北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Intel Core i5-L15G7 Lakefield CPU Rivals Qualcomm Snapdragon 835(Tom's Hardware)
Intel Core i5-L15G7 Lakefield Processor Spotted(techPowerUp!)
Microsoft Corporation Virtual Machine(GeekBench 5)
Core i5-L15G7(GeekBench 5)
IntLatX64@InstLatX64(Twitter)

Intelの“Lakefield”―Core i5-L15G7がGeekBench 5に掲載されていることがわかった。以前にはCore i5-L16G7がUserBenchmarkに掲載されたことがあり、ナンバーだけ見ると今回のCore i5-L15G7はCore i5-L16G7の下位モデルと見なすことができる。
 
Core i5-L15G7は5-coreであるが、うち1-coreは大型で強力な“Sunny Cove”で、残る4-coreは小型で低消費電力な“Tremont”である。これらのProcessor coreを封入するCompute dieは10nmプロセスで製造されるが、I/Oを担うBase dieは22nmプロセスとなる。Intelは“Lakefield”で“Foveros”と呼ばれる3次元積層技術を用い、これらのダイを積層している。“Lakefield”のTDPであるが5~7Wが想定されている。

Core i5-L16G7で読み取れた周波数はBase 1.40GHz/Boost 1.75GHzであった。今回のCore i5-L15G7はGeekBenchにおいてはBase 1.38GHzと認識されている。しかし、ベンチマーク中Core i5-L15G7は最高2.95GHzまで上昇した模様である。おそらく、この周波数を出したのは“Tremont”ではなく“Sunny Cove”の方であると推定できる。

Core i5-L15G7 (2020年3月24日)

GeekBench 5の表面上のスクリーンショットではわからないが、発見者である@InstLatX64氏がより細かいデータを見られるページを紹介している。最大周波数が2.95GHzまで上昇しているというのもここから来ている。

“Lakefield”―Core i5-L15G7は“Tremont”が4-core、“Sunny Cove”が1-coreの合計5-core/5-threadとなっている。キャッシュ構成は以下のようになっている。

  L1 inst = 32KB×5
  L1 Data = 32KB×5
  L2 =1.50MB×5(?)
  L3 = 4MB

異種コアの混成なのでどこまでキャッシュの構成を拾えているのかは疑問であるが、“Ice Lake”のそれ(L1 inst = 32KB/core, L1 Data = 48KB/core, L2 = 512KB/core, L3 = 8MB)とも異なるのは印象的である。ただ、L2に関しては5-core合計で1.5MBかもしれない(“Tremont”が256KB/coreないしは4-core共有1MBで“Sunny Cove”が512KB/coreなら数字上は1.5MBとなる)。

そのGeekBenchのスコアであるが、Snapdragon 835と比較されてしまっている。ASUS NovGo TP370QLに搭載されているSnapdragon 835はSingle 335 points / Multi 1533 pointsであり、Single-coreのスコアはCore i5-L15G7が2倍以上のスコアを出しているが、Multi-coreのスコアは並ばれてしまっている。また、Synapdragon 8cx (single 703 points / Multi 2770 points) ではSingle-coreで並ばれ、Multi-coreで抜かれていると指摘されている(ただ、プラットフォームが異なるものにおいてどこまでGeekBenchのスコアの比較がどこまで信用に値するかはやや疑問)。

・・・そもそもこのCore i5-L15G7がどこまで製品に近いものなのかはわからず、GeekBenchの単純比較で優劣を語って良いものかどうかはわからないが、動く“Lakefield”が出てき始めているという認識はしても良いだろう。


コメント
この記事へのコメント
171082 
やっぱり5コアとか違和感しかない
あとsunny coveのコアが1つなのは心許無いな…せめて2コアは欲しかった
2020/03/24(Tue) 00:33 | URL | LGA774 #-[ 編集]
171086 
あまり夢のないスコアだけど、Coffee Lakeのベンチからシングル2.95GHzで725は十分ありそうな値。
ついでにマルチも4C/1.5GHzのPentium J5005あたりと見比べるとそんなに無茶苦茶な値ではない。

本物だとしてもおかしくはないかな。あるいはそう思わせるように合成しただけかもしれないが。
2020/03/24(Tue) 07:07 | URL | LGA774 #-[ 編集]
171093 
AtomベースのPentium 使ってるけど思ってたよりずっと快適だからTremontに期待
2020/03/24(Tue) 12:27 | URL | LGA774 #-[ 編集]
171102 
Little側としてAtom系のコアを採用したところでARMのLittleよりワッパが良くなるわけでもないからあんまり意味ないと思うんだけど…
消費電力が下がらないのはレガシーなソフトウェアの問題だし、ベンチマークはBig側で走る訳だから。
2020/03/24(Tue) 18:54 | URL | LGA774 #-[ 編集]
171103 
なんかIntelよくわからないナンバリングになってない?
2020/03/24(Tue) 20:33 | URL | LGA774 #-[ 編集]
171108 
>171102
深いスリープのステートに対応しないレガシーなソフトウェアで手っ取り早く消費電力を低減するのが、ONしてもSunny coveコアよりか消費電力低いTremontコアなのでは。尚且つTremont自体もGemini Lakeよりかだいぶ良いという噂だし。
2020/03/25(Wed) 01:22 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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