北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
 
Radeon HD 6800シリーズはMulti-Display技術である“Eyefinity”やに対応する。出力はDisplayPort 1.2, HDMI 1.4aに対応する。
また、Radeon HD 6800シリーズの発表と同時に、AMDはAMD HD3D technologyを発表し、ゲームや映画におけるステレオ3Dのオープンな3Dイニシアチヴをもたらすとしている。AMD HD3D technologyは400以上のタイトルをサポートし、オープンな3Dエコシステムで3Dソリューションの拡大をコスト効率の優れた形で実現するという。


またRadeon HD 6800シリーズはDirectComputeとOpenCLにも対応する。

Radeon HD
6870
Radeon HD
6850
コア
プロセス
Barts XT
40nm
Barts Pro
40nm
StreamProcessor数1120
14 SIMD
960
12 SIMD
コア周波数900MHz775MHz
Texture Units5648
搭載メモリGDDR5GDDR5
メモリ周波数1050MHz
(4200MHz)
1000MHz
(4000MHz)
メモリインターフェース256-bit256-bit
ROPs3232
演算性能2.0TFlops1.5TFlops
消費電力Idle:19W
Load:151W
Idle:19W
Load:127W
その他UVD 3
Eyefinity technology
AMD HD3D
DisplayPort 1.2, HDMI 1.4a


Radeon HD 6800シリーズが正式発表されました。価格はRadeon HD 6870が$239、6850が$179となるようです。
そのスペックに関しては諸説流れましたが、最終的にはRadeon HD 6870が1120sp、6850が960spで落ち着き、Shader構成もRadeon HD 5800系同様の5 shader構成となっています。Radeon HD 6000シリーズ全体のコードネームは“Northern Islands”、6800シリーズのコードネームは“Barts”となります
(“Southern Islands”とか言ってたのは何だったのやら・・・)。

“Barts”コアのスペックは以下の通りになります。

◇Barts(Radeon HD 6800)
  ・StreamProcessor数:最大1120
  ・トランジスタ数:17億
  ・ダイサイズ:255mm2

ダイサイズは“Cypress”(Radeon HD 5800)の76%、一方でStreamProcessor数は70%となり、演算性能はRadeon HD 6870で2.016TFlopsとなり5870の74%となります。
“Barts”は“Cypress”同様にSIMDアレイが2個の構成となっています。SIMDコア当たりのStreamProcessor数は“Cypress”同様の80で、“Barts”ではこのSIMDコアが14個搭載されています。

アーキテクチャについても諸説言われていましたが、結局は“Evergreen”系のマイナーチェンジとなったようです。

GPU部門の上級副社長であるMatt Skynner氏が明かしたところによると、オリジナルの“Northern Islands”は32nmプロセスで設計されていたようですが、TSMCが32nmプロセスをキャンセルした為、40nmプロセスで設計せざるを得なくなってしまったようです。



Radeon HD 6800シリーズのレビュー記事を以下に紹介します
AMD’s Radeon HD 6870 & 6850: Renewing Competition in the Mid-Range Market(AnandTech)
AMD Radeon HD 6870 and 6850 reviewed and rated(HEXUS)
AMD Radeon HD 6850 and 6870 CrossFire Video Card Review(Legit Reviews)
Northern Islands世代の開幕を告げる「Barts」実力診断(4Gamer.net)
Northern Islandsシリーズ第1弾「AMD Radeon HD 6870/6850」~アーキテクチャを据え置き、価格性能比を向上(Impress PC Watch / 多和田新也のニューアイテム診断室)

以下はLegit Reviewからの紹介となります。

Radeon HD 6800シリーズの位置づけは「価格性能比に優れたカード」となっており、そのままRadeon HD 5800の後継というわけではないようです。Radeon HD 5800の後継は下位に今回のRadeon HD 6800シリーズこと“Barts”、そして上位には「性能重視のカード」として“Cayman”(Radeon HD 6900シリーズ)がおかれることになります。

ベンチマーク環境は以下の通り。

○環境
  ・CPU:Core i7 970
  ・M/B:ASUS P6X58D-E
  ・Memory:DDR3-1866 6GB
  ・SSD:Crusial C300 256GB
  ・OS:Windows 7 Ultimate 64-bit
  ・Driver(Radeon):Catalyst 10.10
  ・Driver(GeForce):Forceware 260.89 WHQL

RadeonGeForce
TitleHD 6870HD 6850HD 5850GTX 460
1GB
850MHz OC
Aliens vs Predator1920 x 1200
4xAA 16xAF
27.123.126.927.8
Batman
Arkham Asylum
1920 x 1200
8xAA
1059398116
Just Cause 21920 x 1200
8xAA 16xAF
33.429.230.826.6
Metro 2033AAA 4xAF23.021.322.030.0
S.T.A.L.K.E.R.4xAA57.149.854.568.9
StraCraft II1920 x 1200128.1110.9106.0141.2
3DMark
Vantage
ExtremeX7352X5816X7090X8352
Unigine Heaven 2.11920 x1200
8xAA 16xAF
14.612.710.720.3
FurMark
(OpenGL)
1920 x 120062496270
温度Idle32℃46℃49℃
Load73℃81℃73℃
消費電力Idle107W106W111W103W
Load280W246W284W346W


GeForce GTX 460 1GBがOC版である点は注意が必要です。
ただ、Radeon HD 6800系、5800系、そしてGeForce GTX 400系ともに得意とするTitleが異なるので単純な比較はかなり難しくなっています。

AMDはRadeon HD 6870, 6850をそれぞれ5850とその下程度に位置づけており、対抗製品はそれぞれGeForce GTX 460 1GBとGTX 460 768MBとしていますが、大雑把に見るとその位置づけなりのスコアといえます。

消費電力に関してはRadeon HD 6850が優秀で、今まで6-pin x1のグラフィックカードを扱うことができていた環境であれば問題なく使用できそうです。

(過去の関連エントリー)
これがRadeon HD 6800の本当の最終スペックだ!?【10/20追記】(2010年10月20日)