(VideoCardz)
Tonight I leak #Nvidia's AD107 & AD106 dies.(Moore's Law Is Dead@mooreslawisdead)
Moore's Law Is DeadがNVIDIAの新たなミドルレンジ~エントリーグラフィック向けのGPUコアとなるAD106とAD107のダイ写真を公開した。
AD106はGeForce RTX 4070 Laptopとして、AD107はGeForce RTX 4060, 4050 Laptopとしてすでに発表されているが、AD106やAD107そのものの詳細は明らかにされていなかった。
Moore's Law Is DeadはAD106とAD107のダイ写真を掲載するとともにダイサイズの推定も行っている。それによるとAD106は180~190mm2、AD107は150~160mm2となる。“Ampere”世代のGA106は276mm2、GA107は200mm2だったので、それぞれ45%と25%縮小していることになる。
トランジスタ数については言及されていない。しかし他の“Ada Lovelace”世代のGPU同様これらもTSMC 4Nプロセスでの製造であることを考えると、AD106とAD107のトランジスタ数は190億から220億の間に収まるのではないかと推定される。
Tonight I leak #Nvidia's AD107 & AD106 dies. These things are smaller than the GA107 die used in the laptop 3050...and yet they are about to be sold like they are High End GPUs...🤯💰
— Moore's Law Is Dead (@mooreslawisdead) February 3, 2023
I hope nobody pays thousands of dollars for these, and then we get good Back to School Sales... pic.twitter.com/tHD1shRfHM
“Ada Lovelace”世代のGPUコアを並べると以下のようになる。
AD102 608mm2 144 SM/18432 CUDA core L2 96MB 384-bit
AD103 379mm2 80 SM?/10240 CUDA core? L2 64MB 256-bit
AD104 295mm2 60 SM/7680 CUDA core L2 48MB 192-bit
AD106 180-190mm2 36 SM/4608 CUDA core L2 32MB 128-bit
AD107 150-160mm2 24 SM/3072 CUDA core L2 32MB 128-bit
AD103については公式は80 SMと発表しているが、構成を考えると中途半端な数字で、実際には84 SMが搭載されているのではないかという見方がある。
トランジスタ数はAD102が763億、AD103が459億、AD104が358億である。ダイサイズはAD106はAD104の約2/3、AD107はAD104の約1/2の規模となる。ここから雑にトランジスタ数を見積もるとAD106は239億、AD107は179億という数字が出てくる。VideoCardzの190~220億という見積もりもおそらくはそう外れてはいないだろう。
“6”も“7”も前世代からダイサイズがかなり縮小しており、AD106はこのダイサイズの縮小故にメモリインターフェースが128-bitになったのかとも思ってしまう。ただ、製造プロセスが“Ampere”のSamsung 8nmにたいし、“Ada Lovelace”がTSMC 4Nなので、おそらく製造コストは後者の方が遙かに高く、ダイサイズが縮小しても以前のように安価にならないのは昨今の半導体の苦しいところだろう(むしろSamsung 8nmで作ってるGA106の方が安いんじゃないかという疑惑がある)
