北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
2008 Financial Analyst Day(AMD)

Randy Allen氏のスライドにロードマップアップデートがあります。

以下はそれに関する解説記事です。

AMD Talks Phenom II, Roadmaps and More at Fall 2008 Financial Analyst Day(AnandTech)
AMDが新マイクロアーキテクチャCPU 「Orochi」と「Ontario」を2011年に計画(Impress PC Watch / 後藤弘茂のWeekly海外ニュース)
 
◇サーバーロードマップ
(スライド22枚目)
以前と大きな変化はなし。2009年中盤にDDR2対応の“Fiorano”プラットフォームが登場する。これに対応するCPUはつい先日発表された“Shanghai”と2009年下半期予定で6-coreの“Istanbul”。“Istanbul”は既存のDDR2対応プラットフォーム(SocketF)にも投入される模様。

2010年に入るとDDR3対応の“Maranello”プラットフォームが登場し、対応CPUである“Sao-Paulo”と“Magny-Cours”が投入される。これに関しては詳細は書かれていないが、前回のサーバーロードマップアップデートでは“Sao-Paulo”が6-core、“Magny-Cours”がMCMの12-coreとなり、いずれも45nm K10を採用する。
(追記)後藤氏のコラムによると“Sao-Paulo”は8-coreに変更された模様。
 


◇デスクトップ
(スライド39枚目)
2009~2010年の間は45nm K10である“Deneb”、“Propus”(とその派生3-coreである“Heka”と“Rana”)が続く。動きがあるのは2011年で32nmのCPUが投入される。この32nm CPUはエンスージアスト向けが“Orochi”、メインストリーム向けが“Llano”となる。いずれもDDR3対応となる。“Orochi”は4-core以上・L2/L3=8MB以上のCPUとなる。一方“Llano”は4-core・L2/L3=4MBでGPUを統合したものとなる。
後藤氏のコラムによると“Orochi”・“Llano”といった32nm CPU群は新アーキテクチャの“Bulldozer”を採用するようだ。またAnandTechでは“Orochi”のコントローラは3-channel DDR3となるのではないかと推測されている。

◇一般ノート向け
現在投入されているのが65nm・2-coreの“Griffin”、これに続く2009年のCPUが45nm・2-coreの“Caspian”でDDR2対応、おそらくL2=2MBとなる。続いて2010年には45nm・4-coreの“Champlain”を予定、DDR3対応でキャッシュは2MB(“Propus”のノートPC版といったところだろうか?)となる。2011年にはデスクトップでもその名が登場した“Llano”が登場することになる。

なお今回のロードマップでは2009年と2010年のCPUではGPU統合はなされず、GPU統合は2011年まで持ち越しとなっている。
以前はK10コアにGPUを統合した“Swift”という製品が2009年に予定さていたが、こちらは十分な性能を得られなかったようで、結局GPU統合は“Bulldozer”系コアからとなるようだ。