北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Intel Core 7 165H “Meteor Lake” CPU debuts on Geekbench with over 2.5K score(VideoCardz)
Intel Corporation Meteor Lake Client Platform(Geekbench)

9月上旬にGeekbenchに“Meteor Lake”を使用するCore Ultraが掲載された。このとき明らかになったのはCore Ultra 7 155HとCore Ultra 5 125Hである。そして今回、新しくCore Ultra 165HがGeekbenchに掲載された。
 
Core Ultra 165H (2023年9月27日)

9月上旬に掲載されたCore Ultra 155Hのスペックと似通っている。コアの構成は6 P-core + 8 E-core + 2 LP E-coreの合計16-core/22-threadである。キャッシュ構成も同様でL1 Inst 64KB/core, L1 Data 48KB/core, L2 2MB/core, L3 24MBとなっている。L1 cacheとL2 cacheの数字はおそらくP-coreのものだろう。L1 cacheが×11と奇っ怪な数字になっているあたり、Geekbenchは相変わらずHybrid構成のキャッシュ構成を正確に取得できていないようである。

周波数はBase 3.80GHz / Boost 5.00GHzだろう。9月上旬に出てきたCore Ultra 7 155HのBase 3.80GHz / Boost 4.80GHzと比較すると、Boost時周波数が200MHz高い。

“Meteor Lake”は12月14日に正式発表される予定だが、このとき発表されるのが現在姿を現しつつあるCore Ultra H seriesとなりそうだ。よりTDPの低いCore Ultra P seriesやCore Ultra U series、あるいはIntel Innovation 2023で言及があったデスクトップ向けは年明けになるだろうか。

(過去の関連エントリー)
“Meteor Lake”―Core Ultra H seriesのラインナップ(2023年9月6日)

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コメント
この記事へのコメント
197391 
Eコアのレスポンスが悪い問題は解決してるのかな?
あとHybridは結局アプリ自体も対応してないといけないし、Phoenix2はそんなことないのかな
2023/09/27(Wed) 08:21 | URL | LGA774 #-[ 編集]
197392 
ハイブリッドコアに対する仕事の割り振りのアルゴリズムを大きく変えると記事もあったし大幅にノートや省電力PCの性能が向上しそうですね
2023/09/27(Wed) 10:01 | URL | LGA774 #-[ 編集]
197400 
マルチ性能は異なるリークでスコアががほとんど同じことから、おそらく定格45W動作と考えられる。コア数が同じ13700Hの定格45W動作(SCHENKER Vision 14 2023)でGeekbench6が10k点弱、Cinebench R23が12k点強。

Intel 4のスペック通り、同コア数同消費電力で性能20-25%増といったところだと思う。
同クロックの消費電力はピーク(ブースト)時に20-25%減、中程度(2.0 GHz前後)で35-40%減という所になる。
2023/09/27(Wed) 20:19 | URL | LGA774 #-[ 編集]
197409 
IPCがRTLから伸びてない
2023/09/28(Thu) 09:49 | URL | LGA774 #-[ 編集]
197461 
Geekbench6は最近出たばかりで既存品の結果が出揃ってないので、個人的にはR23やGeek5での測定結果が見てみたい
2023/10/01(Sun) 17:02 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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