDP65Wの12コア/24スレッドCPU、AMD「Ryzen 9 3900」の国内発売日が確定(hermitage akihabara)

日本AMD株式会社は9月30日、TDP65Wの12-core/24-thread CPUであるRyzen 9 3900のトレー販売を10月3日午前11時より開始すると発表した。

Ryzen 9 3900はRyzen 9 3900XのTDP65W版ともいえるモデルで、これまではOEM専売とされていたものである。今回トレー販売(バルク版)ながら10月3日より単体販売されることになった。
NVIDIA Releases Game Ready 456.55 WHQL Driver With Improved Stability of RTX 3000 Series Cards, Support for Star Wars: Squadrons(techPowerUp!)
Nvidia's latest driver "improves stability" of RTX 30 series GPUs(OC3D)

NVIDIAは9月29日、Game Ready driverの最新版として456.55 WQHL driverをリリースした。456.55 WHQL driverでは主な改善点として“Ampere”世代の製品であるGeForce RTX 30 seriesの安定性向上がある。リリースノートにはどのようにして安定性を向上させたかの記載はないが、いくつかのRedditユーザーが前世代の456.38 driverと比較し、456.55 driverでクラッシュの問題が取り除かれたと報告している。
◇Ryzen 7 5800XのAshes of the Singularity (AotS) benchmarkスコア
First Signs of AMD Zen 3 "Vermeer" CPUs Surface, Ryzen 7 5800X Tested(techPowerUp!)
Leaked AMD Ryzen 7 5800X CPU delivers incredible gaming performance(OC3D)
AMD Ryzen 7 5800X 8-core Zen3 CPU spotted on AotS benchmark site(VideoCarcdz)
AMD Ryzen 7 5800X CPU (Zen 3, Vermeer) test in AoTS leaked(HEXUS)
R7 5800X VS i9-10900K(APISAK@TUM_APISAK / Twitter)

AMDは最新アーキテクチャとなる“Zen 3”を用いたデスクトップ向けCPU―“Vermeer”のローンチを準備している。10月8日にAMDはイベントを開催し、この最新デスクトップ向けプラットフォームを明らかにする予定である。そしてその“Vermeer”であるが4000番台をスキップしRyzen 5000 seriesとなる模様である。そして命名体系は現行世代の3000番台を踏襲する模様である。しかし、“Vermeer”は“Zen 3”への以降によりIPCのさらなる向上、そしてTSMCの7nm+プロセスでの製造により、電力効率の向上とトランジスタ密度の増量がはかられる見込みである。
◇3nmプロセス生産を立ち上げ
TSMC Ramps Up 3 nm Node Production(techPowerUp!)

DigiTimesによると、TSMCは3nmプロセスの大量生産に向け、生産ラインの立ち上げを開始した。3nmプロセスの大量生産は2022年を予定しており、そう遠い先のことではない。

3nmプロセスは300mmサイズの上はで55000枚をまず目指し、2023年には月100000枚に達する。またEUVマシンの購入を推進するとともに、TSMCは既に3nmプロセスの生産に必要な設備をすべて整えている。あとは3nmプロセスに関する詳細な情報が公式にリリースされるの待つばかりである。

現行の7nmプロセス世代の次の5nmプロセス世代のそのまた次の世代となるのが3nmプロセス世代である。その3nmプロセスの生産が既に立ち上げの段階に入り、2022年の大量生産を目指す模様である。
Confirmed: NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti launches after RTX 3070(VideoCardz)
NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti launches after RTX 3070(Guru3D)

GeForce RTX 3060ではなくRTX 3060 Tiが登場するようだ。そして現在のところ、TiのつかないGeForce RTX 3060のリリース予定日については明らかにされていない。

GeForce RTX 3060 TiはGeForce RTX 3070で用いられるGA104を使用した製品となり、GA104-200と呼ばれるコアが用いられる。一方、GeForce RTX 3060は同じ“Ampere”系列ながらも異なるコア―GA106を用いるとされ、こちらはまだリリースの準備ができていない。
GeForce RTX 3060 TiのCUDA core数は4864で、GeForce RTX 3070の5888と比較すると1024基―8 SM分少ない。一方、メモリは14GbpsのGDDR6を8GB搭載する。メモリインターフェースは256-bitでメモリの帯域は448GB/sとなる。
そして内部のロードマップではGeForce RTX 3060 Tiは10月末に登場するとされている。
Newegg Insider lists AMD Radeon RX 6000 series specifications(VideoCardz)
Newegg Insider Reportedly Reveals Radeon RX 6900 XT, RX 6800XT, RX 6700 XT Specifications(Tom's Hardware)

Neweggの公式Bologの最新記事にRadeon RX 6000 seriesのスペックが掲載されていた。

9月28日19時40分時点では当該箇所は削除されている。だがVideoCardzがスクリーンショットを保存していた。掲載されていたのはRadeon RX 6900 XT, RX 6800 XT, RX 6700 XTの3製品である。

掲載されていたスペックは以下の通りである。
AMD Navi 21, 22 and 23 Massive Technical Specifications Leak – Flagship Navi 21 GPU To Have 80 CUs(WCCF Tech)
Number of CUs of Navi 23, Navi 31, Van Gogh, Cezanne and Rembrandt from macOS 11 beta (also Navi 21 and Navi 22 power and clocks)(Reddit)

“Navi 21”、“Navi 22”、“Navi 23”のより詳細なスペックがRedditのユーザーであるstblrにより投稿されている。この情報はMacOSのドライバをリバースエンジニアリングして得られたものであり、おそらくは正確なものであろう。

stblrと呼ばれる人物は先週に“Sienna Cichlid”(=“Navi 21”)と“Navy Flounder”(=“Navi 22”)のスペックをRedditに投稿しており、今回はさらに“Navi 23”や将来のAPUのスペック、そして“Navi 21”と“Navi 22”の周波数を明らかにしている。
The possible reason for crashes and instabilities of the NVIDIA GeForce RTX 3080 and RTX 3090 | Investigative(Igor's Labs)
RTX 3080 Crash to Desktop Problems Likely Connected to AIB-Designed Capacitor Choice(techPowerUp!)
Message about EVGA GeForce RTX 3080 POSCAPs(EVGA)

少し前よりGeForce RTX 3080環境でデスクトップがクラッシュするという報告が寄せられている模様である。そしてその原因が電源周りの設計―もう少し突っ込んで言えば使用しているキャパシタにあるという推定が成されている。

そして9月26日になり、EVGAが初めてメーカーとして公式な見解を明らかにした。
NVIDIA Next-Gen Quadro RTX (Ampere) Roadmap Leaks Out, RTX A6000 Pictured Once Again With EPS-12V 8-Pin Connector(WCCF Tech)
NVIDIA Quadro RTX ‘Ampere’ 6000 to feature a new 8-pin power connector?(VideoCardz)
Another Quadro RTX A6000 Ampere Photo Leak Points To New 8-Pin Power Connector(HotHardware)

“Ampere”世代のQuadroのロードマップをMoore's Law is Deadがリークしている。Moore's Law is Deadによると少なくともこの数ヶ月以内に3種類の製品がローンチされるという。“Ampere”世代のQuadroはクリエイターやProfessional向けアプリケーションに対応すべくより大容量のVRAMを搭載した製品となる。

リークしたロードマップによると“Ampere”世代のQuadroは3種類があり、上から順にQuadro RTX A6000, Quadro RTX A5000, Quadro RTX A4000がある。これらはいずれも、同等のGeForceよりも大容量のVRAMを搭載する。
AMD's Frank Azor promises that RDNA 2 won't have a "paper launch"(OC3D)
AMD Sienna Cichlid confirmed as Navi 21, Navy Flounder is Navi 22(VideoCardz)
AMD Confirms Volume For Radeon RX 6000 Graphics Card Launch [Updated](WCCF Tech)

ROCm Developer Toolsのソースコードより“Sienna Cichlid”が“Navi 21”を、“Navy Flounder”が“Navi 22”を示すことが明確になった。これらのコードネームがRadeon Proのような特定の製品を指し示すものかどうかはわからないが、AMDのオープンソースソフトウェア開発者は“Navi 2x”に対し、これらのコードネームを用いていたことが明らかとなった。
What Products Use Intel 10nm? SuperFin and 10++ Demystified(AnandTech)

“Tiger Lake”の発表時、Intelはその“Tiger Lake”に使われている製造プロセスを10nm SuperFinであると明らかにし、前世代の“Ice Lake”で使用されている10nmプロセスから改良されたものであることを明瞭にした。

とはいえ、Intel内部では10nmプロセスの呼称に関する混乱は多少なりともあるようであり、AnandTechに興味深い話が掲載されている。
Nvidia GeForce RTX 3090 Founders Edition Review: Heir to the Titan Throne(Tom's Hardware)
GeForce RTX 3090(4Gamer.net)
8Kゲーミングを実現するモンスターGPU「GeForce RTX 3090」を試す(Impress PC Watch)
8Kゲーミングを実現する「GeForce RTX 3090」がデビュー、実売20万円以上(AKIBA PC Hotline!)

9月24日22時00分を持ってGeForce RTX 3090が解禁された。実売価格は197190~225750円である。
秋葉原のPCショップの一部では解禁に合わせ、夜間販売を行った。


スペックは以下の通りである。
Intel NUC 11 PRO ‘Tiger Canyon’ detailed(VideoCardz)

IntelはNUC 11 Pro―“Tiger Canyon”を準備している。NUC Proはビジネス向け・商用向けを意味しており、同様の構成で同じ“Tiger Lake”を搭載するコンシューマ向けのNUC 11 Performance―“Panther Canyon”とは異なるものである。
AMD "Lucienne" Silicon to Power Certain Ryzen 5000 Series APUs(techPowerUp!)
AMD Cezanne and Lucienne to both power Ryzen 5000U series(VideoCardz)
AMD's Ryzen 7 5700U has been spotted - The first Zen 3 processor?(OC3D)
AMD Ryzen 7 5700U AoTS benchmark and details surface(HEXUS)
AMD Ryzen 7 5700U(APISAK@TUM_APISAK / Twitter)
55/57 = overclocked 46/48, 56/58 is CZN(MebiuW@MebiuW / Twitter)

Social mediaではAMDの新たなAPU―“Lucienne”について盛んにつぶやかれている。その“Lucienne”であるが、現行の“Renoir”のRefresh版であるという。つまり、CPUは“Zen 2”世代のものを8-core、GPUは“Vega”を8 CU搭載するものとなる。“Lucienne”の最初のSKUがRyzen 7 5700Uとなり、AoTS benchmark databaseに掲載されている。
Intel Launches 10nm Atom Embedded CPUs: Elkhart Lake Now Available(AnandTech)
Intel announces Elkhart Lake Atom x6000E and Tiger Lake Core embedded processors(VideoCardz)
Intel Atom x6000E, Celeron N and J: Elkhart Lake Atoms with Tremont cores presented(HardwareLUXX)
IoT-Enhanced Processors Increase Performance, AI, Security(Intel)

Intelは9月23日、Intel Industrial Summit 2020において新たな組み込み向け・IoT向けとなる第11世代Core processorとAtom x6000E series、そしてPentium, Celeron N/J seriesを発表した。いずれも新たなAI機能、セキュリティ機能、セーフティ機能、リアルタイム性能を備え、edge costmerの要求に応えられる製品となっている。
AMD Rembrandt to feature (6nm?) Zen3 cores, support DDR5-5200 memory(VideoCardz)
AMD’s Next-Gen Rembrandt Ryzen APUs To Feature Enhanced Zen 3 CPU & RDNA 2 GPU Cores on 6nm Process Node, DDR5-5200 Support(WCCF Tech)

“Rembrandt”はAMDの次々世代のAPUのコードネームで、デスクトップ向けとMobile向け両方に展開される。現行のAPUである“Renoir”の後継が“Cezanne”で、“Rembrandt”は更にその次となる。“Rembrandt”の時期はおそらく2022年頃になると見込まれる。

“Vermeer”や“Cezanne”がRyzen 5000 seriesとなるならば、“Rembrandt”はRyzen 6000G/6000H seriesとなるだろう。そして45~65WのPerformance帯をターゲットとする。
Intel 14nm and AMD/TSMC 7nm transistors micro-compared(HEXUS)
Intel 14 nm Node Compared to TSMC's 7 nm Node Using Scanning Electron Microscope(techPowerUp!)
14nm and 7nm are NOT what you think it is - Visiting Tescan Part 3/3(der8auer / YouTube)

名高いオーバークロッカーとして知られるder8auer氏がYouTubeで非常に興味深い検証を行っている。その内容はCore i9 10900KとRyzen 9 3950Xを比較するというもので、製造プロセスは前者がIntel 14nm+++、後者がTSMC 7nmとなる。そしてこれらを電子顕微鏡を用いて比較したのである。

Tescan labsでの電子顕微鏡スキャンを効果的なものにすべく、der8auer氏はL1 cacheの部分をスライスしている。
NVIDIA Quadro RTX (A)6000 pictured and detailed(VideoCardz)
NVIDIA's Ampere-based Quadro RTX Graphics Card Pictured(techPowerUp!)
I can now share this first picture of a full GA102 48GB Q6000 card(Moore's Law Is Dead / Twitter)

Moore's Law Is Deadが“Ampere”世代のQuadroの写真を明らかにした。
掲載されたカードは“Ampere”アーキテクチャを採用したQuadro RTXのフラッグシップの1つ下―Quadro RTX A6000(仮称)に位置するものである。NVIDIAはその上―Quadro RTX A8000については説明しておらず、前世代のように6000番台と比較してより多くのVRAMを搭載した8000番台が存在するのかどうかも不明である。


Quadro RTX A6000はGA102を搭載し、10752のCUDA coreを搭載する。Gaming向けのGeForceとは異なり、Quadroが搭載するメモリはGDDR6である。GDDR6XではQuadroが要求するメモリ容量を満たせないためである。GDDR6Xで2GBのチップが登場するのは来年と見込まれている。

カードの外観は2基のファンを用い、基板そのものは短めである。基板ほ形状はGeForce RTXとよく似ている。
Quadro RTX A6000はGTC Digital eventの開催される10月5日に発表される見込みである。
AMD Navy Flounder to feature 40 CUs and 192-bit memory bus(VideoCardz)
Navy Flounder has 40 CUs and 192-bit bus (source: ROCm 3.8)(Reddit)

AMDの次世代GPUであるRDNA 2 architectureであるが、10月28日に発表されるのではないかと期待されている。AMDはどのGPUを発表するかまでは説明していないが、ベンダーによるとRadeon RX 6000 seriesとして少なくとも2種類のカードが登場するとされる。

AMDは“Naci 2x”として“Navi 21”、“Navi 22”、“Navi 23”の3種類のGPUを開発している。このうち“Navi 21”には“Sienna Cichlid”というコードネームも与えられている。一方、“Navy Flounder”というコードネームもあり、こちらは“Navi 22”または“Navi 23”のどちらかを示している。
AMD Navi 21 “Big Navi GPU” For Radeon RX 6900 XT Reportedly Features 16 GB VRAM, Radeon RX 6000 Cards With Navi 22 Get 12 GB VRAM(WCCF Tech)
AMD Radeon RX 6900 XT specs: Navi 21 GPU with 16GB could cost $499(TweakTown)
I've now got confirmation for both(_rogame@_rogame / Twitter)

_rogame氏によりRadeon RX 6000 seriesのスペックが説明している。彼の上方によると、AMDの次世代GPUとなる“RDNA 2”(“Navi 2x”)はメモリスペックが異なる2つのチップがあるという。

_rogame氏によるとRDNA2をベースとした“Navi 2x”は少なくとも2種類の異なったメモリスペックを有するものがある。“Navi 21”と“Navi 22”とそれらは呼ばれており、“Navi 21”が今まで“Big Navi”と呼ばれてきたモノで、Radeon RX 6000 seriesのフラッグシップとなるものである。一方、“Navi 22”はそれに次ぐ高性能コアで$500前後の価格帯に投入されると推定される。
Gigabyte shows RTX 3090 TURBO: With a dual-slot Blower Style cooler(Guru3D)

どのようにしてこれを実現したのかは不明で、これで350W GPUを冷やすとなるとなかなかの轟音になりそうであるが、Gigabyteはブロワーファン搭載のGeForce RTX 3090搭載カードを明らかにした。
NVIDIA GeForce RTX 3090 3DMark Time Spy scores leaked(VideoCardz)
Even more NVIDIA GeForce RTX 3090 benchmarks leak(VideoCardz)
NVIDIA GeForce RTX 3090 gaming performance review leaks out(VideoCardz)

先日GeForce RTX 3080が解禁されたが、次に解禁予定のその上位モデル―GeForce RTX 3090のベンチマークが複数リークしている。

まず3DMark Time SpyのGraphics scoreであるが以下の数字が出ている。
GIGABYTE confirms GeForce RTX 3060 8GB, RTX 3070 16GB and RTX 3080 20GB(VideoCardz)

GiabyteのWatch Dogs Legion code redeeming websiteのリストには多数の未発表のグラフィックカードがリストされている。そしてNVIDIA自身が発表していないものも含まれる。

今回見つかったのはGeForce RTX 3060 (Super ?) 8GB、GeForce RTX 3070 (Super ?) 16GB、GeForce RTX 3080 20GBの3種類である。RTX 3060とRTX 3070 16GB、そして一部のRTX 3080 20GBには“S”の文字が型番にあり、“Super”の可能性を示唆する。

GeForce RTX 3080 20GBについては、10GBモデルと比較してCUDA coreの数が増量されることはないと見込まれるが、相当する製品がRTX 3080 TiないしはRTX 3080 Superになるかどうかも含め、今回のプロダクトコードだけでは判断できない。
AMD Ryzen 9 5900X to feature 12 cores, Ryzen 7 5800X gets 8?(VideoCardz)

AMDの今後のRyzen processorについてしばしばその詳細を明らかにしているSoftware EgneerであるPatrick Shur氏が新しいツイートで、“Zen 3”をベースとする次のRyzen―“Vermeer”がRyzen 5000 seriesになると示唆している。

ただ、“Vermeer”がRyzen 4000 seriesではなく5000 seriesになるのは驚くことでもない。数周前にも同様の噂が出回っており、AMDはRyzen 3000 series CPU―“Matisse”の後継である“Vermeer”と“Renoir”の後継となるAPU製品の“Cezanne”をともにRyzen 5000 seriesとすることを計画している。4000番台は、“Renoir”のみに使われる番号となる。
AMD Radeon RX 6000 Big Navi Cards Leaked In Triple And Dual-Fan Configs(Hot Hardware)

GeForce RTX 30 seriesへの対抗として、AMDはRadeon RX 6000 seriesを準備している。しかし、姿を現すまでにはもう1ヶ月余りが必要である。

先日、AMDのTwitterアカウントがRadeon RX 6000 seriesのカードの写真をティザーとして公開した。その際のカードはファンを3基搭載したものであったが、別にファンが2基のものも用意されている模様である。
Intel DG2 discrete graphics spotted with 6GB and 8GB GDDR6 memory(VideoCardz)
Intel Xe-HPG graphics cards rumored to offer up to 960 EUs(VideoCardz)

8GBのGDDR6を搭載するDG2がとあるデバイスのスペックシートに掲載されていた。このデバイスはおそらくはハイエンドMobileに相当するもので、来年市場投入予定のゲーミングノートPCと推定される。

この未発表デバイスは同じく未発表の45Wの“Tiger Lake-H”をCPUに、GraphicsにIntel DG2, 8GB GDDR6を搭載すると記述されている。また、同製品では“Alder Lake-P”も提供されるとある。“Alder Lake-P”は2021年末にローンチ予定の製品であり、他に“Alder Lake-U”や“Alder Lake-H”もあるとされる(デスクトップ向けは“Alder Lake-S”)。“Alder Lake”はHybrid architectureを採用したbig coreとsmall coreを両方搭載した製品である。

一方、8GBのGDDR6を搭載するDG2はExecution Unit数が512で、メモリインターフェースは256-bitと推定される。
Intel Tiger Lake High-Performance 10nm CPUs With 8 Cores & 16 Threads Launching Next Year, Will Compete With AMD’s Cezanne-H Lineup(WCCF Tech)
Intel Tiger Lake-H processors to feature up to 8 cores(Kit Guru)
Intel hints at future 8-core Willow Cove processors with large cache sizes - Big Tiger Lake incoming?(OC3D)
11TH Gen Intel(R) Core(TM) Processors New Architectural breakthroughs(medium.com / Intel)

Intelは8-core/16-threadとなる高性能Mobile向けの“Tiger Lake-H”を2021年に投入する。Meidumに投稿されたBlogでBoyd Phelps氏(Corporate Vice President of Client Computing Group)が明らかにした。

Boyd氏は“Tiger Lake”とそのCPUアーキテクチャである“Willow Cove”について説明しており、その中で8-coreのダイにおいてはL3 cacheを24MB搭載することを説明している。

medium.comで見られる説明は以下の通りである。
AMD Teases First Radeon RX 6000 Video Card Picture(AnandTech)
AMD teases Radeon RX 6000 graphics card ahead of full presentation(bit-tech.net)
This Is What AMD's Radeon RX 6000 "Big Navi" Looks Like(Tom's Hardware)
Take a first look at the design of the new Radeon RX 6000 series(Radeon RX@Radeon / Twitter)

非常に簡素なティザーであるが、AMDの公式アカウントがRadeon RX 6000 series搭載カードの写真を初めて明らかにした。

カードの画像以上の詳細は明らかにされなかったが、カードは3基のファンを搭載し、PCI-Express電源コネクタとして8-pin×2を搭載している。このことから、この写真のカードはハイエンドに位置するカードであることが推定される。またカードのデザインは先代のハイエンドカードであったRadeon VIIを想起させるものでもある。