北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
AMD Recycles Dual-Chiplet Ryzen 7000's as Ryzen 5 7600X CPUs(Tom's Hardware)
Unexpected Discovery Delidding the AMD Ryzen 7600X(der8auer EN / YouTube)

Ryzen 7000 seriesはI/O die (IOD)と“Zen 4”世代のCPU chiplet die (CCD) で構成される。Ryzen 9の場合は2つのCCDとIODが搭載される。Ryzen 7 7700XとRyzen 5 7600Xは通常1つのCCDとIODからなる。
ところが、der8auer氏がRyzen 5 7600Xのヒートスプレッダを剥がしたところ、1つではなく2つのCCDが搭載されていた。
 
AMDの製品生産は「製品リソースを最大限使用する」という考えの基で行われる。前世代のRyzen 7 5800XやRyzen 5 5600Xでも2つのCCDが載せられたものがあり、片方のCCDはロックされた状態のものがあったという。AMDは極力廃棄される製品の数を少なくする戦略をとっている。AMDは「片方のCCDを無効化することにより、残ったCCDでRyzen 7 5800XやRyzen 5 5600Xとして製品化できる」と述べる。
「このような措置が必要なProcessorは多くはない。しかし、顧客側は高性能なRyzen processorを入手する機会を増やすことができる」
同様の措置がRyzen 7000 seriesでもとられているのだろう。

 


YouTubeのヒートスプレッダを剥がした場面を見ると、別に1 CCD + 1 IODのものも奥に見られるので、初代Ryzen Threadripperのように、Ryzen 7やRyzen 5に無効化されたダイが載ってるかどうかは不確実のようだ。AMDの説明通りならば、2つのCCDが載っているRyzen 7 7700XやRyzen 5 7600Xはそれほど多くないはずである。

考えられる原因としてはパッケージングの際に不良が発生し、片方のダイが動作しなかった、あるいはパッケージング後のテストで片方のダイがRyzen 9の要件を満たせず、Ryzen 7やRyzen 5として出荷せざるを得なかったものが流れた・・・だろうか。

パッケージングの段階の不良を0にすることはできないので、どうしてもこういうものが出てきたりするのだろう。一方で、パッケージングがボトルネックになってこんなものがボコシャカ出てくるようだとそもそも複数ダイの戦略が成り立たないので、パッケージングの段階での不良はかなり少なく抑えられているはずである。今回のはレアモノなのかもしれない。
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コメント
この記事へのコメント
191506 
初代Rtzenから5年以上経ってこんなのが出てくるのは意外
不良率1/1000くらいじゃないとEPYCは出来損ないの山だろう
2022/10/30(Sun) 01:06 | URL | LGA774 #-[ 編集]
191510 
性能を追求した結果の2CCDなら良いけど、
何かニコイチみたいでやだなあ
2022/10/30(Sun) 04:30 | URL | LGA774 #-[ 編集]
191511 
卵割ったら黄身が2個入ってたってことね
2022/10/30(Sun) 06:07 | URL | LGA774 #-[ 編集]
191512 
ハカリを持って行って、重いとアタリみたいな買い方をする人が出るだろうね
2022/10/30(Sun) 09:47 | URL | ノ(゜ω゜=゜ω゜)ヽ #-[ 編集]
191513 
Athlon64にもX2の片コア無効にしたのがありましたっけね
2022/10/30(Sun) 09:52 | URL | LGA774 #-[ 編集]
191514 
片方は無効なのか
まあ4+4コアとかだと8+0コアとは性能が変わってしまうから仕方ないか
2022/10/30(Sun) 11:10 | URL | LGA774 #-[ 編集]
191515 
ダイ不良なら封入する前にわかるからパッケージングでの破損と推定されてるのか
ひと時グリスバーガーが流行ったけど、ソルダリングは案外リスクが高いのだろうか
2022/10/30(Sun) 14:40 | URL | LGA774 #-[ 編集]
191517 
※191506
以前からチョイチョイあるらしいよ。
元記事のコメント欄を見ると、ZEN3の時にも遭遇したとか、ヘノムX3の時にもあったとか。あと※191513とかもあるみたい。
殻割りしないと気付けないからねー。
2022/10/30(Sun) 17:10 | URL | LGA774 #-[ 編集]
191528 
2CCDは元々上位モデル用なので、良いダイが乗ってる可能性が高いですね。
1個実装ミスでも、残りもう1個はゴールドサンプルかもしれない。
放熱もダイが2個ある方がやや有利な気がします。
2022/10/30(Sun) 20:04 | URL | LGA774 #mQop/nM.[ 編集]
191530 
>191514
それだと1CCDあたりのL3キャッシュ量が変わってしまいそうなので難しいでしょうねぇ
4+4コアでL3が16MB×2だと性能落ちるし、逆に32MB×2だと欲しい人がたくさんいそう
2022/10/30(Sun) 20:19 | URL | LGA774 #-[ 編集]
191539 
>191530
「4+4コア&32MBx2」

は製品型番を変えて出てくる可能性は有りだと思う。

ただ製品ラインナップ上、位置づけが難しそうな気もするが、大容量な内蔵キャッシュで攻めてるIntel対抗になるかも?
2022/10/31(Mon) 02:31 | URL | LGA774 #L6m4KOWY[ 編集]
191541 
まあこれで数が多ければそういうシリーズとして独立して販売するでしょうから数は少ないんでしょう
2022/10/31(Mon) 02:57 | URL | LGA774 #-[ 編集]
191547 
Phenom以降のAMDに欠けているのは、コア復活とかの浪漫だと思うんだ。
2022/10/31(Mon) 05:58 | URL | LGA774 #-[ 編集]
191551 
2ダイでのパフォーマンス低下が気になるところですね。
中身が別物なので認識に問題がないのかという点も気になります。
2022/10/31(Mon) 10:03 | URL | LGA774 #-[ 編集]
191588 
無駄にアイドルを押し上げる要因になってる可能性も?
無効化してるから余り関係ないのかな。
2022/11/01(Tue) 13:40 | URL | LGA774 #-[ 編集]
191605 
Rembrandtで省電力ガン増しした裏の理由だったりしてなw
2022/11/02(Wed) 09:02 | URL | LGA774 #-[ 編集]
191629 
まあ確かにこの無効ダイを有効化して16コアとして使えるオミクジがあったら面白いとは思う
無効ダイが載ってること自体が稀というのがまた
2022/11/03(Thu) 00:30 | URL | LGA774 #-[ 編集]
191638 
191605
APUとデスクトップ向けに何の関連性が?

あとこれが「省電力ガン増しした裏の理由」ならば、レビュー記事はどこもかしこもCCDが2個乗っているレアな当たり(外れ?)パッケージだった可能性という事?
そして普通のCCD1個の奴ならば消費電力下がるということだが、レビュー記事全てがそんなパッケージだった奇跡なんてないでしょ?
2022/11/03(Thu) 14:19 | URL | LGA774 #-[ 編集]
191641 
むしろ「何コア動くかわかりません」って商品作って売ったら面白そう。
2022/11/03(Thu) 18:38 | URL | LGA774 #-[ 編集]
191707 
>191539
その製品は「EPYC」ってブランド名が付きそう
2022/11/07(Mon) 19:53 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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