北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
Intel's six-core Gulftown is performing well(The Inquirer)

2ヶ月ほど前、“Gulftown”の初期サンプルの写真がインターネット上に出回った。“Gulftown”は2010年リリース予定の32nmプロセスの6-core CPUである。登場は2010年第2四半期と呼ばれており、“Westmere”世代のフラッグシップとなる。対応SocketはLGA1366となる。
“Gulftown”はBIOSが対応すれば現行のLGA1366でサポートできるとされている。アップデートされた新steppingの“Tylersburg”
(=X58)チップセットを使えばその方が若干性能が向上するだろうが、多くの場合でわざわざ当たらしマザーボードに買い換える必要はない。
 
INQでは2週間ほど前に2つの大手ベンダーから、“Gulftown”を搭載したシステムを見せてもらった上に話を聞くことが出来た。現在Single CPUのデスクトップとDual CPUのワークステーション・サーバー向けでA0 steppingの“Gulftown”が提供されている。2つのメーカーはどちらも2ダースほどのサンプルを受け取っている。

ここからが良いニュースであるが、ほとんどのサンプルは定格電圧で3.50GHz近くで動作し、さらに4GHzまで楽に周波数を上げられるという。
“Gulftown”は6-coreでL3=12MBで、現行“Bloomfield”と比べるとどちらも1.5倍となっているが、その一方でTDPは“Bloomfield”と同クラスに収まっているという。


メモリコントローラも良好な性能を見せており、デスクトップ向けではTriple-channel DDR3-2133が動作し、サーバー向けではTriple-channel DDR3-1600 ECCが動作していた。

“Gulftown”は高性能で、その背景にはイールドが良好であり、周波数も十分であることがある。そのため、“Gulftown”はハイエンドや高収益帯で売り出すことが出来る。事実、デスクトップ向けのCore i9 XEシリーズやDual-CPUサーバー向けの“Westmere-EP”は$600から$1600の価格帯で販売される。現時点ではCore i7 920の価格帯に“Gulftown”が来るという情報はない。メインストリームの価格帯はLGA1156のCPUが担っていくことになるだろう。

Core i7 920の価格帯に“Gulftown”が投入されないのは今までの情報から予想できますが、ではその上のCore i7 950の価格帯は? と問われるとなんともいえない状況です。Extreme帯のみに投入されるという情報も多く、$600前後のデスクトップ向け“Gulftown”が登場するかどうかについては今後の情報待ちとなるでしょう。