北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Intel Clearwater Forest E-Core Only Xeon CPUs To Offer Up To 288 Cores: Updated Skymont Cores With Higher IPC, More Cache(WCCF Tech)
Core count comparison(Bionic_Squash@SquashBionic)

IntelのE-coreをベースとするXeonの第2世代となる“Clearwater Forest”は最大288-coreとなり、“Crestmont”の改良版を使用するという話が出てきている。

E-coreをベースとする最初のXeonである“Sierra Forest”は2024年前半が予定されている。そしてこれに続くのが“Clearwater Forest”で2025年のローンチが予定されている。
Bionic_Squash氏の情報によると、“Clearwater Forest”は最大288-coreになるという。
 
“Clearwater Forest”であるが、今回の情報によると、“Skymont”の改良版が用いられるという。最大コア数は288-coreで、“Sierra Forest”の最大コア数と同じである。ただし、もう少し細かく見ていくと多少様相が異なる。まず“Sierra Forest-AP”は最大288-coreであるが、“Sierra Forest-SP”は最大144-coreである。一方、“Clearwater Forest”は“Clearwater Forest-AP”は“Sierra Forest-AP”と同じ288-coreとなるが、“Clearwater Forest-SP”は“Sierra Forest-SP”からコア数が増えると見込まれる。また“Clearwater Forest”に用いられる“Skymont”の改良型であるが、IPCが前世代から向上する見込みで、大きな違いとしてL3 cacheの増量があげられる。

初出時は“Clearwater Forest”に使用されるコアが“Crestmont”の改良版となっていたが、現在では“Skymont”の改良版に集成されている。そのため、この記事も内容を修正している。
(コメントNo.198317様、情報ありがとうございました)

今年末に第5世代Xeon Scalable Processorとして“Emerald Rapids”がローンチされるが、その次の世代からXeonはP-coreベースとE-coreベースの2系統に分岐する。P-coreベースの製品は“Emerald Rapids”の次としてIntel 3で“Redwood Cove”がベースの“Granite Rapids”があり、その次はまだ名前だけが出ているような段階であるが“Diamond Rapids”だと言われている。E-coreベースの製品はまず“Sierra Forest”が来年前半に登場予定で、その次が今回の話の主題である“Clearwater Forest”である。

“Sierra Forest”の製造プロセスはIntel 3で、ベースとなるコアは“Crestmont”であることが知られている。同時期の“Granite Rapids”が“Meteor Lake”のP-coreである“Redwood Cove”をベースにするのと同じように、“Sierra Forest”も“Meteor Lake”のE-coreである“Crestmont”をベースとする。

“Clearwater Forest”についてはこれまで“Sierra Forest”の次の世代のE-coreベースのXeonであることしか明かされていなかった。なんとなく“Sierra Forest”の次だからベースとなるコアも“Crestmont”の次の“Skymont”になるのではないだろうか、と予想していた人もいたかもしれないが、やはりというか順当に“Clearwater Forest”のベースとなるのは“Skymont”であるという。“Sierra Forest”の“Crestmont”がサーバー向けの最適化が施されているように、“Clearwater Forest”の“Skymont”もおそらくはサーバー向けの最適化が施された改良型となる。前世代からのIPC向上もなされる見込みで、L3 cacheの増量が一例としてあげられている。

製造プロセスについてはWCCF TechではIntel 18Aとある。

“Sierra Forest”は144-coreのCompute Tileが1つの単位となり、1 Tile構成のものが“Sierra Forest-SP”、2 Tile構成のものが“Sierra Forest-AP”になると見込まれている。

一方、“Clearwater Forest”は96-coreのCompute Tileが1つの単位となるようで、“Clearwater Forest-AP”は最大3 Tile構成とすることで最大288-coreを実現するようだ。“Clearwater Forest-SP”については2 Tile構成まではとれるようで、この場合は最大192-coreとなる(“Clearwater Forest-SP”に3 Tile構成がもたらされるかどうかは不明)。
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コメント
この記事へのコメント
198317 
CWFはCrestmontではなくSkymont+ですよ。
最初はTwitterの投稿に誤りがあり現在は修整されましたがwccteckの記事がまだ間違ってます。
2023/12/02(Sat) 07:11 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198319 
Intelも狂ったかのような多コアw
いいぞ!もっとやれ~~
2023/12/02(Sat) 08:51 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198326 
384コアな中国製CPU「Sunway SW26010 Pro」には負けてるが、中国じゃあ18Aプロセスで作れないから、省電力では勝ちだな。
2023/12/02(Sat) 11:34 | URL | LGA774 #L6m4KOWY[ 編集]
198327 
Xeon Phiphiというサブブランドにしよう
2023/12/02(Sat) 11:37 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198330 
どうなんだろうな。

個々の処理自体はそんなに性能が要求されないけど、とにかく物量が要求される用途ならいいのかもしれない。
そんなものがあればの話だけど。

大体、サーバーであれHPCであれ、いくらマルチスレッドが効く用途でも、あんまり個々のコア性能がショボくてはダメ、というのが定説だと思うが。
まぁSkymontならそれなりの実行帯域を持っているだろうから「ショボい」とまではいかないと思うが、ちょっとコア数に振り過ぎでは?という懸念はある。
2023/12/02(Sat) 15:57 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198332 
>>198330
このシリーズやZen4c/5cは主にWebサーバ用で、ARM Neoverse/Amazon Graviton(現在は64コア)というはっきりした競合製品が存在する。
命令セットが違うので"IPC"という単位での比較が難しいが、クロック当たりのGeekbenchシングル性能はNeoverse N1がGoldmont+世代、V1とN2がSkymontくらいに相当すると思われる。
Webサーバの場合はセッションごとなど同時アクセスを別スレッドに割り当てて並列化できるので多コア化が効きやすい。
Webサーバ市場は一貫して伸びているのでそこへの対応策の色が濃い。
2023/12/02(Sat) 20:45 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198333 
現状までに公開されているSierra Forestの公式スペック(205 W/144core)とClearwater Forestの推定IPCの伸び幅(デコーダ2本増など)を考えると、
推定ワッパがZen5cを超えてきて、ここで久々にXeonがEPYCを超えるという事態になるとは推定される。
2023/12/02(Sat) 20:50 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198335 
AMD EPYCに惨敗してるサーバー用CPUでの、苦し紛れの反撃猫パンチなのかな?

幾らコア数でマウント取ろうとしても、企業用サーバー用CPUは冷徹なまでにコスパとワッパを求められるから、コンシューマーみたいにPCの性能を良く知らないユーザーに売りつけるとかはまず無理じゃなかろうかと…

まあ、製造はIntel自社Fabみたいなので、過去に無い圧倒的な低価格で販売するコスパ一点突破モデルとかならワンチャン…あるかな?
2023/12/02(Sat) 21:33 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198336 
198330
エッジサーバなどは最たるものですね
コア数が多いほうがユーザ(処理タスク)数が増えてもアベレージが下がらない
特に重い処理をするユーザに特恵を与える必要はなく単純に長く待たせろという運用思想
2023/12/02(Sat) 21:45 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198337 
ARMとのガチバトル用だし個々の性能よりもワッパを重視しているのだろう
サーバーの環境配慮について注目される今の時代なら選択肢になりうる
2023/12/02(Sat) 22:11 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198341 
> 198330
「単騎で速いに越したことはないが単騎じゃ足りないので仕方なく並べる」用途には向かないが、webサーバーとか軽めの仮想マシンを大量に収容できる需要は結構あると思う
2023/12/03(Sun) 11:27 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198342 
Webサーバ(というかリバースプロキシ)であれば、基本的には
・TLSの暗号化・署名
・HTTPリクエスト処理
だけなので(RSA15360などの高負荷な署名で無い限りは)シングルスレッド性能そのものは大して必要無く、とにかく「シングルスレッド処理の同時並列実行性能」が要求される
そうすると、同時接続数と同数程度の物理コアがあった方が処理はスムーズになる
少ないコア数で処理する場合、どうしても順次処理になるため、遅延が発生したり、場合によっては処理打切りになってしまうので、それを防ぐには物理コアが沢山必要になる
ただ、データベースサーバはそうはいかないので、どちらかといえばシングルスレッド性能が高い方が良いような気はする
2023/12/03(Sun) 13:25 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198346 
GPUサーバー「並列演算ならワシに任せてくれてもええんやで?」

実際Intelがガチで並列演算向けサーバー用モデルを販売するならArcベースで何か作ってくると思うのだが…このE-coreベースモデルの存在意義がいまいち分からんのぅ
2023/12/04(Mon) 00:13 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198362 
>198346
GPUと違って個々のコアが互いに全く関係ない独立した処理を同時に次々と実行するのであってそれは並列演算とは全然性質が異なるわけだ。
「お前じゃねえ座ってろ」というやつだね。
2023/12/04(Mon) 18:29 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198368 
皆様ありがとうございました。
Webサーバーという「単騎は小粒でも物量作戦が効く」具体的な用途があるということがよくわかりました。
2023/12/04(Mon) 21:59 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198372 
>>198346
なんかIntelはdGPUを諦める、みたいな記事が有った気が…。
2023/12/05(Tue) 00:42 | URL | LGA774 #L6m4KOWY[ 編集]
198383 
>198372
PC Watchにあったやつならば予想の話であって本当に諦めるかはわから
dGPUは諦めてもGPUライクなAI系統に特化したチップを製造する可能性もあるし
2023/12/06(Wed) 00:07 | URL | LGA774 #-[ 編集]
198399 
>198346

CPUは「皆それぞれバラバラの処理をする」という並列性。
GPUは「皆で一斉に同じ処理をする」という並列性。

GPUではそれぞれがバラバラの処理をできないから、汎用の並列処理には全然使えない。
(条件分岐すら歩調を合わせるから、両側の処理時間がかかる)
2023/12/07(Thu) 09:41 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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