NVIDIA Preparing RTX 5000 Ada Generation Workstation GPU(techPowerUp!)
NVIDIA RTX 5000 “Ada” workstation GPU rumored to feature 15360 cores and 32GB memory(VideoCardz)
NVIDIA RTX 5000 Ada Workstation GPU Might Be In The Works With These Killer Specs(HotHardware)
Maybe RTX 5000 Ada Generation has 15360FP32 and 32GB GDDR6(kopite7kimi@kopite7kimi)
NVIDIAは昨日、“Ada Lovelace”世代のワークステーション向けGPUの新製品としてRTX 4000 Adaを発表した。RTX 4000 Adaは先行して登場しているRTX 6000 Adaとは全く異なるクラスの製品である。RTX 6000 Adaは“Ada Lovelace”世代のワークステーションGPUとしてはフラッグシップとなる製品で、最も強力なコアであるAD102を使用し、CUDA core数は18176に達する。
一方、RTX 4000 Adaが使用するコアはAD104で、CUDA core数はRTX 6000 Adaの1/3程度となる6144である。しかし、RTX 4000 Adaは非常に小型で、また補助電源コネクタを必要としないという特徴がある。
NVIDIA RTX 5000 “Ada” workstation GPU rumored to feature 15360 cores and 32GB memory(VideoCardz)
NVIDIA RTX 5000 Ada Workstation GPU Might Be In The Works With These Killer Specs(HotHardware)
Maybe RTX 5000 Ada Generation has 15360FP32 and 32GB GDDR6(kopite7kimi@kopite7kimi)
NVIDIAは昨日、“Ada Lovelace”世代のワークステーション向けGPUの新製品としてRTX 4000 Adaを発表した。RTX 4000 Adaは先行して登場しているRTX 6000 Adaとは全く異なるクラスの製品である。RTX 6000 Adaは“Ada Lovelace”世代のワークステーションGPUとしてはフラッグシップとなる製品で、最も強力なコアであるAD102を使用し、CUDA core数は18176に達する。
一方、RTX 4000 Adaが使用するコアはAD104で、CUDA core数はRTX 6000 Adaの1/3程度となる6144である。しかし、RTX 4000 Adaは非常に小型で、また補助電源コネクタを必要としないという特徴がある。
“Ada Lovelace”世代のデスクトップ向けワークステーション向けGPU製品はフラッグシップのRTX 6000 Adaと、小型規格向けに特化したRTX 4000 Adaの2種類で、性質も性能も全く異なる製品で更生されていることになる。その間を埋めるな製品―RTX 5000 AdaやRTX 4500 Adaに相当する製品が空いているが、今のところNVIDIAからの言及はない。
しかし、NVIDIA GPUのリーク情報でおなじみのkopite7kimi氏によると、RTX 5000 Adaが既に用意されているという。RTX 5000 Adaは15360 CUDA coreで、32GBのGDDR6を搭載するという。
使用されるコアは必然的にAD102となる。AD103のCUDA core数の上限は10240なので15360 CUDA coreを実現できない。メモリ容量だけ見るとAD103は256-bitインターフェースを有するので32GBの容量は可能である。もちろんAD102のメモリインターフェースを256-bitにカットして32GBを搭載することは可能である。
発表されたRTX 6000 Ada, 4000 Adaに加え、今回情報が出てきたRTX 5000 Adaを並べると以下のようになる。
NVIDIA RTX Ada | ||||
RTX 6000 Ada | RTX 5000 Ada | RTX 4000 Ada | ||
Architecture | Ada Lovelace, TSMC 4N | |||
コア | AD102 | AD104 | ||
CUDA Core | 18176 | 15360 | 6144 | |
SM | 142 | 120 | 48 | |
RT Core | 142 | 120 | 48 | |
Tensor Core | 568 | 480 | 192 | |
コア周波数 | Base | *.**GHz | *.**GHz | *.**GHz |
Boost | 2.51GHz | *.**GHz | 1.56GHz | |
搭載メモリ | GDDR6 48GB ECC | GDDR6 32GB ECC | GDDR6 20GB ECC | |
メモリ速度 | 20Gbps | **Gbps | 16Gbps | |
メモリインターフェース | 384-bit | 256-bit | 160-bit | |
メモリ帯域 | 960GB/s | ***GB/s | 320GB/s | |
TGP | 300W | ***W | 70W | |
価格 | $6799 | $**** | $1250? |
I forgot to tell you about RTX 4000 SFF. 😁Maybe RTX 5000 Ada Generation has 15360FP32 and 32GB GDDR6.
— kopite7kimi (@kopite7kimi) March 22, 2023
CUDA core数15360というのはもっともらしく、メモリ容量の32GBというのも一見最もらしく見えるが、CUDA core数15360を実現するには最上位のAD102を使用する必要がある。AD102は384-bitのメモリインターフェースを有し、RTX 6000 Adaでは48GBの容量を実現している。32GBとするには256-bitとAD103相当までメモリインターフェースを削っての実装となる。
そういう実装もあるだろうが、なんとなくもったいなく感じてしまう。320-bitで40GBとでも言ってくれた方がAD102を使用したRTX Ada seriesの下位モデルとしては納得しやすい。また先日発表されたRTX 4000 AdaはAD104を使用するが、AD104のフルスペックは60 SM, 7680 CUDA core, 192-bitメモリインターフェースであり、まだ伸びる余地がある。そうなると、RTX 4500 AdaあたりがAD104のフルスペックに近いものになるのだろうか、などと想像してしまうが、ならばAD103はどこに使うのか? という疑問が出てくる。
無理して全部のコアを使用する必要はないといわれたらそれまでだが、RTX 5000 Adaのスペックはなんとなくしっくりこない印象である。AD102を使用するRTX 6000 Adaの一つ下のモデルとAD103を使用するモデルが混ざってしまったような、そんな印象である。
とはいえ、裏付けもないので今のところはこんな噂話もある程度、といういつもの結論に落とさざるを得ない。
・・・しかし、先日のタイミングでデスクトップ向けRTX Adaはもう少しラインナップが出ると思ったのだが・・・RTX 4000 Adaのみが発表され、しかもこれまでの4000を名乗るProfessional GPU製品とは一線を画すSmall Form Factor向けで登場させたのはどういう意図なのだろうか?

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この記事へのコメント
4000番台を作り始めたものの、TSMCの歩留まりが予想より良かった&市場の減速による3000番台の予想以上の不良在庫、なるべく儲けたいから大幅なカットダウン版を出すのを避けて高付加価値モデルから順次出しているのが現状、ってことですかね。
2023/03/23(Thu) 15:44 | URL | LGA774 #-[ 編集]