北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Intel "Family 6" CPU Era Coming To An End Soon: Code Suggests Cooper Forest & Adams Lake(Phoronix)

90年代中頃のPentium Proて採用されたp6マイクロアーキテクチャからおおよそ16世代にわたって、IntelはProcessorに“Family 6”のCPU IDを与えてきた。そのため、長らくIntelは新しいマイクロアーキテクチャが登場した場合、Family 6の中に含めつつModel numberを新しくすることで対応してきた。例えば“Meteor Lake”ならFamily 6 Model 170、“Emerald Rapids”ならFamily Model 207である。CPU ID identificationはLiunuxのカーネルや他のOSで、CPUの世代を正しく識別するのに用いられる。
しかし、IntelのLinuxエンジニアによるとこの“Family 6”はまもなく終わりを迎えるという。
 
Intelはこれまで“Family 6”の中で“Model”の数字を変えることでやりくりしてきた。一方、AMDはFamilyの数字も変えてマイクロアーキテクチャを管理している。“Zen”と“Zen 2”であればFamily 23、“Zen 3”と“Zen 4”ならFamily 25、“Zen 5”はFamily 26となる。

その新しいFamilyになるかもしれないとして示されたのが“Douglas Cove / Adams Lake”および“Sheldmont / Cooper Forest”だ。

“Douglas Cove”と“Sheldmont”は新しく明らかになった名前で、ランダムパッチホルダーの中に“Adamas Lake”と“Cooper Forest”の名前とともに記述されていたものである。
今度登場する“Arrow Lake”と“Lunar Lake”、その次に予定されている“Panther Lake”の後に“Adams Lake”が登場すると推定され、おそらくは2026年以降のものだろう。“Cooper Forest”はおそらくE-coreベースのXeonで、“Sierra Forest”の次の“Clearwater Forest”のさらにその次の世代かもしれない。
なお、初期のLinuxパッチではあるが“Clearwater Forest”はFamily 6 Model 221、“Lunar Lake”はFamily 6 Moderl 189と記述されており、ここまでは“Family 6”の中に収められる。


Pentium Pro / P6アーキテクチャ以降、主要なIntelのProcessorはNetBusrt (Family 15) と“Knights Ferry / Knights Corner”(Family 11) を除いて、“Family 6”を名乗ってきた。しかし、上の例に出ている“Clearwater Forest”がFamily 6 Model 221となっているように、Famly 6のModelのナンバーが上限に近くなっていた。

いずれ起こることであろうとはなんとなく予想されていたが、今回、Intelから“Family 6”をまもなく終えるとコメントあったようだ。そして新しいFamilyを用いるProcessorとして“Douglas Cove / Adams Lake”、“Sheldmont / Cooper Forest”の名前が挙げられた。これらがFamily 7になるのか数字が飛ぶのかはまではわかっていないが、今後はAMDに近い付番になるのではと推定される。

長いことIntelが“Family 6”を使用していたためか、できの良くないものではIntelのCPUが“Family 6”であることを前提にしているようなコードもあるようで(?)、今後は“Family 6”を前提としないようにCPU ID checkをやり直さなければならないようだ。

今回新しく名前が出てきた“Douglas Cove”や“Sheldmont”がどの世代のCPUかはまだわからない。“Lunar Lake”や“Panther Lake”、“Clearwater Forest”よりも先のProcessorであることは確定的だが、その先のCPUのコードネームは色々と錯綜しており、“Panther Lake”や“Clearwater Forest”の次がこれらのコアを用いた“Adams Lake”や“Cooper Forest”である、とは断定しがたい。
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コメント
この記事へのコメント
200044 
Lion CoveはHaswell以降続くリソース増強のみのスーパーベジータ5かな?
2024/04/01(Mon) 00:51 | URL | LGA774 #-[ 編集]
200048 
Pentium 4(Netburst)が普及してP6が絶滅している世界線もありえた。またItanium(IA-64)がサーバで地位を確保し、その後は徐々に垂直統合されてクライアントPCまでIA-64で塗り替えられていく世界線もありえた。事実Intelはそのつもりで計画していた。

しかし市場やユーザがそれを望まず、Intelの皮算用を阻止した結果、今がある。
2024/04/01(Mon) 05:03 | URL | LGA774 #1wIl0x2Y[ 編集]
200051 
ちなみにIA-64系のItaniumは「Family 7」。Itanium2は「Family F+1」や「Family F+2」(=16や17)」。こいつらはx86-32bitではない別のアーキテクチャでありつつも、初期のモデルはちゃんとx86互換を持たせてあった。

Pen4のNetburst系は「Family F」。

本文中で触れている「Knights Ferry」はLarrabee後継の「Xeon Phi」ってやつ。これも一応x86互換。

初期のAtom系には別のFamilyを割り当ててもよかったような気がするね。アーキテクチャが明らかに違っていて、イン・オーダー実行だったし。むしろなぜそうしなかったか疑問。
2024/04/01(Mon) 05:28 | URL | LGA774 #1wIl0x2Y[ 編集]
200052 
他にも「Intel Quark」という「Family 5」のx86互換CPUが2013年に発表・発売されていて、組み込み向けだから2022年まで出荷を保障してたらしいね。この系統は超ミニCPUの「Curie」とかいう面白い製品に派生していたのでご記憶の方もいるかも。
2024/04/01(Mon) 05:42 | URL | LGA774 #1wIl0x2Y[ 編集]
200058 
カーン出る

カーネル
2024/04/01(Mon) 09:55 | URL | _ #-[ 編集]
200059 
なぜ「20年に一度の革新」であるMeteor Lakeではなくこのタイミングなのだろう?
2024/04/01(Mon) 10:45 | URL | のび #-[ 編集]
200068 
>Liunuxのカーン出るや他のOSで、
噛ーんでるw
「カーネル」ですね
2024/04/02(Tue) 00:34 | URL | LGA774 #-[ 編集]
200069 
BaniasからYonahまではほとんどP6系コアと変わらないからFamily 6でもいいかも知れないけど、
MeromでEM64Tが導入されたタイミングで新しいFamilyに移行するべきだったんじゃないかと当時も今でも思ってる。
たぶんその時点ではIA-64を主流にすることをあきらめてなかったから変えたくなかったんだろうけど
2024/04/02(Tue) 00:51 | URL | LGA774 #-[ 編集]
200070 
結局Family 6とは何だったのか
2024/04/02(Tue) 01:19 | URL | LGA774 #-[ 編集]
200072 
>MeromでEM64Tが導入されたタイミングで

EM64TはNetburst系のPentium4(PrescottコアやCedarmillコアおよびそのニコイチPenDなど)に先に採用されていたんだけどね。

それを言うならそのタイミングでNetburst系をFamily 15から何某かに変更するべきだった。そうなるとその後に出るCore 2もまた別のFamilyとなって「Family 6」「Family 15」「Family 15派生」「Family 6派生」の4種類のFamilyの異なるCPUが併売されるというカオスな状況になっていただろうね。
2024/04/02(Tue) 07:57 | URL | LGA774 #1wIl0x2Y[ 編集]
200073 
>主要なIntelのProcessorはNetBusrt (Family 15) と“Knights Ferry / Knights Corner”(Family 11) を除いて、“Family 6”を名乗ってきた。

この文章の言っている「Knights Ferry」などの「Xeon Phi」が『主要なIntelのProcessor』に該当するかは大いに疑問w

まだItaniumの方が売り上げがマシだったろうから、Xeon Phiが『主要』扱いされるのであれば、Itaniumも『主要』扱いして「Family 7」にも言及しないとね。
2024/04/02(Tue) 08:09 | URL | LGA774 #1wIl0x2Y[ 編集]
200077 
X86-Sじゃね?
2024/04/02(Tue) 12:33 | URL | LGA774 #-[ 編集]
200078 
Modelは4bit:4bit連結で素直に8bitなのに
Familyは4bit分と8bit分の加算なのか。
なんでそんな仕様に…。
2024/04/02(Tue) 12:46 | URL | LGA774 #-[ 編集]
200079 
BaniasはP6のリファクタリング

以降はデュアルコア、64bit対応、マルチコア、HTT、OPキャッシュ、AVXと強化してきた

Alder Lakeはリソース増し増しにしてキメラにしただけ
Meteor Lakeは切り分けて3D実装にした

IDを変えるのはNetburstの様にガラッとマイクロアーキを変えるのかもしれない
2024/04/02(Tue) 13:17 | URL | LGA774 #-[ 編集]
200081 
>>200070
Family6の意味は私見になりますが、以下2つだと思います。
◯Family6アーキテクチャ的な意味
x86→Fetch→Decode→Schedulerなど→Execute
後藤さんの記事引用(64ビット化やAtomが登場したが構造が似ている)
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1130/kaigai01.pdf
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0402/kaigai01_05l.gif
◯Family6アーキテクチャ的なマーケティングな意味(絶対的パラノイアとしての闘い)
*初期
前門の虎(MIPS,SPACなどRISC陣営)後門の狼(AMD K5, Cyrix)を倒して(市場シェア独占)、Itanium, Pentium4までの中繋ぎ
*中期(Pentium4末期、Atom誕生 危機を救ってくれた救世主)
前門の虎(Athlon64,PowerPC)後門の狼(arm)を倒して、Appleとスマホ市場も独占しTickTack前進
*今
前門の虎(AMD Zen,Nvidia B100)後門の狼(arm)に対して囲まれて、危機的状況且つ、使える番号が終わりそうなので、別名検討
2024/04/02(Tue) 18:23 | URL | LGA774 #-[ 編集]
200084 
前から疑問だったんだけど、Familyは単にナンバリングを横着しただけなのか、それとも本当にかつてBaniasからスタートした「継ぎ足し設計」を反映したナンバリングなのか。
2024/04/02(Tue) 22:35 | URL | LGA774 #-[ 編集]
200088 
Family 5以降、Atom系列も同じFamilyに混ぜられるようになっているし、単に桁数の使い切りを先送りするために使い切る方針になっただけじゃないかなあ。

0x3 80386
0x4 80486
0x5 P5 (初代Pentium), Quark (初代Atom)
0x6 P6以降 (Pentium Pro以降, Core, Xeon), Bonnell以降 (Atom)
0xB Knights (Xeon Phi)
0xF Netburst (Pentium 4, D)
2024/04/03(Wed) 10:48 | URL | LGA774 #-[ 編集]
200094 
こういうOSから見える識別番号の類は、マイクロアーキテクチャなどという『細かい話』ではなく、OSを書く上で絶対に識別しないといけない命令セット仕様の差を反映するもの。
したがって、増設であるような変更では、いくら増設部分が増えようともメジャー番号を変える必要はない。

X86-Sの本格導入に伴う16/32bit互換モードの完全廃止が背景にあるのではないかという推測も可能。
2024/04/03(Wed) 16:16 | URL | LGA774 #-[ 編集]
200096 
>X86-Sじゃね?

そういえばそんな話あったね。新Family切り替えはそのタイミングなのかもしれないね。
2024/04/03(Wed) 18:07 | URL | LGA774 #1wIl0x2Y[ 編集]
200106 
>200088
>0x5 P5 (初代Pentium), Quark (初代Atom)
>0x6 P6以降 (Pentium Pro以降, Core, Xeon), Bonnell以降 (Atom)


しれっと嘘を書いては駄目ですよ。「初代Atom」が2008年に出て、「Quark」は2013年に出たのに、何で5年も新しい側のQuarkが初代Atomだと言えるんですかw

「初代Atom」はBonnellアーキテクチャのSilverthorneコアのAtomです。Atomは生まれた時から「Family 6」です。しかし投機実行をしない独自アーキテクチャでした。

初代Atomは構造の近さから言って「Family 5」に分類してもよかっただろうけど、もっと正確を期すならNetburstのように別の新しいFamily Numberを割り当ててもよかったかもしれないですね。その方が妥当だったろうと思います。
2024/04/04(Thu) 07:02 | URL | LGA774 #1wIl0x2Y[ 編集]
200107 
>したがって、増設であるような変更では、いくら増設部分が増えようともメジャー番号を変える必要はない。

それ言っちゃうとネトバを新Familyにしたのもおかしいって主張になってしまうのですが。「メジャー番号を変える必要はない」んでしょ?
2024/04/04(Thu) 07:04 | URL | LGA774 #1wIl0x2Y[ 編集]
200117 
>>200107
「メジャー番号を変える必要はない」が「メジャー番号を変えてはいけない理由もない」というだけの話で言葉遊びの揚げ足取りにすらなっていない
自分は200094に賛同だね、やたらマイクロアーキテクチャと結びつけて考えたがる人が多いけどあまり関係ない
X86-Sへの移行と単なる型番の問題といった所だろう
2024/04/05(Fri) 06:54 | URL | LGA774 #-[ 編集]
200182 
「北森」の名称はどうするんだろ
2024/04/10(Wed) 12:48 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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