北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
NVIDIA next-gen GeForce RTX 50 “GB20X” GPU lineup to feature GB205 GPU, but no X04 part(VideoCardz)
午後6:03 · 2023年8月12日(HXL@9550pro)
[Graphics card] After three generations of compromise, X04 has finally completed its historical mission(Chiphell)

Chiphellのリーカーによると、NVIDIAの次の世代GPUコアにおいて、下一桁“4”のコアは存在しないらしい。そしてその代わりとなるのが下一桁“5”のコアになるようだ。

Chiphellの投稿はかなり簡素で2,3,5,6,7というものだけである。次の世代のGeForceに使われるGPUのコードネームが何か、またここのコアのコードネーム(“Ampere”世代であればGA102等、“Ada Lovelace”世代であればAD102等)がどうなるかまでは書いていない。あくまでも次の世代のGPUコアは上から順に下一桁2,3,5,6,7になることだけが記されている。
 
VideoCardzではkopite7kimi氏にこの情報に関して訪ねてみたらしい。そして次の世代のGPUがGB202, GB203, GB205, GB206, GB207になるという返答を得たようだ。“GB”とついているあたり次の世代のGPU familyのコードネームは“Blackwell”なのだろうか? “Blackwell”の名前は過去にも出てきているが、“Hopper”の後継なのか“Ada Lovelace”の後継なのか、あるいは両方を含むものなのかはわからない。

仮にGB202, GB203, GB205, GB206, GB207になるとして、何が大きなニュースなのか、と思う方も多いだろう。今回の情報は出てきたものよりも、出てこなかったものの方が重要である。

それは下一桁“4”のコア、GB204に相当するものである。

NVIDIAのGPUコアのコードネームが今の体系になったのはGeForce GTX 400 series―“Fermi”の頃である。正確に言えばその前のGeForce GTX 200 series―“Tesla”の時にもGT200, GT206のように使われていたが、完成形となったのは“Fermi”の頃と思って良い。“Fermi”の時代はまだ下一桁“2”がなく、最上位に“0”、その次のコアに“4”、3番目に“6”、そしてローエンドに“7”が振られていた。さらにその下に“8”や“9”を割り振る場合もあった。
GeForce RTX 400 seriesはややごちゃごちゃしているのでGeForce RTX 500 seriesを例にするとGeForce RTX 580, 570に使用されるコアがGF110、GeForce RTX 560に使用されるコアがGF114、GeForce RTX 550 TiのコアがGF116という具合である。
“Pascal”世代になると下一桁“0”がHPC向けに振られるようになり、コンシューマ向けの最上位コアには下一桁“2”が用いられるようになった。“Pascal”ではGP102がGeForce GTX 1080 Tiに、GP104がGeForce GTX 1080~1070に、GP106がGeForce GTX 1060に、GP107がGeForce GTX 1050に用いられた。
“Ampere”になると下一桁“2”と“4”の中間のコアとして下一桁“3”のコアが登場する。下一桁“3”はこの世代が初めての登場である。“Ampere”世代ではMobile向けGeForce RTX 3080 Ti(と一部の限られた数の下位モデル)のみの採用であったが、現行世代“Ada Lovelace”ではAD103はGeForce RTX 4080とMobile向けGeForce RTX 4090に使われるコアとなっている。その下に位置することになったAD104はGeForce RTX 4070 Ti, 4070とMobile向けGeForce RTX 4080に用いられている。
下一桁“4”のコアは最上位ではないものの、これまでハイエンド向けとして用いられてきた由緒正しい系譜である。おそらく多くの自作PCユーザーが一度は下一桁“4”のコアが使われたGeForceを一度は使ったことがあるのではないだろうか。

だが次の世代ではこの“4”が消え“5”が新たに加わる。下一桁“5”を名乗るGPUは40nm世代の“Tesla”系列―GeForce GT 240に用いられたGT215のみである。このGT215も予定されていたGT214がキャンセルされてその代わりとして出てきたようなものでだいぶ例外的な存在である。

なぜ“4”が消えて“5”が出てきたのかはわからない。情報元のChiphellでは市場での立ち位置が最終的な形となった、という一文がある。

Twitterでの怪しげな情報ではメモリインターフェースが以下のようになるというものもあった。

  GB202 = 512-bit
  GB203 = 320-bit
  GB205 = 192-bit
  GB206 = 128-bit
  GB207 = 64-bit

フカシの可能性もあるのであまり真に受けない方がよさそうだが、“4”のコアが担いそうな256-bitの枠がゴソっと抜けている。抜けている部分は大は小を兼ねる的に“3”のコアから作るのかもしれない。
“2”はデカすぎてMobile向けに載せられないけど、“4”を最上位にするのはやや力不足だから“2”と“4”の中間となる“3”を投入した。ところが今度は“3”と“4”の間が詰まったので、“4”をやめて“5”にしよう・・・とでもなったのだろうか。

コードネームは記号的なものであり、NVIDIAの場合は下一桁が規模を表すという法則になっているものの、記号的なものであることは変わりはない。「下一桁“4”のコアが消えた? だからなんだ!」と言わればそれまでの話だ。だが長年こういった情報を扱っていると、それなりに大きな出来事ではあるのだ。

・・・まあ、次の世代のGeForceは2025年以降だし、今回の情報はあまりにも早すぎるので、蓋を開けたら何もなかったかのようにGB204が鎮座していたりしそうではあるが。
関連記事



○Amazon売れ筋ランキング CPU メモリ グラフィックカード マザーボード SSD 電源

コメント
この記事へのコメント
196771 
次世代はGDDR7に封印されてきた512bit接続とメモリ帯域が大幅に上がるな
2023/08/13(Sun) 23:58 | URL | LGA774 #-[ 編集]
196774 
ホテルの部屋番号みたいだ
2023/08/14(Mon) 02:15 | URL | LGA774 #-[ 編集]
196775 
下一桁“4”のコアは存在しないらしい
ミスタ「当たり前だよなぁ?」
2023/08/14(Mon) 05:04 | URL | LGA774 #-[ 編集]
196784 
4000番台を売り込み中なのに、すでに次世代の情報が出ててきてる時点で今世代は絶望的なのは間違いない。
2023/08/14(Mon) 19:18 | URL | LGA774 #-[ 編集]
196787 
そんな分かりやすい設定だと購入者側も楽なのだけどね
2023/08/14(Mon) 20:41 | URL | LGA774 #-[ 編集]
196790 
今更だけど、下一桁とダイサイズがほぼ一次関数の関係になってるんだな
2023/08/14(Mon) 22:00 | URL | LGA774 #-[ 編集]
196794 
PかMからの新参だった102がダイ通りでかい面して
伝統の104がいなくなるのは敵ながら一抹の寂しさを感じます。
ちな当方AMD fan boy
2023/08/15(Tue) 09:58 | URL | LGA774 #-[ 編集]
196799 
メモリーが高速化するほどバス幅広げにくくなって今に至るので、今更512bit復活はロマン枠だと思う。
あとは、今でも12層だか14層基板のはずなので、これ以上コストかけられるのか?ってのも関係しそうだけど。
2023/08/15(Tue) 19:00 | URL | LGA774 #-[ 編集]
196814 
そういえば、記事分類がIntel CPU全般になっていますので、修正お願いします。
2023/08/17(Thu) 10:36 | URL | LGA774 #-[ 編集]
196841 
次世代もだけど4050ti早くでないかなぁ?って思ってます。
2023/08/19(Sat) 19:58 | URL | LGA774 #-[ 編集]
コメントを投稿する(投稿されたコメントは承認後表示されます)