Intel's Talks Next-Gen GPUs: Xe2-HPG and Xe2-LPG(Tom's Hardware)
Intel Talks "Battlemage" Xe2-LPG and Xe2-HPG Graphics Architectures(techPowerUp!)
Intelが初めてXe familyを発表した2020年、同社は4種類のマイクロアーキテクチャを紹介した。“Ponte Vecchio”のコードネームでも呼ばれIntel Data Center GPU Maxとして製品化されたXe-HPC、“Alchemist”と呼ばれIntel Arcとして製品化されたXe-HPG、低消費電力向けおよび内蔵GPU向けのXe-LP、データセンター向けとして計画されていたがキャンセルされてしまったXe-HPの4種類である。Xe-HPCの遅れやXe-HPのキャンセルなど紆余曲折はあったが、現時点で第1世代のXeアーキテクチャはそろったことになる。
そして現在、Intelは第2世代のアーキテクチャ―Xe2を開発している。そして第1世代のXeの教訓を踏まえ、第2世代となるXe2はXe2-LPGとXe2-HPGの2種類に絞られることになった。
Intel Talks "Battlemage" Xe2-LPG and Xe2-HPG Graphics Architectures(techPowerUp!)
Intelが初めてXe familyを発表した2020年、同社は4種類のマイクロアーキテクチャを紹介した。“Ponte Vecchio”のコードネームでも呼ばれIntel Data Center GPU Maxとして製品化されたXe-HPC、“Alchemist”と呼ばれIntel Arcとして製品化されたXe-HPG、低消費電力向けおよび内蔵GPU向けのXe-LP、データセンター向けとして計画されていたがキャンセルされてしまったXe-HPの4種類である。Xe-HPCの遅れやXe-HPのキャンセルなど紆余曲折はあったが、現時点で第1世代のXeアーキテクチャはそろったことになる。
そして現在、Intelは第2世代のアーキテクチャ―Xe2を開発している。そして第1世代のXeの教訓を踏まえ、第2世代となるXe2はXe2-LPGとXe2-HPGの2種類に絞られることになった。
「XeもあればXe2もある。Xe2世代はXe2-LPGとXe2-HPGがあり・・・あとは少数のバリエーションがあるか・・・これは我々の大きな教訓でもある」
IntelのFellowであるTom Peterson氏がHuadwareluxxのインタビューにこう答えている。
「第1世代は各セグメントに最適化が必要であるという考えに基づき、それぞれに対して別々のチップを開発し、それぞれに対して検証を行った。そして現在実際学んだのは、フォーカスを固める方がより良く、例えるなら堅牢なIPビジネスのような考え方をすべきだということだ」(後半は若干訳が怪しい。おそらく第1世代のように多数のチップを開発するのではなく、市場や用途を見定めてチップの種類は絞るべきであるという意味合いでいいだろう)
“Battlemage”世代のIntelのGPUはXe2-LPGとXe2-HPGに集中されるようだ。Xe2-HPCについては現時点では計画されているかどうか不明である。公式ロードマップでは“Ponte Vecchio”の次のとして“Realto Bridge”があるが、“Realto Bridge”は“Enhanced Xe-HPC core”がベースであり、Xe2-HPCがベースではない。
初代XeはXe-HPC, Xe-HP, Xe-HPG, Xe-LPの4種類で、それぞれ異なった用途を目指し、別々のチップとして開発された。しかし現時点ではこれはよくなかったとIntelは考えているようで、第2世代として今回インタビューで明らかにされたのは2種類―Xe2-HPGとXe2-LPGとなる。
Xe2-LPGは低消費電力に最適化され、主にiGPUへ用いられる。おそらくは“Meteor Lake”のiGPUに用いられるのがこのXe2-LPGではないかと推定されている。Xe-LPはDirectX 12 Ultimateに完全準拠できていないが、Xe2-LPGは完全に準拠したものになるという。
Xe2-HPGは単体GPU製品として、デスクトップ・Mobile向けに投入されると見込まれている。
Intelは現在第4世代までのArcのロードマップを明らかにしている。第1世代の“Alchemist”、第2世代の“Battlemage”、第3世代の“Celestial”、第4世代の“Druid”である。コードネームの頭文字がA, B, C, Dの順となっており、第5世代があれば“E”から始まるコードネームがつきそうである。また単体GPUとして製品化された場合はArc A series, Arc B series, Arc C seriesとなりそうである。
キャンセルされてしまったXe-HPの系譜は今回のインタビューを見る限り復活する可能性はなさそうである。Xe-HPCの系譜が不明で、ロードマップ上では“Ponte Vecchio”に続く製品があり、次々世代の“Falcon Shores”ではx86 CPUとXe GPUがMulti-tile構成で統合されたものとなる。ここにXe2-HPCないしはXe3-HPCのようなXe-HPCの後継が持ってこられるのどうかは今後の情報待ちだろう(Intelの熱意を見るとXe-HPGの系譜をHPC向けに小改良して持ってくるという雰囲気ではなさそうに感じるが、所詮「感じる」程度でしかない)。

この記事へのコメント
XeとかFellowとか、PC-9821の話かと思った(爆)
2023/02/04(Sat) 16:38 | URL | 物知り #-[ 編集]
Meteor LakeのiGPUってことはこれ上手くいかなかったらTSMCの最先端プロセスでゴミを作ることになるのか。
2023/02/04(Sat) 19:47 | URL | LGA774 #-[ 編集]
Xe2-LPGはMeteor Lakeのプロセス情報を見る限りN5らしいけど、Xe2-HPGは何で作るんだろう?
N5/4でハイエンド作ったらRTX4090みたいな怪物になりかねないし、N3は歩留まり壊滅で高コスト化不可避、N3Eは今年後半まで量産されないからすぐには製造できない
最近Alchemist+の噂が出たから、BattlemageはN3E本格量産まで持ち越した説ありそう
N5/4でハイエンド作ったらRTX4090みたいな怪物になりかねないし、N3は歩留まり壊滅で高コスト化不可避、N3Eは今年後半まで量産されないからすぐには製造できない
最近Alchemist+の噂が出たから、BattlemageはN3E本格量産まで持ち越した説ありそう
2023/02/04(Sat) 21:39 | URL | LGA774 #-[ 編集]
HPCはこんなので終わりなの?
まあ先に大口の顧客が居ないと作らないのか
まあ先に大口の顧客が居ないと作らないのか
2023/02/05(Sun) 08:41 | URL | LGA774 #-[ 編集]
現行モデルに抱えた大量の不具合修正もう終わり?
2023/02/05(Sun) 16:33 | URL | LGA774 #-[ 編集]
ラジャ降格ニュースの時にコンシュマー向けとサーバー向けが別のチームになるって話あったから、HPCはXe2とは違う系統に進化するってことかな
NVIDIAも今世代でAda LovelaceとHopperに分かれたし、今後はコンシュマーとHPCで別のアーキテクチャを使うのが当たり前になりそう
NVIDIAも今世代でAda LovelaceとHopperに分かれたし、今後はコンシュマーとHPCで別のアーキテクチャを使うのが当たり前になりそう
2023/02/05(Sun) 20:05 | URL | LGA774 #-[ 編集]