NVIDIA GeForce RTX 3060 Anti-Mining Feature Goes Beyond Driver Version, Could Expand to More SKUs(techPowerUp!)
先日、NVIDIAは仮想通貨マイニング向けの製品であるCMP HX seriesを発表した。現時点ではCMP HX seriesの詳細なスペックは明らかにされていないが、1種類のみが“Ampere”世代のカードで残りは“Turing”がベースとなるようである。
30HX 26MH/s 125W 8-pin×1 6GB
40HX 36MH/s 185W 8-pin×1 8GB
50HX 45MH/s 250W 8-pin×2 10GB
90HX 86MH/s 320W 8-pin×2 10GB
初出時は30HXがGA106、40HXがGA104、50HXと90HXがGA102と予想したが、今回の情報の通りであればこれは誤りで、90HXのみが“Ampere”世代のGA102で残りは“Turing”世代となる。おそらくは50HXがTU102、40HXがTU104ないしはTU106、30HXがTU106ないしはTU116を使用すると推定される。
また、NVIDIAはGeForce RTX 3060においてGPUがマイニング用途であることを検知した際に、マイニングハッシュレートに制限をかけることも明らかにしている。公式blogの投稿ではドライバでの制限であることが明らかにされたが、さらにその後Bryan Del Rizzo氏 (Director of global PR for GeForce) がTwitterでGeForce RTX 3060のアンチマイニング技術はドライバとGPUシリコン、BIOSの三者が強固に協調して動作するものだと説明した。そして初出時言われていたように、単純にドライバだけで制限をかけているのではないとした。
Hi Ryan. It's not just a driver thing. There is a secure handshake between the driver, the RTX 3060 silicon, and the BIOS (firmware) that prevents removal of the hash rate limiter.
— Bryan Del Rizzo (@bdelrizzo) February 19, 2021
また1月にはNVIDIAの“Ampere”のスペックをリークした人物として知られるkopite7kimi氏がNVIDIAのCEOであるJen-sen Huang氏がマイニングに対して対決姿勢を示していることを明らかにした。具体的には新しくCMP HX seriesを投入する一方で、既存のGeForceにはマイニングに制限をかけるというものだ。
What I said.
— kopite7kimi (@kopite7kimi) February 18, 2021
The old specs and device-ids of gaming cards will EOL.🤣 https://t.co/hSjEmifanh
情報が出てきたのは1月28日で、Jen-sen Huang氏がマイニングに対して対決姿勢を示すとだけ記されていた。そして2月19日のツイートで、古いスペックおよび古いDevice IDのゲーミングカード(=GeForce)はEOLとなると説明している。
これから出るGeForce RTX 3060は最初からマイニングに制限がかかった状態であるが、この話に沿うと、既に出ているGeForce RTX 3090, RTX 3080, RTX 3070, RTX 3060 Tiについても異なるDevice IDを持ったマイニング制限をかけたものが供給される模様である。しかし、NVIDIAがこの変更をアナウンスするかは不明である。
既存のGeForce RTX 3090, RTX 3080, RTX 3070, RTX 3060 Tiがスペックはそのままでアンチマイニング技術を施されて出てくるのか、あるいはこれらのSKUは全てEOLとなり、新しいスペックを有する新SKUに入れ替わるのかは不明である。
一番劇的な変更が起こった場合、これらのSKUは全て廃止となり、“Super”ないしは“Ti”モデルに入れ替えられるのかもしれない。
NVIDIAはマイナーによる買い占めに相当怒っている模様で、GeForceによるマイニングを徹底的につぶす姿勢を見せているが、そのアンチマイニング技術がその他の用途において悪影響を及ぼさないかは気がかりである(そのあたりは上手くやると思いたいが)。
(過去の関連エントリー)
NVIDIA マイニング向けのCMP HX seriesを発表(2021年2月19日)

北森八雲さんが書かれていたように、仮想通貨ブームで購入する人も多そう。。
そりゃもう対策に力入れるでしょう
通常のプログラムならホストCPUとのやりとりがあるけど、マイニングはそれが無い、とかかな。
革ジャン、ただでは転ばない
PS5等にユーザーが流れるのを阻止したいのでしょう。
生産数が安定したら、マイナーが見向きもしないRADEONにゲーマーを持って行かれる可能性もあるし。
これで少しは入手しやすくなりますかね。
ただ公式発表ではイーサリアムにのみ触れてるのが気になるところ
ビットコイン野放しだと意味が薄いが対策してるんだろうか
かといって名前据え置きだと控訴リスク抱えるだろうから入れ替えるなら末尾にrev.Bとかが現実的かと
マイニングする人にとってもメリットなのでは
(ソースはURL欄)
こういう分野にはフルに使えるようにはして欲しい。
時々NVIDIAは漢気見せるのが困る。
あとはマイナーが転売ヤーと化してしまわないか心配
中古市場は既に20シリーズですら新品並の値段で売られてたりしますし
数か月前は2070Sが新品で税込4万円台とかも見かけたのが、今は中古で6万とかですからね・・・異常すぎる
インテルやAMDは最悪CPUの方が売れてれば儲け出るけど
nvidiaがゲーマーに見放されたら(そんなこと起こるのかしらんけど)きついもんね
色々やってみたい数値計算勢としてはグラボの可能性をつぶされるのは残念
まあマイナーの買い占めを対策しなきゃいかんのは同意だし
住み分けできる製品ラインナップをそろえる方向性は評価したいが
半導体不足のこのご時とはいえせっかくの技術を封じてしまうやり口だけはちょっと嫌だなぁ
このままではPS5版買ってしまうかも知れない
BIOSとドライバで検知・制限するのを実行するのがシリコンだからこういう表現なんだろうか?
日本が半導体作ってほしい。
台湾や韓国じゃなく日本が半導体もPCやスマホ用CPUもGPUも作ってくれ
>179488
TSMCが日本に進出して、日本にも台湾の技術が流出することを期待。
単純にマイニングやらない層からするとマイナーがビデオカード買い占めてるのを見ると腹立つことです。
自分は一枚だけでいいのに、マイナーは一人で何枚も買い占めますからね。
おかげで転売も横行するわ、グラボ価格は高騰するわ、中古品はマイニングでボロボロになった物だらけで地雷が増える。
いいことはありません。
メーカーからするとゲーマー需要だけで一杯一杯だからマイニングは邪魔なだけ。
酷使されると保証による損害も増えます。
そして恐らく今回のマイニングブームも一過性。
将来を見越せばゲーマーを敵に回すのは得策ではありません。
棲み分けさせるのはNVIDIAの英断だと思います。
さっさと欧米で仮想通貨規制をかければ一日で終わる話なんですけどね。
今はまだ投資家を遊ばせてやろうということなのでしょう。
マイニング専用製品を作って高騰した転売価格と同じ値段で卸せばもっとNVIDIA自身が儲けられるからでしょう
単純にマイニング専用の方でひと儲けしたくてGeforceに制限付けただけなんじゃないの?
マイナー用に専用カードまで用意してくれているのだから
追い出すとか悪役だとかではなくて優遇なんだよなぁ
映像出力やRTは不要だし電力効率の関係で低クロックで動作させるから、ゲーム用では不良品の石をマイニング用に販売できる
それは新カードの性能と値段次第では。
GeForceの性能を半減する内容でマイナーに選択する余地を与えてる?優遇とは思えない。
一応立場を明確にするけど、私はAI利用。
長時間一定負荷を連続でかける仕様なのだから
当然カード設計はそれに見合った設計になるので
カード価格は高くなるでしょ?
それにマイニングというビジネス向けに使うのに
その程度の単価上昇を払えない奴はお呼びじゃないでしょ?
その理屈が正しいのなら、枯渇するのはQuadroやTeslaでは?