北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
MLID: Intel Meteor Lake desktop CPUs will only get 14 cores, Intel 3 and 4 nodes face issues(HardwareInfo)
Meteor Lake is in TROUBLE – Can Intel survive till 2024?(Moore's Law Is Dead)

Moore's Law Is Deadによると、デスクトップ向けの“Metoer Lake-S”の開発は順調ではないようである。Intel 4プロセスの問題に加え、“Meteor Lake-S”そのものに関する問題も加わっている。“Meteor Lake-S”の登場は2024年まで待つ必要があり、またコア数もかつて噂されていたものよりも少ないものとなる。

Moore's Law Is Deadの9分44秒頃にそのまとめがある。
 
現時点で“Meteor Lake-S”の8 + 16と6 + 16のTileはキャンセルされたと見られる。どちらにしろ現時点ではこれらが出てくる見込みは少ない。現時点では6 + 8が“Meteor Lake-S”の最上位である。

LGA1851は開発が行われているが、“Meteor Lake”のデスクトップ向けについてゲーマー向けのメインストリーム向けプラットフォームとしてローンチされるようで、Core i5ないしはCore i7として2024年上半期にローンチされる。そしてCore i9については言及されていない。

過去の噂でも“Meteor Lake-S”はMobile向けよりも遅くなり、2024年になるという見方が大勢であったため、2024年上半期という情報はそこまで驚くものではない。
問題はさらにコア数が減るという見方が出てきたことである。かつての噂では6 P-core + 16 E-coreが“Meteor Lake-S”の最大構成と言われていた。“Raptor Lake-S”の最大構成が8 P-core + 16 E-coreであるため、P-coreが2-core分減ることになる。またCore i7やi5として展開され、Core i9はラインナップされないという話も一部ではあった。今回のMoore's Law Is Deadの情報はさらに状況が悪化しており、8 P-core + 16 E-coreどころか6 P-core + 16 E-coreも消え、残っているのは6 P-core + 8 E-coreの構成のみとなるようだ。6 P-core + 8 E-coreはCore i5 13600Kと同様の構成で、ここまで減るとCore i7として展開するのも苦しいように感じてしまう。次の“Arrow Lake-S”で8 P-core + 16 E-coreに戻るとも言われているため、Core i9やCore i7は“Arrow Lake-S”に担わせ、“Meteor Lake-S”はCore i5以下になるのかもしれないが、“Meteor Lake-S”にとってはだいぶ苦しい展開だ(素人考えだとChipletの強みを最大限生かして6 P-core + 8 E-coreのCPU chiplet dieを2個載せて12 P-core + 16 E-coreにすればいいんじゃないかとか思ってしまうが)

13分8秒頃にMobile向けの状況の話題が出てくる。こちらはデスクトップ向けとはだいぶ状況が異なっているようだ。

デスクトップ向けの“Meteor Lake”はうまくいっているとは言いがたいが、Mobile向けの“Meteor Lake”は状況が異なる。Mobile向けの“Meteor Lake”は2023年中にローンチされる。Intel 4プロセスの小さな問題により若干遅れはするようだが、その問題は解決できないものではないと聞いている。むしろMoore's Law Is Deadでより心配したいのはIntel 3である。

どのようなマーケティングが行われるかはわからないが、“Meteor Lake”のMobile向けは2023年第3四半期以降になると推定される。

Intel 3の方が心配である、という一文が穏やかでないがこちらについては今回は詳しく取り上げられていない。

Mobile向けは若干の遅れはあるものの、2023年に登場する模様で、2023年下半期中となるようだ。“Raptor Lake”のMobile向けが2023年初めなので、その後1年未満でMobile向けは世代交代することになる。数量がどこまで出るかという懸念はあるが、少ない場合は第13世代もしばらく併売してしのぐことになるだろう。

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コメント
この記事へのコメント
192704 
6+8だとモバイル向けのタイルと同じだし
やっぱり前に噂があったようにArrowlake Sと同時展開で
デスクトップの上位がArrowlakeで下位にモバイル向けのMeteorlakeのタイルが転用される感じかな?
2022/12/24(Sat) 00:32 | URL | LGA774 #wLMIWoss[ 編集]
192706 
なんかBroadwellの再来って感じがする
次のLunar Lake以降に期待
2022/12/24(Sat) 01:24 | URL | LGA774 #-[ 編集]
192708 
そもそもIntelの公式スライドには6P+16Eコアのタイルなんてなかったから、これは最初から妄想の類だったんじゃないの?
ただコア数が同じとなるとデスクトップ向けはiGPUが少ない実質下位互換になるはずだから、モバイル発売から半年以上も遅れるのはちょっと違和感
クロックが上がらないと言ってもマイナス1GHz程度ならRaptorの性能超えるだろうし、LGA1851に深刻な問題でも発生しない限り製品化できそうだけど

23年に出るデスクトップCPUはi5以下がMeteor、i7以上がRaptor Refreshになるのと予想
2022/12/24(Sat) 01:50 | URL | LGA774 #-[ 編集]
192709 
Cannon Lakeちゃんは滅びぬ
何度でも蘇るさ
2022/12/24(Sat) 02:58 | URL | LGA774 #-[ 編集]
192710 
i9クラスはRaptorのEを32コアに増やせば凌げるじゃろ
2022/12/24(Sat) 03:29 | URL | LGA774 #-[ 編集]
192711 
Intel3は本来サーバー向けに使用される予定のプロセスですからねぇ・・・。コイツの遅れはIntelのデータセンター部門にとってSRの遅れに勝るとも劣らないダメージでしょう。

個人的に「Intel4は意外とすんなり立ち上がる」と大穴に掛けたんですが、やはりダメですか・・・。
2022/12/24(Sat) 06:18 | URL | LGA774 #9zOzYU0I[ 編集]
192712 
一年前はRaptor短命!
現在実質2年強確定!
2022/12/24(Sat) 07:30 | URL | LGA774 #-[ 編集]
192714 
Ice Lakeの時と同じで、デスクトップ向けは急遽Rocket Lake-Refleshでしのぐなんてこともあり得るのでは……
2022/12/24(Sat) 12:30 | URL | LGA774 #-[ 編集]
192715 
> 2024年まで末必要があり

末 -> 待つ
2022/12/24(Sat) 13:01 | URL | LGA774 #Hble4PXk[ 編集]
192717 
AMDが最近デスクトップで弱いからキャンセルしても平気というのもあるでしょう
2022/12/24(Sat) 14:24 | URL | LGA774 #-[ 編集]
192769 
まあ普及価格帯なデスクトップPCには、6P+8Eで充分って事でしょう。
2022/12/25(Sun) 14:33 | URL | LGA774 #L6m4KOWY[ 編集]
192853 
Ryzen同様チップレット化で冷やしきれなくなってクロック上げられないとかありそうだね。
Intelのチップレットはダイ同士がギチギチ配置だから余計に冷やしにくそう。
2022/12/30(Fri) 08:39 | URL | LGA774 #mQop/nM.[ 編集]
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