北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
AMD Siena Shown at Hot Chips 2023 A Smaller EPYC for Telco and Edge(ServeTheHome)

Hot Chips 2023でAMDは“Genoa”や“Genoa-X”、“Bergamo”について講演を行ったが、その中でまだ発表されていない“Siena”に言及する場面があった。

“Zen 4”世代のEPYCの戦略は異なるChipletを共通のI/O dieで組み合わせるというものだ。“Siena”は“Zen 4”世代のEPYCの中では4番目の製品となる。

今回“Siena”は最大64-coreで6ch DDR5メモリコントローラを搭載することが明らかにされた。またTDPは70~225Wと“Genoa”よりも低く抑えられる。
AMDはMCCダイの“Sapphire Rapids”に対抗するため、低消費電力な製品を必要としていた。特に32-coreやそれ以下のコア数の製品帯でそれが必要であり、市場では最も数の出る製品帯である。“Genoa”の96-coreや“Bergamo”の128-coreは素晴らしいが、その分TDPも350Wとなる。そのため、150W以下のCPUを要求するアプリケーションには向かない。
Hot Chips 2023: Intel Details More on Granite Rapids and Sierra Forest Xeons(AnandTech)
Intel Unveils Future-Generation Xeon with Robust Performance and Efficiency Architectures(TechPowerUp)
Intel Unveils Next-Gen Xeon Lineup with Innovative Platform Architecture(Guru3D)
Intel Details 144-Core Sierra Forest, Granite Rapids Architecture, and Xeon Roadmap(Tom's Hardware)
Intel on Changing its Xeon CPU Architecture at Hot Chips 2023(ServeTheHome)
見えてきた次々世代Xeon。チップレット進化でAMD/Armに対抗(Impress PC Watch)

Hot Chips 2023でIntelは次々世代のXeon Scalable Processorとなる“Granite Rapids”と“Sierra Forest”の概要について講演した。
Xeon processorにおいて重要でない世代というのはないが、特に“Granite Rapids”と“Sierra Forest”の世代はXeon Scalable Processorの中では最大級に重要なアップデートとなる世代である。この世代では従来のPerformance Coreをベースとする製品に加え、Efficiency Coreをベースとする製品が加わる。前者が“Granite Rapids”であり後者が“Sierra Forest”である。どちらもEUVを使用するIntel 3プロセスで製造され、“Sierra Forest”は2024年上半期、“Granite Rapids”は“Sierra Forest”登場後の近い時期に予定されている。
P-coreがベースの“Granite Rapids”は主に演算能力が重視される用途はAI向けに、E-coreを使用する“Sierra Forest”は高密度向けでスケールアウトが重視される用途向けとなる。
AMD Ryzen 8000 “Granite Ridge” Desktop CPUs Rumored To Utilize Same IO Die As Ryzen 7000(WCCF Tech)
By the way this is a leak, Granite Ridge uses the same IO Die(Everest@Olrak29_)

“Granie Ridge”ことRyzen 8000 series CPUであるが、そのI/O dieは現行の“Raphael”―Ryzen 7000 series CPUと同じものを使うという噂が出てきている。

情報元はOlrak29_氏とKepler_L2氏のツイートである。彼らの情報によると、次の世代のデスクトップ向けRyzen―“Granite Ridge”ことRyzen 8000 series CPUは、現行製品である“Raphael”―Ryzen 7000 series CPUと同じI/O dieを使用するとされる。
AMD’s upcoming Radeon RX 6750 GRE reportedly just ‘an overclocked RX 6700 10GB’(VideoCardz)
RX 6750 GRE = Overclocked RX 6700 10GB(Hoang Anh Phu@AnhPhuH)

先日、AMDがRadeon RX 6750 GRE (Golden Rabbit Edition) を計画しているらしいことを紹介した。
このカードはRadeon RX 7900 GRE同様主に中国向けの製品となり、その他の地域では出回ったとしても限定された数でかつシステムに組み込まれた形での流通となる見込みだ。


このRadeon RX 6750 GREであるが、Twitterで出てきた情報によると、Radeon RX 6700 10GBの周波数を高めただけのもののようである。使用されるGPUコアはカットダウン版の“Navi 22”で、Compute Unit数は36でStream Processor数は2304、メモリインターフェースは160-bitでVRAMは10GBのGDDR6を搭載することになるだろう。
Intel 14th Gen Core “Raptor Lake Refresh” series listed by first retailer without stock or pricing information(VideoCardz)
Intel 14th Gen Core i9-14900K, Core i7-14700K, Core i5-14600K CPUs Listed By Retailer(WCCF Tech)
Retailer Lists Intel 14th Gen Raptor Lake Refresh K-Series CPUs(Tom's Hardware)

デスクトップ向け第14世代Core processorはまもなくリテール市場に出回る見込みで、海外のオンラインストアでは既に製品の掲載を始めたところも出てきた。
今回第14世代Core processorの掲載が確認されたのはウクライナのTelemartで、最初に出てくるであろう6種類のK/KF seriesが掲載されていた。価格や解禁日の記載はないものの、L3 cache容量や周波数など一部のスペックを確認することができた。


実際に見てみよう。
AMD RDNA 3 Lineup Concludes With RX 7800 XT, RX 7700 XT(Tom's Hardware)

AMDはGamescomでRadeon RX 7800 XT, 7700 XTをローンチした。
そしてScott Herkelman氏 (senior vice president and general manager of the Graphics Business Unit at AMD) によると、AMDはRadeon RX 7800 XT, 7700 XTに続く新たなRDNA 3 ASICはないという。


Radeon RX 7800 (無印) やRadeon RX 7700 (無印)、あるいはエントリー向けのRadeon RX 7500を期待していたユーザーもいるだろうが、彼らにとってはScott Herkelman氏の発言は悲しいニュースとなる。現在のRadeon RX 7000 seriesは6つのSKUで構成される(Radeon RX 7900 GREを除けば5つ)が、AMDはこのSKUで十分と考えており、現在においてさらなるモデルを追加する理由を見いだしていない。一方で、現在のRadeon RX 7000 seriesが埋めきれない領域は前世代のRadeon RX 6000 seriesに頼らなければいけないかもしれない。
AMD Announces Radeon RX 7800 XT & Radeon RX 7700 XT: Enthusiast-Class RDNA3 For 1440p Gaming(AnandTech)
AMD Unveils Radeon RX 7800 XT and RX 7700 XT Graphics Cards(TechPowerUp)
AMD Unveils Radeon RX 7700 XT and 7800 XT Graphics cards at $449 and $489 and FSR3 update(Guru3D)
AMD Announces Radeon RX 7800 XT at $499, RX 7700 XT at $449(Tom's Hardware)
AMD unveils RX 7800 XT and RX 7700 XT graphics cards(KitGuru)
WQHDに最適なRadeon RX 7800 XTと7700 XT発表。フレーム補間で性能爆上げの「Fluid Motion Frames」も(Impress PC Watch)
ミドルハイ向けGPU「Radeon RX 7800 XT/RX 7700 XT」をAMDが発表。超解像技術「FSR 3」の最新情報も公開(4Gmaer.net)
New AMD Radeon RX 7800 XT and Radeon RX 7700 XT Graphics Cards Deliver High-Performance, Visually Stunning 1440p Gaming Experiences and Superior Performance-Per-Dollar(AMD)

AMDは8月25日、Gamescom 2023で新たなエンスージアスト向けグラフィックカードの新製品としてRadeon RX 7800 XTとRadeon RX 7700 XTを発表した。この2製品は1440p gamingにおいて、高い性能と高いリフレッシュレートが得られるように最適化され、現在あるいは将来のタイトルにふさわしいせいのうをていきょうできる。
同時にFidelityFX Super Resolution 3を発表している。これは、次世代の高解像度技術でゲームの性能を大幅に向上する。


スペックは以下の通りである。
MSI Confirms Intel 14th Gen Core Specs In YouTube Live Stream(TechPowerUp)
MSI Messes Up Embargo Again, Posts Embargoed Content about Intel 14th Gen Specs(Guru3D)
MSI leaks Intel 14th Gen Core specs, confirms it’s 3% faster on average than 13th Gen(VideoCardz)
Intel 14th Gen Raptor Lake Refresh Desktop CPUs Leaked By MSI, 3% Faster Than 13th Gen(WCCF Tech)

MSIがライブストリームで未発表の第14世代Core processor K seriesに言及する場面があった。
ライブストリームの内容は同社の最新のIntel 700 seriesマザーボードの紹介、今後登場するPCケースについてである。多くの時間はマザーボードに関する内容で占められていたが、短時間のみIntelの次世代Core processorに言及する場面があった。


そのスライドの内容であるが、第14世代Core processor K seriesに関するものである。
まず第13世代Core processorが“Raptor Lake-S”であるのに対し、第14世代Core processorは“Raptor Lake-S Refresh”で、アーキテクチャの変更はなく、製造プロセスも同じIntel 7であることが示された。また第13世代と第14世代の同SKUでの性能向上幅は基本的に3%程度であるとされた。
ただし、Core i7 14700KはE-coreの増量により、Multi-threadで平均17%の向上が見込めると紹介している。
◇GamescomのARockのブースで“RDNA 3”なカードの意味深なスペースが
AMD's teases Radeon RX 7800 XT/RX 7700 XT reveal plans at Gamescom(OC3D)
AMD teases upcoming Radeon RX 7800/7700 XT GPUs to be unveiled at Gamescom this week(VideoCardz)
AMD And ASRock Tease New RDNA 3 Radeon 7000 Series GPUs At Gamescom(HotHardware)
午後8:36 · 2023年8月23日(Club386@theclub386)

AMDはGamescomでRadeonの新製品を明らかにすることを示唆しており、おそらくは“Navi 32”をベースとしたRadeon RX 7800 XTと7700 XTが8月25日にアナウンスされるのではないかと推定されている。

そして8月23日から始まったGamsecomの会場では新しいGPUが登場することを示唆する展示があった。ASRockのブースに“AMD RDNA 3 26. August”のボードがはめ込まれたグラフィックカードの展示スペースが設けられていた。
Intel Socket LGA1851 Only Supports DDR5 Memory(TechPowerUp)
Intel's LGA1851 Platform Likely to Persist Through 2026(Tom's Hardware)
Intel Arrow Lake-S Nucleus with separate L3 cache, LGA 1851 platform will continue until 2026 according to sources(Igor's Labs)
It is reported that the Intel Arrow Lake-S core display will have an independent L3 cache, and the LGA 1851 platform will continue until 2026(ITHome)

いつもの話題もそれほど変わらないじゃないか・・・という突っ込みが来そうだが、今回のはいつも以上に噂の域を出る話ではないので簡潔にいきたい。

◇LGA1851は2026年まで
文字通り。
“Arrow Lake-S”が2024年末といわれているので、そこから2026年までLGA1851の時代が続く。“Meteor Lake-S”はお星様になってしまったので、“Arrow Lake-S”とその次、ひょっとしたらその次くらいまでだろうか。“Arrow Lake-S”の次のデスクトップ向けコアの名前として“Panther Lake”という名前があるが、あまりにも先過ぎてかなり不確かである。
AMD Allegedly Preps RX 6750 GRE To Rival RTX 4060 Ti At $299(Tom's Hardware)
AMD to launch Radeon RX 6750 GRE graphics card in China, “RTX 4060 price with RTX 4060 Ti performance”(VideoCardz)

中国向けにAMDが新たな“GRE”モデルを準備しているらしい。
今回の情報によると、新たな“GRE”モデルはRadeon RX 6750 GREであるという。“GRE”の意味はRadeon RX 7900 GRE同様Golden Rabbit Editionである。また投入される市場も主に中国向けとなる。


Radeon RX 6750 GREはGeForce RTX 4060 Ti相当の性能をGeForce RTX 4060相当の$299で提供するものであるという。
Intel 15th Gen CPUs to Get Rentable Units: Why Hyper-Threading is Going Away (Hardwaretimes.com)
This will be the secret weapon of the future Intel Core CPUs, its Renting Unit(El Chapuzas Informatico)

最近のIntel CPUに関する噂でHyperThreading technologyが終焉を迎えるというものがある。2024年下半期予定の“Arrow Lake”ではHyperThreading technologyに代わり、Rentable Unitが重要な機能となるようだ。

ことにPCにおいては異なる性能のCPUコアを搭載したProcessorを最大限活用することは難しい。基本的にOSのカーネルが様々な実行スレッドをCPUに割り当てている。だがP-coreとE-coreが混在するとことは複雑になる。その解答がProcessorに特別なユニットを搭載することで、このユニットにプロセスをCPUコアに適切に割り振らせる。まだこれは未来の話であり、今はOSがこの仕事を担っている。だが将来のIntel CPUはこの問題を解決する方向に進む。
Alleged AMD Ryzen Threadripper PRO 7955WX spotted, 16 cores up to 5.17 GHz(VideoCardz)
AMD Ryzen Threadripper 7000 CPU With 16 Cores & Up To 5.2 GHz Clocks Benchmarked(WCCF Tech)
LENOVO INVALID(GeekBench)
(参考)
AMD OPN Liste - Stand 2023.08.03(Planet 3DNow!)

GeekBenchにAMDの未発表の16-core CPUが掲載された。おそらくはRyzen Threadripper 7000 seriesの16-coreモデルと推定されるCPUである。

これも実際にGeekBenchの画面を見た方が早い。
AMD Navi 4X concept renders demonstrate the complexity of the high-end RDNA4 GPU design(VideoCardz)
AMD Navi 4X Halo GPU Renders Show What A Possible RDNA 4 MCM Chip Might Look Like(WCCF Tech)
午前9:51 · 2023年8月17日(creper9000@creper9000)
午前4:05 · 2023年8月17日(Everest@Olrak29_)

AMDは“Navi 4X”に修正を加えているか、あるいはキャンセルした可能性がある。もちろんこの話は推測に過ぎず噂の域を出ないが、AMD側からの反応はない。ロードマップに出てきていない、あるいは提示していない将来の製品については口を閉ざすのが通例である。

現在、AMDはRDNA3世代のRadeon RX 7000 seriesの 豆乳を勧めている 投入を進めている段階である。しかしその一方で、次の世代となるであろう“Navi 4C”のダイ予想図が出てきている。“Navi 4C”は複雑な構造であり、それ程近いうちには出てこないだろうと見られている。ひょっとするとRDNA4の次の世代かもしれない。

そしてここからが今回の話だが、Olrak29_氏が“Navi 4X”のダイアグラムを想像したものを、creper9000氏が紹介している。おそらくMoore's Law Is Deadに紹介されたものを元に作り上げたものだろう。今回のものは純粋に想像図であり、何かしらの情報の裏打ちがあるわけではないことには注意が必要である。

というわけで実際に見てみよう。
AMD Ryzen Threadripper PRO 7995WX Emerges: 96 Cores, DDR5 Memory, and Over 5.0 GHz Boost Frequency(TechPowerUp)
AMD Ryzen Threadripper PRO 7995WX 96-core CPU leaks out, boosts up to 5.14 GHz(VideoCardz)
HP HP Z6 G5 A Workstation Desktop PC(GeekBench)

AMDがいよいよ次世代でRyzen Threadripper seriesのコア数を増強する。最上位となるであろうRyzen Threadripper Pro 7995WXは96-core/192-threadとなる。コア数の増量はRyzen Threadripper 3000 seriesが64-coreを達成して以来となる。

今回GeekBenchに出現したRyzen Threadripper 7995WXはHP Z6 G5 Workstationシステムに搭載されたものである。おそらく、これがRyzen Threadripper 7000 seriesがOEMパートナーのシステムに搭載されたことが確認できた最初の例であろう。なお、Proのつかないハイエンドデスクトップ向けの製品はまだ確認できていない。
AMD Radeon Chief confirms major product announcements at Gamescom next week(VideoCardz)
Please join the @AMDRadeon team at Gamescom next week for our next major product announcements! (Scott Herkelman@sharkelman)

Scott Herkelman氏 (Senior VP & GM at General Manager Graphics Business Unit at AMD) が8月17日、AMDがGamescomで新製品の発表を行う予定であることを明らかにした。

Herkelman氏は新製品について明言は避けているものの、流れからしてRadeonの新製品であろうことは推定できる。
おそらくAMDは少なくとも2製品のデスクトップ向けGPU―Radeon RX 7800 XTとRadeon RX 7700 XTを発表するだろうと推定される。特にRadeon RX 7800 XTについては先日、PowerColorがうっかり自社のWebサイトに載せてしまったというエピソードもあり、これらの新GPUが近い時期に迫っていることを示唆している。
AMD "Navi 4C" GPU Detailed: Shader Engines are their own Chiplets(TechPowerUp)
AMD’s canceled Radeon RX 8000 “Navi 4C” GPU diagram has been partially leaked(VideoCardz)
AMD’s Enthusiast Radeon RX 8000 GPUs Allegedly Featured MCM Navi 4C “RDNA 4” Chips(WCCF Tech)
RX 8900 XTX Design Leak, Navi 43 Hopes, Nvidia Exiting High End, AMD FSR 3 | Broken Silicon 218(Moore's Law Is Dead)

Moore's Law Is DeadがRadeon RX 8000 seriesに使用されるであろう“Navi 4C”のダイアグラムを明らかにしている。
過去の情報では、AMDはRDNA4世代で4種類のGPUを準備していると噂されていた。しかしそのうち“Navi 41”と“Navi 42”は最近の噂ではキャンセルされたと言われている。


今回明らかになった“Navi 4C”のダイアグラムを見ると、大型の基板の上に4つのダイが載せられている。うち3つはAID (Actvie Interposer Die) で小さな1つはMID (Multimedia and I/O Die) である。そしてAIDの上には3つのSED (Shader Engine Die) が載せられている。
この複雑な構造がRDNA4アーキテクチャの構造かもしれないし、少なくとも今後リリースされるGPUの1つではありそうだ。しかも今回出てきたダイアグラムは完全なものではなく、片サイドのみだという。MLIDによるとメモリコントローラを載せたダイがそれぞれの側面にあるらしいが、その数はわかっていない。
Smaller AMD Navi 31 GPU from RX 7900 GRE reportedly coming to Radeon RX 7000M mobile series(VideoCardz)
AMD's Navi 31 Could Land in Laptops in Radeon RX 7900 GRE Package(Tom's Hardware)
2023年08月13日 17:07(Golden Pig Upgrade)

中国語圏のリーカーであるGolden Pig Upgrade氏によると、AMDは“Navi 31”をノートPC向けに投入する計画を立てているという。

今回の噂はRadeon RX 7900 GRE (Golden Rabbit Edition) で使われたものと同じGPUがMobile向けに投入される可能性があるというものだ。Radeon RX 7900 GREは“Navi 31 XL”と呼ばれ、GPUコア自体は上位のRadeon RX 7900 XTX / 7900 XTと同じ“Navi 31”だが、より小型の“Navi 32”に用いられるパッケージを使用しているのが特徴である。また、Memory Cache Die (MCD) も4基のみ有効化し、256-bitメモリインターフェースとなっている。
NVIDIA next-gen GeForce RTX 50 “GB20X” GPU lineup to feature GB205 GPU, but no X04 part(VideoCardz)
午後6:03 · 2023年8月12日(HXL@9550pro)
[Graphics card] After three generations of compromise, X04 has finally completed its historical mission(Chiphell)

Chiphellのリーカーによると、NVIDIAの次の世代GPUコアにおいて、下一桁“4”のコアは存在しないらしい。そしてその代わりとなるのが下一桁“5”のコアになるようだ。

Chiphellの投稿はかなり簡素で2,3,5,6,7というものだけである。次の世代のGeForceに使われるGPUのコードネームが何か、またここのコアのコードネーム(“Ampere”世代であればGA102等、“Ada Lovelace”世代であればAD102等)がどうなるかまでは書いていない。あくまでも次の世代のGPUコアは上から順に下一桁2,3,5,6,7になることだけが記されている。
Intel next-gen Arrow Lake-S CPU to feature 3MB cache per each Performance core(VideoCardz)
2023年08月12日 21:15(bilibili / Golden Pig Upgrade)

2024年にIntelは“Arrow Lake”を投入する。“Arrow Lake”は“Raptor Lake”から多くの改良が施される世代であり、CPUやGPUのアーキテクチャの更新、より進んだ製造プロセスの採用が大きな変更点として挙げられる。またデスクトップ向けではLGA1851をベースとする新しいプラットフォームになることも大きな変更点の1つである。
“Arrow Lake”もまた“Alder Lake”以降と同様にHybrid architectureを採用し、Perfomance Coreに“Lion Cove”、Efficency Coreに“Skymont”が用いられる。
そしてPerformance Coreである“Lion Cove”であるがL2 cacheが大容量化するという話が出てきている。


Golden Pig Upgrade氏の情報によると、“Arrow Lake-S”のP-coreのL2 cacheは3MB/coreになるらしい。“Alder Lake”の“Golden Cove”は1.25MB/core、“Raptor Lake-S”の“Raptor Cove”は2MB/coreであり、“Raptor Cove”比で50%、“Golden Cove”比140%の増量となる。
なお今回の情報はP-coreのL2 cacheのみで、E-coreのL2 cacheやあるいはL3 cacheやL4 cacheの情報はない。
Unreleased Intel CPU with LGA1851 Socket Caught on Camera(Tom's Hardware)
Intel Meteor Lake-S LGA-1851 CPU Engineering Sample Surfaces Despite Cancellation(Guru3D)
Intel’s canceled Meteor Lake-S CPU for LGA-1851 socket has been pictured(VideoCardz)
Alleged Intel Meteor Lake-S “LGA 1851” Desktop CPU Pictured In The Wild(WCCF Tech)
午後11:04 · 2023年8月12日(@wxnod)
午前0:45 · 2023年8月13日(@harukaze5719)

キャンセルになったとされる“Meteor Lake-S”であるが、その“Meteor Lake-S”のLGA1851パッケージCPUの写真が出現した。

“Meteor Lake-S”は打ち切りになったものの、いくつかのEngineering Sampleが闇取引されるようである。今回の投稿はwxnod氏によるもので、LGA1851 processorの現物が出てくるのはおそらく初めてである。
Next-Gen Ryzen Threadripper 7000WX Zen 4 CPU Specs Exposed(Tom's Hardware)
午後11:44 · 2023年8月12日(@harukaze5719)

“Storm Peak”のコードネームでも呼ばれるRyzen Threadripper 7000WX seriesが積荷目録に掲載されたようである。ローンチ時期に関する情報はないものの、“Zen 4”世代のRyzen Threadripperが近い時期に市場に登場するであろうことが示唆される。

今回の情報元はharukaze5719氏である。そして積荷目録に記載があったのはRyzen Threadripper 7995WX, 7985WX, 7945WXの3種類である。目録には“Pro”の文字がないものの、ナンバリングと“WX”の文字から推定すると、これらはRyzen Threadripper Pro seriesに相当するものと推定される。
そして興味深いのはこれらRyzen Threadripper 7000WXはSocketSP6 (LGA4844) ―EPYX 8004 seriesと同じSocketを用いることである。


EPYC 9004 seriesで用いられているSocketSP5 (LGA6096) は巨大だが、SocketSP6は前世代のSocketSP3 (LGA4094) と同じ寸法である。
AMD EPYC 'Siena' Specification Leak: Up to 64 Cores(Tom's Hardware)
午後11:50 · 2023年8月12日(188号@momomo_us)

188号@momomo_us氏が“Siena”ことEPYC 8004 seriesのラインナップを紹介している。“Siena”は“Zen 4”ベースの製品で、今年末から来年初めにかけての時期に予定されており、高性能よりも省電力性が求められるサーバー―例えばエッジやテレコムアプリケーションなどで用いられる。

188号@momomo_us氏によると、EPYX 8004 seriesは8, 16, 24, 32, 48, 64-coreがラインナップされ、周波数は2.20~2.55GHz、TDPは90~200Wとなる。また特徴として“Siena”はL3 cacheの上限が128MBとなる。この数字は同じ64-coreの“Rome”や“Milan”、“Genoa”の256MBよりも小さい。

AMDは“Siena”を低消費電力サーバー向け、特にTotal Cost of Ownership (TCO) の削減が求められる用途に、と位置づけている。

そして今回初めてその“Siena”ことEPYC 8004 seriesのラインナップが明らかになった。
Intel confirms Lunar Lake will feature “Lion Cove” P-Core and “Skymont” E-Core architectures(VideoCardz)
午後11:34 · 2023年8月10日(InstLaxX64@InstLatX64)
LNL: Release initial events(GitHub)

Intelが“Lunar Lake”に関していくつかのアップデートを行っている。最も注目されるのは次世代のiGPUアーキテクチャ―Xe2ないしは“Battlemage”周りに動きがで始めたことである。Xe2ないしは“Battlemage”は“Lunar Lake”のGPU tileにも用いられるGPUアーキテクチャである。
しかし、今回は“Lunar Lake”のCPUアーキテクチャの話である。これらは“Meteor Lake”や“Arrow Lake”の後継となるものである。そして“Lunar Lake”もまたCPU, GPU, SoCといったtileに分割された構造をとる。


まもなくの登場が見込まれれる“Meteor Lake”はP-coreに“Redwood Cove”、E-coreに“Crestmont”を搭載する。そして今回の主題である“Lunar Lake”は“Lion Cove”と“Skymont”の組み合わせとなる。命名法則から推定すると“Lion Cove”はCoreの流れをくむPerfomance Core、“Skymont”はAtomの流れをくむEfficent Coreとなる。
Intel's Potential Return to Dual-Core Configuration with Upcoming "Intel 300" CPU(Guru3D)
Intel reportedly planning a dual-core “Intel 300” desktop CPU with 46W TDP(VideoCardz)
14th Gen "Intel 300" processor will be out in Q3 2023(chi11eddog@g01d3nm4ng0)

ハードウェア関係のリーク情報を扱っているchi11eddog氏によると、IntelはこれまでのPentiumやCeleronに代わるデスクトップ向けローエンドProcessorとしてIntel 300を投入する模様である。

Intel 300はPentium Gold G7400の後継となる。
コアの構成は2 P-core + 0 E-coreで、2-core/4-thread、L3 cacheは6MB、周波数は3.90GHzとなる。TDPは46Wである。
AMD "Strix Point" Company's First Hybrid Processor, 4P+8E ES Surfaces(TechPowerUp)
AMD Ryzen 8000 Strix Mobile Processor Hybrid Arch Revealed: 4 Performance Cores and 8 Efficiency Cores(Guru3D)
AMD's Hybrid Future - 12-Core Ryzen 8000 "Strix Point" CPU Spotted(OC3D)
Hybrid 12-core config of AMD Ryzen 8000 “Strix Point” APU seemingly confirmed by leaked screenshots(VideoCardz)

AMDはRyzen 8000 series APU―“Strix Point”でHybrid core設計をとると噂されている。
そして今回、Peformancedatabasesと呼ばれるWebサイトにその“Strix Point”のものと推定されるスクリーンショットが掲載された。そのスクリーンショットは確かに4-coreの“Zen 5”と8-coreの“Zen 5c”の異なるCPUコアを搭載するものであった。


まず実際に見てもらった方がいいだろう。
NVIDIA and Global Workstation Manufacturers Bring New NVIDIA RTX Workstations(TechPowerUp)
Nvidia Unveils RTX 4000, 5000 Workstation GPUs, Along with New Datacenter Card(Tom's Hardware)
NVIDIA introduces RTX 5000 with 32GB memory, RTX 4500 24GB and RTX 4000 20GB ADA workstation series(VideoCardz)
NVIDIA、HBM3e搭載版GH200を発表。NVIDIA RTX Ada世代の追加SKUも投入(Impress PC Watch)
Ada Lovelace採用のワークステーション向けGPU「NVIDIA RTX 5000 Ada Generation」など計3モデル(hermitage akihabara)

NVIDIAは8月8日、“Ada Lovelace”世代のデスクトップワークステーション向けのGPUの新製品―RTX 5000, RTX 4500, RTX 4000を発表した。いずれも最新のAI技術やReal-time rendring technologyおよびグラフィック機能を提供するものである。

“Ada Lovelace”世代のデスクトップワークステーション向けGPUとしてはこれまでにRTX 6000 AdaとRTX 4000 SFF Adaが投入されている。今回の3製品はその追加SKUとなる。

スペックは以下の通り。
Kioxia's CD8P SSD Unveiled: Up to 30.72 TB, PCI 5.0 x4 Interface(AnandTech)
Kioxia CD8P PCIe Gen5 NVMe SSDs Launched(ServeTheHome)
KIOXIA Introduces New PCIe 5.0 SSDs for Enterprise and Data Center Infrastructures(TechPowerUp)

Kioxiaは8月7日、データセンター向けのSSD製品であるCD8P seriesを発表した。CD8P seriesはサーバーやクラウド環境に適した製品で、かつPCI-Express 5.0 x4インターフェースに対応することにより優れた性能を有する製品である。CD8P seriesによりデータセンター向けアプリケーションは広大な仮想化システムの中で複雑なワークロードを生成することが可能となる。
CD8P seriesの最大容量は30.72TBで、フォームファクタはEDSFFないしは2.5インチ (U.2)である。


CD8P seriesは2種類がある。片方は高い耐久性を有するがその分容量が相対的に小さいCD8P-V、もう片方は読み込みに重点を置き大容量を確保したCD8P-Rである。

CD8P-Vは1.6TB, 3.2TB, 6.4TB, 12.8TBがラインナップされ、耐久性は3DWPDである。一方、CDP-Rは1.92TB, 3.84TB, 7.68TB, 15.36TB, 30.72TBがラインナップされ、耐久性は1DWPDとなっている。
性能は最大値のみが記されておりSequential Read 12.8GB/s, Write 5.5GB/s、Random Read 2000KIOPS, Write 400KIOPSとなっている。

NAND FlashはKOXIAのBICS Flash 3D TLC NANDが用いられている。
Intel to Reveal Meteor Lake Details at Intel Innovation 2023(TechPowerUp)
Intel Innovation 2023(Intel)

Intelが毎年開催しているTech ConferenceであるIntel Innovationであるが、今年は9月19日~20日の日程で開催される。
そしてそのIntel Innovation 2023で行われるセッションの1つに“Intel Client Hardware Roadmap and the Rise of AI”と題されたものがある。


Intel Innovationのページの下の方に該当するセッションの項目がある。

このセッションでは、Intelのクライアント向けハードウェアプラットフォームについて取り上げ、待望されている“Meteor Lake”ことCore Ultra processorも含めて紹介する。

説明文の一部であるが、明確に“Meteor Lake”の文字があり、ここで“Meteor Lake”の詳細が明らかにされるであろうことが期待される。またAIについてもIntelの展望を解説するとあり、“Meteor Lake”のタイミングでProcessorに内蔵されるAI acceleratorについても詳しい解説があるだろう。

先日の決算報告の場でも“Meteor Lake”を第3四半期中にローンチすると述べており、Intel Innovation 2023ないしはその前後に“Meteor Lake”の正式発表がありそうだ。
Intel Meteor Lake Core Ultra 9 CPUs Break Past 5 GHz Clocks & Core Ultra 7 Around 5 GHz(WCCF Tech)
Intel Meteor Lake based Core Ultra 7 CPUs to boost up to 5.0 GHz, Core Ultra 9 even higher(VideoCardz)
午前9:40 · 2023年8月5日(HXL@9550pro)
2023年08月04日 22:55(bilibili / Golden Pig Upgrade)

ハードウェア関係のリーカーであるGolden Pig Upgrade氏の情報によると、“Meteor Lake”を使用したCore Ultra 9やCore Ultra 7の周波数は5GHzに達するないしは超える模様だ。

同氏によると、“Meteor Lake”をベースとしたCore Ultra 7の最大周波数は5.0GHzに達するという。そしてより強力な製品となるCore Ultra 9は5.0GHzを超えるらしい。現時点ではまだ“Meteor Lake”の周波数の上限については明らかにされていない。だが今回の情報は初期の頃にあった“Meteor Lake”の周波数に関する懸念を晴らすものだ。