北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
 
Opteron 6100シリーズは12-coreまたは8-coreで、前世代の6-core Opteron(“Istanbul”)と比較すると整数演算で88%、浮動小数点演算で119%の性能向上を達成したとしている。

Opteron 6100シリーズでは内蔵メモリコントローラが4-channel DDR3対応となり、全体のメモリ帯域は最高2.5倍に向上している。
搭載できるDRAMの量も1-socketあたり12枚と前世代より50%増加している。


Opteron 6100シリーズと組み合わされるAMD 5600チップセットはI/O仮想化機能を備えており、またHyperTransport 3.0とPCI-Express 2.0に対応する。

Opteron 6100シリーズでは“4P tax”を廃し、2-processorと4-processor向けが同じ設計で同じ価格となっている。結果的に4-processor向けがより安価になったことになる。

Opteron 6100シリーズは電力管理機能も強化されており、C1E power state、AMD CoolSpeed technology(温度が上限を超えた時p-stateを自動的に落とす)、APML(Advanced Platform Management Link, 電力と冷却を遠隔管理することができる)を備える。

さらにこのOpteron 6100シリーズとSocketG34(LGA1944)は次世代の“Bulldzoer”アーキテクチャ世代の“Interlagos”にも対応する(同様にSocketC32(LGA1207)となるOpteron 4100(“Lisbon”)シリーズのプラットフォームも次の“Valencia”に対応する)

Opteron 6100シリーズのラインナップは以下の通り。

◇Opteron 6100(Magny-Cours / 45nm / 12-core / SocketG34(LGA1944))
  6176SE 2.30GHz HT 6.40GT/s L2=512kB x12 / L3=6MB x2 ACP105W/TDP137W $1386
  6174 2.20GHz HT 6.40GT/s L2=512kB x12 / L3=6MB x2 ACP80W/TDP115W $1165
  6172 2.10GHz HT 6.40GT/s L2=512kB x12 / L3=6MB x2 ACP80W/TDP115W $989
  6168 1.90GHz HT 6.40GT/s L2=512kB x12 / L3=6MB x2 ACP80W/TDP115W $744
  6164HE 1.70GHz HT 6.40GT/s L2=512kB x12 / L3=6MB x2 ACP65W/TDP85W $744

◇Opteron 6100(Magny-Cours / 45nm / 8-core / SocketG34(LGA1944))
  6136 2.40GHz HT 6.40GT/s L2=512kB x8 / L3=6MB x2 ACP80W/TDP115W $744
  6134 2.30GHz HT 6.40GT/s L2=512kB x8 / L3=6MB x2 ACP80W/TDP115W $523
  6128 2.00GHz HT 6.40GT/s L2=512kB x8 / L3=6MB x2 ACP80W/TDP115W $263
  6128HE 2.00GHz HT 6.40GT/s L2=512kB x8 / L3=6MB x2 ACP65W/TDP85W $523
  6124HE 1.80GHz HT 6.40GT/s L2=512kB x8 / L3=6MB x2 ACP65W/TDP85W $455

Opteron 6100シリーズのノースブリッジ周波数は全モデル1.80GHzとなります。Opteron 6100シリーズでは8-coreと12-coreが半々のラインナップとなっています。4-processor対応ながら価格は$263~1386と従来のOpteron 2000系と同等となっており、従来4-processor以上を担っていたOpteron 8000系と比較すると破格の安さとなっています。価格帯に関してはTG Dailyの図が分かりやすいのでそちらもご参照ください。そのTG Dailyの図ではOpteron 4100シリーズの価格帯も掲載されており$99~455とこちらも2-processor対応とは思えないほどの安さとなっています。
AMDの苦悩も垣間見られる価格設定ですが、この価格帯なら一時期あった個人向けエンタープライズ市場(?)が再び盛り返す可能性もありそうです。

そのOpteron 4100シリーズ(SocketC32(LGA1207))ですがImpress PC Watchにラインナップが掲載されています。

◇Opteron 4100(Lisbon / 45nm / 6-core / SocketC32(LGA1207))
  4186 2.90GHz HT *.**GT/s L2=512kB x6 / L3=6MB ACP**W/TDP**W
  4184 2.80GHz HT *.**GT/s L2=512kB x6 / L3=6MB ACP**W/TDP**W
  4180 2.60GHz HT *.**GT/s L2=512kB x6 / L3=6MB ACP**W/TDP**W
  4176HE 2.40GHz HT *.**GT/s L2=512kB x6 / L3=6MB ACP**W/TDP**W
  4174HE 2.30GHz HT *.**GT/s L2=512kB x6 / L3=6MB ACP**W/TDP**W
  4170HE 2.10GHz HT *.**GT/s L2=512kB x6 / L3=6MB ACP**W/TDP**W
  4164EE 1.80GHz HT *.**GT/s L2=512kB x6 / L3=6MB ACP**W/TDP**W
  4162EE 1.70GHz HT *.**GT/s L2=512kB x6 / L3=6MB ACP**W/TDP**W

◇Opteron 4100(Lisbon / 45nm / 4-core / SocketC32(LGA1207))
  4130 2.60GHz HT *.**GT/s L2=512kB x4 / L3=6MB ACP**W/TDP**W
  4122 2.20GHz HT *.**GT/s L2=512kB x4 / L3=6MB ACP**W/TDP**W

Opteron 4100シリーズのラインナップの特徴としては6-coreが主体で4-coreは下位の2モデルだけであることと、高性能・高消費電力のSEモデルがない代わりにHEモデルよりも低消費電力なEEモデルが用意されていることが挙げられます。なお、Opteron 4100シリーズのノースブリッジ周波数は全モデル2.20GHzとなります。
Opteron 4100シリーズは2010年第2四半期予定となっています。

Operon 6100シリーズに関しては既に秋葉原での販売が開始されており、対応マザーボードも未発売ながら価格がアナウンスされています。なお、今回価格がアナウンスされた対応マザーボードはSuperMicroのモデルで1-way/ATXの“H8SGL-F”と2-way/特殊規格の“H8DGU-F”となり、価格はそれぞれ36800円と59800円と予告されています。

(参考)
12コア/8コアのOpteronが発売、横長の新ソケット採用(AKIBA PC Hotline!)
12コアCPU時代も幕開け――Opteron 6100シリーズが早速登場!(ITmedia)

ちなみにOpteron 6100シリーズはT-Zoneに入荷しており、(User's side撤退後)今まで実質的に通販頼りとなっていたOpteron系プラットフォームが秋葉原の店頭で再び手に入るようになったことは歓迎すべきことでしょう。