Intel’s 5th Gen Emerald Rapids, 6th Gen Granite Rapids P-Core & Sierra Forest E-Core Xeon CPU Specs Leak Out(WCCF Tech)
Intel Demos 6th Gen Xeon "Sapphire Rapids" CPUs, Core Counts Leaked(TechPowerUp)
Intel Displays Granite Rapids CPUs as Specs Leak: Five Chiplets(Tom's Hardware)
第5世代Xeon Scalable Processorとなる“Emerald Rapids”や、その次の世代の“Granite Rapids”、“Sierra Forest”のスペックが明らかになっている。先の世代となる“Granite Rapids”や“Sierra Forest”については現在出てきているEngineering Sampleのスペックにとどまるが、今年中に登場する予定の“Emerald Rapids”についてはQualified Sampleが出てきているようで、ラインナップの一部も明らかにされている。
情報元はおなじみYuuki_AnS氏だが、該当するツイートは削除されている模様である。
Intel Demos 6th Gen Xeon "Sapphire Rapids" CPUs, Core Counts Leaked(TechPowerUp)
Intel Displays Granite Rapids CPUs as Specs Leak: Five Chiplets(Tom's Hardware)
第5世代Xeon Scalable Processorとなる“Emerald Rapids”や、その次の世代の“Granite Rapids”、“Sierra Forest”のスペックが明らかになっている。先の世代となる“Granite Rapids”や“Sierra Forest”については現在出てきているEngineering Sampleのスペックにとどまるが、今年中に登場する予定の“Emerald Rapids”についてはQualified Sampleが出てきているようで、ラインナップの一部も明らかにされている。
情報元はおなじみYuuki_AnS氏だが、該当するツイートは削除されている模様である。
◇Emerald Rapids
Engineering SampleはA0 steppingとR0 steppingの2種類があり、前者がExtreme Core Count (XCC) で最大64-core、後者がMedium Core Count (MCC) 相当で最大32-coreまでが確認できる。ただし、このコア数はEngineering Sampleとして出てきている数字で、ハードウェア的に搭載されているコア数を反映するものではない。“Sapphire Rapids”の例を考えると歩留まり向上のため、ハードウェア的にはもう少し多いコアが搭載されている可能性が高い。
Qualified Sampleは今回出てきたのは全てA1 steppingで、XCCである。
XCCとなるA0 stepping (ES) / A1 steppingの特徴は大容量のL3 cacheである。既報通り5MB/coreのL3 cacheが搭載されている模様で、64-coreであれば320MBのL3 cacheを有する。
一方、MCCに相当するR0 steppingは32-coreで60MB―1.875MB/coreと“Sapphire Rapids”と同容量にとどめられている。
Qualified Samplのラインナップは以下の通りである。
◇Xeon Platinum 8500 (Emerald Rapids / Intel 7 / A1 stepping)
8581V 60-core/120-thread 2.00GHz/TB 2.60-3.90GHz L3=300MB TDP270W
8592V 64-core/128-thread 2.00GHz/TB 2.90-3.90GHz L3=320MB TDP330W
8558P 48-core/96-thread 2.70GHz/TB 3.20-4.00GHz L3=260MB TDP350W
8568Y+ 48-core/96-thread 2.30GHz/TB 3.20-4.00GHz L3=300MB TDP350W
8570 56-core/112-thread 2.10GHz/TB 3.00-4.00GHz L3=300MB TDP350W
8580 60-core/120-thread 2.00GHz/TB 2.90-4.00GHz L3=300MB TDP350W
8592+ 64-core/128-thread 1.90GHz/TB 2.90-3.90GHz L3=320MB TDP350W
8558U 48-core/96-thread 2.00GHz/TB 2.90-4.00GHz L3=260MB TDP300W
8580Q 60-core/120-thread 2.10GHz/TB 3.10-4.00GHz L3=300MB TDP350W
8558 48-core/96-thread 2.10GHz/TB 3.00-4.00GHz L3=260MB TDP330W
8571N 52-core/104-thread 2.40GHz/TB 3.00-4.00GHz L3=300MB TDP300W
◇Xeon Gold 6500 (Emerald Rapids / Intel 7 / A1 stepping)
6554S 36-core/72-thread 2.20GHz/TB 3.00-4.00GHz L3=180MB TDP270W
上記にない“Emerald Rapids”のMCCのラインナップは以下の通りである。
32-core/64-thread 2.80GHz/TB 3.70-4.10GHz L3=60MB TDP300W
24-core/48-thread 2.10GHz/TB 2.70-3.70GHz L3=45MB TDP185W
16-core/32-thread 2.00GHz/TB 2.70-3.50GHz L3=30MB TDP150W
メモリチャネル数は8ch、1 DPCの場合はモデルによってDDR5-5600まで対応するもの、DDR5-5200やDDR5-4800にとどまるものがある。2 DPCの場合はDDR5-4400動作となる模様だ。最大容量は4TBとなる。
基本的には2-socketまでの対応だが、下一桁“1”の8581Vと“U”がつく8558Uは1-wayのみの対応となる。

◇Granite Rapids
現時点で出てきているのは全てXCCのようで、Steppingは“A2”となっている(32-coreのもののみA0 stepping)。現時点で確認できるコア数は32-core, 44-core, 56-coreの3種類である。うち44-coreと56-coreのES品はL3 cache容量がそれぞれ176MBと288MBとなっている。
周波数はBase 1.10-1.60GHz / Boost 2.30-2.70GHzとなっているが、ES品なのでこの周波数は製品版より低いものとなるだろう。
メモリはDDR5-6400に対応、モデルにより8-channelのものと4-channelのものがある。44-coreのものが4-channel、56-coreのものが8-channelとなっている。以前に1ダイあたりのコア数が44-coreという情報があったが、44-coreモデルは1ダイ構成、56-coreのものは2ダイ構成なのかもしれない。
対応Socket数は1-socketないし2-socketまでのものが多いが、8-socketまで対応するものもあり、おそらく“Granite Rapids”のXCCはハードウェア的には8-socketに対応できるだけのQPIリンクを備えているのだろう。

◇Sierra Forest
こちらはそれほど情報が多くないが、96-core, 128-core, 144-coreのES品が出てきているようだ。全てHCC (High Core Count) と呼ばれるダイ構成である。キャッシュ容量は144-coreのもので108MB、96-coreのもので72MBとなっている。
メモリはDDR5-5600に対応する。対応Socket数は2-socketである。
“Granite Rapids”、“Sierra Forest”とともに今回出てきたES品のTDPは全て350Wとなっている。

この記事へのコメント
Emerald RapidsはSapphire RapidsのMCCダイを2個載せるだけかと思ってたけど、ダイの形が違ってるから専用ダイなんだね
2023/09/08(Fri) 08:14 | URL | LGA774 #-[ 編集]
コア数だけ多けりゃ良いってもんでもないけどAMDが昔からとっくに出してる64コアにやっと追いついてきたか今のIntelはホント余裕が無くなってきたな
2023/09/08(Fri) 11:07 | URL | LGA774 #-[ 編集]
Emerald Rapidsは想定通りのものが出来上がった印象。
Granite Rapidsは44coreがメモリ4chなので、1ダイで44core・4chメモリという以前の噂が正しいことを示唆している。
3ダイで132core、4core無効化して128coreを最大とするGranite Rapids-APが出るならば、128coreのTurinと真っ向勝負ができる。
ただ、8coreのCCDを敷き詰めて128coreにするTurinと比較すると製造コストが跳ね上がりそうだ。
Intel 3のイールドをどこまで上げられるかが勝負か。
Granite Rapidsは44coreがメモリ4chなので、1ダイで44core・4chメモリという以前の噂が正しいことを示唆している。
3ダイで132core、4core無効化して128coreを最大とするGranite Rapids-APが出るならば、128coreのTurinと真っ向勝負ができる。
ただ、8coreのCCDを敷き詰めて128coreにするTurinと比較すると製造コストが跳ね上がりそうだ。
Intel 3のイールドをどこまで上げられるかが勝負か。
2023/09/08(Fri) 17:52 | URL | LGA774 #-[ 編集]
ZENは4MB/コアなのでL3容量でもZENを追い越したか
2023/09/08(Fri) 22:19 | URL | LGA774 #-[ 編集]
ついさっき出た情報によると、AP用のダイは"UCC"って名前になるらしい
Sierra Forestが1ダイなのにチップレットを採用してるから、Granite RapidsのXCCも同じ立ち位置になるのかな?だとすればモノシリック(MCC)は完全にお役御免になりそう
Sierra Forestが1ダイなのにチップレットを採用してるから、Granite RapidsのXCCも同じ立ち位置になるのかな?だとすればモノシリック(MCC)は完全にお役御免になりそう
2023/09/08(Fri) 23:01 | URL | LGA774 #-[ 編集]
モノリシック、な
2023/09/09(Sat) 02:57 | URL | LGA774 #-[ 編集]
物知りック
モノリス→モノリシック
モノリス→モノリシック
2023/09/10(Sun) 07:09 | URL | LGA774 #-[ 編集]
EMRのキャッシュ量が多いのは、前に何かの記事にあったが「コア間接続のバグで出遅れ過ぎたせいで、コア内の最適化が進んで面積が余った」せいらしいからなあ。決してポジティブではないというか。
2023/09/10(Sun) 20:49 | URL | LGA774 #-[ 編集]
XCC主体になると消費電力的に効率悪いんだよなぁ
2023/09/12(Tue) 18:11 | URL | LGA774 #-[ 編集]