北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Intel Haswell to deliver superior graphics, new extensions(Fudzilla)
Intel's 'Haswell' chip in focus: Heads up Nvidia(CNET)

Intelが2013年に予定している“Haswell SoC”の詳細を少しずつ明らかにし始めた。
“Haswell SoC”はより小さなシリコンにより多くの機能を詰め込み、超薄型ノートPCからタブレットまでの展開を可能とする。またノートPC向けの低電圧版製品の今までの問題点としてそのコストの高さがあったが、Intelは“Haswell SoC”でこの問題も解決するという。
 
“Haswell SoC”を搭載したノートPCは$599からとなり、現行のULV版“SandyBridge”ベースのノートPCよりも若干安くなっている。具体的な性能に関してはまだ語るには時期早々ではあるものの、グラフィック性能の向上が行われ、AMDやNVIDIAのGPUとも今よりよりよく渡り合えるようになる。

“Haswell SoC”ではAVXに続く新命令が追加され、この新命令により動画処理や科学演算、ゲーム、物理演算など様々なアプリケーションにおける浮動小数点演算性能が向上されるという。

今年のIDFあたりから“Haswell”の像が少しずつ明らかになっていますが、いずれの話においても“Haswell”はより機能の統合が高度化し、そしてより省電力を目指すということが言われています。“Haswell”を語るときに必ず出てくるSoCとUltrabookという単語も“Haswell”の向かう所を物語っています。



(追記:2011年6月28日23時09分)
Intel Haswell on Track for Release in 2013, Will Sport New Instructions to Boost Wide Range of Apps.(X-bit labs)
Haswell is bad news for Nvidia(Fudzilla)
Haswell New Instruction Descriptions Now Available!(Intel Software Network)

Intelは同社の公式Blogに次のマイクロアーキテクチャである“Haswell”の詳細を初めて公開した。“Haswell”では幅広い分野のアプリケーション・作業で効果を発揮する新命令群が搭載されることになる。

“IvyBridge”と“Haswell”の世代ではIntelは消費電力を抑制しつつ性能を向上させることを目標としている。そして、これらの世代ではUltrabookと呼ばれる新たなMobileコンピュータを立ち上げることを可能とする。“Haswell”ではTDPを現在のメインストリーム向けノートPCの数字から半減するといい、TDP15~18.5W程の数字が“Haswell”世代ではノートPC向けとして主流のTDPレンジになるという。また“Haswell”では内蔵グラフィックコアの性能がさらに引き上げられる計画である。

新命令群はいくつかが“IvyBridge”世代でも導入され、Digital Random Number generator、Half-float accelerator(float 16)、AVXの拡張などが該当する。
そして“Haswell”世代の命令群としては以下のようなものが紹介されている。


  • AVX 2―整数演算への対応
    AVXは浮動小数点演算向けであったが、AVX 2では整数演算にも対応する。画像・動画編集などVisual data処理で効果を発揮。
  • Bit manipulation intrrucions
    データ圧縮、大規模計算、その他様々な一般向けコードで効果を発揮
  • 離れたデータ要素でベクター化されたコードを集めて扱う
    AVXで導入された 条件付きロード・ストアのようなものらしい。
  • Any-to-Any permutes―命令順序の入れ替え
    DWORDおよびQWORD 粒度の入れ替え・順序変換をサポート。256-bitレジスタ全体を用いる。
  • Vector-Vectorシフト
    ベクタシフトコントロールに伴うシフトに対応。ベクタ化されたループ処理で効果を発揮
  • Floating Point Multiply Accumulate―浮動小数点演算において乗算器を搭載(でいいのだろうか・・・?)
    ピーク時演算性能(Flops)を向上させるほか、古典的な演算性能を向上させる。
  • AVXへ256-bitレジスタを基本としたベクタ命令の追加


例によって訳が怪しげな部分が多々あるとは思いますがご了承ください。
上で紹介したX-bit labsの記事やIntelのブログのエントリーも参照いただければ幸いです。