北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Intel Updates ISA Manual: New Instructions for Alder Lake, also BF16 for Sapphire Rapids(AnandTech)
Intel(R) Architecture Instruction Set Extentions Programming Reference(Intel / PDF Files)

Processor vendorはどのProcessorについて度のように最適化するのが重要か、詳細なリストを作成する。そのリストはプログラマが今後の計画を立てるのに非常に重要である。一方で、このリストは時に将来の製品の姿を少しだけ見せてくれることがある。新しい命令セットだけでなく、公式には言及されていないはずの製品のコードネームまで出てくることがある。IntelのISA Extensions Refrence manualが更新されたが、まさにそれが起きており、将来の製品である“Alder Lake”の名前が出ている。またBFloat16は当初“Cooper Lake”でのみサポートされるものであったが、2021年予定の“Sapphire Rapds”でも対応することが明らかになった。
 
PDFでそのマニュアルが配布されているが137ページにも及ぶ長大なものである。その16ページ目に今回注目すべき項目がある。

Intel ISA Extensions Refrence manual p16 (2020年4月1日)

世代としては“Ice Lake-SP”(“Ice Lake Server”と記されている)から“Sapphire Rapids”ないしは“Alder Lake”までの製品が掲載されており、2020年予定の製品から2021年後半ないしは2022年前半までに登場すると言われている製品までが対象となっている。

新世代の命令セット=前世代で追加された命令セット+新たな命令セット、となっていればわかりやすいが、世代によってはそうなってない、あるいは詳細不明のものもありややわかりにくい(Pentium 4を例に挙げると、“Prescott”の持つ命令セットは“Northwood”まえでの命令セットにSSE3を追加したものとおおざっぱに覚えればいいが、そうではないということである)。

例えば話題となっているBFloat16ことAVX512_BF16は“Cooper Lake”で対応するが、“Ice Lake-SP”では対応せず、その次の“Sapphire Rapids”で対応するとなっている。一方、PCONFIG WBNOIDNVD, Intel(R) MKTME, ENCLVという3つは“Ice Lake Server”で搭載されるが、“Sapphire Rapids”はこれらの項目には記載されておらず、搭載されないのかまだ公開が時期尚早として記していないだけなのか判別が難しい。

“Sapphire Rapids”についてはXeonのロードマップで名前が出てきたと記憶しているが、“Alder Lake”の名がIntel側から出てきたのは今回が初めてだろうか。
“Alder Lake”は現時点での噂では10nmプロセスで製造され、“Golden Cove”(“Willow Cove”の次のCore系CPUアーキテクチャ)と“Gracemont”(“Tremont”の次のAtom系CPUアーキテクチャ)のbig.LITTLEのような構成になると言われている(話がぶっ飛びすぎてにわかには信じがたいが)。
“Sapphire Rapids”は“Cooper Lake”世代や“Ice Lake”世代後継となるXeonで、こちらも10nmで製造されると見込まれる。また2020年に“Cedar Island”と“Whitley”に分離するXeonプラットフォームは“Sapphire Rapids”と“Eagle Stream”プラットフォームで再び統一される模様である。



コメント
この記事へのコメント
171215 
Sapphire Rapdsは「TGL+ENQ」との噂もあります
github.com prep for ISE rev 37 w/ TGL(MOVDIR*,CET,VP2INTERSECT*), SPR(ENQCMD*)
phoronix.com Open-Source Compiler Support Starts Riding Down For Intel's Sapphire Rapids

ENQCMDでOptaneに高速アクセスしてAMDとの性能差を解消しようとしているのかも知れません。
2020/04/02(Thu) 07:08 | URL | LGA774 #-[ 編集]
171224 
サファイアラピッドは10nmで製造予定です
インテルのホームページ

「Intel Unveils New GPU Architecture with High-Performance Computing and AI Acceleration, and oneAPI Software Stack with Unified and Scalable Abstraction for Heterogeneous Architectures」

News ReleaseNovember 17, 2019に明記されています。
「The compute node architecture of Aurora will feature two 10nm-based Intel Xeon Scalable processors (code-named “Sapphire Rapids”) 」
Auroraの計算ノードアーキテクチャは、2つの10 nmベースのIntel Xeonスケーラブルプロセッサー(コードネーム「Sapphire Rapids」)を特徴とします
2020/04/03(Fri) 07:40 | URL | LGA774 #-[ 編集]
171230 
ハイブリッドプロセッサーへの対応には触れないのかな
Revision Historyにあるから目に付きやすいと思ったけれど
2020/04/04(Sat) 00:06 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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