北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
AMD EPYC with Zen6 architecture is allegedly codenamed “Venice”(VideoCardz)
AMD EPYC Venice ZEN 6 Leak, Lovelace Power Segments, AMD ZEN 4, Intel ARC Launch | April Loose Ends(Moore's Law Is Dead / YouTube)

Moore's Law Is Deadが“Zen 6”世代に相当するEPYCについて紹介している。
この“Zen 6”世代に相当するEPYCのコードネームは“Venice”と呼ばれ、最速の場合で2024年の登場となる。


“Venice”ではL2 / L3 cacheが完全に再設計され、またHBMの搭載が重視されたものとなる。また、この世代でダイの3次元積層が使われる可能性を示している。大容量L3 cacheとHBM memoryの組み合わせは興味深いものになるだろう。
14th Gen Core “Meteor Lake” has been powered-on, on track to launch in 2023(VideoCardz)
午前0:13 · 2022年4月30日(Michelle Johnston Holthaus@MJHolthaus)
Intel Reports First-Quarter 2022 Financial Results(techPowerUp!)

Intelは4月29日に第1四半期の決算報告を行った。
その中で、第14世代Core processorとなる“Meteor Lake”の開発状況が伝えられた。“Meteor Lake”はIntel 4プロセスで製造され、昨年5月にtape-inが伝えられていた。今回は“Meteor Lake”が既に3種類のOSのブートに成功していると説明された。


Pat Gelsinger氏は以下のように述べている。
Phonenix-H=tsmc 5nm up to 8c 16t 35W TDP navi3 6WGP(Greymon55@greymon55)
If Phoenix is indeed 6WGP (1536 ALU), then "VanGogh2" is most likely 4WGP (1024 ALU)(Kepler@Kepler_L2)

Kepler_L2氏およびGreymon55氏が“Phoenix”のGPUに関する情報をツイートしている。

“Zen 4”世代のProcessorはサーバー向けの“Genoa”と“Bergamo”、デスクトップ向けでRyzen CPUの流れを汲む“Raphael”、そしてRyzen APUの流れを汲みMobile向けの主力製品となる“Phoenix”で構成される(厳密に言えば“Bergamo”は“Zen 4c”である)

このうち、“Raphael”と“Phoenix”はGPUを内蔵する。“Raphael”は小規模なRDNA 2世代のGPUを搭載する。一方、“Phoenix”はより規模の大きなGPUを内蔵するが、その詳細ははっきりしていなかった。今回の情報によると“Phoenix”の内蔵GPUは“RDNA3 / Navi 3x”世代となり、6基のWGPで構成されるという。
NVIDIA reportedly testing 900W graphics card with full next-gen Ada AD102 GPU(VideoCardz)
NVIDIA GeForce RTX 40 Graphics Card Rumors: AD102 GPU For RTX 4090 24 GB , AD103 GPU For RTX 4080 16 GB, AD104 GPU For RTX 4070 12 GB, Titan-Class Up To 48 GB & 900W(WCCF Tech)
NVIDIA Allegedly Testing a 900 Watt TGP Ada Lovelace AD102 GPU(Guru3D)
NVIDIA testing insane next-gen AD102 GPU: freaking 900W power!!!(TweakTown)
In fact, there is another full-fat AD102 SKU with 900W TGP, 48G 24Gbps GDDR6X, 2*16pin and higher frequency. (kopite7kimi@kopite7kimi)
午後0:59 · 2022年4月27日(kopite7kimi@kopite7kimi)

NVIDIAがAD102を使用したフラッグシップグラフィックカードとしてPCI-Express 5.0 16-pin×2を装備し、Total Graphics Powerが900Wに達するグラフィックカードをテストしているらしい。

GeForce RTX 40 seriesとなるであろう“Ada Lovelace”世代の次世代GPU、その最上位コアとなるのが“AD102”であるが、“AD102”を使用したカードは600Wに達するとこれまで言われてきた。この600Wに達するカードはGeForce RTX 4090に相当するカードと言われてきた。
今回出てきた900WのカードはGeForce RTX 4090 Tiないしはかつての“Titan”に相当するカードとされる。そのTotal Graphics Powerの数字もさることながら、VRAM周りのスペックも弩級で、24GbpsのGDDR6Xを48GB搭載するという。
AMD Ryzen 7000 "Raphael" to Ship with DDR5-5200 Native Support(techPowerUp!)
AMD Ryzen 7000 (Raphael) Will Support DDR5-5200 as default(Guru3D)
Memory maker confirms AMD Ryzen 7000 will support faster DDR5-5200 memory out of the box(VideoCardz)
午後0:12 · 2022年4月27日(188号@momomo_us)
What Sets DDR5 Memory Modules Apart - 7 Key Specification Differences of Industrial DDR5 RDIMM(Apcer for Industiral)

“Raphael”のコードネームで知られるRyzen 7000 seriesであるが、メモリメーカのApacerのマーケティング資料によると、NativeでDDR5-5200に対応するようだ。
“Raphael”は“Zen 4”をベースとするCPU製品で、Dual-channel DDR5メモリコントローラを搭載する。DDR5に対応する製品としてはIntelの“Alder Lake”が先行しているが、“Alder Lake-S”がDDR5とDDR4の両対応であるのに対し、“Raphael”はDDR5のみの対応とされる。
Kioxia Announces XG8 Client SSDs: PCIe 4.0 and BiCS5 For OEMs(AnandTech)
Kioxia Extends Lineup of PCIe 4.0 SSDs for High-End Client Applications(techPowerUp!)
Kioxia Expands PCIe 4.0 SSD Lineup for High-End Client Applications(Guru3D)
キオクシア、ハイエンドPC向けのPCIe 4.0 SSDを評価用サンプル出荷(Impress PC Watch)
キオクシア、PCIe 4.0対応のハイエンドM.2 NVMe SSDをサンプル出荷(マイナビニュース)
ハイエンドPC向けPCIe(R) 4.0対応クライアントSSDの評価用サンプルの出荷について(Kioxia)

Kioxiaは4月26日、クライアント向けSSD製品となるKioxia XG8 seriesを明らかにした。XG8 seriesはPCI-Express 4.0 x4接続に対応する次世代高性能向けSSDとなる。

XG8 series SSDはM.2 2280規格で提供されるNVMe 1.4対応SSDとなる。セキュリティ機能として最新のTCG Pyrite 2.01およびTCG Opal 2.01規格に対応する。
AMD's AM5 Will Launch With Only DDR5 Support for Ryzen 7000, Dual-Chipset Design(Tom's Hardware)
AMD AM5 Socket to Launch with DDR5-Only Memory Option, Feature Dual-Chipset Designs(techPowerUp!)

Tom's Hardwareで得た情報によると、SocketAM5向けにはX670とB650チップセットが用意される。ASMediaが設計し、TSMC N6で製造されるが、B650はこれまで通りの1チップ構成であるが、X670は2チップ構成となる。

メインストリーム向けに位置するB650はは従来通りの1チップ構成で、Ryzen 7000 series CPUとPCI-Express 4.0 x4で接続する。B650は8本のPCI-Express 4.0 (うち4本はM.2 storage向け)、4ポートのSATA、複数のUSBポートを備える。

一方、エンスージアスト向けのX670は2チップとなる。この2チップは過去のノースブリッジ・サウスブリッジの構成を取るという意味ではなく、効率的にI/Oを2倍にするためのものである。現行の500 seriesではX570とB550で別々のチップを用意したが、X670は2チップとすることで、コストを下げつつ設計の柔軟性を持たせた形となる。
intel Xeon Platinum 8480(ES)(结城安穗-YuuKi_AnS@yuuki_ans)

第4世代Xeon Scalable Processorとなる予定の“Sapphire Rapids-SP”は15-coreの“Golden Cove”を搭載したダイを4ダイ搭載することで構成される。これまでの情報では15-coreのうち1-coreを無効化した14-core×4の56-core/112-threadの製品が最上位とされてきた。

しかし、最近になり“Sapphire Rapids-SP”のリーク情報を多く扱っているYuuKi_AnS氏によると、“Sapphire Rapids-SP”のおそらくは最上位となるXeon Platinum 8480は“Sapphire Rapids”のダイにあるコアをすべて有効化した60-core/120-threadになる可能性があるようだ。
AMD’s Revolutionary Ryzen Phoenix APUs Could Mark The End of Low-End Graphics Cards, A Big Win For Budget PC Gamers(WCCF Tech)
RDNA 3 CHANGES EVERYTHING - Specs Chiplet Config & Performance | Zen 5 EARLY Info & Future APUs(RedGamingTech / YouTube)

RedGamingTechの動画の中で“Zen 4”世代のAPU―“Phoenix”について触れられている。

RedGamingTechの動画の本題はRDNA 3世代の“Navi 31”と“Navi 33”だが、これについてはこれまで出ている情報が多い。

“Phoenix”については動画の16分10秒付近に文字でまとめられている。
AMD launches Radeon RX 6400 low-power RDNA2 graphics card at 159 USD(VideoCardz)
AMD Radeon RX 6400 Launched at $159 US: First RDNA Graphics Card To Come In Low-Profile Flavors, 53W TDP Aimed at Entry-Level PCs(WCCF Tech)
フルHDゲーム向けの「Radeon RX 6400」が22日発売、補助電源不要でロープロモデルもあり(AKIBA PC Hotline!)
Radeon RX 6400搭載カードが各社から - 玄人志向、GIGABYTE、PowerColor (マイナビニュース)
AMD Radeon(TM) RX 6400 デスクトップ・グラフィックス(AMD)

AMDは4月20日、リテール向けにRadeon RX 6400をひっそりとローンチした。
Radeon RX 6400は“RDNA 2”世代のGPUコアとしては最も規模の小さい“Navi 24”をベースとしたローエンド向け製品である。1月にOEM向けとして投入されていたが、今回のRadeon RX 6400はそのため、OEM向けのものがそのままリテール向けにも解禁された形となる。


スペックは以下の通り。
Possible AMD Ryzen 7000 Raphael ‘Zen 4’ Engineering Sample CPU With 8 Cores Spotted(WCCF Tech)
午前5:14 · 2022年4月18日(Benchleaks@BenchLeaks)
コンピュータ 925206(MilkyWay@home)

MilkeyWah@homeのデータベースに8-coreの“Raphael”のEngineering Sampleが掲載されている。

CPU名は“AMD Eng Sample: 100-000000514-03_N [Family 25 Model 97 Stepping 1]”となっている。
AMD Radeon RX 6950XT/6750XT/6650XT graphics cards are expected to replace existing models(VideoCardz)
AMD's Refreshed RX 6X50 series now makes sense!(OC3D)
午後7:07 · 2022年4月19日(Hassan Mujutaba)

WCCF TechのライターであるHassan Mujutaba氏によると、AMDのボードパートナーは今後、より高速なメモリを搭載した新しいRadeonカード―Radeon RX 6050 seriesに焦点を当てていくという。

同氏によると、AMDのAIBパートナーはRadeon RX 6900XT, 6700XT, 6600XTの製造を止め、新しいRadeon RX 6950XT, 6750XT, 6650XTに置き換えるという。つまり、Radeon RX 6050XT seriesはRadeon RX 6000XT seriesの後継となり、後者は徐々に市場から姿を消すことになる。
AMD Announced Ryzen 6000 PRO Series of Notebook Processors(techPowerUp!)
AMD Introduces the Ryzen Pro 6000 Series(Guru3D)

AMDはノートPC向けのRyzen Pro 6000 series processorを正式発表した。従来のコンシューマ向けRyzen 6000 seriesに型番が+50されて区別され、例えばRyzen 7 6800HX/6800HSに相当するモデルはRyzen 7 6850HX/6850HSとなる。
またRyzen 5025U seriesのPro版としてRyzen Pro 5075U seriesも投入されている。こちらは“Zen 3+”と“RDNA”を使用する“Rembrandt”ではなく、“Zen 3”と“Vega”を使用する“Barcelo”がベースである。


基本的なスペックはコンシューマ向けのRyzen 6000 series / 5025 seriesと同じである。
◇N3E―早ければ2023年第2四半期に大量生産開始見込み
TSMC's N3E Node Said to Have Good Yields, Volume Production Expected Q2 2023(techPowerUp!)

3月にTSMCの3nm世代のプロセスノード―“N3E”が2024年から2023年末に前倒しされたことを紹介したが、“N3E”は予想よりも良好なイールドを得ているようで、TSMCは“N3E”の大量生産時期を早ければ2023年第2四半期に行うと発表した。
“N3E”は同じく開発中の“N3B”より高いイールドを実現しているという。ただ“N3B”については情報は限られている。
Nvidia Ada Lovelace Leaked Specifications, Die Sizes, Architecture, Cost, And Performance Analysis(SemiAnalysis)

SemiAnalysisとLocuza氏が“Ada Lovelace”に関して現時点で判明している情報をまとめている。

“Ada Lovelace”のリーク情報周りには、少し前のハッキング由来のものが含まれているが、SemiAnalysisとLocuza氏はハッキング由来のファイルは得ていないとしている。ただ、既にあまりにも広範囲に拡散されてしまっており、既に見たことのある人も多いかもしれない。

“Ada Lovelace”は以下の5種類のGPUで構成される。
Intel Sapphire Rapids 56-Core ES Processor Boosts to 3.3 GHz at 420 Watts(techPowerUp!)
Intel Sapphire Rapids 56-Core ES CPU Hits 3.3 GHz at 420W(Tom's Hardware)
intel SapphireRapids-ES2 QYFS(结城安穗-YuuKi_AnS@yuuki_ans)

Intelはデータセンター向けの顧客にゆっくりではあるが新世代のXeon―“Sapphire Rapids”への移行を行っている。今回Yuuki_Ans氏により、最上位クラスとなるであろう56-coreの“Sapphire Rapids”の周波数や電力設定を知ることが出来た。

使用されているのは56-core/112-threadの“Sapphire Rapids-ES2 QYFS”と呼ばれるEngineering Sampleである。周波数はBase 1.90GHz / Boost 3.30GHzとなっている。キャッシュ構成はL2=2MB/core, L3=105MBとなっている。電力設定はProcessor Base Powerが350W、Max Turbo Powerが420Wとなっている。
チップセットはIntel C741である。Intel C740 seriesには“Emmitsburg”のコードネームが与えられている。
AMD Ryzen 7000 Series Processor Spotted Running on MSI MAG B650 Motherboard at 1.5 Volts(techPowerUp!)
AMD Ryzen 7000 Series Processor Seen Running MSI MAG B650 Motherboard at 1.5 Volts(Guru3D)
MSI B650 AM5 motherboard spotted with a Ryzen 7000 CPU running at 1.5V(OC3D)
午前0:02 · 2022年4月15日(HXL@9550pro)

AMDは徐々に“Raphael”ことRyzen 7000 seriesのローンチに向けて加速している模様だ。TwitterでHXL@9550pro氏が、B650チップセットを搭載したMSI MAG sereisマザーで“Raphael”が動作している様子を紹介した。特記すべきはその高いVCoreで1.532Vと表示されている。
なお、“Raphael”のどのSKUが使用されているかは不明である。
Sapphire Radeon RX 6400 PULSE is company’s first low profile RDNA2 card(VideoCardz)

VideoCardzがSapphireのRadeon RX 6400 PULSEの写真を入手した。Radeon RX 6400 PULSEは最新のRDNA2アーキテクチャを採用するグラフィックカードとしては初のロープロファイル仕様のカードとなる。
AMD Ryzen 7 5800X3D Review: 3D V-Cache Powers a New Gaming Champion(Tom's Hardware)
AMD Ryzen 7 5800X3D review - Introduction(Guru3D)
3D V-Cache搭載「Ryzen 7 5800X3D」はCPUのゲームチェンジャーになれたのか?(ASCII.jp)
AMD Ryzen 7 5800X3D(4Gamer.net)

4月14日22時00分にRyzen 7 5800X3Dのレビューが解禁された。Ryzen 7 5800X3Dは8-coreの“Zen 3”をベースに、3D V-cacheによる大容量L3 cacheを実現した製品である。

スペックは以下の通り。
Re: RDNA3 (Navi 3X, Radeon RX 7000 series, partly chiplets, 5/6nm, 2022)(3DCneter.org)

昨日、Greymon55氏からの情報として、“Navi 31”が5nm GCD×2+6nm MCD×4+Interconnected controller×1の合計7ダイ構成になるという話を紹介した。

この話はやはり驚きを持って迎えられたようで、早速“Navi 31”の7ダイ構造を予想が始まっている。

3DCenter.orgにもその予想が投稿されており、興味深いものであるので紹介したい。なお、あくまでもこれは予想図である。
AMD Ryzen 7 5800X3D Gets Full Set of Gaming Benchmarks Ahead of Launch(techPowerUp!)
AMD Ryzen 7 5800X3D -1080p and 720p gaming gets tested(Guru3D)
Early Ryzen 7 5800X3D review highlights AMD's gaming prowess(OC3D)
AMD Ryzen 7 5800X3D Review – The last gaming gift for AM4(XenxoGaming)

XenxoGamingがRyzen 7 5800X3DとCore i9 12900KFを比較したゲームベンチマークを掲載している。グラフィックボードにはGeForce RTX 3080 Tiを、メモリには8GB CL14のDDR4-3200×4が用いられている。OSはWindows 10 21H2である。
ベンチマークは720pと1080pで計測されている。
AIDA64 Hints Intel's Return To HEDT Market With Alder Lake-X(Tom's Hardware)
Download AIDA64 Extreme (beta) Version: 6.60.5944 beta (Apr 08, 2022)(AIDA64)

2022年4月8日付けでAIDA64 Version 6.60.5944のBeta版が公開されたが、そのRelease notesに“Alder Lake-X”なる聞き慣れないCPUの名前がある。

AIDA64 Version 6.60.5944のBeta版ではその“Alder Lake-X”の初期サポートを行ったとあるが、その肝心の“Alder Lake-X”が何なのかは全くもって不明で、過去に“Alder Lake-X”なるCPUが話題に上ったことは、少なくとも私が知る限りではない。
AMD Radeon RX 7700 XT Navi 33 Graphics Card Detailed: 6nm RDNA GPU, 8 GB GDDR6, Equal To RX 6900 XT In Rasterization & Faster In Raytracing, Around 200W Power & Higher Efficiency Than NVIDIA Lovelace(WCCF Tech)
AMD Navi 33 Leak: Nvidia Lovelace loses the Efficiency War to RDNA 3(Moore's Law Is Dead)

現行のRadeon RX 6000 seriesに用いられているアーキテクチャはRDNA 2と呼ばれるが、その次のRadeon RX 7000 seriesにはRDNA 3と呼ばれる新しいアーキテクチャがもたらされる。

このRDNA 3世代のGPUは“Navi 31”、“Navi 32”、“Navi 33”の3種類があると言われている。そして“Navi 31”と“Navi 32”はTSMC N5で製造されるGPU chiplet dieとTSMC N6で製造されるI/O dieのChiplet構成をとるとされている。そして今のところRDNA 3で最も下位のコアとみられている“Navi 33”はTSMC N6で製造されるモノリシックなGPUであるとされている。
AMD EPYC 7004 “Genoa” die has been pictured, features twelve Zen4 chiplets(VideoCardz)
After The SP5 Socket, AMD’s EPYC Genoa CPU With 12 Next-Gen Zen 4 CCDs on 5nm Node With Up To 96 Cores Pictured(WCCF Tech)
[CPU] Appreciation of AMD SP5 Meitu - from VC(Chiphell Forum)

つい先日、次世代EPYCとなる“Genoa”で使用されるSocketSP5 (LGA6096) の写真が掲載されたばかりだが、今回ChiphellのForumに“Genoa”のProcessorそのものの写真が掲載された。掲載された“Genoa”の写真はヒートスプレッダを剥がされた状態で、12個のCPU chiplet dieと1つのI/O dieからなる様子が確認できた。
AMD SP5 EPYC "Genoa" Zen4 Processor Socket Pictured in the Flesh(techPowerUp!)
AMD EPYC Genoa Motherboard With 12 DDR5 Slots Smiles For The Camera(Tom's Hardware)
LGA6096?(SeverTheHome Forum)

SeverTheHome Forumに次世代EPYC―“Genoa”で使用されるSocketSP5 (LGA6096) マザーボードの写真が掲載された。掲載されたのはSocketとその両端に配置されたメモリスロットのみで、マザーボードの全体像ではないが、Socketが大型であること、メモリが12-channel DDR5に対応することがみてとれる。

写真が掲載されたマザーボードであるが、おそらくはE-ATX規格で、Dual-socketプラットフォームのEngineering Sampleだろう。Dual-socketであった場合、SocketSP5では1 socketにつき12スロットのDDR5 DIMMスロットが配置されるため、2 socketで24スロット分のDDR5 DIMMスロットが配置される。
また、Socketそのものの規模も拡大しており、現行のSocketSP3はLGA4094であるが、“Genoa”から用いられるSocketSP5はLGA6096となる。接点の数が49%増加していることになる。それに伴い、Socketもさらに大型化している。
“Genoa”は最大96-coreの“Zen 4”を搭載する。そしてその次の“Bergamo”は128-coreの“Zen 4c”を搭載するとされる。
Intel Readies Third DG2 "Alchemist" ASIC with 256 EU(techPowerUp!)
Intel might still release a third Arc GPU with 16 Xe-Cores, new patches for Intel Graphics Compiler suggest(VideoCardz)
Intel Arc Aシリーズ/ATS-M 個人的まとめ(Coelacanth's Dream)

先日、Arc AlchemistことArc A seriesのMobile向け製品が正式発表された。Arc Alchemistは2種類のダイで構成され、大型のダイがACM-G10、小型のダイがACM-G11と呼ばれている。ACM-G10は32 Xe-core (512 EU) で構成され、ARC 7やARC 5に使用される。ACM-G11は8 Xe-core (128 EU) で構成され、ARC 3に使用される。

先日の発表で明らかにされたのはこの2つのダイのみであるが、3番目のArc Alchemistのダイがあるのではないかという憶測が3月上旬頃から見られた。SOC3とも呼ばれたそれは、オープンソースドライバにACM-G12として記されており、Xe-core数が16 (256 EU) になると記されている。またL2キャッシュ容量は8MBであるとされ、ちょうどACM-G10を半分にしたようなダイである。