北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Intel X68 motherboards being tested by Intel and partners(NordicHardware)

Intelは“SandyBridge”を来年にローンチする。しかし、最初に登場するのはミドルレンジ向けのモデルである。ハイエンド向けの“SandyBridge-E”及びそれに対応するX68チップセットはもう少し時間がかかる。
 
Intel X68マザーボードは来週にR&Dフェーズ(研究・開発段階)に入る。X68チップセットは“SandyBridge-E”用のチップセットとなる。これらは2011年第4四半期のローンチが予定されており、それまでは現行のLGA1366とIntel X58がハイエンドを担うことになる。そして現在最上位のCore i7 980Xの後継として3.46GHzの“Gulftown”―Core i7 990Xが2011年初めに登場する。

“SandyBridge-E”とX68はLGA2011に対応する。“SandyBridge-E”は4-channel DDR3メモリコントローラを搭載する一方、グラフィックコアは搭載しない。また、PCI-Express 3.0を40レーン備える。

LGA1366が出た当初は「LGA1366は短命で終わる」という話も散見されました。しかしLGA1156の遅れとLGA1155との非互換、そして“SandyBridge”世代のハイエンドsocketであるLGA2011が2011年第4四半期と遅い時期であることが絡み合い、結果的に3年というそこそこの活躍期間を与えられることになりました。socketの寿命としては3年というのは極端に長くもなければ短くもない時間ですが、チップセットの寿命としては長いものです。Intel X58は3年間ハイエンドとしてLGA1366を支えてきたことになります。

そして続くX68ですが、順当に行けば“Patsburg”をベースとしたものになるでしょう。

“SandyBridge-E”やIntel X68からは若干離れますが、次世代マザーボードつながりでこんな話も紹介します。

Change to 'Bios' will make for PCs that boot in seconds(LegitReviews)

SSDへの移行により、ブート時間を大幅に短縮できたと感じている人も多いだろう。だが、ブート時間においてはBIOSのロード時間もかなりのウェイトを占めている。現在のBIOSをUEFIに置き換えればこの時間は短縮できるだろう。

UEFIという言葉自体はそこまで新しいものではなく、実際に現時点でも一部のマザーボードはこれを採用しています。ただ、自作向けではUEFIを採用したマザーボードは少数派であることも事実です。
Intel X68世代でUEFIとBIOSがどうなっていくのかも併せて見守りたいところです。


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