北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Intel Arc graphics card with DG2-128 GPU might feature 6GB memory, leaked photo suggests(VideoCardz)
Intel ARC Alchemist Graphics Card Allegedly Pictured – DG2-128 GPU & 6GB Memory For Entry-Level Gaming(WCCF Tech)
Same as @SquashBionic, 96-Bit in total on the die graphic which Intel shared. (Locuza@Locuza_)

ChpihellにSOC2 (DG2-128) を搭載したArc Alchemistの不鮮明な写真が投稿された。

Intelは既にフラッグシップのDG2-512 EU (SOC1) とともにDG2-128 EUのデザインを明らかにしている。どちらもGPUダイはパッケージの中央には位置しておらず、おそらくはボードパートナーによるより複雑なカスタム仕様の冷却機構を有するものと推定される。
今回掲載された写真は非常に短い基板で、通常であれば65W程度の消費電力の製品に用いられるものである。このことから、用いられているGPUは75W以下とされるSOC2 (DG2-128) と推定される。そして、このカードはGDDR6を6GB搭載すると説明されている。
 
さらに関連する情報として、Locuza氏がSOC2 (DG2-128) のダイ写真を投稿している。これを見ると64-bitと32-bitのメモリコントローラが配置されており、合計で96-bitのメモリインターフェースを実現することがわかる。

ダイ写真はこちらである。
 


右辺と底辺にメモリコントローラが64-bit分と32-bit分配置されており、合計で96-bit分が用意されている。ダイの中央部には16基のExecution Unitを周するXe Coreが8基搭載されている。その他、メディアエンジンやL2 cacheなどが確認できる。

昨日紹介したMoore's Law Is Deadの情報ではSOC2 (DG2-128) のメモリインターフェースは64-bitで搭載メモリはGDDR6を4GBないしは8GBとされていたが、今回の情報を見る限りではSOC2 (DG2-128) のハードウェア的には96-bitのメモリインターフェースが用意され、GDDR6を6GBないしは12GB搭載できる模様である(低価格帯の製品なので12GBを搭載した製品が出てくる可能性はきわめて低いと思われるが)。Chiphellで掲載された写真も「デスクトップ向け」とされており、この通りならば、デスクトップ向けArc Alchemistの128 EU SKUは96-bitメモリインターフェースでGDDR6を6GB搭載した製品になるのかもしれない。

ただ、別にメモリインターフェースを制限して64-bitとした製品が出てくる可能性は残る。

(過去の関連エントリー)
Xe-HPGことArc Alchemistの話題―デスクトップ向けSKUは3種類 他(2021年9月28日)

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コメント
この記事へのコメント
183938 
この層の現役はGTX1650無印しかいない
その1650も今の狂乱が終わって中古1660系以上が大量に出回ったら見向きされないだろうし新参には一番の狙い目ではある
2021/09/29(Wed) 08:06 | URL | LGA774 #-[ 編集]
183953 
128EUを一部無効化、GDDR6 4GB、TDP40~50Wぐらいのモデルは出さないのかな?
そのクラスはArcじゃなくdGPU版Iris Xeに全部任せる方針?
2021/09/30(Thu) 09:28 | URL | LGA774 #-[ 編集]
183957 
128bitのデスクトップ版RTX3050のほうが先に出るから狙い目というほどでもない
2021/09/30(Thu) 18:24 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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