北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
AMD puts on the ritz with six-core Opteron demo(The Tech Report)

Intelの“Nehalem”ベースのXeonが弾幕をばら撒きそうな雰囲気だが、AMDは“Nehalem”Xeonへの対抗となる6-core Opteron“Istanbul”のデモを行った。“Istanbul”は現在の“Shanghai”Opteronの強力なアップグレードパスとなり、SocketFに対応、6MBのL3キャッシュを有する。ようするに“Shanghai”を4-coreから6-coreにしたものである。“Istanbul”はHyperTransportとDual-channel DDR2メモリコントローラを有し、2・4・8 processor向けに投入される。
 
AMDは“Istanbul”を今年下半期に投入するとしている。この他のスペックについては明らかにしていない。

“Istanbul”の動作デモはいくつか行われ、最初にWindows Server 2008で4-socket・24-coreのシステムが動作している様子を、タスクマネージャーを開いて見せた。
次にDual-socke・12-coreでWindows Server 2008のシステムを使ったデモが行われた。このデモではWindows Server 2003, Red Hat Linux, SLES 11 x64の3つの仮想マシン環境を動作させて見せた。それぞれの仮想環境には4つずつコアが割り当てられていた。
3番目のデモでは4-socketの“Shanghai”システムと“Istanbul”システムの比較が行われ、Stream benchmarkで描画性能を計測した。計16-coreの“Shanghai”システムでは25000MB/sだったのに対し、計24-coreの“Istanbul”システムでは42000MB/sとなった。“Istanbul”のスコアは“Shanghai”の1.5倍以上となっており、コア数増加以上のスコアアップを見せているが、この理由の1つが“Istanbul”で実装されるHT assist(HyperTransport assist)だ。HT assistはAMDがProbe filterと呼ぶSocket間のHyperTransportリンクのトラフィックを減少させる技術による。Probe fileterでは全てのキャッシュのインデックスをためておき、不必要なSocket間同期要求を防ぐ。


下半期投入予定となっている6-core Opteron“Istanbul”のデモが行われたようです。このことは既に動作するサンプルが出来上がっていることを意味します。また、“Istanbul”では“Shanghai”から小改良が行われているようで、それがStream benchmarkにも反映されています。“Istanbul”は現在の“Shanghai”と同じACP枠で投入されると思われ、通常版のほかにHE版とSE版も用意されます。