北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Intel Core Ultra “Meteor Lake-H” to be divided into 28W and 45W SKUs, Core Ultra 9 gets 45W(VideoCardz)
No P-series...(HXL@9550pro)
2023年11月15日 17:02(Golden Pig Upgrade / bilibili)

bilibiliで情報を投稿しているGolden Pig Upgrade氏によると、Intelは“Meteor Lake”世代ではCore Ultra P seriesをキャンセルしたようだ。そしてその代わりとしてCore Ultra H seriesが2つのTDP帯を担うようだ。

“Meteor Lake”―第1世代Core Ultraでは“Alder Lake”や“Raptor Lake”世代でTDP28Wを担ったP seriesはキャンセルされた。そしてH seriesが28Wと45Wに分離する。28Wと45Wの区分けは非常にシンプルで、Core Ultra 5とUltra 7がTDP28W、Core Ultra 9がTDP45Wとなる。
 
Core Ultra P series (2023年11月16日)

“Meteor Lake”のラインナップは断片的ではあるが、情報が出始めている。比較的情報が多いのが今回の主題であるH seriesで、Core Ultra 9 185H, Core Ultra 7 165H, 155H, Core Ultra 5 135H, 125Hが知られている。またH seriesよりは情報が少ないがU seriesの名前も出てきておりTDP15WのCore Ultra 7 155UとCore Ultra 5 125U、TDP9WのCore Ultra 7 164UとCore Ultra 5 134Uが型番が挙がっている。

“Alder Lake”や“Raptor Lake”ではTDP15WのU seriesとTDP45WのH seriesの間にTDP28WのP seriesが存在した。しかし、Core Ultra P seriesに相当する“Meteor Lake”の型番は今まで出てきていなかった。

今回の情報通りであれば、“Meteor Lake”―Core Ultra 100 seriesにP seriesは存在しないことになる。そしてH seriesのうちCore Ultra 7とUltra 5がTDP28Wの製品帯を担い、Core Ultra 9のみがTDP45Wで投入されるようだ。

Core Ultra 7/5 H seriesがTDP28Wに降りてくるのは喜ばしいが、TDP45WのCore Ultra 9 H seriesの扱いが難しくなりそうである。最高の絶対性能を求めるユーザー向けという位置づけとなるだろうが、ノートPCへの採用はCore Ultra 7/5 H seriesが多くなりそうだ。

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コメント
この記事へのコメント
198094 
要するにスピードイールドが上がらんのだろう。
2023/11/16(Thu) 06:21 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198096 
PプロセッサーはRaptor Lake-Rになったんだろう

Ice Lakeがクロック上げられないのにTDP上がったのと同じ気配。どんどんラインナップが絞られててMeteor Lakeの歩留まり厳しそう・・・
2023/11/16(Thu) 06:53 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198097 
やはりタイル(chiplet)化は省電力化が課題なのか?
I/Oタイルに処理core載せたらなんとかなりそうだったが
モノリシックコアにはまだまだ勝てないのね
2023/11/16(Thu) 08:05 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198098 
逆に考えれば28Wで45WのモバイルRaptorと同等の性能が出せてるってことだよね
省電力CPUとしては最適解かもしれない
2023/11/16(Thu) 09:01 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198101 
タイルアーキテクチャ化による電力問題ならデスクトップをキャンセルする理由にはならないはず

Intel 4の歩留まりが10nm(2019)以上に苦しく、電圧盛ってクロック上げざる得ないのかと
2023/11/16(Thu) 10:59 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198102 
いやいや、RPL RefreshにはPはでない。これはArrow lakeでも同様にPシリーズは無くなる。U,HシリーズがこれまでのラインナップをカバーしてHシリーズは熱設計をOEMに任せるだけの話。

2023/11/16(Thu) 11:15 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198107 
歩留まりはプロセスの改善によってどうにかなっても、熱密度はどうしようもないですからね。
ダイサイズが小さくなるとクーラーへの熱移動に苦労することになります。
そこに更に積層で放熱が厳しくなると、モバイルはともかくデスクトップでは大変でしょうね。
2023/11/16(Thu) 13:31 | URL | LGA774 #oyV.6EWY[ 編集]
198111 
>>198096
ここにきていまだにその発言は浅慮すぎますよ
2023/11/16(Thu) 20:27 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198114 
Meteor Lakeの状況をまとめると
・S (65W)…キャンセル(RPL-S Rに)
・HX(55W)…キャンセル(RPL-HX Rに)
・H (45W)…Ultra 9のみ?
・H (28W)…Ultra 7、Ultra 5 1x5H?
・P (28W)…キャンセル?
・U (15W)…Ultra 7,Ultra 5 1x5U?
・U ( 9W)…Ultra 7,Ultra 5 1x4U?

となるが、
×SやHXといった高TDP帯はことごとくキャンセル
◎Hは28WでもUltra 7として動くほど優秀
×Pはキャンセル
○Uは順調
などとまだらな状態になることがあるのだろうか?

実は
×S、HXに加え、Hもキャンセル
○Pは順調→Hにリネーム
○Uは順調
で、Tiger Lake-H35が28W版に喝入れをした存在だったように、
H(元々はP、28W)の選別品を45Wまで喝入れしてi9を名乗らせた
…なんてことはないのだろうか?
2023/11/16(Thu) 21:51 | URL | のび #-[ 編集]
198116 
Intel4はIntel7に対して同クロック消費電力2/3程度で、最大クロックはIntel4のほうがわずかに低いので、プロセスの進歩がほとんど消費電力減として反映されることになる。よってRPL-Hが45Wで、MTL-Hがその2/3の30Wに設定されるのは順当と言える。Intel 20Aも最大クロックは伸びなそうなので、あと1年後にはARL-HがcTDP 15-28W程度でデビューすることになる。むしろPが暫定的立場だったとというのが妥当な評価だと思う。

ノートのUltra 9は同コア数の特別高クロック版で、デスクトップのKSの役割なので、TDPが若干高いのはKSのTDPがちょっとだけ高いのと一緒で、フラッグシップだから高めに設定して使え、という以上の意味はないと思う(電気特性的にはむしろワッパが良い)

いずれにしても、RPL-Hは据え置きノートで130W程度まであったし(13600Kに近い)、多くは60-85W設定だったので、MTL-Hも155Hであろうがゲーミングノートに載せれば45-60W程度の設定になるだろうし、185Hを90Wまでブン回せば全コア最大クロックに達して13600K程度、つまり12900HXや7845HX程度までは行くとは思う。
2023/11/16(Thu) 22:23 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198117 
MeteorはAMD風のラインナップか
まあ、PとHの違いが曖昧だったから仕方ない

Geekbenchに
* Ultra 7 155H (MSI Prestige 13 AI EVO)
* Ultra 7 165H (Dynabook PORTEGE X40L-M)
などがあるが、これは前世代では末尾Pが載ってるモデルなので信ぴょう性は高いかな

Pシリーズと同等の消費電力で前世代Hシリーズと同等性能ならそれなりに良いのでは
Ultra 7ならコア削られなくなってるし歩留りもよさそう
2023/11/16(Thu) 23:39 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198120 
Hシリーズが28Wと45Wに分離することでまた型番がわかりにくくなることはわかった。
2023/11/17(Fri) 07:39 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198123 
>>198101
Innovationでの説明によると、Intel 4はすでにTiger lake以上の歩留まりを達成してる。Intel3でサーバ用の600mm²チップの生産をするのだから、CPUタイルという小型チップを生産できないわけがない。
で、同じくInnovationでの説明によるとMeteor lake用のチップはずっとオレゴンの開発用Fabでチマチマ作っていた。理由は本格量産向けのFab34が遅れたからだが、これはコロナ禍でASMLのEUV露光装置の納品が1年遅れたから。

あとデスクトップキャンセルのもう一つの理由はロジック開発部隊の再編と集中で、
今での遅れの一部(Sapphire Rapidsで顕著)の原因がSKUを増やして開発部隊が分散しすぎたせいで、
シミュレータの利用とか設計フローの見直しが済むまでコア製品に開発部隊を集中させる方針を取ってる(Sierra ForestのSKUを減らしたのもそれが理由)。
これはNew York Timesに出てたので周知のことなんだけど、テック系記事しか見てないとNYTという一般紙の記事は見落としがちなのよな。
2023/11/17(Fri) 08:26 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198134 
つまりは
intelのプロセス限界はZen4c相当なんかな。
Zen4相当のハイエンドではAMDとTMSCのタッグには達しないと。
2023/11/18(Sat) 06:48 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198137 
20W台後半のPが主流だったことはほぼない。

Core (Celeron M 400シリーズ)
Core2 C2D Pシリーズ
1st i7-6x0LM
2nd i7-26x9M
3rd (なし)
4th 4xx8U
5th 5xx7U
6th 6xx7U
7th 7xx7U
8th 8xx9U
9th (なし)
10th (10x8NG7)
11th (11x5Gy)
12th 12x0P
13th 13x0P

主流と言えるのは型番にPが付くC2D、12th、13thくらいだったのでは?
2023/11/18(Sat) 11:35 | URL | 物知り #-[ 編集]
198138 
>>198137
>20W台後半のPが主流だったことはほぼない。
これ、本当にそう思う。
ノートでPシリーズが打ち出されているイメージが本当にない。
というか、そもそもTDP28WってTigerLakeの登場時に、オペレーティングレンジと称してcTDPが強く打ち出され始めた時にポッと出てきたように思う。
結局、15W・45Wの中であんまり存在感を示せていない、ということじゃなかろうか。
2023/11/18(Sat) 14:17 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198142 
>>198134 intelのプロセス限界はZen4c相当なんかな。

これの意味を分かりやすく教えて
2023/11/18(Sat) 17:15 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198143 
>>198142
大して意味はないと思う……

同一面積に敷き詰めて2.0~3.0GHzで動作させた場合のワッパ(マルチ)は
Crestmont≧Zen5c>Zen4c>Zen4=Redwood Cove=Gracemont>Zen3>Raptor Cove>Golden Coveの順になる。
2023/11/18(Sat) 20:35 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198146 
intelがintel4というTSMCのN5相当とチップレットの組み合わせでAMDと同じ土俵に。

Intelはデスクトップ向けSを作れない現状。
AMDに対してN5とチップレットでワッパが見合わないか。

かたやAMDはMetorlakeの省電力ワッパを最適化Zen4cで対抗していく方向。

MetorとZen4cが同じ土俵にあることでintelとAMDでは性能のズレができているのは株主とかでもわかるんじゃない?

AMDとTSMCはN3、N4のZen5でインテルを突き放す開発時間がたっぷりある。
2023/11/19(Sun) 08:45 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198154 
>>198142
さぁ?
そもそも下位モバイルにしか出てないZen4cが今回のMeteor-Hと競合するとは思えんけどね
2023/11/19(Sun) 19:14 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198156 
>>198146
ますます君の言っている意味が分からないよ…
全文に突っ込めるくらいには




2023/11/19(Sun) 20:45 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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