empty empty(GeekBench)
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昨年8月頃から散発的にL2=1.25MB×コア数+L3=1.5MB×コア数 (shared) というこれまでのIntel CPUにはないキャッシュ構成の未発表Intel CPUがSandra Official Ranker DatabaseやGeekBenchに出現している。
これまでは14-coreと6-coreのものであったが、今回登場したものは16-coreと推定されるものである。発見したのはこの手のリークではおなじみAPISAK@TUM_APISAK氏である。
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昨年8月頃から散発的にL2=1.25MB×コア数+L3=1.5MB×コア数 (shared) というこれまでのIntel CPUにはないキャッシュ構成の未発表Intel CPUがSandra Official Ranker DatabaseやGeekBenchに出現している。
これまでは14-coreと6-coreのものであったが、今回登場したものは16-coreと推定されるものである。発見したのはこの手のリークではおなじみAPISAK@TUM_APISAK氏である。

Processor Informationの項目を上から順に見てみよう。
NameがIntel $0000となっているのはこの手のES品ではよくあることだ。
そして2番目のTechnologyの項目は2 Processors, 32-core, 64-threadとなっている。今のところこの“Ice Lake-SP”とおぼしきCPUはいずれも2 Processorで出てきている。今回もそうであるが、2 socket構成で動かしているのか、あるいは1パッケージに2ダイのMCMを認識して2 Processorと表示されているのかはわかりかねる。
Identifierの項目はGenuine Intel Family 6 Model 106 Stepping 4である。2月中旬に登場した6-coreのものはIntel Family 6 Model 106 Stepping 0であり、今回のものはSteppingが進んでいる。別ダイなのかもしれない。なお2月中旬のエントリーでも述べたがMobile向けの“Ice Lake-U”はFamily 6 Model 126 Stepping 5でModelからして異なる。全く構造の異なるものなので、Modelが異なるのは当然ともいえるが、ここからこのCPUが何であるかを推定するのは難しい。
Base Frequencyは2.80GHzと比較的高めである。
そしてこのCPUが少なくとも「未発表CPU」たらしめているのは以下のキャッシュ構成である。
L1 Instruction=32KB×16
L1 Data=48KB×16
L2=1.25MB×16
L3=24MB (1.5MB×16)
従来の“Skylake-SP/Cascade Lake-SP”とは異なるキャッシュ構成であることがよくわかる。特にL1 Data=48KB×コア数はMobile向けの“Ice Lake-U/-Y”にも見られたもので、このCPUが“Ice Lake-U/-Y”と同じ“Sunny Cove”アーキテクチャを使用したCPU―“Ice Lake-SP”と推測させる根拠の1つとなっている
さんざん“Ice Lake-SP”の可能性を主張しているが、このCPUが“Cooper Lake-SP/-P”の可能性は完全には否定できない。“Cooper Lake-SP/-P”が“Skylake”系列であればこのキャッシュ構成はないことになるが、“Cooper Lake-SP”がまさかの14nm版“Sunny Cove”であったら、この構成はありうる。・・・問題は“Sunny Cove”ないしは“Willow Cove”が14nmへバックポートされる可能性がどれほどあるかだろうか(そして同じことはデスクトップ向けの“Rocket Lake-S”にもいえる)。現状、“Cooper Lake-SP/-P”についてはほとんど情報がなく、アーキテクチャすらもわからない状況である(なんとなく“Cascade Lake-SP”にbfloat16を追加したものなんじゃないかという雰囲気はあるが、裏付けがあるわけではない)
(過去の関連とリー)
“Ice Lake-SP”のものとされるCPUがGeekBenchに姿を現す(2020年2月14日)

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