AMD Begins to Ship Instinct MI200 'Aldebaran' Compute GPUs(Tom's Hardware)
AMD confirms initial shipment of Instinct MI200 “Aldebaran” accelerator, its first MCM GPU(VideoCardz)
AMD Reports Second Quarter 2021 Financial Results(AMD)
SECOND QUARTER 2021 FINANCIAL RESULTS(AMD / PDF files)
AMDは2021年第2四半期の決算報告の中で、CDNA 2世代のInstinct acceleratorの出荷を開始したことを明らかにした。
当該のスライドは上記のAMDのページからInvester Relation→Slide Presentationとたどることで見ることができる。そしてその7枚目のスライドの最後にその記述がある。
AMD confirms initial shipment of Instinct MI200 “Aldebaran” accelerator, its first MCM GPU(VideoCardz)
AMD Reports Second Quarter 2021 Financial Results(AMD)
SECOND QUARTER 2021 FINANCIAL RESULTS(AMD / PDF files)
AMDは2021年第2四半期の決算報告の中で、CDNA 2世代のInstinct acceleratorの出荷を開始したことを明らかにした。
当該のスライドは上記のAMDのページからInvester Relation→Slide Presentationとたどることで見ることができる。そしてその7枚目のスライドの最後にその記述がある。
第2世代CDNA architectureを採用した次世代AMD Instinct acceleratorの初期出荷を開始した。
CDNA2世代のInstinct acceleratorはInstinct MI200や“Aldebaran”と呼ばれている。そしてCDNA 2の最大の特徴として、Multi-Chip-Moduleを採用した製品であるとされる。今回は「初期出荷を開始した」という内容にとどまり、Instinct MI200のアーキテクチャの内容には踏み込まれていないため、どのような形でCDNA 2世代のInstinct MI200の実装がなされているのか、ダイの構成はどのようになっているのか等はわからない。
あくまでも“initial shipment”の段階なので、すべての顧客に一般的に出荷されたわけではなく、限定された顧客に対しての出荷にとどまる。Tom's Hardwareでも触れられているとおり、CrayのSuperComputerであるFrontierでCDNA 2世代のInstinct MI200(とカスタム仕様のEPYC)を採用することが決定されており、これに向けた出荷ではないかと推定されている。
世界最高速スパコンFrontierがAMD製CPU/GPUを採用 スーパーコンピューターの系譜(ASCII.jp)
Frontierについては大原氏の2019年の記事で解説されている。
現時点で出てきているスペックは以下の通りである。
・Compute Unit数は128基。
・1 CUあたりのGPU coreは128で合計16384 GPU coreを搭載する。
・VRAMはHBM2Eを合計128GB搭載するとされる。
64 CU/8192 GPU coreのGPUが2ダイの構成と推定される。製造プロセスは今のところ明言はされておらず、海外のメディアもInstinct MI200の製造プロセスについては不明としているところが多い。
(過去の関連エントリー)
Instinct MI200は128GBのHBM2eを搭載する(2021年7月7日)
