北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
AMD Ryzen Threadripper 7000 “Storm Peak” CPU spotted with 96 cores(VideoCardz)
AMD Ryzen Threadripper 7000 ‘Storm Peak’ CPU Featuring 96 Zen 4 Cores & 480 MB Cache Spotted(WCCF Tech)
Storm Peak 96C(Benchleaks@BenchLeaks)
コンピュータ 13022119(Einstein@Home)
コンピュータ 13021510(Einstein@Home)

“Storm Peak”のコードネームで呼ばれる“Zen 4”世代のRyzen Threadripperであるが、Einstine@Homeに96-core/192-threadのEngineering Sampleが11月9日付けで登録されている。

Ryzen Treadripper 7000 seriesに相当するであろうCPUのEngineering Sampleが出現するのは今回が初めてではなく、9月下旬に64-core/128-threadのものが今回と同じくEinstein@Homeで確認されている。

今回は96-core/192-threadのもので、“Zen 4”のRyzen Threadripperとしてはおそらく最大コア数となるだろう。“Bergamo”に使われる“Zen 4c”ベースのRyzen Threadripperが出るかどうかは不明であるが、こちらも出てきた場合は最大コア数は128-core/256-threadになる。
 
今回出てきた96-core/192-threadのEngineering Sampleであるが2種類が確認されている

96-core Ryzen Threadripper 1 (2022年11月20日)

96-core Ryzen Threadripper 2 (2022年11月20日)

今回のものを合わせて、確認されたRyzen Threadripper 7000 series Engineering SampleのOPNを並べてやると以下の通りとなる。

  96-core:100-000000884-21_N
  96-core:100-000000884-20_Y
  64-core:100-000000454-20_Y

いずれもFamily 25 Model 24 Stepping 1となっており、同じ系列のCPUであることがわかる。またEinstein@Homeのキャッシュの項目にはL2 cacheのコアあたりの容量が示され、その項目が1024KB (=1MB) となっていることから、“Zen 4”世代のCPUであることがここからも確認できる。

“Zen 4”世代であるRyzen Threadripper 7000 seriesについては今のところ公式発表以上の情報はない。対応Socketが何になるかも不明で、メモリのチャネル数もわかっていない。今までのRyzen Threadripperを踏襲するのであれば、Socketの物理的な形状はEPYCと同じとなるだろう。ただ、“Zen 4”世代のEPYCには“Genoa”や“Bergamo”が使用するSocketSP5と、“Siena”が用いるSocketSP6の2種類がある。“Siena”は最大64-coreまでになるらしいので、96-coreのものに関してはSocketSP5ではないかと推定される。

搭載されているメモリの容量からメモリチャネル数を推定できることもあるが、今回の場合、コンピュータ 13022119 (100-000000884-21_N) に搭載されているメモリの容量は112GB、コンピュータ13021510 (100-000000884-20_Y) は128GBである。

後者の128GBは2ch (64GB×2), 4ch (32GB×4), 8ch (16GB×8) あたりが考えやすい。6ch (16GB×4+32GB×2) や12ch (8GB×8 + 16GB×4) は変則的となるが出来ないことはない。逆にいうと128GBというメモリ容量からこのCPUのメモリコントローラのチャネル数を推定するのは非常に難しい。

前者の112GBというのはずいぶんと中途半端だ。8枚構成で16GB×6+8GB×2とでもしたか、7枚構成の16GB×7なのか、はたまた12枚構成で8GB×10+16GB×2なのか。こちらもメモリチャネル数の推定は難しい。

EPYCとRyzen ThreadripperのSocketに互換性があるかどうかも注目点の1つだ。これまではEPYCとRyzen ThreadripperのSocketは明確に分けられていた。素人目に見ると非効率的に見えたが、Ryzen Threadripperの生い立ちを考えると仕方がなかったのかもしれない。“Zen 2”や“Zen 3”でRyzen Threadripperの立ち位置が確立し、Ryzen Threadripper ProはかなりEPYCと性質が似たものとなった。そして“Zen 4”世代ではEPYC, Ryzen Threadripper, Ryzen全てのSocketが一新される。これを機にEPYCとRyzen ThreadripperのSocketを統一することは出来そうだが、AMDがどう判断するかだろう(I/O dieはEPYCとRyzen Threadripperで共通だろうから、Ryzen Threadripperがチップセットレスになってもそれほど問題はないだろう。メモリの種類―RDIMM / LRDIMM vs UDIMMで分かれる可能性はあるかもしれない)

(過去の関連エントリー)
“Zen 4”世代の64-core ThreadripperらしきCPUが姿を現す(2022年9月30日)


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コメント
この記事へのコメント
191968 
AMD RadeonPRO W6800(32GB?)はわかるんだけど
コンピュータ 13022119は
AMD Radeon PRO W6400(4GB)

なんだよねえw
どうでもいいけど
2022/11/20(Sun) 19:37 | URL | LGA774 #-[ 編集]
191969 
問題はいつ出るかだよなぁ。
先日出たロードマップによると次ソケットのThreadripperは来年末。さらに当分はOEMonlyになるかもしれないことを考えると、下手したら2024年まで一般販売されない可能性がある。
2022/11/20(Sun) 21:39 | URL | LGA774 #-[ 編集]
191970 
Sapphire Rapids-Xが出てくるまでHEDTはAMDの言い値
2022/11/20(Sun) 22:30 | URL | LGA774 #-[ 編集]
191971 
前例を踏襲するならメモリ12chでしょうね
ワークステーション用途の場合、メモリ12ch(460.8GB/s)でも96コアを活かしきれるかというと厳しいところだが
2022/11/20(Sun) 22:53 | URL | LGA774 #-[ 編集]
191978 
Intelには無理に対抗せずに最大30コア4ch56レーンPCIeぐらいのお手頃HEDTを展開してほしいところ
2022/11/21(Mon) 08:45 | URL | LGA774 #-[ 編集]
191980 
まあ、何でもいいので今年中にくれ
zen2はさすがにもう更新したい
2022/11/21(Mon) 11:59 | URL | LGA774 #-[ 編集]
192007 
発売されたら藤井君のPCも更新されるのかな
2022/11/22(Tue) 16:42 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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