NVIDIA GeForce GTX 1650 ‘GDDR6’ TU116-150 GPU pictured(VideoCardz)
NVIDIA Seemingly Producing Yet Another GTX 1650 Variant Based on TU-116(techPowerUp!)
NVIDIA GeForce GTX 1650 Graphics Card With TU116-150 GPU Pictured, Turing NVENC & GDDR6 Onboard(WCCF Tech)
元々のGeForce GTX 1650はTU117をベースとしGDDR5をVRAMに使用する製品である。後にTU116を使用してCUDA coreを増やし、VRAMもGDDR6に強化したGeForce GTX 1650 Superが登場した。またGeForce GTX 1650自身もGDDR6を搭載したものが登場した。このGDDR6搭載GeForce GTX 1650はTU117-300と呼ばれるコアが用いられ、最初のGDDR5版GeForce GTX 1650と同様のものであり、メモリだけ強化した形となっていた。
NVIDIA Seemingly Producing Yet Another GTX 1650 Variant Based on TU-116(techPowerUp!)
NVIDIA GeForce GTX 1650 Graphics Card With TU116-150 GPU Pictured, Turing NVENC & GDDR6 Onboard(WCCF Tech)
元々のGeForce GTX 1650はTU117をベースとしGDDR5をVRAMに使用する製品である。後にTU116を使用してCUDA coreを増やし、VRAMもGDDR6に強化したGeForce GTX 1650 Superが登場した。またGeForce GTX 1650自身もGDDR6を搭載したものが登場した。このGDDR6搭載GeForce GTX 1650はTU117-300と呼ばれるコアが用いられ、最初のGDDR5版GeForce GTX 1650と同様のものであり、メモリだけ強化した形となっていた。
ややこしくなってくるのはここからで、NVIDIAはTU106-125と呼ばれるコアをベースとしたGeForce GTX 1650 GDDR6を中国市場向けに投入する。スペックは元々のGDDR6版GeForce GTX 1650と似ているものの、消費電力はより大型のTU106を用いたせいで従来の75Wから90Wに上がってしまっている。
そして今回は3番目である。GDDR6版GeForce GTX 1650にTU116-150と呼ばれる、本来はGeForce GTX 1660 seriesやGeForce GTX 1650 Superに用いられるコアを使用したものが明らかになった。もちろんコアを無効化し、スペックはGeForce GTX 1650のそれである。
元々のGDDR6版GeForce GTX 1650のスペックは以下の通りである。
◇GeForce GTX 1650
GPU:TU117-300
CUDA core数:896
GPU周波数:Base 1410MHz/Boost 1590MHz
VRAM:GDDR6 4GB, 12Gbps
メモリインターフェース:128-bit
TDP:75W
ちなみに最初のGDDR5版はVRAMが8GbpsのGDDR5となるが、その他のスペックはGDDR6版と同様である。今回明らかになったTU116-150搭載版および中国向けのTU106-125搭載版も基本的なスペックは上記の通りであるが。TU106-125版についてはTDPが90Wとなる。一方、今回のTU116-150版のTDPは不明である。
そのコアの写真が掲載されているがTU116-150-KA-A1の刻印が入ったコアが見られる。“-150”ともなるとかなりの領域が無効化されており、TU116フルスペック仕様のGeForce GTX 1660 TiのCUDA core数1536から比べると、CUDA coreは896と半分強に減らされ、メモリインターフェースも192-bitから128-bitに減じられている。
ある世代の末期にこういう変なものが登場することが多いが、今回も例に漏れず次世代の“Ampere”の足跡が聞こえ始めている。GeForce GTX 1660~GTX 1650の価格帯に投入されるまではしばらくかかりそうであるが、上の方が入れ変わるのはそれほど遠い未来ではない・・・はずである。
