北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
AMD’s best Dual core ever?! Athlon 6500 (Kuma) review(Expreview.com)

“Kuma”コアを採用するとするAthlon X2 6500 2.30GHzのレビューが掲載されています。
 


○1ページ目:概要
“Kuma”は65nm K10ファミリーに属するDual-Coreである。2007年初めのロードマップには“Kuma”が記載されている。しかし後に3-coreのPhenom X3 8000シリーズの投入が決定されたために、“Kuma”は2008年第2四半期にずれ込むこととなった。

“Kuma”はAthlonブランドで投入される。当初、“Kuma”はAthlon X2 6050と6250という2つのSKUで投入される計画だった。これらのSKUはAthlon64 X2よりも上位に位置するものだった。


しかしTLBエラッタの問題で“Kuma”はさらに遅れることとなった。最終的に“Kuma”はAthlon X2 6500(2.30GHz)、6400(2.20GHz)、6300(2.10GHz)の3つのSKUで投入されることとなった。そして最高位に位置するのがAthlon X2 6500である。

“Kuma”はPhenom X4(“Agena”)やX3(“Toliman”)と同じコアを用いており、HyperTransport 3.0やDDR2-1066に対応するメモリコントローラ、2MBの共有L3キャッシュを備える。



○2ページ目:CPU-Zでの表示など
デフォルト電圧は1.25VでSteppingはB3。HyperTransportの周波数は1.80GHz(3.60GHz)。64-bit対応。TDPは95Wで倍率はロックされていない。

キャッシュ構成はL1=64+64kB、L2=512kB x2、L3=2MB。

“Kuma”では(Phenomと同じ)新しいDDR2メモリコントローラを搭載しており、“Brisbane”以前ではCPU周波数とメモリ周波数が同期していたものが、“Kuma”ではFSB(HyperTransport?)と同期するようになっている。



○3ページ目
◇消費電力
PowerNow!をBIOSでEnableにするとAthlon X2 6500はIdle時に倍率5.75倍、周波数1.15GHz、電圧1.05Vに低下する。
Athlon64 X2 5000+と比較した消費電力は以下の通り。

Athlon64 X2
5000+
Brisbane
Athlon X2
6500
Kuma
Idle(C'n'Q有効)160W185W
Idle(C'n'Q無効)169W193W
Load215W237W


◇オーバークロック
定格電圧は3.00GHzまでのOCができた。1.4375Vに電圧を上げると3.30GHzまで達し、SP2004を走らせることができた。1.45Vに上げると3.40GHzに達するがSP2004は動作しなかった。



○4ページ目:テスト環境

  ・CPU1:Athlon X2 6500
  ・CPU2:Athlon64 X2 5000+
  ・M/B:Foxconn A79A-S(AMD790FX+SB750)
  ・VGA:Radeon HD 4870
  ・Memory:DDR2-800



5ページ目:計測結果

詳しい結果はExpreveiw.comに表にしてまとめられているのでそちらを参照してほしい。

同周波数の“Brisbane”と比較すると下回っている項目はない。2.60GHzとの比較となるとCinebenchやFritz Chess Benchmarkで下回るが、エンコードやゲームでは“Kuma”が上回っている。



性能では同周波数の“Brisbane”比では確実に上回っており、場合によっては2.60GHzをも上回る性能を見せています。ただ、消費電力もその分大きくなっています。Athlon X2 6500はTDP95Wで投入されることとなりますが、既存のPhenom X3やAthlon64 X2に対してどういう位置づけにしていくかが難しそうです。性能的には“Brisbane”2.70~2.80GHz程度といったところですから、Athlon64 X2 5200+~5400+と同程度の価格になるのでしょうか?

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