AMD to launch its fastest CPU ever on August 13th, 2009(Bright Side Of News)
AMDがPhenom II X4 965 Black Editionをリリースするまで残りわずか10日である。Phenom II X4 965 Black Editionは3.40GHzで倍率ロックフリーである。初代K10の“Barcelona”と“Agena”は決して恵まれた誕生ではなかったが、この後継であるCPUコアが拡張され、より高速な製品を出せたことはAMDにとっては喜ばしいことである。しかも、これらはAthlonやAthlon64と同等のTDPレベルである。
AMDがPhenom II X4 965 Black Editionをリリースするまで残りわずか10日である。Phenom II X4 965 Black Editionは3.40GHzで倍率ロックフリーである。初代K10の“Barcelona”と“Agena”は決して恵まれた誕生ではなかったが、この後継であるCPUコアが拡張され、より高速な製品を出せたことはAMDにとっては喜ばしいことである。しかも、これらはAthlonやAthlon64と同等のTDPレベルである。
さらに、2010年にはAMDもIntelもより高周波数なx86 CPUをリリースする見込みである。現在の最高周波数はPentium Extreme Edition 965の3.73GHz(※)である。Pentium Extreme Edition 965の実TDPは162Wである。現在の進んだプロセス技術を使用すれば、TDP162Wならば4-coreで4GHz超となるだろう。
さらに興味深いことに、AMDはPhenom II X4 900シリーズの多くをBlack Editionとすることにより、Intelとの競争においてOCを公認していることである。
2010年第4四半期にPhenom II X4 995(4.00GHz)という怪しげなネタは以前ありましたが、Phenom II X4の周波数の伸びを見ていると、本当に実現するのではないかと楽しみになってきます。NetBurstが果たしえなかった4GHz到達を今度こそ果たしてもらいたいものです。
なお、記事中ではx86 CPUの最高周波数は“Presler”コアのPentium Extreme Edition 965の3.73GHzとなっていますが、周波数だけで言えば“Prescott”コアのPentium4の3.80GHzが最高周波数となります。TDPはPentium Extreme Edtion 965が130W、Pentium 4 3.80GHzが115Wとなっていました。ちなみに“Prescott”の後の“CedarMill”では残念ながら3.60GHz止まりとなり、3.80GHz以上の製品は登場しませんでした。
(過去の関連エントリー)
Athlon II X4は8月にリリースされる(2009年7月12日)
