北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Intel provides further details on Rocket Lake-S, Cypress Cove and the associated chipsets(HardwareLuxx.de)
Intel’s 11th Gen Processor (Rocket Lake-S) Architecture Detailed(Intel)

Intelがデスクトップ向け第11世代Core processor―“Rocket Lake-S”の情報を明らかにした。“Rocket Lake-S”は2021年第1四半期に予定されており、PCI-Express 4.0に対応する。

“Rocket Lake-S”は新しいマイクロアーキテクチャを採用し、“Cypress Cove”と呼ばれるものになる。“Cypress Cove”は“Ice Lake”の“Sunny Cove”ないしは“Tiger Lake”の“Willow Cove”を14nmプロセスにバックポートしたものとされるが、Intelはまだアーキテクチャやその構造は明らかにしていない。しかしながら、二桁%のIPC向上を実現することを明らかにしている。また、姿を現し始めている“Rocket Lake-S”の初期のEngineering Sampleは“Sunny Cove”に似たキャッシュ構成をとっている。
Zen 3のLive Streamingを観たのだからこちらも。

ということでRadeon RX 6000 seriesのLive Streamingの書き起こしてある。
前回の“Zen 3”同様メモ程度のものなので、足りない分は後々補足する予定である。また英語の聞き取りが堪能ではないので、その点はご容赦願いたい。

CPUとGPU両方を長らく手がけ、主要ゲームコンソールに採用されている、とAMDの優位性が冒頭で述べられる。

そして背景にはRyzen 5000 seriesとRadeon RX 6000 seriesのロゴ。
Intel: Alder Lake Sampling, Sapphire Rapids Samples in Q4(Tom's Hardware)

アナリストおよび投資家向けにIntelは現在開発中の製品群―クライアントPC向けでHybrid processorとなる“Alder Lake”とサーバー向けの“Sapphire Rapids”について新たな情報を明らかにした。
“Alder Lake”は既にPCメーカー向けにサンプリングが行われており、“Sapphire Rapids”はまもなくサンプリングが開始されるという。


「Intelでは2021年のクライアントCPUとなる“Alder Lake”のサンプリングを現在行っている。そして、2021年のデータセンター向けのCPUとなる“Sapphire Rapids”はこの第4四半期後半にサンプリングを開始する予定だ」
IntelのCEOであるBob Swan氏は同社の決算報告で上記のように説明した。
「(“Alder Lake”と“Sapphire Rapids”の)両製品は10nm Enhanced SperFin technologyを含む6つの柱に基づき、素晴らしい性能・機能を提供できる」
Nvidia GeForce RTX 3070 Founders Edition Review: Taking on Turing's Best at $499(Tom's Hardware)
Nvidia RTX 3070 Founders Edition Review(KitGuru)
Review: Nvidia GeForce RTX 3070 Founders Edition (Ampere)(HEXUS)
GeForce RTX 3070 Founders Edition(4Gamer.net)
2080 Tiに匹敵するのはホントか? GeForce RTX 3070を検証する(Impress PC Watch)
GeForce RTX 3070を試す - RTX 30シリーズの本命か、実力徹底レビュー(マイナビニュース)

日本時間10月27日22時00分をもってGeForce RTX 3070のレビューが解禁された。早速国内外のメディアに多数のレビューが掲載されている。

まずおさらいであるが、GeForce RTX 3070のスペックである。
NVIDIA preparing GeForce RTX 3080 Ti with 9984 CUDA cores?(VideoCardz)
NVIDIA Allegedly Already Preparing an RTX 3080 Ti Graphics Card(techPowerUp!)
NVIDIA GeForce RTX 3080 Ti teased again, would feature 12GB GDDR6X(Tweak Town)

GeForce RTX 30 seriesの詳細を明かしてきた人物として有名なkopite7kimi氏がGeForce RTX 3090とRTX 3080の間を埋める新たなSKUについて言及している。

この新しいSKUは9984基のCUDA coreを搭載し、GeForce RTX 3080よりも1280基(SM 10基分)多い。GPUコアはGA102-250と呼ばれるものになり、メモリインターフェースはGeForce RTX 3090と同等の384-bitが確保される。VRAMにはGDDR6Xが採用されるが、容量については12GBになるが24GBになるかは言及されていない。
NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti specifications confirmed by GPU-Z validation(VideoCardz)
RTX 3060 Ti Specifications Confirmed Via GPU-Z Validation(OC3D)

GPU-Zで認証されたGeForce RTX 3060 Tiのスペックが明らかになった。GPU-Zの認証を受けたことはGeForce RTX 3060 Tiが存在することも確立し、さらにはそのスペックも明らかになったことになる。

その匿名のGPU-Z validationの内容であるが、GeForce RTX 3060 Tiが“Ampere”アーキテクチャのコア―GA104を使用する2番目のカードであることを表している。GeForce RTX 3060 Tiは4846基のCUDA coreを搭載し、ROPは80である。TMUに関しては明らかに間違った数字が表示されている。

より重要なのは、今回認証されたGeForce RTX 3060 Tiが動作するカードであることだ。そのため、Base clock 1410MHz / Boost clock 1665MHzであることが明らかになっている。またVRAMはGDDR6を8GB搭載しており、メモリの動作速度は14Gbps、メモリインターフェースは256-bitである。

今回得られた情報を元にスペックをまとめると以下の通りとなる。
NVIDIA PG132 SKU35 (RTX 3070 Ti?) with GA102-150 to tackle Radeon RX 6800XL?(VideoCardz)
It's an emergency product for 6800XL(kopite7kimi4virgil@kopite7kimi)

GA102を使用する3番目のSKUとしてGeForce RTX 3080とRTX 3070の中間に位置する製品が計画されているという。基板のナンバーはPG132-SKU35となり、製品名はGeForce RTX 3070 Tiになるとされる。

PG132-SKU35に搭載されるGA102-150は7424基のCUDA coreを有する。メモリ周りはGeForce RTX 3080と同様で、10GBのGDDR6Xを搭載する。またTGPはGeForce RTX 3080と同様の320Wである。
NVIDIA GeForce RTX 3070 Reviewer’s Guide leaked(VideoCardz)
Reviewers Guide for the RTX 3070 Founders Edition has been leaked(Guru3D)

VideoCardzではGeForce RTX 3070に関するほとんど全ての資料を入手した。性能については(これまでの情報におおむね沿っていて)特記すべき事項はなかったが、GeForce RTX 3070の冷却機構、GPU Memory使用量のモニタリングは実際のGPU使用率情報には必要ない主張するアプリケーションをどのようにするか・・・等が記されていた。
NVIDIA GeForce RTX 30 Mobility Lineup Allegedly Leaked, RTX 3080 Max-Q, RTX 3070 Max-Q & RTX 3060 Max Q/P In The Works(WCCF Tech)

NVIDIAは“Ampere”アーキテクチャを採用したGeForce RTX 30 series mobilityの準備を行っているとDCinsideというWebサイトが報じている。Mobile向けのGeForce RTX 30 seriesの情報は発であり、おそらくはCES 2021でアナウンスされるものと思われる。

NVIDIAは既にGeForce RTX 30 series mobilityの初期スペックを送付し、さらに最初の“Priority”オーダーを受けているという。GeForce RTX 30 series mobilityは現行のGeForce RTX 20 series mobilityの置き換えとなる。そして確実な性能向上は見込まれるが、TGP (Total Graphics Power) はGeForce RTX 20 series mobilityと同程度にとどまるのかあるいはデスクトップ向けのGeForce RTX 30 seriesのように増大するのかはわからない。おそらくTGPは効率性を重視したMax-Qと性能を重視したMax-Pで大きく変わってくるのではないかと推定される。
“Ice Lake-SP”はどうやら2021年になりそうで、置き換え予定の“Haswell-EP”機はどうやら満6年を迎えそうだ。6年という稼働期間は多数の自作PCの中でも最長の部類に入る。

同様に長かったのはSocketAM3+のASRock 990FX Extreme 4(AMD 990FX+SB950)+FX-8300のPCで、こちらも6~7年程度稼働している。ただ、CPUはAthlon II X3 445→Phenom II X4 980BE→FX-8300と推移しているので、FX-8300を搭載してからの稼働期間は4~5年程度かもしれない。

FX seriesは初のデスクトップ向け8-core CPUとして登場したものの、その戦果は決して芳しいものではなかった。少なくとも「少ないトランジスタ数で多くのコア数を(より正確を期すなら高いトランジスタ効率でより高いMulti-thread性能を、だろうか)」をコンセプトとして掲げた“Bulldozer”系アーキテクチャにおいて、その多コアCPUがもっとも活躍するはずだったOpteronが2世代で断絶してしまった事実は、同アーキテクチャが成功ではなかったことを反映していると言わざるを得ない。3代目の“Steamroller”と4代目“Excavator”のOpteronやFX seriesは出ることはなく、4-core/2-modueまでのAPUで使われるにとどまった。そして初代“Zen”が登場する2017年まで、デスクトップ向けのメインストリーム向けCPUは4-coreの時代が続き、多くの自作ユーザーが4-core CPUを使い続けていただろう。
Intel: DG1 GPU Now Shipping, Xe-HPG DG2 GPU In Labs(AnandTech)
Intel DG1 GPU shipping now, Xe-HPG DG2 GPU in the labs right now(TweakTown)

IntelはDG1 GPUが出荷されていることを発表した。またゲーミングに焦点を当てたXe-HPG DG2は現在、Intelのラボで試験中であるとした。

DG1を搭載したとされるノートPCはASUSとAcerから発表されている。
Intel's Xeon Scalable 'Ice Lake-SP' Volume Ramp Delayed to Q1 2021(Tom's Hardware)

10nmプロセスの度重なる遅延は同社のロードマップに多大な影響を及ぼした。現在、クライアント向けの10nmプロセスCPUについては軌道にのり始めたものの、サーバー向けはまた事情が異なる模様である。

2020年第3四半期のConfernece callでIntelは第3世代のXeon Scalable processor―“Ice Lake-SP”の出荷が2021年第1四半期に遅れることを発表した。

「Intelは第3世代Xeon Scalable processor―“Ice Lake-SP”のQualificationを第4四半期末に、そしてそれからまもなくの2021年第1四半期に大量生産に入る」
AMD Radeon "Big Navi" GPU Benchmarked in Firestrike Ultra(techPowerUp!)
AMD Radeon RX 6800XT alleged 3DMark scores hit the web(VideoCardz)
3DMark in Ultra-HD – Benchmarks of the RX 6800XT with and without Raytracing appeared(Igor's Labs)
(WCCF Tech)

複数の情報筋からRadeon RX 6800 XTの3DMarkベンチマークスコアが明らかにされ、GeForce RTX 3080やGeForce RTX 2080 Tiとの比較が行われている。

ベンチマークが行われているのはFire Strike Extreme (4KやUltraも情報元によってはあり)、Time Spy / Time Spy Extreme、Port Royal 4Kで、大まかにFire Strike系、Time Spy系、Port Royal系の3種類に大別できる。
NVIDIA Readies New GeForce RTX 30-series SKU Positioned Between RTX 3070 and RTX 3080(techPowerUp!)
NVIDIA allegedly preparing GA102-150 GPU with 7424 CUDA cores(VideoCardz)
Nvidia reportedly plans new GA102 GPU between their RTX 3070 and RTX 3080(OC3D)

Twitterでしばしばリーク情報を扱っているKopite7kimi氏によると、NVIDIAがGA102コアを使用した新たなSKUを計画しているらしい。そのSKUはGA102-150と呼ばれるコアを用い、CUDA core数は7424で、GeForce RTX 3070よりも1536基多いがGeForce RTX 3080よりも1280基少ない。メモリインターフェースは320-bitで、10GBのGDDR6Xを採用する。
NVIDIA GeForce RTX 3070 3DMark performance leaked(VideoCardz)

8nmプロセスで“Ampere”世代のGA104コアをベースとしたGeForce RTX 3070は先代のフラッグシップであるGeForce RTX 2080 Tiに迫る性能を有する。VideoCardzでは多数のレビュワーとコンタクトをとることで、ゲーミングにおいてGeForce RTX 3070がGeForce RTX 2080 Tiよりも若干ながら高い性能を示し、また総合的なベンチマークにおいても同様の傾向を示すだろうと考えている。

そして今回紹介されたのはGeForce RTX 3070の3DMarkベンチマークスコアである。Fire Strike Ultra, Fire Strike Extreme, Time Spy Extreme, Time Spy, Port Royalの5項目のスコアが紹介されている。最後のPort Royalはやや聞き慣れないが、Ray Tracingを用いたDirect X12ベンチマークである。

スコアは以下の通り。
NVIDIA Reportedly Cancels Launch of RTX 3080 20 GB, RTX 3070 16 GB(techPowerUp!)
NVIDIA Might Cancel GeForce RTX 3080 20GB and RTX 3070 16GB(Guru3D)
NVIDIA allegedly cancels GeForce RTX 3080 20GB and RTX 3070 16GB(VideoCardz)

NVIDIAはパートナーに対し、計画されていたGeForce RTX 3080 20GBとGeForce RTX 3070 16GBをローンチしないと伝えているという。

GeForce RTX 3080 20GBとGeForce RTX 3070 16GBは元々12月のローンチが予定されていた。しかし独立した2方面の非常に新しい情報によると、これらのもモデルはキャンセルされたという。
仕切り直しという形でGeForce RTX 3080 20GBとGeForce RTX 3070 16GBを後々に登場させることは可能であるものの、今回の情報では延期ではなくSKUそのものがキャンセルされたと明確に伝えている。
SK Hynix、Intelのストレージ・NANDメモリ事業を約9,500億円で買収契約(Impress PC Watch)
SK hynix to Acquire Intel NAND Memory Business(SK Hynix)

SK Hynixは10月20日、IntelのNand memory and storage部門を90億ドルで買収することで合意した。
買収対象はIntelのNAND SSD事業、NAND componentとウエハ事業、そして中国大連のNANDメモリ製造システムである。
なお、Optane事業は引き続きIntelが継続する。
AMD Radeon RX 6000 Series Specs Leak: RX 6900 XT, RX 6800 XT, RX 6700 Series(techPowerUp!)
AMD Radeon RX 6900XT to feature Navi 21 XTX GPU with 80 CUs(Guru3D)
AMD's Radeon "Big Navi" RDNA 2 Lineup Leaks - RX 6900 XT, RX 6800 XT and RX 6700 XT(OC3D)
AMD Radeon RX 6900XT to feature Navi 21 XTX GPU with 80 CUs(VideoCardz)

この月曜日頃からRadeon RX 6000 seriesのスペックが明らかになり始めている。今週に入り、AMDがAIBに多くの情報を提供しはじめ、その中には新しいドライバーや最終的な製品名の情報も含まれている。VideoCardzではそれらのスペックを検討し、おそらくはかなり最終的なものにかなり近いものと推定される。

そのうち“Navi 21”を用いる製品としてRadeon RX 6900XT, RX 6800XT, RX 6800の3種類、“Navi 22”を用いる製品としてRadeon RX 6700XT, RX 6700の2種類が紹介されている。
BIOSTAR AM4 400 series motherboards support AMD Ryzen 5000 Vermeer series processors with BIOS update(techPowerUp!)
BIOSTAR confirms its AMD 400 motherboards will support Ryzen 5000 (Zen3) processors(VideoCardz)

BIOSTARは10月20日、同社のAMD 4000 seriesチップセット搭載マザーボードで、“Zen 3”世代の最新ProcessorであるRyzen 5000 series (“Vermeer”) に対応すると発表した。Ryzen 5000 seriesに対応させるためのBIOS updateは2021年1月より利用可能となる。

MSIとASUSに続き、BIOSTARが既存の400 seriesチップセット搭載マザーボードでのRyzen 5000 series対応を明らかにした。2021年の1月からとやや時間はかかるものの、なんだかんだで大概の400 seriesマザーボードがRyzen 5000 seriesに対応できそうな雰囲気である。
AMD Radeon RX 6000 Series "Big Navi" GPU Features 320 W TGP, 16 Gbps GDDR6 Memory(techPowerUp!)
AMD Radeon RX 6000 series Power Consumption and Memory Specs Leak(OC3D)
AMD Radeon RX 6000 based on Navi 21 XT to feature 320W TBP, 16 Gbps GDDR6 memory(VideoCardz)
AMD Radeon RX 6000 “Big Navi” GPU Power Numbers Detailed, Navi 21 XT Up To 320W TBP, Navi 21 XT AIB Up To 355W, Navi 21 XL Up To 290W(WCCF Tech)
AMD Radeon RX 6000 power requirements put under scrutiny(HEXUS)
AMD Radeon RX 6000 – The real power consumption of Navi21 XT and Navi21 XL, the used memory and the availability of the board partner cards | Exclusive(Igor's Labs)

先日Patrick Schuer氏のリークを単に発した、“Navi 21 XT”のTGPが255W、“Navi 21 XL”のTGPが220Wというニュースが多数のメディアで報じられた。残念ながらこれは間違いであるどころか、そのような高効率なものは存在しない。AMDはグラフィックカード全体の消費電力をTotal/Typical Board Power = TBPと呼んでおり、意味としてはNVIDIAのTGP = Total Graphics Powerと同じである。もしPatrick氏の数字が正しいとすると、それはAMDの呼ぶTotal Board Powerとは異なるものであった可能性がある。NVIDIAのTotal Graphics Powerに相当するのはAMDにおいてはTotal/Typical Board Powerであり、Graphics Powerとは異なる。
AMD Ryzen 5 5600X Lays The Smackdown On The Intel Core i5-10600K(Tom's Hardware)
Details for Component AMD Ryzen 5 5600X 6-Core(SiSoftware Offcial Live Ranker)

Ryzen 9 5950X, Ryzen 9 5900X, Ryzen 7 5800Xに続き、Ryzen 5 5600XのSandraベンチマークスコアが明らかになった。そしてそのスコアはCore i5 10600Kを上回るものであった。

Ryzen 5 5600Xは“Zen 3”世代のCPUで6-core/12-thread, 3.70GHz/Boost 4.60GHz, L3=32MBである。Core i5 10600Kはコア・スレッド数は同じで周波数は4.10GHz/Boost 4.80GHz、L3 cache容量は12MBとなる。

そのスコアは以下の通りである。
AMD Ryzen 5000U “Cezanne/Lucienne” mobile series specifications leaked(VideoCardz)

ExecutableFixにより、Ryzen 5000U Mobile APUの全てのSKUのスペックが明らかにされた。Ryzen 5000UはMobile向けの低消費電力向けのラインナップで、TDPは15W、cTDPの範囲は10~25Wである。そして特徴的なのは“Cezanne”と“Lucienne”と呼ばれる2種類のコアが混在することである。“Cezanne”はCPUに“Zen 3”を使用する一方、“Lucienne”のCPUは“Renoir”と同じ“Zen 2”がベースとなる。

以下にそのラインナップを示す。
AMD Navi 21 XT to feature ~2.3-2.4 GHz game clock, 250W+ TGP and 16 GB GDDR6 memory(VideoCardz)
AMD Navi 21 XT “Big Navi” GPU For Radeon RX 6900 XT Graphics Card Reportedly Features Insane 2.4 GHz Clocks, 16 GB GDDR6 VRAM & 255W TGP(WCCF Tech)
Navi 21 XT(Patrick Schur@patrickschur_ / Twitter)
[Update Navi21](_rogame@_rogame / Twitter)

Twitterでリーク情報を扱っているPatrick Schur氏がRDNA 2世代のGPUとなる“Navi 21 XT”のスペックを明らかにしている。

今回Patrick氏がツイートしたスペックはAMDのリファレンスデザインではない可能性があるが、VideoCardzでは過去に“Navi 21 XT”のリファレンスベースのサンプルが最大2.30GHzで動作していたという情報を得ており、2.40GHzにも達する。一方、“Navi 21”のカットダウン版となる“Navi 21 XL”の周波数は2.20GHz前後になる模様である。
Intel's new Tiger Lake Pentium and Celeron CPUs do support AVX2 - so Star Citizen(HotHardware)
Intel(R) Pentium(R) Gold 7505 Processor(Intel ARK)
Intel(R) Celeron(R) 6305 Processor(Intel ARK)

Star Citizenの新しいalpha 3.11 versionにおいてProcessorにおけるAVX 2対応が要求されていることが明らかになった。結果、従来のPentiumやCeleronはAVX 2に対応していないため、このアップデート以降はゲームをプレイ出来なくなる。しかし、Intelは“Tiger Lake”コアのPentiumとCeleronにおいてAVX 2命令を有効化している。
AMD Ryzen 9 5950X, Ryzen 9 5900X, Ryzen 7 5800X “Zen 3” CPUs Benchmarked, Much Faster Than Their Ryzen 3000 Predecessors(WCCF Tech)
AMD Ryzen 9 5950X Leaked Benchmarks Indicate Healthy IPC Gains(Tom's Hardware)
AMD Ryzen 9 5950X, 5900X Ryzen 7 5800X appear in SiSoftware database(VideoCardz)

SiSoftware Official Live RankerにRyzen 5000 seriesのベンチマークが掲載されているのをTUM_APISAK氏が発見した。Ryzen 5000 seriesは約10日ほど前に発表されたが、まだレビューは解禁されていない。しかしながらEngineering Sampleを用いたベンチマーク結果がインターネット上に散見されるようになっている。今回見つかったのはSiSoftware Official Live Rankerに掲載されたSandra benchmarkの結果で、16-coreのRyzen 9 5950X、12-coreのRyzen 9 5900X、8-coreのRyzen 7 5800Xのスコアが明らかになっている。使用されたマザーボードはMSI MEX X570 UNIFI、メモリについては明らかになっていない。

Processor ArithemeticとProcessor Multi-mediaのスコアが掲載されており、同コアのRyzen 3000 seriesとの比較も行われている。以下がそのスコアをまとめたものである。
ASUS Drops Support for AMD Ryzen 5000 Series CPUs on X470 Motherboards(techPowerUp!)
ASUS won't provide BIOS update for X470 board to support Ryzen 5000(reddit)

ASUSの技術者によれば、Crosshair VII HeroでRyzen 9 5900Xをサポートする計画はない。Ryzen 9 5900やその他のRyzen 5000 series processorを使用する場合はCrosshair VIII HeroないしはB550マザーボードを選んで欲しい。

Crosshair VII HeroはAMD X470チップセットを搭載するR.O.G. seriesのマザーボードである。redditの投稿はとあるユーザーがCrosshair VII HeroにおけるRyzen 5000 seriesのサポート計画があるかどうかを尋ね、返信された内容の模様である。

ところが10月14日にtechPowerUp!側にASUSからこの内容は誤りであるという連絡があり、同社が400 seriesチップセットマザーでRyzen 5000 seriesの対応を行う方針であることを明らかにした。
MSI's Entire Lineup of AMD 400-series Chipset Motherbord will Support "Zen 3"(techPowerUp!)
MSI confirms that their entire AMD 400 series motherboard lineup will support "Zen 3" CPUs(OC3D)
MSI promises its AMD X470 and B450 motherboards will support Ryzen 5000 (Zen3) series(VideoCardz)
MSI's Entire Line-Up of AMD 400 Series Motherboards Will Support Ryzen(TM) 5000 Series Processors(MSI)

AMDは10月8日に“Zen 3”アーキテクチャを採用したRyzen 5000 seriesを発表した。最新の“Zen 3”アーキテクチャは現行世代の“Zen 2”を採用したRyzen 3000 seriesと比較して大幅な性能向上を果たしている。このRyzen 5000 seriesに合わせ、MSIは最新のAGESA Combo PI V2 1.1.1.0を全てのX570, B550チップセット搭載マザーボードにリリースし、PCI-Express 4.0の性能を完全に引き出せるようにした。

また根強いアップグレードの要求に応える形で、AMDは400 seriesチップセットに対してもRyzen 5000 seriesに対応するBIOS updateを2021年1月に提供することを明らかにしている。MSIはユーザーの期待に応えるべく、全てのX470, B450チップセット搭載マザーボードにおいて、Ryzen 5000 seriesをサポートするBIOS updateを後に提供する。現在研究開発チームによる評価が現在行われている段階で、詳細なBIOSリリーススケジュールは、AMDからBIOS codeが提供された後に発表する。
Intel Finally Kills Gen10/Cannonlake-Specific Graphics Code From Their Linux Driver(Phoronix)
Intel Officially Kills Cannon Lake Graphics Support(Tom's Hardware)

Gen 10 graphicsが有効化された“Cannon Lake”は生産・出荷されることなく終わった。そしてIntelのオープンソースドライバの開発者はとうとうLinux OpenGL/Vulkan driverから“Cannon Lake”が搭載していたGen 10 graphicsに関する記述を削除した。

「“Cannon Lake”のためのコードは必要ない。このシリーズは全て闇に葬られたのだから」
AMD Ryzen 5000 Series Features Three Synchronized Memory Clock Domains(techPowerUp!)
Infinity fabric clock uplift would make DDR4-4000 possible for Zen 3(Guru3D)
Leaked slide explains AMD Ryzen 5000 series memory overclocking(VideoCardz)
DDR4-4000 Rumored To Be The New Sweet Spot For AMD Ryzen 5000 CPUs(Tom's Hardware)

“Memory Overclocking”と題されたスライドが明らかにされ、Ryzen 5000 seriesにおけるメモリ周波数とInfinity Fabricの周波数、Unified Memory Controllerの関係が明らかにされている。

デスクトップ向けのRyzenにおいては3種類の重要な周波数がある。
1つめはInfinity Fabric Clock (fclk) である。CPU dieとI/O dieを通信する際の速度で、PCI-ExpressやSATA、USBなどの各種SoCコントローラとの通信速度でもある。2つめはMemory Controller Clock (uclk) である。メモリコントローラがメモリへ入出力のコマンドを行う周波数である。そして3つめはメモリそのものの周波数であるMemory Clock (mclk) である。