北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
AMD to Roll-Out Mobile “Vision” Platforms – Rumours.(X-bit labs)
AMD to unveil new open platform strategy with Tigris launch in September(DigiTimes)
AMD「Tigris」NB平台9月登場 「Caspian」處理器配搭RS880M IGP(HKEPC)

AMDは今年後半に“Tigris”と呼ばれる次世代Mobileプラットフォームを投入するが、このときに“better by design”プログラムを終了する。“Tigris”では“AMD Vision”と呼ばれる新ブランドが付けられ、今後のAMDのノートPC向けプラットフォームで使われていくことになる。
 
AMD CPUとAMDのGPU、そしてWi-Fiコントローラを搭載したものがAMD Visionの名を冠することになる。台湾のノートPCメーカーによると“Tigris”では3種類のAMD Visionが用意されるという。

3種類のAMD Visionの内訳は以下の通り。

CPUGPUWi-Fi Controller
AMD VisionAthlon Neo X2IGP内蔵
Radeon HD 3200 / 4200
3rd party
Wi-Fi Controller
AMD Vision PremiumAMD CPURadeon HD 43303rd party
Wi-Fi Controller
AMD Vision UltimateTurion X2Radeon HD 48703rd party
Wi-Fi Controller


AMD VisionではCPU、GPU、チップセットが全てAMD製となります(Wi-Fiコントローラはサードパーティ製を使用する)。なのでGPUまたはチップセットが(例えば)NVIDIA製という場合はAMD Visionという名は使われなくなります。

HKEPCには“Tigris”を含む今後のAMDのMobileプラットフォームについて書かれています。

◇“Tigris”について
“Tigris”は45nmプロセスの“Caspian” CPUと新型チップセットであるRS880Mが組み合わされ、さらに単体GPUとしてはM9xシリーズが使われる。GPUはDirectX 10.1対応でUVD 2.0搭載となる。

“Caspian”は2-coreが基本である。“Caspian”はSempron M100, Athlon II M300, Turion II M500, Turion II Ultra M600というラインナップ展開となる。“Caspian”はK10アーキテクチャで、HyperTransport 3.0対応、128-bit FPU搭載、SSE4A命令サポートなどの特徴を備える。

チップセットであるRS880MはグラフィックコアとしてRV620を内蔵する。RV620はDirectX 10.1 / Shader Model 4.1に対応する。さらにUVD 2.0を搭載し、VC-1, H.264, MPEG2といった動画の再生支援を行う他、DVD(720 x 480)をHD画質(1920 x 1200)にアップスケーリングすることができる。
RS880Mに組み合わされるサウスブリッジはSB710Mである。

◇2010年のプラットフォーム“Danube”
“Tigris”に続いて登場する2010年のMobileプラットフォームが“Danube”である。“Danube”では最高4-coreの“Champlain”が投入される。“Champlain”は45nmプロセスで、DDR3メモリに対応する。
チップセットは引き続きRS880Mが使われるが、サウスブリッジはSB820Mとなる。SB820MはS-ATA 6.0Gbpsをサポートするのが最大の特徴である。
組み合わされる単体GPUは“Manhattan”のコードネームで呼ばれているものとなる。

◇さらにその先・・・
“Danube”の次のプラットフォームでいよいよ“Fusion”の登場となる。このプラットフォームは“Sabine”と呼ばれており、2011年の予定である。使用されるCPUはいわゆる“Fusion”と呼ばれていたもので、CPUにGPUを統合したAPUと呼ばれるものになる。このAPUのコードネームは“Llano”で32nmプロセス、最高4-coreである。
この世代のチップセットはもはやサウスブリッジだけとなる。コードネームは“Hudson”で、USB 3.0とS-ATA 6.0Gbpsに対応する。

“Llano”はいわゆる“Bulldozer”と呼ばれる世代のCPUで、CPUコアは新アーキテクチャを採用します。さらに“Llano”ではGPUコアもCPUに統合されます(しかもIntelの“Arrandale”と異なり、1ダイになるといわれている)。AMDではCPUにGPUコアを統合したものをAPUと呼んでいます。
その前の世代のプラットフォームではK10アーキテクチャのCPUが使われます。“Tigris”世代では2-coreまでとなりますが、次の“Danube”では4-coreが登場します。以前のAMDのロードマップでは、2-coreの“Caspian”がL2=2MB、4-coreの“Champlain”がL2=2MBとされていました。このことから、“Caspian”は“Regor”(Athlon II X2 200)のMobile版、“Champlain”は“Propus”(Athlon II X4 600)のMobile版と推測されます。“Caspian”世代では最上位ブランドがTurion II Ultra M600となっており700番台以上が開いています。おそら“Champlain”世代の3-coreや4-coreが700番台以上にすえられることになるのでしょう。