北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Unreleased GeForce RTX 3060 "Super" that Maxes Out GA106 Silicon Surfaced(techPowerUp!)
Unreleased GeForce RTX 3060 with 3840 CUDA cores emerges after 2 years(VideoCardz)
“RTX 3060 Super”(Jiachang Liu@inatural_log)

GA106フルスペック仕様のダイを搭載したGeForce RTX 3060は市場に出回らずに終わった。しかし、その名残がGeForce RTX 3060の登場から2年たった今見つかった。

GeForce RTX 3060の登場は2021年1月である。そしてこの時、いくつかのSKUがボードパートナーに共有されていたようである。それらの情報は噂や憶測となって話に花を咲かせたが、最終的には現行のスペックで落ち着いた。
そのいくつかあったとされるSKUの1つがPG190 SKU 50である。
 
GeForce RTX 3060のスペックに関するリークのうちいくつかはNVIDIAから提供された実際のBIOSを参照したものだった。そしてこれらのBIOSの記述が2年たった今見つかった。
その記載によると、GA106のフルスペック仕様である3840 CUDA coreが有効化されており、VRAMは14.8GbpsのGDDR6を12GB搭載するとなっている。コア周波数はBase 1627MHz / Boost 1875MHzとなっている。製品版のGeForce RTX 3060 (CUDA core 3584, VRAM 15Gbps GDDR6 12GB, Base 1320MHz / Boost 1780MHz) と比較すると、CUDA coreは2 SM分多く、VRAMの周波数は若干低いが、コア周波数は高く設定されている。




現在製品として出回っているGeForce RTX 3060はGA106-300-A1ないしはGA106-302-A1を搭載する。CUDA core数は3584で2 SM分が無効化されている。
今回出てきたのはGA106-400-A1を搭載するもので、GA106が有する3840基のCUDA core全てが有効化されたものである。

GeForce RTX 3060のスペック決定には紆余曲折があったのだろうと推測させる話題だが、今からこのGA106-400-A1を搭載したGA106フルスペック仕様のGeForce RTX 3060が出る可能性は非常に低いだろう。


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コメント
この記事へのコメント
194806 
当時の半導体事情じゃデスクトップ用にフルスペックを採用すると数が確保出来ないって判断だったんだろうな
2023/04/20(Thu) 04:16 | URL | LGA774 #-[ 編集]
194823 
RTX4050系が遅れてコイツでしばらく繋ぐ説
2023/04/20(Thu) 14:33 | URL | LGA774 #-[ 編集]
194828 
この子には悪いが市場も暗黒期といって差し支えない時期だったので
更に混乱招くよりは出なくて良かったと思う…
2023/04/20(Thu) 20:15 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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