北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
AMD Ryzen 4000 Rumored to Bring 15% IPC Uplift(techPowerUp!)
AMD Zen 3 ‘Ryzen 4000 & EPYC Milan’ CPU Rumors: Up To 15% IPC Increase, Larger L3 Cache Available Per CCX(WCCF Tech)
Exclusive: Zen 3 to Feature 10-15% Increased IPC, 32 MB of L3 Cache Per CCX(AdoredTV)

“Zen 3”アーキテクチャはデスクトップ向けのRyzen 4000 series CPUや、第3世代EPYCで採用され、どちらも今年末にローンチされる見込みである。AdoredTVがその“Zen 3”に関するリーク情報を掲載しており、“Zen 3”の技術的・アーキテクチャ的な詳細が一部記されている。大きく変わるのはCCXがこれまでの4-core単位から8-core単位になることである。また“Zen 3”では高周波数化と低消費電力化も成し遂げられる。
 
AdoredTVの情報では、“Zen 3”のCCX辺りのL3 cache容量は32MBとなる。ただし、CCX辺りのコア数も8-coreとなるため、同じコア数 CPU同士の比較では“Zen 2”と“Zen 3”のL3 cache容量は変わらない。もう少し突っ込んで話すと、“Zen 2”のCCXは4-core + L3=16MB, “Zen 3”のCCXは8-core + L3=32MBである。“Zen 2”のchipletはCCXを2個搭載、“Zen 3”はchipletはCCXを1個搭載と内部の構成は変化するが、chiplet辺りのコア数とL3容量の数字は変わらない。また“Zen 3”では10~15%のIPCの向上を見込んでいるという。

IPCの向上幅の数字はともかく、“Zen 3”でCCXの単位が変わること自体は昨年秋頃から情報が出ている。“Zen 2”では4-core + L3=16MBが1つのCCXでchipletにはCCXが2つ搭載されていた。一方、“Zen 3”では8-core + L3=32MBが1つのCCXとなり、chipletに搭載されるCCXは1つになると見込まれている。AdoredTVにCCXの模式図が掲載されているがこれも少なくとも昨年10月には出ていたもので、決して新しい情報ではない。

IPCがどれほど上がるか、そして周波数向上と省電力化がどれほど進むかは蓋を開けてみないとわからないが、今まで出ている情報では、“Zen 3”では“Zen”系CPUで初めて基本単位となるCCXの構成に変化が生じる世代となる見込みである。

(過去の関連エントリー)
“Zen 3”のIPCは“Zen 2”の8%増しとなる(2019年10月13日)


コメント
この記事へのコメント
171272 
CCX間のオーバーヘッドが無くなればIPCは向上するわな
2020/04/07(Tue) 23:13 | URL | LGA774 #-[ 編集]
171276 
クロック向上もあって性能が15%アップならわかるが
CCXの構成を大きくしただけでIPC 15%アップはにわかに信じがたい
2020/04/08(Wed) 02:11 | URL | LGA774 #-[ 編集]
171278 
4コア以下の製品はどうなるんでしょ?
チップの半分以上を無効にするのは不経済すぎますよね。
Zen 3・4コアCCXを別設計で用意するのか。
Zen 2もしくはその改良品が4コア以下の製品を担うのか。
2020/04/08(Wed) 03:19 | URL | LGA774 #-[ 編集]
171281 
やっぱ8コアが最小単位になることで改善される相性みたいなものもあるのかね
2020/04/08(Wed) 06:08 | URL | LGA774 #-[ 編集]
171286 
CCX間のオーバーヘッドは無くならないと思うけど・・・
CCX間のオーバーヘッドよりもCCXそのものの速度がZEN2から速くなるのか気になる
2020/04/08(Wed) 12:57 | URL | LGA774 #-[ 編集]
171287 
クライアント用としては1CCXでお釣りが来る性能になりそう。
2020/04/08(Wed) 14:39 | URL | LGA774 #-[ 編集]
171288 
もう少し前にIPC8%と200MHzプラスって言われてたような。
2020/04/08(Wed) 14:49 | URL | LGA774 #-[ 編集]
171293 
L3はもともと大容量で更に増やすと
レイテンシ(遅延)も増加してしまうから
容量据え置きは好印象です。

その代わり、Micro Opus?の効率を
更に高めてより多くの処理をL3に流して
パフォーマンスを上げてくると思います
のでそれに期待ですね。
2020/04/08(Wed) 18:35 | URL | LGA774 #Y85ZE23.[ 編集]
171297 
容量据え置きでもL3のレイテンシは増えるらしいけど・・・
よって処理内容によってはZEN2と大差ないとか遅いとかもありそうではある
2020/04/08(Wed) 20:40 | URL | LGA774 #-[ 編集]
171302 
※171278
最低8コアからという選択肢
2020/04/09(Thu) 01:43 | URL | LGA774 #-[ 編集]
171304 
ZEN2→ZEN3は、ZEN→ZEN+くらいのインパクトだと勝手に思ってる。
5nmのZEN4は結構期待してる。
2020/04/09(Thu) 03:31 | URL | LGA774 #-[ 編集]
171305 
171293
Micro OPsでした。しかもL1までしか
使われていないっぽい。汗
1CCX当たりではL3は倍増で少しレイテンシが
増えるようですね。修正&訂正します。
2020/04/09(Thu) 04:08 | URL | LGA774 #Y85ZE23.[ 編集]
171309 
※171278
8コア以下は全部APUになると予想
APU(Renoir)の方は最大8コアだし性能もいいからそのまま持ってくるんじゃないかな(リソース割かない気がする)
2020/04/09(Thu) 09:00 | URL | LGA774 #-[ 編集]
171328 
コア1個当たりのL3=4MBは同じでも、1コアがアクセス可能なL3領域が16MBから32MBに倍増するから、恩恵は結構大きいかと。

ただコア数やキャッシュ容量増大に突っ走ってる現状は、何故か大艦巨砲主義時代を彷彿させて、少し不安な気分だ。
2020/04/10(Fri) 14:08 | URL | LGA774 #L6m4KOWY[ 編集]
171331 
私も8コア以下はAPUだろうなと思う。
APUのCPUはZen2世代だからCCX単位も4のままで整合的。
もうCore i5以下の相手はAPUで十分以上でしょ
2020/04/10(Fri) 14:41 | URL | LGA774 #-[ 編集]
171393 
まああれだけ長かった4C8T時代でさえ転がり始めたらあっと言う間に物足りないものになっちゃうんだから周りが合わせだしたらすぐだよ
2020/04/12(Sun) 19:33 | URL | LGA774 #-[ 編集]
171424 
ゲームはまだ4C8Tでもいけるというか寧ろクロック重視したほうが圧倒的に良いだろうけど、レンダリングは多コアでゆっくり回すほうがもう主だね
2020/04/14(Tue) 20:01 | URL | NITRO+ RX Vega 56ユーザーだった #-[ 編集]
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