北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
AMD Reschedules Launch Schedule for Six-Core AMD Phenom II X6 Processors.(X-bit labs)

AMDはPhenom II X6のリリーススケジュールの見直しを行ったようだ。
AMDはPhenom II X6 1090T(3.20GHz)のローンチを2010年第2四半期に前倒しする一方、1075T(3.00GHz)を第3四半期に先送りする。


また“Thuban”で搭載される“Turbo Core technology”についても明らかになった。Phenom II X6 1000Tシリーズでは最高400MHzまたは500MHzの周波数アップとなる。これは半数のコアのみが働いている時―つまり6-coreのPhenom II X6の場合は3-coreが働いている時の周波数となる。
 
価格に関してはまだ明らかになっていないが、AMDに近い情報筋によるとPhenom II X6 1090Tが$300、1055Tが$250前後になるのではないかと述べている。

◇Phenom II X6(Thuban / 45nm / 6-core / SocketAM3 / DDR2,3)
  1090T 3.20GHz(Turbo 3.60GHz) L2=512kB x6/L3=6MB HT 4.00GT/s TDP125W '10Q2
  1075T 3.00GHz(Turbo 3.50GHz) L2=512kB x6/L3=6MB HT 4.00GT/s TDP125W '10Q3
  1055T 2.80GHz(Turbo 3.30GHz) L2=512kB x6/L3=6MB HT 4.00GT/s TDP125W '10Q2
  1055T 2.80GHz(Turbo 3.30GHz) L2=512kB x6/L3=6MB HT 4.00GT/s TDP95W '10Q2
  1035T 2.60GHz(Turbo 3.10GHz) L2=512kB x6/L3=6MB HT 4.00GT/s TDP95W '10Q2

◇Phenom II X4(Zosma / 45nm / 6-core / SocketAM3 / DDR2,3)
  960T 3.00GHz(Turbo 3.40GHz) L2=512kB x4/L3=6MB HT 4.00GT/s TDP95W '10Q2
  940T *.**GHz(Turbo *.**GHz) L2=512kB x4/L3=6MB HT 4.00GT/s TDP95W '10Q2

6-coreの半分の3-core動作時で400MHzまたは500MHzの上昇とはなかなか良さそうです。X-bit labsでは定格3.20GHzのPhenom II X6 1090Tでも“Turbo Core technology”で3-core・3.60GHzで動作するため、3.40GHz・4-coreのPhenom II X4 965を上回ることも多いのではないかと述べています。

また本文中では触れられていませんが“Zosma”コアのPhenom II X4 900Tシリーズに関しても新情報があり、900Tシリーズの“Turbo Core technology”の周波数向上幅は400MHzとなりそうです。X-bit labsの表でその表記が見られますが、960Tの定格周波数が3.00GHzとなっているなど、一部以前の情報と異なる点も見られます。


(追記:2010年3月26日23時40分)
New Roadmap Shows AMD's Desktop Processor Portfolio for Rest of 2010(techPowerUp!)

AMDの新しいスライドが数枚リークし、今年に登場するAMD CPUが明らかになった。AMDはバリュー帯に注力してIntelに対しコストパフォーマンスで攻める一方、ハイエンド帯に対して6-core CPUやPwer-state管理技術であるTurboCoreなど最新の技術を投入する。

まず上位のCPUではPhenom II X6 1000T及びPhenom II X4 900Tが登場する。これらはTurboCoreをサポートする。既存の“Deneb”コアのPhenom II X4 900は第2四半期から第3四半期にかけて“Thuban”コアのPhenom II X6 1000T及び“Zosma”コアのPhenom II X4 900Tに移行していくことになる。
“Zosma”コアのPhenom II X4 960Tは3.00GHz(Turbo 3.40GHz)である。そして第2四半期にはこのPhenom II X4 960TとPhenom II X6 1035T, 1055T, 1090T Black Editionが登場する。そして第3四半期にPhenom II X6 1075Tがリリースされる。


いずれのCPUもSocketAM3となるが、BIOSをアップデートすればDDR2メモリを使うSocketAM2+マザーでも使用することができる。HyperTransport 3.0の速度はいずれのCPUも2000MHz(4000MT/s)である。

“Deneb”系コアのCPUは今後Phenom II X4 955(3.20GHz / TDP95W)のみが予定されており、今後Phenom II系に関してはPhenom II X6 1000TまたはX4 900Tに移行しそうな雰囲気です。Phenom II X4 800系とPhenom II X3 700系に至っては第3四半期でシリーズそのものが打ち切りとなりそうです。

今回のロードマップでは第4四半期の動きは全くなしとなっていますが、ただ単に予定がまだ決まってないだけで据え置きとしている可能性もあるので、第4四半期に何かしらの新CPUの追加の可能性はあるかもしれません。

Athlon II系も第2四半期・第3四半期に拡充されます。以下に今年第2・3四半期に登場予定のAthlon II系CPUを掲載します。

◇Athlon II X4(Propus / 45nm / 4-core / SocketAM3 / DDR2,3)
  645 3.10GHz HT 4.00GT/s L2=512kB x4 TDP95W '10Q3
  640 3.00GHz HT 4.00GT/s L2=512kB x4 TDP95W '10Q2
  615e 2.50GHz HT 4.00GT/s L2=512kB x4 TDP45W '10Q3
  610e 2.40GHz HT 4.00GT/s L2=512kB x4 TDP45W '10Q2

今回明らかになったロードマップではAthlon II系はAthlon II X4 600系の展開のみが明らかになっており、Athlon II X3 400系とAthlon II X2 200系の動きは不明です。