北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
AMD Zen 5 "Strix Point" Processors Rumored To Feature big.LITTLE Core Design(techPowerUp!)
Rumors: Ryzen 6000 (ZEN3+) Could be cancelled and ZEN5 going for a BIG.little architecture(Guru3D)
AMD's Zen 5 "Strix Point" CPUs will reportedly feature a big.LITTLE design(OC3D)
AMD Zen 5 codenamed "Strix Point" will adopt big.LITTLE architecture and use 3nm process(MoePC)

次のアーキテクチャとなる“Zen 4”は20%前後のIPC向上が成し遂げられ、製造プロセスも5nmプロセスに移行する世代であり、大きく進化する世代となる。そしてその次に大きな改良が施される世代が“Zen 5”である。

その“Zen 5”世代のAPU―“Strix Point”は3nmプロセスで製造され、さらにbig.LITTLE設計を採用する。
 
“Strix Point”はRyzen 8000 seriesに相当する世代で、Intelが“Alder Lake”やその次の“Raptor Lake”で採用するのと同様のbig.LITTLE―8-coreのbig coreとなる“Zen 5”と4-coreのsmall coreで構成される。予定時期は2024年である。
製造プロセスはTSMC N3が予定されているが、N3の現在のスケジュールはリスク生産が2021年、2022年下半期に大量生産の流れとなっている。しかし、最初期の多くはApple向けとなるだろう。


APUがbig.LITTLEあるいはHybrid architectureと呼ばれる大型高性能コアと小型高効率コアの組み合わせをどこかの世代で採用するのではないか・・・という観測はおそらく多くの人がしているものだろう。そして今回の情報ではその実現が“Zen 5”世代の“Strix Point”であると述べている(この手の話って、それっぽく適当に言えばどこかしら当たりそうだし)

現行のAPUは“Zen 3”+“Vega”の“Cezanne”である。この次に“Rembrandt”(Zen3+ + RDNA 2, 6nm)が続き、さらにその次に“Phoenix”(Zen 4 + RDNA 2(?), 5nm)が控え、そしてその次の世代が“Strix Point”に相当する(5nm世代で“Zen 4+”などの世代が挟まらなければ・・・という注釈はつくが)。

“Zen 5”は以前アーキテクトがポロっとその存在を漏らしてしまったことはあるものの、公式ロードマップにはまだ出てきていない世代である。現在の公式ロードマップは2022年の“Zen 4”の世代までであり、“Zen 5”の世代は2023年以降の製品である。そして今回の“Zen 5”世代のAPU―“Strix Point”は2024年の製品と説明されている。
製造プロセスも公式からはもちろん明らかにされていないが、今回の情報では“Zen 5”=3nm (TSMC N3) とされている。2023年であればTSMC N3は大量生産を始めて生産量を拡大している段階であり、AMDにも利用する機会は十分あるだろう。

そしてそのbig.LITTLEの構成であるが8 big core + 4 small coreとなっている。8-coreの大型高性能コアが“Zen 5”となる模様だが、4-coreの小型高効率コアが何になるのかはわからない。“Zen 5L(仮称)”のような派生コアなのか、あるいは新規に別系統のコアを立ち上げるのかはわからない(さすがに“Bobcat”の系譜は古すぎるので使わないと思うが)

◇Strix Point
  ・CPUに“Zen 5”を用いる世代のAPU
  ・製造プロセスは3nm (TSMC N3)
  ・8-coreのbig coreと4-coreのsmall coreからなるHybrid構成となる
  ・big coreは“Zen 5”のようだがsmall coreの詳細は不明
  ・組み合わされるiGPUの世代も現時点では言及されず

今回の主題からは外れるがMoePCによると“Warhol”こと“Zen 3+”がキャンセルされて“Zen 3 Refresh”的なものに置き換わったとある。が、そもそも“Warhol”自体がだいぶ怪しげな話であり「最初からそんなものはなかった」といわれてしまえばそれまでである(“Zen 3+”が本当にTSMC N6採用なら見てみたいが、そんなものを挟まずに“Zen 4”が間に合うのであれば出す必要性は薄い)


コメント
この記事へのコメント
181268 
small coreはJaguar(Puma?)だったりして。
Armかな?
2021/05/01(Sat) 03:23 | URL | LGA774 #-[ 編集]
181270 
BIGコアとSMALLコアの数を別々にしたら互換性ヤバくなりそうな・・・。
2021/05/01(Sat) 04:13 | URL | LGA774 #-[ 編集]
181273 
従来コアを使うなら、atomがivybridgeあたりの性能になってることを考えると、猫でなく建機の改良型のほうが良い気が。

しかしAMDにはありきたりのbig/littleでなく突拍子もないことをしてほしいw
2021/05/01(Sat) 05:23 | URL | LGA774 #mQop/nM.[ 編集]
181279 
AMDからすれば、big.LITTLE構成が本当に性能・効率が良い設計かまだよく分かってないのでは?
なんにせよ、AMDには頑張って欲しい、コスパでね。
2021/05/01(Sat) 07:55 | URL | LGA774 #-[ 編集]
181280 
意外とRyzen 3 Pro 4350GのCCXをN3に最適化してSmall Coreとして流用したりして。

仮にZen5とArmのbig.LITTLE構成だとしたら、ソフトウェアの互換性がヤバくなりそう。
2021/05/01(Sat) 08:24 | URL | LGA774 #G05AmwiU[ 編集]
181283 
そもそもそういう変な構成に何かメリットがあると思えないし検討段階で落ちてると考えるのが妥当
2021/05/01(Sat) 10:25 | URL | LGA774 #-[ 編集]
181286 
もし3nm世代ならsmall core側もZen 3くらいのIPCが期待できるな。
正直、その時代にもZen3+を現役メイン機でまだ使ってそうな気がするが。
2021/05/01(Sat) 10:47 | URL | LGA774 #-[ 編集]
181287 
>181268
管理人も言っているけど"Bobcat"系は古すぎて
余程大幅な改良をいれない限り使えないでしょ?

>181270
ARM系Windowsはそう言ったコアで現在普通に動いているし
Intelの"Alder Lake"もSmallとBigでコア数違う予定だし
OS側の準備はすでに万端だと思いますよ?
2021/05/01(Sat) 11:37 | URL | LGA774 #-[ 編集]
181288 
スモールコアはalderlakeのスモールコアのSkylakeと同等IPCのZEN2なのかな。時期的にzen2では厳しそう。
2021/05/01(Sat) 11:42 | URL | LGA774 #-[ 編集]
181289 
4コアの高効率コア...Zenをベースに作るなら4コアでクラスタ...
あれ、北森さんのエイプリルフールは嘘じゃなかった説...?
2021/05/01(Sat) 12:27 | URL | LGA774 #-[ 編集]
181290 
何故かスモールコアに建機型アーキを押す人が多いけどあれはIPCが低く
周波数で性能を稼ぐ設計だから省電力コアには合ってないよ
GracemontのIPCを考えるとZen2あたりじゃないと対抗が難しいと思う

あと突拍子もない事を始めるとブルドーザーの再来になるだけだから
既に実績のあるbig.LITTLEの方が良い
2021/05/01(Sat) 13:51 | URL | LGA774 #-[ 編集]
181291 
結局正攻法が一番強いを地でやってきたx86の歴史を考えると、
PC版big.LITTLEは短命な気の迷いで終わると思うんだがなぁ
2021/05/01(Sat) 14:45 | URL | LGA774 #-[ 編集]
181295 
Bobcat系列は100%無いと思う
異質なものを2つ強引に組み合わせても性能は上がらないばかりかトラブルしか生まない

なので、全体をまとめるZen5アーキテクチャがあって、そこから更に
Big core用のZen5Bサブ・アーキテクチャと
LITTLE core用のZen5Lサブ・アーキテクチャとが並存すると予想

さらに Zen6B/6L, Zen7B/7L, ... という風に、big.LITTLEとも同時に進化していく、と言う方法が長期的な開発からしても自然な流れだろうと思う
2021/05/01(Sat) 17:10 | URL | LGA774 #-[ 編集]
181296 
モバイル前提のAPUならbig.LITTLEは有用だろうね
2021/05/01(Sat) 19:53 | URL | LGA774 #-[ 編集]
181297 
熱密度問題を緩和するには差し当たりこれしかない
2021/05/01(Sat) 20:41 | URL | LGA774 #-[ 編集]
181298 
(ビッグコアダイ) + (IO+スモールコアダイ) のマルチチップレットとか?
だけどモバイルだと不利になるしやっぱりモノリシックダイでの設計だろうな
2021/05/01(Sat) 20:59 | URL | LGA774 #-[ 編集]
181301 
ARMとx86混成は不可能(命令セット違う時点で不可能)だし、かといってatomに匹敵するlittleコア今から作るのもなあ。
いっそのことモバイル向けarmでも作ってほしい、せっかくモバイルradeonはあるわけだし
2021/05/02(Sun) 02:43 | URL | LGA774 #-[ 編集]
181303 
big,littleでコア数を揃えるより命令セットを揃えるほうが重要
2021/05/02(Sun) 03:37 | URL | LGA774 #-[ 編集]
181306 
Ryzenは ARMと同じ汎用プロセスで製造してる以上、性能アップにぺコリーヌ化という手法を取れない
コア当たりのトランジスタを増やし、ピーク時にしか使われないリソースは SMTを増やしてリサイクル
やったねたえちゃん! SMTが増えるよ

OSが big.LITTLEに対応すれば、SMT側で全ての命令を処理する必要はなくなるので実装を簡素化できる
電気食ってるのはシュリンク効果の出ないアナログI/Oだろうね
電力効率だけなら 55nmが 14nmよりいい場合もあるし

なお、インテルの“ぺコリーヌを寝かしつけておくためのbig.LITTLE”とは違うと思われ
2021/05/02(Sun) 12:00 | URL | LGA774 #-[ 編集]
181310 
小さい方は昔でいうチップセット相当の仕事を担わせるとかありそうですかね。今まで共有キャッシュサイズも大分拡張されてきたので、コア分けてもキャッシュの取り合いは幾分緩和されるだろうし?
2021/05/02(Sun) 17:54 | URL | LGA774 #-[ 編集]
181360 
皆さん、cellちゃんのことを思いだしてあげてください
(命令セットの異なるCPUの混載)
2021/05/04(Tue) 14:52 | URL | LGA774 #-[ 編集]
181392 
cell等のヘテロジニアスマルチコア(xeon phiとかもここに含むのかな?)は汎用制御コア+演算コアみたいな形で、どっちゃって言うとcpu+igpuみたいな関係なので今回みたいなbigsmall構成で使うことは極めて難しいと思う
2021/05/06(Thu) 04:48 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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