◇CPU-Zのスコア
Intel Core i9-11900K scores 716 points in CPU-Z single-thread benchmark(VideoCardz)
Intel Core i9 11900K @ 4700 MHz(CPU-Z Validator)
CPU-Z Validatorに3月に登場予定のCore i9 11900Kが掲載されている。Core i9 11900Kは14nmプロセスであるものの、CPUアーキテクチャの新型の“Cypress Cove”を用いる。コア数・スレッド数は8-core/16-threadである。
CPU-Z ValidatorにはCore i9 11900Kの詳細なスペックが掲載されている。
コア数は前述の通り8-core/16-threadである。Architectureの項目にはRocket Lake / Stepping: B0 / Technology 14nmと記されている。“Rocket Lake-S”の8-coreダイはB0 steppingとなるのだろう(ただし、製品版に近いものであれば、という注釈がつくが)。
Intel Core i9-11900K scores 716 points in CPU-Z single-thread benchmark(VideoCardz)
Intel Core i9 11900K @ 4700 MHz(CPU-Z Validator)
CPU-Z Validatorに3月に登場予定のCore i9 11900Kが掲載されている。Core i9 11900Kは14nmプロセスであるものの、CPUアーキテクチャの新型の“Cypress Cove”を用いる。コア数・スレッド数は8-core/16-threadである。
CPU-Z ValidatorにはCore i9 11900Kの詳細なスペックが掲載されている。
コア数は前述の通り8-core/16-threadである。Architectureの項目にはRocket Lake / Stepping: B0 / Technology 14nmと記されている。“Rocket Lake-S”の8-coreダイはB0 steppingとなるのだろう(ただし、製品版に近いものであれば、という注釈がつくが)。
命令セットはSSE 4.2とAVX/AVX2に加え、AVX512Fのサポートが目を引く。“Rocket Lake-S”ではメインストリームデスクトップ向けとして初めてAVX512命令がもたらされることになる。
キャッシュ構成はL1 Data 48KB×8, L1 Inst 32KB×8, L2 512KB×8, L3=16MBとこれは既報通である。
そして周波数であるが、定格3.50GHz、Boost時の最大周波数はMultiplierの最大値が52であることから5.20GHzとなる模様である。またベンチマーク時に全コア4.70GHzで動作しており、All coreの周波数は少なくとも4.70GHzまでは上がる模様だ。
CPU-Z Benchmarkのスコアも掲載されている。以下がそのスコアとなる。
Core i9 11900K:Single-thread 716 / Multi-thread 6539
Ryzen 9 5900X:Single-thread 677 / Multi-thread 9768
Ryzen 7 5800X:Single-thread 663 / Multi-thread 6766
Core i9 10900K:Single-thread 588 / Multi-thread 7159
Core i9 9900KS:Single-thread 589 / Multi-thread 6136
Single-threadのスコアは700の大台に達し、前世代の“Skylake”系列のコアを大きく引き離し、“Zen 3”の各製品に対しても10%弱上回っている。一方、Multi-threadはコア数の多いCore i9 10900KやRyzen 9 5900Xに対しては不利であるが、同コア数のCore i9 9900KSに対しては上回っている。一方、やはり同じコア数のRyzen 7 5800Xに対してはSingle-threadでは上回るもののMulti-threadでは逆転されるという興味深いスコアとなっている。Single-thread時は強力なBoost機能で上回るものの、Multi-threadではBoost機能の効きがSingle-thread時よりも鈍るため逆転されるという事態になっているのかもしれない。
◇“Rocket Lake”はRyzen 9 5950Xに対し、PCIe Gen 4 NVMeストレージの性能が11%上回る
"Rocket Lake" Offers 11% Higher PCIe Gen4 NVMe Storage Performance: Intel(techPowerUp!)
Intel Core i9-11900K PCIe Gen 4 SSD would be up-to 11% faster than Ryzen 9 5950X(Guru3D)
Intel: Rocket Lake's PCIe 4.0 Storage Performance is 11% Faster Than AMD Ryzen(Tom's Hardware)
Intelは、第11世代Core processorとなる“Rocket Lake-S”はRyzen 5000 seriesと比較し、CPU直結のM.2 NVMeスロットを使用したときのPCIe Gen 4 NVMeストレージの性能が11%上回ると主張した。比較のために使用されたSSDはSamsung 980 Pro 1TB PCI-Express 4.0 x4 M.2 NVMe SSDで、CPUはCore i9 11900KとRyzen 9 5950Xが用いられている。スコアの計測はPCMark 10 Quaick System Drive Benchmarkが使用された。そしてどちらの環境も別にOSをブートするドライブを用意し、性能測定に用いるSmasung 980 ProはOSのブートなどに縛られない状態とした。
“PCMark 10 Quick System Drive Benchmark”題されたスライドがそれで、Ryzen 9 5950Xを1.00とした時、Core i9 11900Kは1.11になるとしている。しかし注釈として、どちらもCPU直結のM.2スロットに挿した状態ではなく、CPU直結のPCI-Express x16スロットにM.2スロットに変換するライザカードを挿した状態で測定されている模様である。
Core i9 11900KはiGPUがあるので問題はないが、Ryzen 9 5950Xは別にグラフィックカードを挿す必要がある。本来ならばグラフィックカードを挿すスロットに今回の環境では測定用のM.2変換カードが挿さっているため、他のスロット―X570チップセットに接続されるPCI-Expressスロットか。あるいはx8 + x8となるのを承知でもう1つのCPU直結のPCI-Express x16スロットにグラフィックカードを挿していることになる。ローエンドのグラフィックカードなら帯域に絡む問題はなさそうだが、通常の自作PCとしてはあまり行わない構成である。

この記事へのコメント
こりゃゲーム性能も高そう。
2021/02/24(Wed) 23:31 | URL | y #-[ 編集]
IpCは思った程高くないのかなぁ。
Boostclock増し分のスコアアップって事はRyzenとほぼ同等くらいって事ですかね。
まあ、名目上の数値ほど差は無いとは言え、14nで同等のIpCを出してきたんだから、あっぱれと言うべきか。
でもやっぱりマルチは不得意なんですねぇ
これもPentium以来のインテルの伝統か。
Boostclock増し分のスコアアップって事はRyzenとほぼ同等くらいって事ですかね。
まあ、名目上の数値ほど差は無いとは言え、14nで同等のIpCを出してきたんだから、あっぱれと言うべきか。
でもやっぱりマルチは不得意なんですねぇ
これもPentium以来のインテルの伝統か。
2021/02/25(Thu) 00:55 | URL | LGA774 #-[ 編集]
AVX512でだいぶ盛ってるのかな
2021/02/25(Thu) 04:55 | URL | LGA774 #-[ 編集]
Boost時の消費電力が実に楽しみなのである。
2021/02/25(Thu) 06:30 | URL | LGA774 #-[ 編集]
AVX512いつ出たんだっけと調べたら2016年のXeonPhiか。
メインストリームに来るまで5年かー…。
メインストリームに来るまで5年かー…。
2021/02/25(Thu) 13:01 | URL | LGA774 #-[ 編集]
AVX512F使うとクロックどんだけ下がるんかなぁ……。
2021/02/25(Thu) 17:27 | URL | _ #-[ 編集]
(もしこの通りのスペックであれば)値段次第では十分にアリな印象だなぁ
供給の面は問題ないだろうし
消費電力アレでも他方面が対抗に食い下がるくらいに頑張っているなら目を瞑れる
供給の面は問題ないだろうし
消費電力アレでも他方面が対抗に食い下がるくらいに頑張っているなら目を瞑れる
2021/02/25(Thu) 21:41 | URL | LGA774 #-[ 編集]